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 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 一ノ関(いちのせき)駅2014年9月21日訪問Googleマップ
JR-East Ichinoseki Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線やまびこ号で約2時間半、東北新幹線と東北本線や大船渡線との接続駅。一関市(駅名は一ノ関で市名は一関)は岩手県の南端に位置し、北上川沿いの北上盆地を中心街とする人口約12万人の城下町。駅弁は国鉄時代から2社が販売位置を交換しながら競争しており、首都圏へも年間を通して駅弁を輸送している。1890(明治23)年4月16日開業、岩手県一関市深町。

平泉前沢牛ローストビーフの逢わせ寿司(1,300円)2011年7月16日に東京駅駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Hiraizumi Maesawagyu Roastbeef no Awasezushi

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2011(平成23)年7月の新作か。赤いプラ製トレーを接着した長方形の発泡材枠容器に透明なふたをして、平泉の中尊寺本堂前の門と駅弁の中身の写真を印刷した掛紙を巻く。中身は酢飯の上の半分を前沢牛ローストビーフ、半分を牛肉炙り焼きと錦糸卵とわさび菜で覆い、玉こんにゃく、ダイコン味噌漬、しょうゆとねりわさびを添えるもの。

値段も味も高級な牛肉駅弁。東京駅その他の「駅弁屋旨囲門」や仙台駅などでのJRの駅弁催事に出てきているようだが、どうも現地での販売はなさそう。そもそも一ノ関駅のローストビーフ駅弁はすべて、その存在を事前に知り得て予約を入れないと買えない感じ。現地での需要と催事での要求の差が、ここにある。後に現地売りも行われた模様。

苦節約20年、2008年の挫折を経て「平泉−仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」は、2011年6月のユネスコ世界遺産委員会で世界文化遺産に登録された。同年3月の東日本大震災による地震被害とその後の風評被害で、東北地方の観光地は特に観光客数が激減する中、実際に5月のGW期間中の観光客数が85%も減少していた平泉には、登録直後から観光客が押し寄せるようになった。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000 http://saito-shogetsudo.jp/

前沢牛ローストビーフ肉巻にぎり寿司(1,350円)2011年1月22日に京王百貨店駅弁大会で購入
Maesawagyu Roastbeef Nikumaki Nigirizushi

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2010(平成22)年12月20日に一ノ関駅と盛岡駅と大宮駅で登場したという、おそらく上記「特製前沢牛ローストビーフ弁当」のリニューアル品。翌年1月の京王百貨店駅弁大会での実演販売へ向けた投入か、大宮駅「駅弁屋旨囲門」の息がかかったか。小さな発泡材の長方形容器に、商品の名前を書いた白い掛紙を巻く。

中身は名前のとおり、前沢牛のローストビーフを巻いたにぎり寿司が5個に、玉こんにゃくとガリとタレを添えるもの。5カンで1,250円だから、1カン250円と計算してしまい、食べ甲斐という点では以前のローストビーフ弁当が好みだ。今回の京王では切り口を変えてチラシでも推されて好調に売れたようだが、この駅弁の存続はこれからが正念場だと思う。現地ではどうも予約限定商品である模様。価格は2011年の購入当時で1,250円、2017年時点で1,350円。

※2017年5月補訂:値上げを追記
販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000 http://saito-shogetsudo.jp/

前沢牛めし(1,050円)2002年1月21日に京王百貨店駅弁大会で購入
Maesawagyu Meshi

掛紙 外観 中身

長方形の容器に御飯を敷き、前沢牛のローストビーフを5切れほどぺたぺた並べ、粘り気のあるタレをかけた後にグリーンピースと付け合わせを添えて蓋をして黄色い掛紙をかける、とてもシンプルな駅弁。価格は2002年の購入当時で1,050円、2014年までに「岩手牛めし」へ改称し、2017年時点での価格は1,300円。

※2017年5月補訂:改称と値上げを追記
販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000 http://saito-shogetsudo.jp/

前沢牛めしアツアツ(1,100円)2004年10月11日に東京駅駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Maesawagyu Meshi Atsuatsu

