banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR北海道 函館(はこだて)駅2007年6月17日訪問Googleマップ
JR-Hokkaido Hakodate Station

駅名標 駅舎 駅構内

札幌駅から特急列車で3時間強。函館市は北海道の南部で津軽海峡に面した人口約27万人の港町で、1859年の開港や1908年の鉄道連絡航路開設で北海道の玄関口となり、高度経済成長期は漁港や工業港としても栄え、現在は旧市街や函館山や海産物などが観光客を魅了する。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋の経営がJR北海道の100%子会社に引き継がれ、改札外売店で駅弁を販売。1904(明治37)年7月1日開業、北海道函館市若松町。

JR北海道 新函館北斗(しんはこだてほくと)駅2016年11月26日訪問Googleマップ
JR-Hokkaido Shin-Hakodate-Hokuto Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線で4時間強。函館本線の小さな中間駅であった渡島大野(おしまおおの)駅に新幹線の駅を併設するにあたり、現駅名に改称。駅の位置は函館の郊外であるが、函館市内ではなく北斗市内にあるため、同市が駅名に北斗の名を入れることを強硬に要求、政治的にこのような長い駅名にされてしまった。駅弁は新幹線改札内と駅舎内の各地の売店で売られる。1902(明治35)年12月10日開業、北海道北斗市市渡1丁目。

函館名産鰊(にしん)みがき弁当(880円)2008年1月20日に京王百貨店駅弁大会で購入
Hakodate Meisan Nishin igaki Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身

1966(昭和41)年に登場した、函館駅定番の駅弁。長方形の経木枠容器に木目柄のボール紙でふたをして、ニシンの漢字を大きく描いた掛紙をかけて、ひもで十字にしばる。中身は白御飯の上をニシン甘露煮と味付けカズノコで覆い、茎わかめと大根味噌漬を添えるもの。

時の洗礼を受けた味わいには、古典の安心感がある。今回は百貨店の駅弁大会で購入したが、よく見ると御飯の上に4種の具を乗せるだけの実演販売向けな内容に思えた。道南の箱館(現在の函館)・松前・江差はかつて蝦夷三湊と呼ばれ、ニシン漁で大いに栄えた。価格は購入当時で840円、2015年時点で880円。

※2015年7月補訂:値上げを追記
※2008年5月補訂:写真の更新と説明文の全面改訂
※2005年5月補訂:中身写真の掲載
販売駅
函館本線 函館(はこだて)駅 1904(明治37)年7月1日開業 北海道函館市若松町
調製元
みかど 株式会社 函館営業所 北海道函館市若松町12−13 0138(22)2690 http://www.hkiosk.co.jp/mikado/

【掛紙】函館名産鰊(にしん)みがき弁当(500円)調製年月日不明
Hakodate Meisan Nishin igaki Bento

掛紙

1980年代のものと思われる、昔の函館駅弁の掛紙。下記の現在のものと変わらない。当時は注意書きがこれだけシンプルで済んでいた。

販売駅
函館本線 函館(はこだて)駅 1904(明治37)年7月1日開業 北海道函館市若松町
調製元
みかど 株式会社 函館営業所 北海道函館市若松町12−19 (22)2690

北の家族弁当(1,100円)2008年9月15日に東日本フェリー函館ターミナルで購入
Kita no Kazoku Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身

NHK連続テレビ小説「北の家族」の放送にちなんで1973(昭和48)年に登場。長方形の容器を、函館山や修道院を描いたと思われる白い掛紙で包む。中身は日の丸御飯にタクアンと昆布巻を添え、いかめし、筋子、つぶ貝、数の子、焼鮭、ニシン、ホタテ、ポテトなどを添える、北の国の幕の内。駅舎も列車も駅前も近代的に生まれ変わった函館で、昔のまま野暮ったく生き残る。価格は購入当時で1,050円、2015年時点で1,100円。

※2015年7月補訂:値上げを追記
販売駅
函館本線 函館(はこだて)駅 1904(明治37)年7月1日開業 北海道函館市若松町
調製元
みかど 株式会社 函館営業所 北海道函館市若松町12−13 0138(22)2690 http://www.hkiosk.co.jp/mikado/

【終売】サンドイッチ(500円)2007年6月14日に北斗星3号食堂車で購入
Sandwich (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

サンドイッチ用にしては大きなプラ容器に、青函連絡船のイラストや「立売」の文字が残る掛紙を巻いて、輪ゴムでしばる。中身は豚ひれ肉サンド、ハムサンド、玉子サンド、ポテトサンドを各1切れに、オレンジとキウイのスライスを添えて、プロセスチーズ1個を付ける。コンビニでは買えない、食事向けサンドイッチ。駅売りでは出会えておらず、夜行列車は消え、調製元の経営も二転したため、今は買えないのではと思う。

※2016年12月補訂:終売を追記
販売駅
函館本線 函館(はこだて)駅 1904(明治37)年7月1日開業 北海道函館市若松町
調製元
みかど 株式会社 函館営業所 北海道函館市若松町12−13 0138(22)2690 http://www.hkiosk.co.jp/mikado/
催事駅弁

【終売】SEIKAN FERRY LUNCH(紅鮭弁当)(600円)2007年1月20日に京王百貨店駅弁大会で購入
Seikan Ferry Lunch (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2007(平成19)年1月の京王百貨店駅弁大会で実演販売された、かつて青函連絡船内で販売されたお弁当。長方形の発泡材枠容器を大きな掛紙で包むが、その絵柄には惜別の雰囲気があり、連絡線廃止前の頃のものなのだろう。中身は日の丸御飯に大きな紅鮭を添え、昆布巻と枝豆を添えるだけ。

