banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
汽車客車客車客車客車客車客車客車客車客車客車

JR北海道 厚岸(あっけし)駅2004年4月19日訪問Googleマップ
JR-Hokkaido Akkeshi Station

駅名標 駅舎 駅構内

釧路駅から普通列車で1時間弱。厚岸町は北海道東部で太平洋に面する人口約1万人の港町で、江戸時代から漁港として栄え、厚岸湖のカキは特産となっている。駅弁は国鉄時代から「かきめし」が全国的に有名。現在は駅前の調製元で売られるほか、全国各地の駅弁催事でも販売される。1917(大正6)年12月1日開業、北海道厚岸郡厚岸町宮園町。

かきめし(950円)2004年4月19日に厚岸駅キヨスクで購入
Kakimeshi

掛紙 外観 外観 中身

1960(昭和35)年または1963(昭和38)年に登場した、北海道内では森駅「いかめし」に次ぐであろう有名駅弁。経木枠の長方形容器に透明なふたをかけて、厚岸湖カキ島の写真を載せた光沢ある緑色の掛紙をかけて同色のビニールひもでしばる。中身はカキの煮汁で炊いた御飯の上にひじきを散らしてカキ、あさり、つぶ貝、ふきを載せるもの。磯の香りを通り越して潮臭い濃厚なエキスが具にも飯にもぎっしり詰まり、そして食感についてコクを持つ、これぞ厚岸の味覚だと観光客へ強烈にアピールする内容。購入当時で900円、2005年6月時点で950円。

2000年頃には夏期は普通列車の停車時間にホーム上で駅弁の立ち売りを見ることができたらしく、普段は駅舎内キヨスクで多いときで一日40個程度が売れたという。なお、厚岸駅弁の駅売りは2011年6月から取り止められているという。

※2012年8月補訂:発売開始年の併記と販売現況の追記
販売駅
根室本線 厚岸(あっけし)駅 1917(大正6)年12月1日開業 北海道厚岸郡厚岸町宮園町
調製元
有限会社 氏家待合所 北海道厚岸郡厚岸町字宮園町12番地 0153(52)3270 http://www.kakimeshi.com/

かきめし(900円)2005年1月15日に京王百貨店駅弁大会で購入
Kakimeshi

掛紙 外観 外観 中身

上記「かきめし」の駅弁大会実演販売版で、現地の駅弁と同じ電話番号が掛紙に記される、京王百貨店駅弁大会には9年振りに帰ってきたというもの。中身や価格は現地と同じだが、写真を見比べれば一目瞭然な具の少なさや小ささ、そして写真では分からない風味の薄さで、現地版とは別物。しかし、道東の小駅にはこんな駅弁があるという事実を、都会の買い物客や業者さんに宣伝する役割は、果たしていると思う。

なお、2007年1月の京王百貨店駅弁大会では、御飯を炊飯業者からの調達ではなく店主が会場で直接炊くなど、現地版に近い調製方法になり、風味もそれに近付いたらしい。

※2007年1月補訂:2007年の駅弁大会実演販売状況を追記
販売駅
根室本線 厚岸(あっけし)駅 1917(大正6)年12月1日開業 北海道厚岸郡厚岸町宮園町
調製元
有限会社 氏家待合所 北海道厚岸郡厚岸町字宮園町12番地 0153(52)3270 http://www.kakimeshi.com/

かきめし(950円)2005年11月12日に本牧サティ駅弁大会で購入
Kakimeshi

掛紙 外観 外観 中身 中身

2005〜2006年駅弁大会シーズンに広く出回る、上記「かきめし」の駅弁大会輸送販売版。以前の催事版と比較して、飯を除き現地の風味に近付いたとは思う。おそらく現地からの輸送ではなく、東京か近郊で作ってきたものだろう。厚岸への訪問がなかなか大変なことを考えると、有り難いような、有り難くないような。