掛紙 外観 外観 中身

3種類ある一ノ関駅弁「前沢牛めし」のうち、加熱機能付き容器版。加熱機構を仕込んだ大きな発泡材容器に黄色い掛紙をかけて赤い紙ひもでしばる。中身は白御飯の上にシラタキと牛すき焼き肉を敷いてシシトウを添えるだけの、まさに牛めし。少量なのに肉代と容器代で価格は高くなるが、バリエーションや駅弁大会用としてあってもいい商品。

価格は1,050円の印刷をシールで隠して50円上げている。BSEいわゆる狂牛病騒動による2003年12月からの米国産牛輸入停止と、牛肉偽装表示問題によるブランド牛産地の管理強化により国産牛の価格は高騰、牛肉駅弁にも値上げや名称変更などの影響が出ている。価格は2004年の購入当時で1,100円、2014年までに「岩手牛めしアツアツ」へ改称し、2017年時点での価格は1,300円。

※2017年5月補訂:改称と値上げを追記
販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000 http://saito-shogetsudo.jp/

前沢牛めし(1,200円)2003年1月20日に京王百貨店駅弁大会で購入
Maesawagyu Meshi

掛紙 外観 中身

上記「前沢牛めし」の、2003(平成15)年時点での姿。金色で強度のあるの発泡材容器を黄色い掛紙とセロテープで締める。中身のスタイルは前年のものと同じだが、前沢牛のローストビーフが5切れから3切れに減少した分、直径10センチはありそうな巨大で、かつ血がしたたるレアなものにグレードアップ。価格も150円ほど値上げされているとはいえ中身のグレードは格段に向上しており、宣伝次第ではかなり話題を集めそうな駅弁になるぞと感じたが、今のところは従来通り地味な駅弁のままである。なお、現地では要予約。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000 http://saito-shogetsudo.jp/

前沢牛ローストビーフ弁当(1,200円)2005年1月14日に京王百貨店駅弁大会で購入
Maesawagyu Roastbeef Bento

掛紙 外観 中身

上記「前沢牛めし」の、2005(平成17)年時点での姿。中身と価格はは2003年版と同じだが、容器が赤くなり、実態に合わせて駅弁名を変えている。これで「前沢牛めし」三種類それぞれに別個の名前が付いたので、注文や整理がしやすくなった。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000 http://saito-shogetsudo.jp/

特製前沢牛ローストビーフ弁当(1,300円)2008年12月22日に東京駅駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Tokusei Maesawagyu Roastbeef Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身

上記「前沢牛めし」の、2008(平成20)年時点での姿。2009年1月の京王百貨店駅弁大会への出品に向けたリニューアルだろうか。容器がコンパクトになり、付合せがフルーツからわさび菜に変わり、掛紙が大きくなって、値段が100円上がった。味は変わらず、中身が減ったような印象はない。列車内での消費に適した形にバージョンアップした感じ。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000 http://saito-shogetsudo.jp/
疑義駅弁

【終売】前沢牛お・も・て・な・し弁当(1,800円)2014年1月19日に京王百貨店駅弁大会で購入
Maesawagyu Omotenashi Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2014(平成26)年1月の京王百貨店駅弁大会で販売。そこでしか売られなかった疑義駅弁と考えられる。商品の名前は、前年の2013年9月8日のIOC総会における、東京五輪の招致プレゼンテーションでの滝川クリステル氏の演説からの流用だろう。この頃はテレビで大いに繰り返し放映された。

中身は、既存の一ノ関駅弁の、前沢牛めしと前沢牛ローストビーフ肉巻にぎり寿司の組み合わせ。半分がローストビーフにぎり寿司が2個と玉こんにゃくとガリ、半分が白御飯の上に牛そぼろと牛肉煮を載せた「牛肉どまん中」タイプの牛めし。その牛めし側がなぜか食感も風味もとにかく固く、同じ調製元の商品ならば肉寿司5個で1,250円のほうが断然にお得だと感じた。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000 http://saito-shogetsudo.jp/