banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 八戸(はちのへ)駅2004年8月6日訪問Googleマップ
JR-East Hachinohe Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線で約3時間、東北新幹線に八戸線と青い森鉄道が接続する乗換駅。八戸市は青森県南東端で太平洋に面する人口約23万人の港湾都市で、日本一の漁港と青森県一の工業港を抱える。駅弁は明治時代からの駅弁屋の駅弁が、JRの子会社の駅弁と共に販売される。1891(明治24)年9月1日開業、青森県八戸市尻内町。

【終売】トリュフ風味牛タンと牛肉のイタリア風すき焼き弁当(1,480円)2014年1月10日に京王百貨店駅弁大会で購入
Truffe Fumi Gyutan to Gyuniku no Itary-fu Sukiyaki Bento (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2014(平成26)年1月の京王百貨店駅弁大会で販売。京王百貨店新宿店の開店50周年を記念し、「名人夢の対決」として、東京のテレビでおなじみの有名料理人が監修した新作駅弁、あるいは催事場限りの弁当3種を実演販売した。他は新神戸駅「みちば御自慢鶏肝丼」(1,280円)と、鳥取駅「鳥取の味懐石御膳」(1,980円)。

テレビやネットで「イタリアンの巨匠」と紹介される神戸勝彦(こうべまさひこ)氏が監修したこの弁当の、百貨店のチラシによる公式な宣伝文は、「牛タンのタリアータトリュフ風味と、バルサミコ風味の牛肉すき焼きの2種類を贅沢に。にんにく入りサフランライスとの相性も抜群です。」。イタリアの国旗の色でデザインした、該当の料理人の半身写真を載せるパッケージの側面に記される中身は、黒トリュフとトリュフオイルに漬けこんだ牛タン焼き、バルサミコビネガーと赤ワイン入りのオリジナルすき焼きソースにからめて焼いた青森県産牛、ガーリックサフランライス、ブロッコリーの塩ゆでパルミジャーノチーズがけ、北あかりのマッシュポテト、7種の野菜のカポナータ。

中身はつまり牛焼肉丼なので、まったく売れていなかった鳥取を尻目に、買う客はいた。クリーミーな牛たん、酸味のある牛すき焼きというかミニステーキ、サフランライスの組合せが絶妙で、味の評価はとても高かった模様。東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」や「ニッポンの駅弁」ならば、この程度に高価な駅弁でも売れるのではないかと思ったが、会期をもって終売か、3月頃までの販売か。

販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554 http://koutazushi.com/

【終売】十和田黒牛すき焼きぽん酢弁当(1,050円)2012年1月13日に京王百貨店駅弁大会で購入
Towada Kuroushi Sukiyaki Ponzu Bento (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2011〜2012年の駅弁大会シーズンに向けた投入か。浅めな長方形の発泡材枠容器に透明なふたをして、商品名と中身の写真を美しく印刷したボール紙の枠にはめる。中身は茶飯の上を牛肉と玉子で覆い、玉子焼、しいたけ、にんじん、ごぼう、大根桜漬けを添えるもの。

今回は輸送の影響か、茶飯はパラパラ固く、牛肉はざらざらしていて、別添のポン酢をかけることで水気を吸って弁当の味らしくはなったが、すき焼きの味はしない感じ。牛肉の風味もブランドを名乗るには今一歩だった。スクランブルエッグを容器の3辺に流し込む技法は初めて見た。以後の収穫報告をネットで眺めた感じでは、なかなかの評判作である模様。翌2012〜2013年のシーズンまで販売された模様。

※2016年11月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554 http://koutazushi.com/

【終売】牛ぜいたく三昧(880円)2009年11月11日に八戸駅新幹線改札内コンコース駅弁売店で購入
Gyu Zeitaku Zanmai (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2007(平成19)年の登場か。正方形の華奢な発泡材容器に透明なふたをして、おしぼりと割りばしを置いて輪ゴムで留め、商品名を書いた黄色い掛紙を巻いて、セロテープで留める。田の字の中身はそれぞれ、牛丼、牛カルビ丼、牛めし、煮物やキュウリと菊の酢の物やリンゴゼリーなどのおかず。

こちらは味も見栄えも掛紙のデザインも野暮ったく、どう考えても贅沢ではないBマイナス級グルメ。しかし他の八戸駅弁は東京駅で買える吉田屋製と盛岡駅で買えるNRE製であるから、八戸駅でしか買えないニュー八製は重視し重宝すべきだと思う。

なお、この駅弁は、調製元の2014年4月30日付での事業の停止により失われた。

※2014年9月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
株式会社 ニュー八 青森県八戸市北白山台二丁目1番16号 0178(70)2883