見栄えはシンプルというより安っぽいが、焼鮭をこのサイズで喰わせる駅弁は、なかなかない。催事場ではあまり人気を集めていなかったが、きっと昔の雰囲気を味わえる、地味だけど良い弁当だと感じられた。

販売駅
函館本線 函館(はこだて)駅 1904(明治37)年7月1日開業 北海道函館市若松町
調製元
みかど 株式会社 函館営業所 北海道函館市若松町12−13 0138(22)2690 http://www.hkiosk.co.jp/mikado/
催事駅弁

【終売】つぶ貝弁当(700円)2007年1月20日に京王百貨店駅弁大会で購入
Tsubugai Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2007(平成19)年1月の京王百貨店駅弁大会で実演販売された、かつて青函連絡船内で販売されたお弁当。ふた付きの赤いプラ容器に、巻き貝と函館山と連絡線を描いた掛紙をかけて、ビニールひもで十字にしばる。中身は白御飯の上にきんぴらと日高産つぶ貝を載せて、グリーンピースと錦糸卵とさくらんぼを散らし、ガリを添えるもの。

青函連絡船が廃止されて約20年が経過し、駅弁屋に当時の資料はなかったそうだが、その当時に駅弁を作っていた人と、印刷屋に掛紙の製販フィルムが残っており、駅弁をかなり正確に再現できたそうだ。しかし残念ながら催事場での人気はいまいちだった。つぶ貝という食材の人気度もあるが、青函連絡船が本州と北海道を結ぶメインルートの座から外れて約40年、この弁当を懐かしむ声は主催者が思うほど大きくなかったのだろう。

販売駅
函館本線 函館(はこだて)駅 1904(明治37)年7月1日開業 北海道函館市若松町
調製元
みかど 株式会社 函館営業所 北海道函館市若松町12−13 0138(22)2690 http://www.hkiosk.co.jp/mikado/

【終売】つぶ貝弁当(840円)2008年1月19日に京王百貨店駅弁大会で購入
Tsubugai Bento (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身

上記「つぶ貝弁当」の、2008(平成20)年時点での姿。容器は正八角形の発泡材と透明なふたに変わり、掛紙はボール紙の枠に変わり、味付けも今と昔は異なるというし、青函連絡船も廃止後20年も経過すると知る人も減ってきただろうが、駅弁の中身はあまり変わらない。通常は無地を使う、フタに中身が付かないようにするフィルムには、調製元の名前とロゴマークだろうか、金色でこれが印刷されており、駅弁の見栄えをぐっと締めていると思う。現存しない模様。

※2015年7月補訂:終売を追記
販売駅
函館本線 函館(はこだて)駅 1904(明治37)年7月1日開業 北海道函館市若松町
調製元
みかど 株式会社 函館営業所 北海道函館市若松町12−13 0138(22)2690 http://www.hkiosk.co.jp/mikado/

【終売】朝市名物海峡弁当(1,360円)2003年2月1日に上野松坂屋駅弁大会で購入
Asaichi Meibutsu Kaikyo Bento (end of sales)

掛紙 外観 中身

函館名物の朝市が駅弁に。発泡材の容器をボール紙のパッケージに入れている。中身は御飯の上にカニ・イクラ・カズノコ・ホタテ・シャケ・イカ・ニシンと具が盛りだくさんで、カズノコなどは駅弁にしては食べ応えのある量がのっそりと載るから、値段もそれなりに1,360円。現存しない模様。

函館は青函連絡船を失い駅周辺の中心市街地の地盤沈下が激しいが、駅自体は14種類の特殊駅弁を擁する駅弁ターミナル。1942年完成で長年親しまれていた現駅舎は2003年開業の予定で建て替え中。

※2015年7月補訂:終売を追記
販売駅
函館本線 函館(はこだて)駅 1904(明治37)年7月1日開業 北海道函館市若松町
調製元
みかど 株式会社 函館営業所 北海道函館市若松町12−13 0138(22)2690 http://www.hkiosk.co.jp/mikado/

【掛紙】味自慢うなぎ弁当(?円)調製年月日不詳
Ajijiman Unagi Bento

掛紙

戦後の調製と思われる、昔の函館駅弁の掛紙。函館で味自慢のうなぎ弁当と言われても困るが、おそらくウナギ駅弁が旅の道中でちょっと贅沢ができる高級駅弁として全国で人気があった頃のものなのだろう。調製元は後のキヨスク。

販売駅
函館本線 函館(はこだて)駅 1904(明治37)年7月1日開業 北海道函館市若松町
調製元
財団法人 鉄道弘済会 北海道支部 函館営業所 北海道函館市若松町14−6 (22)1805

【掛紙】北への想い(1,030円)1997年3月20日に函館駅で購入
Kitaeno Omoi

掛紙

1997(平成9)年3月20日10時30分の調製と思われる、昔の函館駅弁の掛紙。日の丸に北方領土で駅弁名は「北への想い」と、偶然でない政治的メッセージが強く発信されていると思う。とはいえ同じ北海道でも北方四島と函館は端と端であり、東京・大阪間程度の距離があると思うが。

販売駅
函館本線 函館(はこだて)駅 1904(明治37)年7月1日開業 北海道函館市若松町
調製元
みかど 株式会社 函館支店 北海道函館市若松町12−13 (22)2690