banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR北海道 釧路(くしろ)駅2004年4月18日訪問Googleマップ
JR-Hokkaido Kushiro Station

駅名標 駅舎 駅構内

札幌駅から特急列車で約4時間、札幌方面と根室方面と網走方面へ鉄路が分かれる駅。釧路市は北海道東部で太平洋に面する人口約17万人の港町で、全国最大級の漁港と道東最大の工業地帯を持ち、空港も備える物流の拠点であるほか、釧路湿原など道東観光の玄関口として賑わう。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋が、1社はホーム上に専用売店を構え、もう1社は改札外駅舎内のキヨスクへ商品を卸す。1917(大正6)年12月1日開業、北海道釧路市北大通14丁目。

うにいくら丼(1,230円)2014年1月15日にさいか屋川崎店駅弁大会で購入
Uni Ikura Don

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2011(平成23)年の発売か。とはいえ、同じような駅弁は、釧路駅でも旭川駅でも、これらや他の北海道の駅を名乗る駅弁でも、よくあるタイプ。丸い容器に御飯を詰めて、真ん中に蒸しウニを据え、周囲をイクラ醤油煮で囲い、ガリを添える。ウニとイクラの絵で彩るボール紙枠の窓から、そんな中身が少し見える。催事場でありきたりの商品でも、駅弁や鉄道や旅行に親しんでなければ、そして現地で突然に出会えれば、感動するのかなと思う。価格は2014年の購入当時で1,100円、2017年時点で1,230円。

販売駅
根室本線 釧路(くしろ)駅 1917(大正6)年12月1日開業 北海道釧路市北大通14丁目
調製元
株式会社 釧祥館 北海道釧路市北大通12丁目2−7 0120-323-017 http://www.ekiben.ne.jp/

いかめし(550円)2012年1月29日に阪神百貨店駅弁大会で購入
Ikameshi

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2009〜2010年の駅弁大会シーズンに向けた投入か。見てのとおり、何から何まで森駅弁「いかめし」西日本版のパクリ。値段は模倣元より20円安く、構造は不明だが楊枝で留めていないため、他に楊枝かフォークを持っていれば森駅の駅弁より食べやすい。価格は2012年の購入当時で480円、2017年時点で550円。

※2017年5月補訂:値上げを追記
販売駅
根室本線 釧路(くしろ)駅 1917(大正6)年12月1日開業 北海道釧路市北大通14丁目
調製元
株式会社 釧祥館 北海道釧路市北大通12丁目2−7 0120-323-017 http://www.ekiben.ne.jp/

【終売】友好弁当(980円)2014年1月16日に京王百貨店駅弁大会で購入
Yuko Bento (end of sales)

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2014(平成26)年1月の京王百貨店駅弁大会と阪神百貨店駅弁大会で販売。現地やそれ以外の場所で売られたかは、定かでない。楕円形の容器に白御飯を詰め、サケ塩焼き、ホタテ、昆布巻、きんぴら、野沢菜大根漬と、豚肉の揚げ物、煮玉子、ミックスベジタブルを載せる。後述の理由により、サケから漬物までは日本の、豚肉からベジタブルまでは台湾の駅弁に、よく見られるものを詰めた感じがする。

容器を収めるボール紙の枠には、台湾の台北駅の写真と、台北駅の公式な駅弁屋「臺北鐵路餐廳」のロゴ、そして釧路の風景写真と、釧路駅の公式な駅弁屋「釧祥館」のロゴがデザインされる。台北駅では、台湾鉄路管理局のSL列車「CK124SL」と、JR北海道のSL列車「SL冬の湿原号」の姉妹列車提携1周年を記念し、2013年3月に台北駅弁「臺鐵・北海道特色便當」が登場しており、これに対する返礼ではないかと思う。調製元も百貨店もメディアなどでも、この駅弁の登場について何も発信していない。

販売駅
根室本線 釧路(くしろ)駅 1917(大正6)年12月1日開業 北海道釧路市北大通14丁目
調製元
株式会社 釧祥館 北海道釧路市北大通12丁目2−7 0120-323-017 http://www.ekiben.ne.jp/

【終売】春採(はるとり)そばずし(640円)2005年春頃撮影
Harutori Sobazushi (end of sales)

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釧路駅弁の珍名物。発泡材の長方形容器に緑色の掛紙を巻く。中身は酢飯ではなく茶そばと海苔でキュウリや薄切り大根を巻いた細巻が16個。これを添付のそばつゆで食べる。釧路駅改札外売店で「いわしのほっかぶり」シリーズと仲良く並び販売された。2008年頃までの販売か。

春採は、釧路市中心部の南方にある地名。公園が併設される周囲約5キロの春採湖は市民の憩いの場で、固有種のヒブナが天然記念物となり周囲には百種以上の野鳥が生息するが、市街に呑み込まれた流入河川のない海湖なので、北海道一で全国でも五指に入る水質の悪い湖としても知られる。

※2017年5月補訂:終売を追記
販売駅
根室本線 釧路(くしろ)駅 1917(大正6)年12月1日開業 北海道釧路市北大通14丁目
調製元
株式会社 弁当工房引田屋 北海道釧路市新富士5丁目3番21号 0154(51)5191

【終売】貝の釜めし(940円)2004年2月21日にフーデックスプレス山下公園店駅弁大会で購入
Kai no Kamameshi (end of sales)

