banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 仙台(せんだい)駅2010年3月15日訪問Googleマップ
JR-East Sendai Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線で約1時間40分、東北新幹線にJR在来線各線と仙台市営地下鉄が接続するターミナル駅。仙台市は宮城県の中央に位置する人口約100万人の城下町で、東北地方の首都として君臨する。駅弁は地元業者と東北一帯を持つ駅弁屋とJR子会社が競争し、駅構内各地の売店で50種以上が売られる全国有数の激戦区である。1887(明治20)年12月15日開業、宮城県仙台市青葉区中央1丁目。

元気みやぎ弁当(1,100円)2013年2月17日に仙台駅駅弁売店で購入
Genki Miyagi Bento

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2011(平成23)年12月の東京駅での「東北新幹線全線開業1周年記念駅弁大会」でデビューか。長方形の容器の中に、「米どころ宮城」として梅干しと牛たんネギ塩焼を載せた宮城県大崎産ひとめぼれの白御飯、「宮城大地の幸」として牛すき焼やつくねなど、「宮城海の幸」としてサケ味噌漬焼やサンマ甘露煮など、「宮城里山の幸」としてホウレンソウ炒めやずんだもちなど。

駅弁の名前からは震災復興の色を感じるが、下記の「ありがとうの詩」と違い、中身からはそうでもない、宮城を満載しながら気負いや飾りのない、楽しいお食事。地元の駅弁屋と中央のJR子会社との差が出たのかもしれない。価格は2013年の購入当時で1,100円、2017年時点で1,150円。

震災からは復旧ないし復興しつつあるのだろうが、仙台の駅弁は震災と関係なくNRE共同売店化で本当に沈滞してしまった。伯養軒とこばやしが隣同士や背面同士で競っていた頃では考えられない、週末の夕方にしてスカスカのショーケースやNREばかり10種程度の品揃え。最近に出現した「仙台名物牛たん駅弁屋」という小売店に、駅弁屋のものでない牛タン弁当が複数あり、そちらのほうが賑やかで賑わっておいしそうに見えた。

※2017年8月補訂:値上げを追記
販売駅
東北本線 仙台(せんだい)駅 1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 宮城県仙台市宮城野区原町4−11−1 022(257)2981 http://www.nre.co.jp/

宮城ろまん街道(850円)2012年6月26日に東京駅「駅弁屋 極」で購入
Miyagi Roman Kaido

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下記の駅弁「宮城ろまん街道」の、2012(平成24)年時点での姿。名前と価格と容器こそ変わっていないものの、その他はまるで別の駅弁のように変わっていたから、過去に買っていた駅弁だとは気が付かなかった。鳴子の米を使ったことを表でも裏でも紹介する掛紙で、竹皮製の容器を包む。中身は鳴子産米「ゆきむすび」を使ったという梅干おにぎりと焼味噌おにぎり、串に刺さった鶏照焼とサトイモとカボチャ、コロッケ、玉子焼、レンコンとニンジンのきんぴら、長ナス漬、紅ダイコン漬など。おにぎりの具が苦手だったことを除き、味も姿も食べやすくいい感じ。価格は2012年の購入当時で800円、2014年2月から850円。

※2014年7月補訂:値上げを追記
販売駅
東北本線 仙台(せんだい)駅 1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
調製元
株式会社 こばやし 宮城県仙台市宮城野区小田原3−2−3 022(293)1661 http://www.kobayashibento.com/

【終売】宮城ろまん街道(800円)2004年10月11日に東京駅駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Miyagi Roman Kaido (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身

おそらく1998(平成10)年5〜8月のJRのディスティネーションキャンペーン「宮城ろまん街道」に伴い、同年に登場したものと思われる。竹皮製の長方形容器に、宮城県指定有形民俗文化財「カマ神」を載せた薄紫色の掛紙をかけて、竹皮風針金でしばる。透明トレーに笹の葉を敷いて詰めた中身は、宮城産ひとめぼれの小梅御飯とくるみおこわを一個ずつ、牛たんに鶏香味焼、舞茸やレンコンの揚げ物、フナ甘露煮に里芋などの煮物など。

