banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR北海道 苫小牧(とまこまい)駅2007年6月14日訪問Googleマップ
JR-Hokkaido Tomakomai Station

駅名標 駅舎 駅構内

札幌駅から特急列車で約45分、室蘭本線が日高本線を分けて千歳線列車が乗り入れる駅。苫小牧市は北海道の南西部で太平洋に面する人口約17万人の開拓都市で、昭和40年代に国策による工業地帯開発により港湾都市へと変貌した。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋が改札口付近での台売りを実施。1892(明治25)年8月1日開業、北海道苫小牧市表町6丁目。

かにめし(1,450円)2016年1月12日に京王百貨店駅弁大会で購入
Kanimeshi

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2016(平成28)年1月の京王百貨店駅弁大会で、催事の目玉商品のひとつとして実演販売。以後も調製元の公式サイトに、2個以上2日前までの要予約商品として掲載。品物は百貨店の北海道催事での海鮮弁当という感じで、四角い容器に御飯を詰めて、ズワイガニの爪2個を置き、四隅にイクラとトビッコをまとうカズノコを配置し、すき間をズワイガニのほぐし身で埋める。北海道のどこの駅のものか分からないようなカニ海鮮丼。

販売駅
室蘭本線 苫小牧(とまこまい)駅 1892(明治25)年8月1日開業 北海道苫小牧市表町6丁目
調製元
株式会社 まるい 北海道苫小牧市清水町2−3−4 0144(32)3131 http://maruibentou.info/

お寿司(470円)2015年4月11日に南千歳駅ホーム上駅弁売店で購入
Osushi

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苫小牧駅の普通弁当としての助六寿司。長方形の容器に、稲荷寿司と太巻き寿司が4個ずつきれいに入る。細巻きは入らない。価格と中身を含めたその存在も、市街図と写真を組み合わせた掛紙の絵柄も、昔ながらの駅弁だと感じる。海鮮駅弁が人気の北海道内で、こういう駅弁が買えるのは今では貴重だと思う。

販売駅
室蘭本線 苫小牧(とまこまい)駅 1892(明治25)年8月1日開業 北海道苫小牧市表町6丁目
調製元
株式会社 まるい 北海道苫小牧市清水町2−3−4 0144(32)3131 http://maruibentou.info/

幕の内弁当(880円)2015年4月11日に南千歳駅ホーム上駅弁売店で購入
Makunouchi Bento

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苫小牧駅の幕の内駅弁。高度経済成長の時代を感じるキャッチフレーズを添えた、苫小牧の工業地帯の航空写真を印刷した専用のボール紙箱に、日の丸御飯を詰めた白いトレーと、焼鮭やホタテや玉子焼やトンカツやスジコなどを詰めた白いトレーを詰める。名前も見栄えも、かつての普通の幕の内駅弁の姿を現しながら、おかずに北の味が取り入れられている。

苫小牧では1960年代から国家プロジェクトとして工業開発を開始、1963(昭和38)年には太平洋沿いの国道や国鉄日高本線の経路を変更して苫小牧港を掘り割り、苫小牧東部開発計画の名称で約1万ヘクタールもの巨大工業地帯の整備を目論んだ。しかしオイルショックによる産業構造の変化により計画は頓挫し、一方で1990年代まで従前の計画を推進して借入金を積み上げた。半世紀を経ても広大な遊休地を持て余すが、港湾を備える平坦整形地は今でも産業には最上の適地であり、工場の進出がとめどなく続く。苫小牧は室蘭や小樽を押しのけ、道内最強の貿易港かつ産業港の地位を得た。

販売駅
室蘭本線 苫小牧(とまこまい)駅 1892(明治25)年8月1日開業 北海道苫小牧市表町6丁目
調製元
株式会社 まるい 北海道苫小牧市清水町2−3−4 0144(32)3131 http://maruibentou.info/

チップ姿寿司(1,050円)2011年9月25日に南千歳駅ホーム上駅弁売店で購入
Chippu Sugata Zushi

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少なくとも昭和50年代前半から、支笏湖でのチップことヒメマス漁の解禁期間(6〜8月)に合わせ、毎年7〜9月に販売されている駅弁。細長い長方形の発泡材枠容器に、支笏湖と風不死岳(ふっぷしだけ)と釣り船を描き宣伝文を書いた掛紙を巻く。中身は駅弁名どおりのチップ姿寿司。酢飯の上にヒメマスの半身が尾頭付きで置かれ、生姜酢漬、山菜醤油漬、はじかみを添えるもの。固めの身がかなり酸っぱい昭和の駅弁の味だが、尻尾から頭までなんとか食べられる、ピンクの身がきれい。価格は2011年の購入当時で1,000円、2016年時点で1,050円。

