banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 八戸(はちのへ)駅2004年8月6日訪問Googleマップ
JR-East Hachinohe Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線で約3時間、東北新幹線に八戸線と青い森鉄道が接続する乗換駅。八戸市は青森県南東端で太平洋に面する人口約23万人の港湾都市で、日本一の漁港と青森県一の工業港を抱える。駅弁は明治時代からの駅弁屋の駅弁が、JRの子会社の駅弁と共に販売される。1891(明治24)年9月1日開業、青森県八戸市尻内町。

田酒の粕漬け二種の焼魚弁当(1,250円)2016年9月18日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Denshu no Kasuzuke Nisyu no Yakizakana Bento

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2015(平成27)年8月1日の仙台駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」のオープンに伴い、同売店で発売か。深く青いパッケージには、青森の銘酒「田酒」と、八戸駅弁の調製元「吉田屋」の名が記される。容器はふたつの区画を持ち、写真の左側には白御飯に載せた粕漬け赤魚焼と、イワシ蒲焼、鶏唐揚、ホタテと焼売、ナガイモの梅酢漬。右側には白御飯に載せた粕漬け鮭焼と、有頭海老、がんもどき、ホタテ煮、ニンジン、レンコン、玉子焼、白和えなど。

もはや買えない幻の日本酒「田酒」は、添付ではなく酒粕として焼魚にまとわりつく。1個でミニ弁当2個を楽しめ、味も香りも淡泊なお魚を楽しめる。これだけうまい魚の弁当に出会ったのは久々に思えた。この値段で売られる牛丼の駅弁より、良い味と充実の内容を持つと思う。

販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554 http://koutazushi.com/

【終売】海鮮塩らーめん八戸磯そば弁当(1,200円)2013年1月17日に京王百貨店駅弁大会で購入
Kaisen Shio Ramen Hachinohe Iso Soba Bento (end of sales)

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京王百貨店駅弁大会での八戸・高松出水の「駅麺対決」のために、2013(平成25)年1月17日の会期後半に初登場。ワカメやウニやホタテや海藻などを乗せた塩ラーメンを収める丸い加熱機能付き容器の上に、サバみそと玉子で覆う御飯を収める小さな四角い容器を置いて、中身の見本写真を美しく印刷したボール紙の枠にはめる。

書いてあるとおりの味はするものの、メインの麺にはまったくコシがない。汁をゼラチンで固めて加熱により溶かす技術を使い、この仕組みを使っても味を出すことにとても苦労したと想像するが、ラーメンそのものを駅弁にしようという挑戦は無謀だったと思えた。ただ、このシーズンの京王と鶴屋の駅弁大会以外で販売されたという話を聞かない。

販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554 http://koutazushi.com/

【終売】ガツガツトリコ弁当(1,200円)2012年8月11日に東京駅駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Gatsugatsu Toriko Bento (end of sales)

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「スマイルプリキュア!弁当」「ONE PIECE」とともに、2012(平成24)年8月の東京駅駅弁売店「駅弁屋 祭」の開店に伴い登場か。2011年4月からフジテレビ系列で放映中の、食に関する戦いを描いたテレビアニメ「トリコ」のキャラクター駅弁。どうもグッズの販売に関して「トリコ」の商標を、トリコの漫画やアニメとは関係のない他社に取られているらしく、その場合は「ガツガツトリコ」の名前で出ている。

何にちなんだのか分からない独特の形状を持つプラスティック製の容器に茶飯を詰め、薄い豚焼肉で覆い、鶏唐揚、エビフライ、玉子焼、チキンサラダ、プチゼリーなどを添える。つまり茶色いお子様ランチ。容器や中身に比してずいぶん高価な気がした。八戸駅や新青森駅で販売されたかどうかは分からない。1年ほどで売りやめた模様。

※2014年6月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554 http://koutazushi.com/

【終売】スマイルプリキュア!弁当(1,200円)2012年8月11日に東京駅駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Smile Precure! Bento (end of sales)

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「ガツガツトリコ弁当」「ONE PIECE」とともに、2012(平成24)年8月の東京駅駅弁売店「駅弁屋 祭」の開店に伴い登場か。同年2月からテレビ朝日系列で1年間放映された、5人の女子中学生が魔法と友情で敵と戦うテレビアニメ「スマイルプリキュア!」のキャラクター駅弁。