見た目も味も価格も良いし、折り重なるおかずはすべて串に刺さっていて、食べる作業が楽しくなるエンターテイメント系。なお、掛紙の献立表に書かれ、本来は白御飯に載るはずの伊豆沼産沼えびについて、不漁のため小梅に変更と案内する小片が付いていたが、前年8月購入の仙台駅弁「とことん宮城弁当」でも同じ案内を見た。どうもブラックバスの密放流によりほぼ駆逐されたようで、それなら小梅をデフォルトにすればいいと思う。

販売駅
東北本線 仙台(せんだい)駅 1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
調製元
株式会社 こばやし 宮城県仙台市宮城野区小田原3−2−3 022(293)1661 http://www.kobayashibento.com/

【終売】仙台冬の宴弁当(1,100円)2013年2月17日に仙台駅駅弁売店で購入
Sendai Fuyu no Utage Bento (end of sales)

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2012年12月から2013年2月までの販売か。「30品目入り幕の内」の副題が掛紙とおしながきに記され、おしながきではキャベツから米まで「30種類のご紹介」と食材リストを掲げる。中身はカニとイクラと錦糸卵が載る茶飯に、サケ味噌漬、牛たん焼、ホタテ味噌漬焼、笹かまぼこ天、豚肉炒め、ワカメとホウレンソウ、ずんだ白玉団子など。幕の内弁当らしいところはどこにもないと思うが、味はうまい。

掛紙の写真は、SENDAI光のページェント。杜の都仙台のケヤキ並木に電線と60万個前後の電球を巻き付けて、12月に3週間ほど光らせて200万人以上の観光客を動員する。

販売駅
東北本線 仙台(せんだい)駅 1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 宮城県仙台市宮城野区原町4−11−1 022(257)2981 http://www.nre.co.jp/

【終売】ありがとうの詩(1,000円)2011年12月16日に上野駅駅弁売店「駅弁屋 匠」で購入
Arigato no Uta (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

河北新報の詩の募集企画とのタイアップにより、2011(平成23)年12月9日の発売開始。黒塗りの長方形の発泡材枠容器に、折り鶴や原稿用紙や詩を歌う短冊を描いたボール紙のふたをする。二つ折のしおりには、企画の説明、新聞で公募された詩、おしながきが記される。中身はグリーンピースと錦糸卵で彩る白御飯に、サンマ竜田揚、豚角煮、鶏照焼、シメジやニンジンなどの煮物と揚げかまぼこ、笹かまぼこ、サワラ焼、玉子焼など。肉も魚も入る割にはおとなしい感じを受ける、なんでもまるごと弁当。

今度の仙台駅弁は震災ネタをあまりにも直球でアピールする。新聞社が絡む新作駅弁なのでメディア受けも良い。個人ブログでも賞賛の声が聞かれる。震災の翌日から大々的な炊き出しを始めた調製元から出されるべき駅弁でもある。しかし東北には、宮城や福島などで労務者の人件費が高騰し、日銀短観(日本銀行の全国企業短期経済観測調査)でも東北地方のみで好景気が示されるとおり、復興の名においてすでに多額の国税が補助金や直轄事業などにじゃぶじゃぶ注ぎ込まれている。津波に洗われた土地でおかゆをすすっているときに、その後背地ですき焼きを食べている。2013年頃までの販売か。

販売駅
東北本線 仙台(せんだい)駅 1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
調製元
株式会社 こばやし 宮城県仙台市宮城野区小田原3−2−3 022(293)1661 http://www.kobayashibento.com/

【終売】仙山芭蕉めぐり(1,200円)2010年3月16日に仙台駅改札外コンコース駅弁売店で購入
Senzan Basho Meguri (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