当館その他の駅弁サイトで叩かれた影響か、電話番号末尾5668の偽駅弁を、今シーズンは目撃していない。その代わり末尾3270の現地業者が厚岸で売られない疑義駅弁のライセンス製造販売をさせているようだが、厚岸駅で買える駅弁を他所で再現して自社や地域のPRに励むことは、悪くないと思う。

販売駅
根室本線 厚岸(あっけし)駅 1917(大正6)年12月1日開業 北海道厚岸郡厚岸町宮園町
調製元
有限会社 氏家待合所 北海道厚岸郡厚岸町字宮園町12番地 0153(52)3270 http://www.kakimeshi.com/

かきめし(980円)2010年1月14日に京王百貨店駅弁大会で購入
Kakimeshi

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2010(平成22)年1月の京王百貨店駅弁大会で実演販売されていた、厚岸駅の名物駅弁。掛紙は正方形になり、旧国鉄や厚岸湖の宣伝文がなくなっている。中身は変わらないが、茶色が濃くなっており、濃厚な味を視覚でも引き立てる。価格もちょっと値上げ。最近のデパートやスーパーでの駅弁催事のチラシでは、「氏家かきめし」や「厚岸氏家かきめし」という商品名で掲載されるようになっている。

販売駅
根室本線 厚岸(あっけし)駅 1917(大正6)年12月1日開業 北海道厚岸郡厚岸町宮園町
調製元
有限会社 氏家待合所 北海道厚岸郡厚岸町字宮園町12番地 0153(52)3270 http://www.kakimeshi.com/

たらば蟹かきめし(1,200円)2015年1月11日に京王百貨店駅弁大会で購入
Tarabagani Kakimeshi

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2014(平成26)年の秋に生まれた商品。2015年1月の京王百貨店駅弁大会で実演販売された。主に製造委託で駅弁催事や東京駅駅弁売店「駅弁屋 祭」などのNRE駅弁売店で売られる商品であるが、現地でも事前の予約販売を実施し、調製元の公式サイトでそう案内する。

中身は、厚岸駅の名物駅弁「かきめし」に、カニとワカメと玉子焼を追加したもの。かきめしの部分の味は評判どおりだが、見た目でも味でもカニが浮いてしまっており、弁当全体での評判はどんなものか。価格は2015年の購入当時で1,200円、2017年時点で1,280円。

※2017年4月補訂:値上げを追記
販売駅
根室本線 厚岸(あっけし)駅 1917(大正6)年12月1日開業 北海道厚岸郡厚岸町宮園町
調製元
有限会社 氏家待合所 北海道厚岸郡厚岸町字宮園町12番地 0153(52)3270 http://www.kakimeshi.com/

ほたて弁当(800円)2004年4月19日に厚岸駅キヨスクで購入
Hotate Bento

掛紙 外観 外観 中身

発泡材の小判型容器に透明なふたをして黄色い掛紙をかけて同色のビニール紐でしばる。中身は帆立の煮汁で炊かれたと思われる焦茶色の御飯を錦糸卵できれいに覆い、その上に濃く味付けられたやはり磯の香りを通り越して潮臭い濃厚な味の大きな帆立を三個載せて、アスパラなどを添える。

一日平均500名程度しか利用しない駅で、そうたくさん駅弁が売れるとは思えないのだが、著名な「かきめし」と御飯が炊き分けられている点に凄みを感じた。厚岸駅の駅弁入手方法には諸説があるものの、訪問時には昼飯時のキヨスクに「かきめし」と「ほたて弁当」の二種だけが積まれるようであった。2004年末頃の情報では、良いホタテの入手難で予約販売に切り替わったとか。また、厚岸駅弁の駅売りは2011年6月から取り止められているという。

※2012年8月補訂:販売現況を追記
※2005年1月補訂:最近の販売状況を追記
販売駅
根室本線 厚岸(あっけし)駅 1917(大正6)年12月1日開業 北海道厚岸郡厚岸町宮園町
調製元
有限会社 氏家待合所 北海道厚岸郡厚岸町字宮園町12番地 0153(52)3270 http://www.kakimeshi.com/