アニメに出てくるアイテムでも模したのか、宝石のような形状の半透明ピンクなプラスティック製容器のシールにも、これを収めるボール紙製パッケージにも、アニメのキャラクターがたっぷり描かれる。中身はチキンライスにオムレツ、鶏唐揚、パスタ、かぼちゃサラダなどのお子様ランチ。容器を買う高い駅弁ではあるけれど、アニメに憧れる幼女1人分の昼食になっている。1年ほどで売りやめた模様。

※2014年6月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554 http://koutazushi.com/

【終売】ONE PIECE(1,350円)2012年8月12日に東京駅駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
One Piece (end of sales)

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「ガツガツトリコ弁当」「スマイルプリキュア!弁当」とともに、2012(平成24)年8月の東京駅駅弁売店「駅弁屋 祭」の開店に伴い登場か。1999年10月からフジテレビ系列で放映中の、海賊少年の冒険物語であるテレビアニメ「ONE PIECE」のキャラクター駅弁。

主人公一味の船医であるトナカイ「チョッパー」を浮き出したプラスティック製の容器にピラフを詰めて、骨にハンバーグかソーセージを巻き付けた「骨付きお肉」を載せ、ウインナー、コロッケ、トマトペンネ、オムレツを添える。茶色いジャンクフードを詰めてこの値段はないと思うも、漫画に登場する骨付き肉を模した肉を詰めたのは出色だと思う。1年ほどで売りやめた模様。

※2014年6月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554 http://koutazushi.com/

【終売】せんべい汁弁当(1,000円)2010年12月4日に新青森駅新幹線ホーム上キオスクで購入
Senbeijiru Bento (end of sales)

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東北新幹線の新青森開業に向けて、2010(平成22)年11月21日に八戸駅で登場、12月4日の新幹線開業に伴い新青森駅での販売も開始された駅弁。市販のボール紙製の仕出し弁当容器に、中身の写真を掲載した大きな掛紙をかける。

中身はイカをまぶしたウニ飯に、イカ磯部揚、鶏唐揚、昆布煮、サトイモやニンジンなどの煮物、ダイコンとニンジンとたらこの和え物、リンゴゼリーと、メインの「せんべい汁」。プラ製カップにせんべい、キャベツ、ニンジン、ごぼう、ネギが入っており、これにボトルのだし汁をかけて食べる。個性はそこだけで、他はキワモノでもゲテモノでもない、雰囲気と風味の良いお弁当。

せんべい汁とは、汁物や鍋料理に南部煎餅を突っ込む、八戸エリアの郷土料理。他の地域ではあり得ない奇抜な発想は、八戸名物のB級グルメとして旅行者を驚かせる。これを駅弁にしてしまうことにもっと驚かされたのか、東北新幹線新青森開業報道で紹介された駅弁では間違いなく一番人気であったと思う。

なお、この駅弁は、調製元の2014年4月30日付での事業の停止により失われた。

※2014年9月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
株式会社 ニュー八 青森県八戸市北白山台二丁目1−16 0178(70)2883

【終売】つゆ焼きそば弁当(800円)2010年10月9日に東京駅東日本縦断駅弁大会で購入
Tsuyu Yakisoba Bento (end of sales)

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2010(平成22)年9月14日に登場。秋冬の駅弁大会シーズンや12月の東北新幹線新青森開業に向けた投入であろう。赤いプラ製トレーを接着した長方形の発泡材枠容器に透明なふたをして、中身や津軽のイメージ写真を掲載したボール紙の枠にはめる。中身はスパゲティのように太いやきそばに青のりと天かすを振り、牛バラ肉と味付飯と大根漬を添えるもの。通常のめんつゆを別添する。

常温で食べてもまずいものではなく、他の駅弁にない独特の雰囲気があるが、食後には汁の処分に困ってしまう面倒な商品でもある。しかし、この駅弁を購入する半年前に黒石の駅や市街を訪れているが、そこに焼きそば屋やその宣伝は見られなかった。半年間ほどの販売か。

黒石のつゆやきそばは、2008年11月から「B−1グランプリ」に連続出場している。「やきそばのまち黒石会」公式サイトによると、太くて平らなコシのある麺でソースがとても絡みやすい特徴がある、昭和30年代後半に「美満寿(みます)」で生まれた、今では黒石市内の約70軒で黒石やきそばが取り扱われているのだそうな。しかしなぜ、八戸の駅弁屋が黒石の商品を出したのだろうか。

※2016年10月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554 http://koutazushi.com/

【終売】南部のかっちゃ(850円)2004年8月6日八戸駅駅弁売店で購入
Nanbu no Kaccha (end of sales)