宮城県仙台都市圏の5市8町1村と山形県村山地域の7市7町が2002年度から実施する仙台山形交流連携事業の一環として、2005年7月16日に宮城大学で実施された「仙山圏駅弁創作事業」にて、宮城大学事業構想学部事業計画学科と宮城学院女子大学学芸学部食品栄養学科の学生が提案した創作駅弁3種類の商品化で、2005年10月1日に登場した駅弁。

竹皮を編んだ正八角形の容器に、駅弁名と宮城県と山形県と芭蕉と曾良を描いた掛紙を巻く。中身は紅花寿司こと紅花とクルミを付けた俵型酢飯が2個と、サケ柚子焼、玉子焼、そばの実なめこ和え、サトイモや玉こんにゃくなどの煮物、生麩の牛肉巻、カキとホタテのチーズ焼、笹かまぼこなど。松尾芭蕉が訪れた仙台・山形地域をイメージしたそうな。値は張るが、おかずの味と種類に事欠かないおつまみセット。

なお、他の2種類はウェルネス伯養軒の「仙台山形越境膳出逢い街道」とNREの「がんこおやじ」。当初は3か月間の期間限定販売を予定していたようだが、「がんこおやじ」を除く2品は2010年時点でも販売が続いていた。2011年以降は販売されていない模様。

※2014年7月補訂:終売を追記
販売駅
東北本線 仙台(せんだい)駅 1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 宮城県仙台市宮城野区原町4−11−1 022(257)2981 http://www.nre.co.jp/

【終売】仙台小分け弁当(800円)2008年3月14日に仙台駅改札外コンコース駅弁売店で購入
Sendai Kowake Bento (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身

仙台市と東京都武蔵野市を舞台にした、2004(平成16)年度の上半期のNHK連続テレビ小説「天花」の放送を記念して同年春までに登場。昔の仙台七夕の情景を描いた正方形の専用紙箱を使用、その裏ぶたには仙台のお祭りガイドが記される。

9区画のプラ製トレーに収まる中身は、日の丸ご飯にひじきご飯に桜花付き錦糸卵飯、サンマ甘露煮、豚肉味噌焼、笹蒲鉾、ゆで卵、牛タン入りコロッケ、煮豆、菜の花、玉こんにゃくなど。「仙臺まるごと弁当」や「宮城まるごと弁当」の廉価版と考えれば分かりやすい。今は売られていない模様。

笹蒲鉾を詰めるだけで仙台を描けるのは便利だが、中身と地元の関連は分からず、テレビ小説との関連はまったくないと思う。しかし食品表示の名称「幕の内弁当(小分け)」が語るとおり、そういう役回りに位置付けられたのだろう。テレビのほうはNHK連続テレビ小説史上初めて週間最高視聴率が20%を切る不振だったそうだが、記念駅弁はこうやって地道にしばらく販売が続いた。

販売駅
東北本線 仙台(せんだい)駅 1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
調製元
株式会社 こばやし 宮城県仙台市宮城野区小田原3−2−3 022(293)1661 http://www.kobayashibento.com/

【終売】こだわり弁当幕の内 各驛停車(900円)2005年9月15日に東京駅駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Kodawari Bento Makunouchi Kakuekiteisha (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

下記「こだわり弁当幕の内 各驛停車」の、2005年リニューアル版。容器が発泡材長方形に変わり、ボール紙のフタの裏側に印刷された挨拶文やお品書きが別添のしおりに移動した。中身も少々変わり、日の丸御飯に笹蒲鉾、鶏香味焼、玉子焼、揚げ舞茸、ホヤ磯焼、赤魚照焼、煮物各種、長なす漬けなど。

容器の絵柄と価格は据え置いたが、雑誌で企画し決めた部分にも変更が及んでいるような。「旅」誌そのものも新潮社に移動してから以前とは似ても似つかぬ抽象系に変わり、販売不振で2005年11月号からはなんと女性誌を名乗り始めたので、駅弁もこれでよいのだろう。2010年以降は売られていない模様。