※2016年12月補訂:値上げを追記
販売駅
室蘭本線 苫小牧(とまこまい)駅 1892(明治25)年8月1日開業 北海道苫小牧市表町6丁目
調製元
株式会社 まるい 北海道苫小牧市清水町2−3−4 0144(32)3131 http://maruibentou.info/

北海道汐彩弁当(1,150円)2011年9月25日に南千歳駅ホーム上駅弁売店で購入
Hokkaido Shiosai Bento

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北海道とJR北海道が同年7〜9月に実施した「プレ北海道デスティネーションキャンペーン」の協賛企画として、リクルート北海道じゃらんの雑誌「北海道じゃらん」が2011年7月20日から9月30日まで実施した「北海道駅弁選手権2011」17社18種類のひとつとして、2011年7月までに登場か。同キャンペーンでは「新駅弁」の部グランプリを獲得した模様。

黒いプラ製トレーを接着した長方形の発泡材枠容器に透明なふたをして、中身に使われる食材の写真を重ねた掛紙を巻く。中身はホッキ飯、サーモン寿司、つぶ貝の唐揚げ、イクラ醤油漬、鮭照焼、生姜酢漬。見栄えこそ整然とし過ぎるものの、5種の味はつぶ貝を除きいずれも苫小牧駅弁で実績のある味であり、分量も確保され、全部食べると贅沢感や満足感が出る印象。「ほっきめし」と同じく、ホッキ貝の産卵期である5月から6月を除き販売。価格は2011年の購入当時で1,100円、2016年時点で1,150円。

※2016年12月補訂:値上げなどを追記
販売駅
室蘭本線 苫小牧(とまこまい)駅 1892(明治25)年8月1日開業 北海道苫小牧市表町6丁目
調製元
株式会社 まるい 北海道苫小牧市清水町2−3−4 0144(32)3131 http://maruibentou.info/

ほっきめし(1,000円)2010年8月8日に千歳基地航空祭会場で購入
Hokki Meshi

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1997年または1992年頃の登場。楕円形の発泡材枠容器に透明なふたをして、ホッキ貝や山や花の写真を印刷したボール紙の枠にはめる。中身は貝柱とひもの煮汁で炊いた御飯を敷き、苫小牧が水揚げ日本一というほっき貝の切り身を載せるもの。飯も具もパラパラ感と想像以上の柔らかさがうまかった。価格は2011年の購入当時で1,000円、2016年時点で1,050円。

ホッキ貝の産卵期である5月から6月を除き毎日、一日50個限定で販売されるという。650円のバージョンもある模様。今回は航空自衛隊千歳基地の航空祭での物販テント村で購入したが、500円でお釣りが来るジャンクフードの屋台群でどこまで健闘できたかどうか。

※2016年12月補訂:値上げを追記
※2011年7月補訂:写真の掲載と解説文の大幅加筆
販売駅
室蘭本線 苫小牧(とまこまい)駅 1892(明治25)年8月1日開業 北海道苫小牧市表町6丁目
調製元
株式会社 まるい 北海道苫小牧市清水町2−3−4 0144(32)3131 http://maruibentou.info/

北海道老舗の厳選いくら弁当(1,150円)2009年12月5日にユニーイセザキ店駅弁大会で購入
Hokkaido Shinise no Gensen Ikura Bento

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1981(昭和56)年の登場か。小柄で上げ底な正八角形の発泡材容器に透明なふたをして、中身の写真と駅弁の名前を印刷したボール紙の枠にはめて、輪ゴムで留める。中身は白御飯の上にイクラ、錦糸卵、ホタテ1個、山セリ、シイタケを載せるもの。価格は2009年の購入当時で1,100円、2016年時点で1,150円。

過去に比べておそらく、駅弁催事で目立つ方向、目立つ方向へ、駅弁名も含めて残念なアップデートが行われた結果がこれだと思う。大粒のイクラはドロドロかつ潰れまくっており、商品名と価格に期待した買い物客はガッカリしたかもしれない。それでも価格に目をつぶれば、画面右下あたりに少々の素朴さが感じられなくもない。