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プラスティック製の釜型容器を、ボール紙の枠にはめている。中身は地元のあさりとその煮汁で炊いたという醤油飯の上に、つぶ貝・帆立・とたっぷりのあさりを載せ、うずらの卵や椎茸や山菜などを添える。スーパーの駅弁大会ではとてもよく見掛ける商品で、過去の陶製容器を変更したのはそれに対応したのかどうか。容器はやや味気ないが中身のレベルは標準を確保している感じ。2009年頃までの販売か。

1989年7月に釧路中心街の旧釧路川岸に開業した、釧路フィッシャーマンズワーフ「MOO」。1981年時点では地元経済界主導で、現在の函館や小樽の港町のように旧倉庫群を観光商業施設に改装するだけの構想が、1985年5月制定の通称「民活法」の認定に前後して巨大化、三段階約500億円規模の再開発事業の第一次としてデザインを重視した、33億円の巨艦ビルと5億円の大温室を建てるバブリーな第3セクター事業に変貌した。

開業当初こそ名所になり地域振興のモデルケースともてはやされたが、バブルと崩壊を共にしたようで、破綻はしていないもののテナントはすっかり流出、週末の夜に訪問したら施設は照明空調完備の廃墟となっていた。それでも公表の施設訪問者数は開業当初からそれほど減っていないのは、併設の都市間バス待合室の利用客でも計上しているのかもしれない。

※2017年5月補訂:終売を追記
※2004年10月補訂:調製元の所在地変更に対応
販売駅
根室本線 釧路(くしろ)駅 1917(大正6)年12月1日開業 北海道釧路市北大通14丁目
調製元
株式会社 釧祥館 北海道釧路市北大通12丁目2−7 0120-323-017 http://www.ekiben.ne.jp/

【終売】雲丹イクラめし(1,300円)2001年11月25日にFUJIスーパー保土ケ谷店駅弁大会で購入
Uni Ikura Meshi (end of sales)

掛紙 外観 中身

透明なフタをした小振りな正方形の黒いプラスティック製容器の中身は、同じく透明の窓があるボール紙製パッケージから見えるとおり、御飯の上にぎっしりウニを敷き詰め、アルミの舟にはたっぷりのイクラが載る、名前どおりの駅弁。これだけ少量・高価格な品なので、味は絶品だ。これが内地の駅弁大会に出品されるとなぜか旭川駅弁の旭川駅立売(株)が発売元となる。2011年に「雲丹・イクラめし」へのリニューアルにより終売。

※2013年7月補訂:終売を追記
※2004年10月補訂:調製元の所在地変更に対応
販売駅
根室本線 釧路(くしろ)駅 1917(大正6)年12月1日開業 北海道釧路市北大通14丁目
調製元
株式会社 釧祥館 北海道釧路市北大通12丁目2−7 0120-323-017 http://www.ekiben.ne.jp/

【終売】くしろ華寿司(840円)2007年6月15日にスーパーおおぞら10号車内販売で購入
Kushiro Hanazushi (end of sales)

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2006(平成18)年6月1日に登場した、特急「スーパーおおぞら」のうち、釧路発札幌行列車の車内販売専用弁当で、客室乗務員の企画を取り入れた商品。調製は釧路駅弁の釧祥館。こちらは列車内備え付けの「ワゴンサービスメニュー」でも、「くしろ華寿し」の商品名が与えられる。惣菜弁当用の感じがする長方形発泡材容器を直接、窓付き紙枠に差し込んで、ビニールひもでしばる。

中身はいなり3個、細巻き3個、イクラとキュウリのいなり軍艦1個、伊達巻2切れ、漬物類。ズワイガニ入りというおいなりさんに風味がないなど、味の面で少々の不満はあるが、カニ足の開きやイクラいなりで魅せるなど、見栄えの上では申し分なし。伊達巻の添付は駅弁の品格を落とすが、これを玉子焼の代用品だと思わなければ、最近はおせち料理でしか見ない食材なので、それなりに豪華感がある。2014年頃までの販売か。

※2017年5月補訂:終売を追記
調製元
株式会社 釧祥館 北海道釧路市北大通12丁目2−7 0120-323-017 http://www.ekiben.ne.jp/

【終売】くしろ北紀行(1,050円)2007年6月15日にスーパーおおぞら10号車内販売で購入
Kushiro Kitakikou (end of sales)

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特急「スーパーおおぞら」のうち、釧路発札幌行列車の車内販売専用弁当で、客室乗務員が企画した商品である模様。調製は釧路駅弁の釧祥館。列車内備え付けの「ワゴンサービスメニュー」での商品名は「幕の内弁当」。駅弁用というより惣菜弁当用の、フタが透明な長方形容器に、中身を完全に隠すサイズの掛紙を巻いて、ビニールひもでしばる。

中身は日の丸ご飯の周囲を、エビやホタテやニシン昆布巻、ツブ貝や筋子や焼鮭などで囲むもの。幕の内としては内容でも風味でも北海道らしさが感じられるし、分量は特急利用者の車内食としてちょうど良い。駅弁趣味を離れて見れば野暮ったいものが多いと思う、道内の幕の内駅弁がひとまず目指すべきベンチマーク。2014年頃までの販売か。

※2017年5月補訂:終売を追記
調製元
株式会社 釧祥館 北海道釧路市北大通12丁目2−7 0120-323-017 http://www.ekiben.ne.jp/