※2014年7月補訂:終売を追記
販売駅
東北本線 仙台(せんだい)駅 1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
調製元
株式会社 こばやし 宮城県仙台市宮城野区小田原3−2−3 022(293)1661 http://www.kobayashibento.com/

【終売】こだわり弁当幕の内 各驛停車(900円)2004年1月25日に阪神百貨店駅弁大会で購入
Kodawari Bento Makunouchi Kakuekiteisha (end of sales)

掛紙
外観 外観 中身

JTBの月刊誌「旅」誌面で企画され、仙台の駅弁屋が商品化した幕の内弁当。白いトレーを収めた正六角形のボール紙容器には唐草模様が描かれ、蓋には駅弁を食べながらSLを運転する機関士や食材に埋もれ無蓋貨車に乗る客が描かれる。中身は胡麻振り御飯に揚げ舞茸、金目鯛照焼、ほや磯焼、玉子焼、各種の煮物など。笹かまぼこと長なす漬けで仙台をアピールする。

さすがプロの駅弁趣味者や旅行雑誌編集者が手掛けたとあって、売り切れの早い人気駅弁に成長したが、なんと日本最古級の現役月刊雑誌と言われたプロデュース元の雑誌が2004年1月号限りで休刊となってしまった。会社を変えて三か月後に復活。駅弁も2005年頃に上記へリニューアル。

販売駅
東北本線 仙台(せんだい)駅 1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
調製元
株式会社 こばやし 宮城県仙台市宮城野区小田原3−2−3 022(293)1661 http://www.kobayashibento.com/

【掛紙】おべんとう(400円)1982年6月23日調製
Obento

掛紙

1982(昭和57)年6月23日12時の調製と思われる、昔の駅弁の掛紙。仙台駅のものかは不明だが、調製元の本社所在地に収蔵。その支店や営業所がある東北六県すべての名前があるので、どこでも使える汎用掛紙だったかどうか。この日は東北新幹線大宮〜盛岡間の開業日で、沿線と無縁な静岡駅弁の掛紙でも祝ったのに、こちらには何もない。

販売駅
東北本線 仙台(せんだい)駅 1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
調製元
伯養軒 所在地の記載なし 連絡先の記載なし

【掛紙】特製幕の内おべんとう(300円)1973年8月18日調製
Tokusei Makunouchi Obento

掛紙

1973(昭和48)年8月18日9時の調製と思われる、昔の駅弁の掛紙。仙台の昔の駅舎のイラストと、鉄道唱歌の仙台に関する歌詞を描いている。1900(明治33)年当時で町数32、2里四方、人口7.6万人の仙臺市は、2008年時点で区数5区、面積788平方キロメートル、人口103万人の政令指定都市に発展した。

販売駅
東北本線 仙台(せんだい)駅 1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
調製元
株式会社 こばやし 宮城県仙台市小田原山本丁10番地 0222(93)1661

【掛紙】特製幕の内弁当(300円)調製年月日不詳
Tokusei Makunouchi Bento

掛紙

入手状況等から1970年代の調製と思われる、昔の仙台駅弁の掛紙。「DISCOVER JAPAN」のロゴマークがあるので、1970年代前半頃のものと思われる。掛紙には現在も青葉城趾から仙台市街を見下ろす伊達政宗像が描かれ、一目で仙台と分かるイラスト。

販売駅
東北本線 仙台(せんだい)駅 1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
調製元
伯養軒 宮城県仙台市東七番丁61の1 (91)8101

【掛紙】特製御辨當(?円)1957年7月5日調製
Tokusei Obento

掛紙

1957(昭和32)年7月5日の調製と思われる、昔の駅弁の掛紙。仙台駅のものかは不明だが、調製元の本社所在地に収蔵。掛紙右側に支店営業所一覧があり、そのすべてで駅弁販売があったわけではないが、茂市や雫石や陸奥湊でも営業があったのかと思う。

販売駅
東北本線 仙台(せんだい)駅 1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
調製元
伯養軒 所在地の記載なし 連絡先の記載なし