※2016年12月補訂:値上げを追記
販売駅
室蘭本線 苫小牧(とまこまい)駅 1892(明治25)年8月1日開業 北海道苫小牧市表町6丁目
調製元
株式会社 まるい 北海道苫小牧市清水町2−3−4 0144(32)3131 http://maruibentou.info/

えぞずし(680円)2007年6月14日に苫小牧駅改札内台売りで購入
Ezo Zushi

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1977(昭和52)年の登場か。発泡材を井形に組んだ正方形容器にボール紙でふたをして、カニ、ホタテ、コーン、椎茸、海老を昭和風に描いた掛紙をかける。中身は酢飯の上に掛紙記載食材一式と、山菜と缶詰ミカンとサクランボを載せるちらしずし。

見た目は素朴を通り越して貧相であり、味付けはかなりきつめ。しかし掛紙の絵柄も含めた昔ながらの飾りのなさがあり、それにカニ、ウニ、イクラ、ホタテが見栄え良い催事向け駅弁のえげつなさが微塵もない。ローカル線の旅を彩れるであろう、地味であることが長所の駅弁。価格は2007年の購入当時で660円、2014年4月の消費税率改定により680円。

※2016年12月補訂:値上げを追記
※2007年11月補訂:写真の掲載と解説文の一部改訂
販売駅
室蘭本線 苫小牧(とまこまい)駅 1892(明治25)年8月1日開業 北海道苫小牧市表町6丁目
調製元
株式会社 まるい 北海道苫小牧市清水町2−3−4 0144(32)3131 http://maruibentou.info/

サーモン寿司(750円)2004年9月12日に苫小牧駅改札内台売りで購入
Salmon Zushi

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1972(昭和47)年の登場か。スモークサーモンの寿司は、今でこそどこの回転寿司でも流れているが、まだ無名であった昭和40年代から苫小牧駅に駅弁として存在していた。

ずいぶんと和風な柄の、細身な長方形の発泡材容器に、西部劇風の漫画を描いた掛紙をかける。中身は写真のとおりスカスカで、スモークサーモンと銀だらの薫製の押し寿司が4個ずつ型に収められている。駅弁に珍しい非サビ抜き。味は可もなく不可もなくよりやや良好。価格は2004年の購入当時で700円、2016年時点で750円。

苫小牧駅では鉄道の繁忙期に駅弁の立売が実施されることがあるらしいが、日数が少ないのか目撃者はほとんどいない。訪問時にも立売は見られなかったが、橋上駅舎の改札内側正面で駅弁立売用木箱を使って駅弁を台売りしており、取材のカメラが入ればその場ですぐに立売風景となりそうな感じだった。

※2016年12月補訂:値上げを追記
販売駅
室蘭本線 苫小牧(とまこまい)駅 1892(明治25)年8月1日開業 北海道苫小牧市表町6丁目
調製元
株式会社 まるい 北海道苫小牧市清水町2−3−4 0144(32)3131 http://maruibentou.info/

【掛紙】御寿し(60円)調製年月日不詳
Osushi

掛紙

1950年代の調製と思われる、昔の苫小牧駅弁の掛紙。その絵柄に特段の意味はなさそう。「容器は下へ」の注記は、かつての映画館のような腰掛下へのゴミ残置を要請するものか。昔の客車は椅子の下が空いていて、電車の時代になるとそこに電気暖房が付いて金属板で囲まれるようになり、最近はその小型化と足を伸ばしたい旅客の要望で再び空くようになった。

販売駅
室蘭本線 苫小牧(とまこまい)駅 1892(明治25)年8月1日開業 北海道苫小牧市表町6丁目
調製元
(イ)向井 所在地の記載なし 150番

【掛紙】ほたて弁当(770円)2001年1月28日に南千歳駅で購入
Hotate Bento

掛紙

2001(平成13)年1月28日8時の調製と思われる、昔の苫小牧駅弁のパッケージ。証拠は全くないが、同じ業者の駅弁でも、千歳・南千歳・新千歳空港の各駅と苫小牧駅では、並んでいる商品のジャンルが違うような気がする。

販売駅
室蘭本線 苫小牧(とまこまい)駅 1892(明治25)年8月1日開業 北海道苫小牧市表町6丁目
調製元
(イ)まるい 北海道苫小牧市清水町2丁目3−4 0144(32)3131