【終売】前沢牛ハンバーグカツサンド(850円)2008年12月22日に東京駅駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Maesawagyu Hamberg Cutlet Sandwich (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2008年秋頃の登場か。商品の名前や写真を掲載したボール紙の箱に、プラ製の惣菜容器を詰めて、その中にハンバーグを揚げたものを挟むサンドイッチを3切れ×2分割=6個詰めている。高級牛肉もミンチにしてしまえば魅力は半減、しかもこれはデミグラスソースとマスタードソースに漬かった衣もまとっており、ブランド牛の有難みは分からない。

この商品、名称からてっきり、一ノ関かNRE盛岡の駅弁と思ったが、調製元が吉田屋であれば八戸駅弁と扱うべきか。しかしこの調製元の駅弁はもはや、JR時刻表でも主要商品が東京駅弁扱いとなっているため、これも現地ではなく東京向けの商品かもしれない。京王百貨店やジャパンフーズシステムは盛岡駅弁と紹介している。2年間ほど売られた模様。

販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
有限会社 吉田屋 青森県八戸市一番町一丁目2−1 0178(27)4554 http://koutazushi.com/

【終売】十和田湖和牛 和牛めし(1,100円)2008年5月9日に八戸駅新幹線改札内コンコース売店で購入
Towadakowagyu Wagyu Meshi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2005(平成17)年までに登場か。柔らかい発泡材の長方形容器に、おしながきと割りばしを添えて輪ゴムでしばり、奥入瀬の風景を背景にした掛紙を巻いて、ゴムでしばる。中身は白御飯の上に牛肉、ごぼう、エリンギ、糸こんにゃくなどを載せ、シジミやリンゴなどを添えるもの。

青森の大自然をまるごと詰め合わせたという大仰な中身の見栄えは価格より簡素だが、ごぼうとエリンギに存在感がある、風味確かなビーフ丼。付合せも個性的。おしながきには主要食材の生産者や調達先の名前まで書いてあった。

なお、この駅弁は、調製元の2014年4月30日付での事業の停止により失われた。

※2014年9月補訂:終売を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
株式会社 ニュー八 青森県八戸市北白山台二丁目1番16号 0178(70)2883

【終売】倉石牛めし(900円)2003年3月2日に八戸駅駅弁売店で購入
Kuraishigyu Meshi (end of sales)

掛紙 外観 中身

東北新幹線の八戸延伸に合わせて、2002(平成14)年12月1日に登場。長方形の発泡材容器に透明のふたをかけて掛紙を兼ねる帯で締める簡素な包装。中身は透けて見えるとおり、軽く味噌風味が付いた倉石牛が白御飯を覆い、柔らかいのに歯ごたえのある人参やゴボウの煮物が添えられるもの。

東北で数々の名誉賞を受賞しているという、青森県三戸郡倉石村特産の「倉石牛」は、冷たいのに柔らかさとサクッとした食感に牛肉らしい風味が備わるなど、中身は申し分なし。あとは原材料や消費期限を印字したシールをなんとかすれば、絵にもなる駅弁になれるはず。なお、倉石村は2004年7月1日に五戸町と合併し消滅した。

2002年12月1日に延伸された東北新幹線。大宮・盛岡間が開業したのは1982(昭和57)年6月のことだから、青森県内に北進するまで約20年もの歳月を要した。その間に1992年の山形新幹線開業、1997年の秋田新幹線開業、1999年の山形新幹線新庄延伸という具合に、青森県は新幹線延伸において山形県や秋田県に大きく遅れを取ることとなった。

しかし、最高時速130キロの在来線規格である山形・秋田新幹線に対して、こちらは時速300キロ以上の速度が見えてくる「フル規格」の新幹線なので、長い目で見れば所要時間や信頼性で徐々にアドバンテージが出てくるはずで、結果的に青森県は良い選択をしたと感じる。10年以内の新青森駅までの延伸は決定しているが、青函トンネルに新幹線が通るのは何十年後になるのだろうか。

なお、調製元の経営不振による事業譲渡に伴い、この駅弁は2005年8月までに消滅する模様。その前にすでになくなっていたという話もある。支店も同月頃に閉店となる。

※2014年9月補訂:終売を追記
※2005年12月補訂:公式サイトの閉鎖に伴いURLを削除。調製元の名称・所在地・連絡先も変更された可能性がある。
※2005年7月補訂:駅弁と調製元の近況を追記
※2004年6月補訂:倉石村の合併情報を追記
販売駅
東北新幹線 八戸(はちのへ)駅 1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
調製元
株式会社 伯養軒 八戸支店 青森県八戸市長苗代前田11−2 0178(27)3306