banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 青森(あおもり)駅2008年9月15日訪問Googleマップ
JR-East Aomori Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線と普通列車を乗り継いで約3時間半、かつて本州各地から北を目指す幹線鉄道が集まり連絡船と接続した鉄道ターミナル。青森市は本州北部で陸奥湾に面した人口約28万人の港町で、青森県の県庁所在地であり北海道方面の交通結節点である。駅弁は国鉄時代からの商号を持つ駅弁屋が健在。1891(明治24)年9月1日開業、青森県青森市柳川1丁目。

津軽の笹寿司(850円)2013年10月13日に東京駅駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Tsugaru no Sasazushi

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2005(平成17)年頃の登場か。正方形の酢飯に小さな具を載せて笹で包む、北陸タイプの笹寿司を鮭が3個に鯛が2個、竹皮柄のボール紙製容器に並べて、商品名と中身の写真を掲載した掛紙を巻く。こういうタイプの商品だから、鮭や鯛は味を感じるのではなく、酢飯の風味付けになっている。十字の笹が水気と油気でぐっしょり。価格は2013年の購入当時で800円、2014年時点で850円。

前回の購入から5年を経て、掛紙には駅弁マークが入った。つまり、調製元が旧国鉄〜現JRグループの駅弁屋などの団体である日本鉄道構内営業中央会へ加盟した。これは実はすごいことである。青森県内では東北新幹線の全線開業に向けて、今までのようにJR東日本の100%子会社であるNREが自社の駅弁を売り始めるのではなく、NREが地元の弁当屋などを指導して自社売店の納入業者になってもらうことにしたらしい。

※2015年2月補訂:写真の更新と解説文の手直し
販売駅
奥羽本線 青森(あおもり)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県青森市柳川1丁目
調製元
有限会社 幸福の寿し本舗 青森県青森市油川字柳川92−6 017(788)2234 http://www.kudopan.co.jp/

【掛紙】津軽の笹寿司(800円)2008年9月15日に東日本フェリー青森ターミナルで購入
Tsugaru no Sasazushi

掛紙

2008年9月14日の調製である、青森駅弁の掛紙。商品名と宣伝文、笹寿司の外観と中身の写真という、分かりやすい姿。

この商品はフェリー乗り場で買ったが、掛紙にはNREの盛岡駅弁で見た「北国駅弁シリーズ」のマークが付いており、ついに青森にまでNREが攻めてきたのかと思ったら、調製元は駅弁屋ではない青森市内の弁当工場だった。八戸駅や青森駅や特急の車内販売に加えて東京駅の「駅弁屋旨囲門」でも売られているそうな。

販売駅
奥羽本線 青森(あおもり)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県青森市柳川1丁目
調製元
有限会社 幸福の寿司本舗 青森県青森市油川字柳川92−6 017(788)2234

津軽の宿女将弁当(1,200円)2010年12月4日に新青森駅新幹線ホーム上キオスクで購入
Tsugaru no Yado Okami Bento

掛紙 外観 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2010(平成22)年の春頃の登場か。A6判ほどしかない木目柄で長方形の発泡材容器を二段に重ねて、同じ木目柄のボール紙でふたをして、A5サイズのおしながきと割りばしを置き、商品名しか書かないクリーム色の掛紙をかける。中身は下段が御飯でつがるロマンの白御飯に紅生姜入りいなりずし、太巻き、すしこ、上段がおかずでホタテ焼、リンゴのベーコン巻、ナガイモ味噌焼、ヒメマス西京焼、いがめんち、鶏肉やニンジンなどの煮物、ミニトマトなど。いろいろ入って事欠かない。

桃色のお品書きによりと、「女将の誂え」とか「女将さんが厳選」などの宣伝文が書かれる。JR東日本エリアでは高崎駅や仙台駅などで、旅館の女将やその団体が監修した駅弁がヒットしており、青森でもその延長で駅弁になったのだろうと想像する。しかしどこの女将のものなのか、肝心なことが書かれていない。価格は2010年の購入時点で1,100円、2017年時点で1,200円。

※2017年5月補訂:値上げを追記
販売駅
奥羽本線 青森(あおもり)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県青森市柳川1丁目
調製元
株式会社 ウェルネス伯養軒 青森支店 青森県青森市安方1丁目2−13 017(723)1894 http://www.greenhouse.co.jp/w-hakuyoken/

津軽海峡弁当(1,200円)2008年9月15日に青森駅改札外駅舎内駅弁売店で購入
Tsugaru Kaikyo Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身

青函トンネルの開通を記念して、1988(昭和63)年に登場。海峡を貼り絵のように描く、長方形の専用ボール紙箱のふたの裏には、青函トンネルの横断面図や紹介文に妖しい列車が記される。白いトレーに収まる中身は、エビ・ホタテ・サケ・イクラが乗る茶飯に、帆立貝柱風フライと肉団子、昆布巻に玉子焼、五目煮にリンゴ甘煮などが入る。快速「海峡」時代の北の味には安心感がある。価格は2008年の購入当時で1,020円、2014年時点で1,200円。

