banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 宮古(みやこ)駅2009年9月21日訪問Googleマップ
JR-East Miyako Station

駅名標 駅舎 駅構内

盛岡駅から山田線または106急行バスで約2時間。山田線と三陸鉄道北リアス線との接続駅。宮古市は岩手県の東部で太平洋に面する、人口約5.5万人の港町。陸中海岸観光の拠点のひとつである。駅弁は地元の割烹料理屋が1989年に駅へ進出し、「いちご弁当」などの名物を生んだが、2011年の東日本大震災以降は売られていない。1934(昭和9)年11月6日開業、岩手県宮古市宮町1丁目。

寿司詰合せ(350円)2011年4月10日に宮古駅キオスクで購入
Sushi Tsumeawase

外観 中身 中身

透明なプラ製の惣菜容器に、おいなりさん3個、玉子焼とかんぴょうと紅生姜の太巻き2切れ、きゅうりとかんぴょうの細巻き2本ずつを詰め、ラップで巻いたもの。商品名どおりのお総菜。

東日本大震災から約1か月を経た訪問日、宮古駅とその駅前はおそらく普段の姿を取り戻していたが、山田線はこの宮古駅が終着駅で、三陸鉄道は小本までの暫定運行で、駅弁の姿はなく、代わりにこの商品がキオスクで販売されていた。調製元は遠く青森県八戸のコンビニ向け惣菜工場。地元の業者に頼れなかったにしても、なぜ盛岡のNREや八戸の吉田屋にしないのか不思議に思った。

販売駅
山田線 宮古(みやこ)駅 1934(昭和9)年11月6日開業 岩手県宮古市宮町1丁目
調製元
一野辺製パン 株式会社 デリカ工場 青森県八戸市城下3−1−5 0178(44)7194 http://www.ichinobe-pan.jp/

ホタテちらし弁当(370円)2011年4月10日に宮古駅キオスクで購入
Hotate Chirashi Bento

外観 外観 中身 中身

正方形で手のひらサイズの惣菜容器に御飯を詰めて、ホタテ煮3個、油揚げ、カニかま、シイタケ煮、玉子焼と錦糸卵、でんぶ、ガリを載せる、商品名どおりのお総菜。感想は上記「寿司詰合せ」のとおり。

販売駅
山田線 宮古(みやこ)駅 1934(昭和9)年11月6日開業 岩手県宮古市宮町1丁目
調製元
一野辺製パン 株式会社 デリカ工場 青森県八戸市城下3−1−5 0178(44)7194 http://www.ichinobe-pan.jp/

【終売】はらこ弁当(1,000円)2002年1月20日に京王百貨店駅弁大会で購入
Harako Bento (end of sales)

掛紙 外観 中身

小さな六角形の容器は、写真のとおり一面はらこ(いくら)が敷き詰められている。れんこん・しこしこ・桜風味と、その下の白御飯ですべて。見た目通りの味がしたが、こんなイクラ駅弁を先に味わってしまうと、駅弁名にイクラを付けながら中身にイクラは雀の涙ほどという駅弁に出会うとがっかりすることになる。

宮古駅の駅弁は2011年3月の東日本大震災で消えた。調製元の割烹はほどなく営業を再開したが、駅弁が復活することはなかった。

※2017年8月補訂:終売を追記
販売駅
山田線 宮古(みやこ)駅 1934(昭和9)年11月6日開業 岩手県宮古市宮町1丁目
調製元
有限会社 魚元 岩手県宮古市大通3−6−43 0193(63)1700

【終売】かにちらし弁当(1,050円)2003年1月20日に京王百貨店駅弁大会で購入
Kani Chirashi Bento (end of sales)

掛紙 外観 中身

小さい割に底が深い発泡材の容器を、ボール紙の枠にはめる。パッケージの「蟹とはらこの三陸ちらし寿司」というキャッチフレーズと中身の写真のとおり、中身は酢飯の上にカニ脚をハの字状に6本置き、その間をイクラ(はらこ)で埋める、それほど多くない両者の分量を視覚でうまくアピールした、見た目が豪華な駅弁。もちろん、他の宮古駅弁同様、味も楽しめる。

宮古駅の駅弁は2011年3月の東日本大震災で消えた。調製元の割烹はほどなく営業を再開したが、駅弁が復活することはなかった。

※2017年8月補訂:終売を追記
販売駅
山田線 宮古(みやこ)駅 1934(昭和9)年11月6日開業 岩手県宮古市宮町1丁目
調製元
有限会社 魚元 岩手県宮古市大通3−6−43 0193(63)1700

【終売】海女弁当(1,050円)2003年1月20日に京王百貨店駅弁大会で購入
Ama Bento (end of sales)

掛紙 外観 中身

角を丸めた長方形の発泡材容器に、木目印刷の紙蓋をかけて、掛紙と輪ゴムで押さえる。中身は掛紙ほど豪華絢爛ではないが、酢めしの上がヤリイカ・ずわいがに・イクラ・焼きウニと海の幸で埋め尽くされる、海女の名を名乗るにふさわしい駅弁。

角を丸くした長方形の容器はスーパーの惣菜弁当を思わせるため、定価4桁の駅弁に使用されると寂しいが、その分だけ中身を充実させていると判断する。なお、宮古駅弁のほとんどは盛岡駅でも購入できたが、2006年にその取り扱いを終了した模様。