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東北新幹線の八戸延伸に合わせて、2002(平成14)年12月1日に登場。平面は長方形、断面は六角形のユニークな形状の蓋付発泡材容器を使用、フルカラー新聞風の掛紙で包み、紙ひもで割箸ごとしばる。

中身は南部のかっちゃ、つまり南部地方のお母さんが朝市で買ってきた新鮮野菜と鮮魚を使い毎日愛情を込めて作るお弁当というコンセプトで、味付けおこわの御飯に鯖漬焼、倉石牛佃煮、人参やこんにゃくの煮物類に半熟煮玉子、焼蒲鉾など、八戸や近隣の食材を多く取り入れた。

個性と風味に秀でている駅弁のお手本であるものの、伯養軒特製の特大感熱調製シールによって、掛紙の新聞記事の一部が読めなくなっていると共に、見栄えの良さを減じている。法令の際限ない強化で表示義務事項が激増しているものの、他社では容器に貼ったり別紙化する実例もあるので、いつかは改善されないかと思う。

なお、調製元の経営不振による事業譲渡に伴い、この駅弁は2005年8月までに消滅する模様。支店も同月頃に閉店となる。

※2005年12月補訂:公式サイトの閉鎖に伴いURLを削除。調製元の名称・所在地・連絡先も変更された可能性がある。
※2005年7月補訂:駅弁と調製元の近況を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
株式会社 伯養軒 八戸支店 青森県八戸市長苗代前田11−2 0178(27)3306

【終売】大人の休日一期一会(1,500円)2003年10月5日に東京駅駅弁大会で購入
Otona no Kyujitsu Ichigo Ichie (end of sales)

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2002(平成24)年12月の東北新幹線の八戸延伸に向けて、同年の3月に登場。後に「大人の休日」ブランドの一員となり、期間限定を繰り返しながら、2006年過ぎまで発売された模様。

黒塗折箱風の発泡材容器に、カラーコピーやカラーレーザープリンタ特有のにじみがある普通紙の掛紙をかける。中には6つの紙皿が入り、それぞれウニ御飯、鮭と鯖のバッテラ、鮭と殻付カニとイカの焼物に鮭氷頭の酢の物、煮物、海老や舞茸等の天ぷら、お新香が入る。12〜3月はウニ御飯がホッキ貝御飯に替わるという。価格の分だけ味はよい。これほど中身に空間の余裕がある駅弁は以前の八戸駅になかったはず。

八戸駅は新幹線の延伸で駅は一変したが駅弁事情も一変、開業時はもちろんそれ以降にも次々に新製品が出て二十種前後の駅弁に迷える駅となり、以前の八戸駅弁の代名詞「八戸小唄寿司」などすっかり影が薄くなるほど。新幹線新青森延伸後にも生き残れる名物が、生まれるかどうか。

※2016年10月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554 http://koutazushi.com/

【終売】まるごと倉石村(1,000円)2003年3月2日に八戸駅駅弁売店で購入
Marugoto Kuraishi-mura (end of sales)

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東北新幹線の八戸延伸に合わせて、2002(平成14)年12月1日に登場。内側が青く外側が黒い木目調の独特な発泡材容器に、郷愁を誘うセピア色の写真を載せた掛紙をかけて紫色の紙ひもでしばる。中身は牛肉が少ない牛肉弁当といえ、白御飯に倉石牛の網焼やそぼろや佃煮などが入り、デザートに見えるカップは濃縮還元をしていないりんごジュース。味は良いのに価格の割に隙間が多く見た目で損をしているが、御飯を除きすべてが倉石村産の食材を使用したというから、村の豊かさを感じさせる。

青森県三戸郡倉石村は、八戸駅から約15km西にある人口約三千人の村で、村内に鉄道はなく全国的な知名度も無に近いが、特産の肉牛で少しずつ知名度を上げており、仙台の駅弁業者とタイアップしたこの駅弁でさらなる村のアピールを図っていた。しかし2004年7月1日に五戸町と合併し消滅した。

なお、調製元の経営不振による事業譲渡に伴い、この駅弁は2005年8月までに消滅する模様。ただ、その前に製造が中止されていたらしい。支店も同月頃に閉店となる。

※2005年12月補訂:公式サイトの閉鎖に伴いURLを削除。調製元の名称・所在地・連絡先も変更された可能性がある。
※2005年7月補訂:駅弁と調製元の近況を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
株式会社 伯養軒 八戸支店 青森県八戸市長苗代前田11−2 0178(27)3306