着工から27年を経て1988年3月13日に開通した青函トンネルには、上野・札幌間の寝台特急「北斗星」2往復、大阪・函館間の寝台特急「日本海」1往復、青森・札幌間の夜行急行「はまなす」1往復、盛岡・函館間の特急「はつかり」が2往復、青森・函館間の快速「海峡」8往復と貨物列車が設定された。その前年に国鉄が解体されたくらいの厳しい状況の中、これらの列車に使われる車両はすべて中古車の改造でまかなわれた。

開業ブームが去ると青函間だけで3時間もかかる快速列車の旅は敬遠され、旅客は航空やフェリーに戻っていく。そこで2002年12月の東北新幹線八戸延伸に合わせて全列車の特急化を実施、JR北海道は新型特急用電車を23両も製造して青函間を2時間強に短縮した。利用者の増加により3年後には電車をもう11両増備、一方で青函トンネルを走る普通列車がゼロになったため、蟹田・木古内間に乗車券だけや青春18きっぷで特急の自由席を使える例外を設けている。

販売駅
奥羽本線 青森(あおもり)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県青森市柳川1丁目
調製元
株式会社 ウェルネス伯養軒 青森支店 青森県青森市安方1丁目2−13 017(723)1894 http://www.greenhouse.co.jp/w-hakuyoken/

津軽ねぶたの祭りずし(1,100円)2003年2月1日に上野松坂屋駅弁大会で購入
Tsugaru Nebuta no Matsurizushi

掛紙 外観 外観 中身

2002(平成14)年の登場。青森ねぶたの勇壮なねぶたを描いたパッケージに、これまたしかめっ面なプラスティック製容器が鈴付きで収められる。酢飯の上に帆立・カズノコ・鮭・ウニ・タラコを散らすちらし寿司で、鮭が身薄で輸送の影響かウニの部分がスカスカだったり、具材の質や量や味には申し分ないが価格を考えると見栄えは少々寂しい気がした。とはいえ、間違いなく地域色豊かな駅弁。

※2015年2月補訂:調製元変更の反映
※2005年12月補訂:公式サイトの閉鎖に伴いURLを削除。調製元の名称・所在地・連絡先も変更された可能性がある。
販売駅
奥羽本線 青森(あおもり)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県青森市柳川1丁目
調製元
株式会社 ウェルネス伯養軒 青森支店 青森県青森市安方1丁目2−13 017(723)1894 http://www.greenhouse.co.jp/w-hakuyoken/

大人の休日 津軽物語(1,000円)2002年6月9日に青森駅ホーム上カート売りで購入
Otona no Kyujitsu Tsugaru Monogatari

掛紙 外観 中身

JR東日本の「大人の休日」キャンペーンに伴い、2002(平成14)年に登場。高級志向のキャンペーンに合わせて、通常の駅弁より高価に設定した駅が多いなかで、青森駅は逆に安価となっている。

帯状の掛紙と紙ひもで縛った、小ぶりな長方形の二段重ねの発泡材容器を使用。「壱の重」は青森県産米を使用した岩木山の若竹御飯と下北半島のウニ御飯、「弐の重」は八戸の蒲鉾、平内の帆立、野辺地の若鶏唐揚、軽米の厚焼玉子、七戸の長芋、八甲田の山ごぼう、という具合に県産食材をていねいに煮て焼いて見栄え良く詰める。価格は購入当時で900円、2014年時点で1,000円。

1968(昭和43)年から毎日青森駅に発着した東北一の名門特急「はつかり」は、2002年12月の東北新幹線八戸延伸により、その役目を「白鳥」と「つがる」に引き継がれ愛称が消滅した。

※2015年2月補訂:値上げの追記と調製元変更の反映
※2005年12月補訂:公式サイトの閉鎖に伴いURLを削除。調製元の名称・所在地・連絡先も変更された可能性がある。
販売駅
奥羽本線 青森(あおもり)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県青森市柳川1丁目
調製元
株式会社 ウェルネス伯養軒 青森支店 青森県青森市安方1丁目2−13 017(723)1894 http://www.greenhouse.co.jp/w-hakuyoken/

【終売】津軽いかいっぱい(1,050円)2003年1月9日に京王百貨店駅弁大会で購入
Tsugaru Ikaippai (end of sales)

掛紙 外観 中身

1991(平成3)年の登場。細長い長方形の発泡材容器の中にさらにトレーを入れ、茶飯を敷き詰めた上に甘いタレをたっぷりからめたヤリイカを5〜6ハイ規則正しく並べる、見た目に楽しい駅弁。青森駅弁にしては値段がやや高い気はする。伯養軒の清算と共に消えたのか、現存しないものと思われる。

>※2005年12月補訂:公式サイトの閉鎖に伴いURLを削除。調製元の名称・所在地・連絡先も変更された可能性がある。
販売駅
奥羽本線 青森(あおもり)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県青森市柳川1丁目
調製元
株式会社 伯養軒 青森支店 青森県青森市安方1丁目2−13 017(723)1894