宮古駅の駅弁は2011年3月の東日本大震災で消えた。調製元の割烹はほどなく営業を再開したが、駅弁が復活することはなかった。

※2017年8月補訂:終売を追記
販売駅
山田線 宮古(みやこ)駅 1934(昭和9)年11月6日開業 岩手県宮古市宮町1丁目
調製元
有限会社 魚元 岩手県宮古市大通3−6−43 0193(63)1700

【終売】海女弁当(1,350円)2014年2月8日に鶴屋百貨店駅弁大会で購入
Ama Bento (end of sales)

掛紙 外観 中身 中身 中身 中身

熊本のデパートで実演販売されていた宮古駅弁。会場では宮古駅の駅弁でなく、百貨店オリジナルの弁当として売られた。中身は上記の駅弁の頃の「海女弁当」と同じく、酢飯をイカ焼、カニ脚、イクラ、ウニ、ワカメ、レンコン、大根桜漬で覆うもの。その掛紙のデザインは、1990年代の宮古駅弁「海女弁当」のものではないかと思う。

調製元は2011年3月の東日本大震災で、駅弁業を休業した。この頃はこうやって、大規模な駅弁催事に出店して復興や将来の駅弁復活をアピールしていたが、いつからかそれもなくなった。宮古駅弁は約20年の歴史を閉じた。

調製元
有限会社 魚元 岩手県宮古市大通3−6−43 0193(63)1700

【終売】陸中海岸鮭っ子ちらし(1,050円)2008年1月19日に京王百貨店駅弁大会で購入
Rikuchu Kaigan Sakekko Chirashi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

1990年代の駅弁紹介本にはよく載っていた、過去の名物駅弁。小柄な長方形の発泡材容器に透明なふたをして、1992年7月から1995年3月までのJR東日本の観光キャンペーン「Bound for the Heartland,Japan.その先の日本へ。」ロゴマークが懐かしい掛紙を巻き、輪ゴムでしばる。

中身は酢飯の上をイクラと錦糸卵と鮭フレークでストライプ。そんな内容の駅弁はよくあるが、これは具の分量や食感や飯との相性か、なんとなくなぜか不思議にうまかった。現地での購入は要予約とも聞くが、ふらりと買えた報告も目にする。

個人的な思い出で申し訳ないが、1989年6月11日、夜行の青森行急行「八甲田」を盛岡で降り、山田線の始発で宮古に出た際に駅舎内で買って食べて美味かった駅弁に風味が似ている。それは掛紙ではなく細長い紙箱タイプだったような気もするが、同じ駅弁に18年半振りに出会えたのかもしれない。その後に宮古駅には何度も訪問したが、駅弁販売そのものに出会うことができず、駅弁趣味を始めて催事場に通うようになっても、今回まで出会えなかった。

宮古駅の駅弁は2011年3月の東日本大震災で消えた。調製元の割烹はほどなく営業を再開したが、駅弁が復活することはなかった。

※2017年8月補訂:終売を追記
販売駅
山田線 宮古(みやこ)駅 1934(昭和9)年11月6日開業 岩手県宮古市宮町1丁目
調製元
有限会社 魚元 岩手県宮古市大通3−6−43 0193(63)1700

【終売】焼うに弁当(1,150円)2013年2月11日に鶴屋百貨店駅弁大会で購入
Yakiuni Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2013(平成25)年2月の熊本県熊本市の鶴屋百貨店の駅弁大会での実演販売で売られていたお弁当。前年2012年2月のここでも販売した模様。駅やその他の駅弁大会で売られたことは、あるのだろうか。インクジェット印刷の掛紙を巻いた小柄なプラ製容器の中身の、白御飯をとても細かいうにそぼろで覆う姿に、2005年に消えたいわき駅弁を思い出す。

販売駅
山田線 宮古(みやこ)駅 1934(昭和9)年11月6日開業 岩手県宮古市宮町1丁目
調製元
有限会社 魚元 岩手県宮古市大通3−6−43 0193(63)1700

【終売】三陸海の華弁当(1,500円)2009年1月10日に京王百貨店駅弁大会で購入
Sanriku Uminohana Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2008〜2009年の駅弁大会シーズンに向けた投入か。真っ黒で分厚い発泡材の正方形容器を、商品名を書いたシンプルなデザインの掛紙で包み、ゴムで留める。松花堂タイプに仕切られた中身は、いちご飯、鮭そぼろ飯、ホタテ飯、カニイクラ飯の4種が各区画に詰まる。

つまり宮古駅弁のオールスターであり、その味は保証されている。しかし逆に見れば特徴はそれでしかなく、分量は十分だが価格は高額。現地ではおそらく予約販売で対応するのだろうが、はたしてふらりと訪れて買えることは、あるのだろうか。掛紙記載「限定販売」の文字も気になる。

宮古駅の駅弁は2011年3月の東日本大震災で消えた。調製元の割烹はほどなく営業を再開したが、駅弁が復活することはなかった。

※2017年8月補訂:終売を追記
販売駅
山田線 宮古(みやこ)駅 1934(昭和9)年11月6日開業 岩手県宮古市宮町1丁目
調製元
有限会社 魚元 岩手県宮古市大通3−6−43 0193(63)1700