banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 米沢(よねざわ)駅2008年2月3日訪問Googleマップ
JR-East Yonezawa Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線「つばさ」号で2時間強。米沢市は山形県の南端で内陸の盆地に広がる人口約9万人の城下町で、和牛の生産と江戸時代の名君である上杉鷹山が知られる。駅弁は2社がホーム上に駅弁売店を構え、それぞれ何種類もの牛肉弁当を揃えて競争する。1899(明治32)年5月15日開業、山形県米沢市駅前1丁目。

元祖牛肉弁当(1,000円)2011年7月18日に調製元で購入
Ganso Gyuniku Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

新杵屋創業以来の駅弁という。長方形の発泡材枠容器に木目柄のボール紙でふたをして、中身の写真を印刷した赤系の掛紙で包む。中身は白御飯の上に牛肉煮と糸こんにゃくを詰め、高野豆腐、ふき、ゴボウ土佐煮、昆布巻、うぐいす豆、レンコン酢漬け、きゅうり漬を添えるもの。

多種多様で見栄えのする牛肉駅弁がたくさん出ている米沢駅で、こういう古い作品が現存し容易に買えるのはなんとも不思議。価格はそれらより比較的安くて付合せは多種だが、牛肉の分量がどうも寂しい。「牛肉どまん中」があるのにあえてこれを選ぶ理由が見当たらない。駅弁催事に出てくることもまずない。価格は2011年の購入当時で810円、2017年時点で1,000円。

※2017年8月補訂:値上げを追記
※2012年5月補訂:写真の更新と解説文の全面改訂
販売駅
奥羽本線 米沢(よねざわ)駅 1899(明治32)年5月15日開業 山形県米沢市駅前1丁目
調製元
有限会社 新杵屋 山形県米沢市東3−1−1 0238(22)1311 http://www.shinkineya.com/

【掛紙】元祖牛肉弁当(710円)2002年8月17日に米沢駅ホーム上駅弁売店で購入
Ganso Gyuniku Bento

掛紙

2002年8月17日12時調製の、米沢駅弁の掛紙。上記の現行品と全く同じに見えるが、バーコードの有無、「イメージ写真」表記の有無、右側の注意文の表現に差異がある。

販売駅
奥羽本線 米沢(よねざわ)駅 1899(明治32)年5月15日開業 山形県米沢市駅前1丁目
調製元
新杵屋弁当部 山形県米沢市東3丁目1−1 0238(22)1311

米沢牛すき焼き弁当(710円)2002年8月17日に米沢駅ホーム上駅弁売店で購入
Yonezawagyu Sukiyaki Bento

掛紙 外観 中身

昭和20年代の登場という。長方形の発泡材容器を、牛の顔を勇ましく描いた掛紙で包む。中身は駅弁名どおり、御飯の上にしらたきと牛すき焼きを載せるもので、付け合わせが少々。牛すき焼き肉は冷めると脂肪が白く固まり不味くなるはずが、この駅弁では素材の良さか調理技術の良さか、常温までならおいしくいただける優れもの。新杵屋の同種同価格駅弁「元祖牛肉弁当」に真っ向から勝負を挑む。価格は2002年の購入当時で710円、2017年時点で「すきやき弁当」900円。

※2017年8月補訂:値上げを追記
販売駅
奥羽本線 米沢(よねざわ)駅 1899(明治32)年5月15日開業 山形県米沢市駅前1丁目
調製元
株式会社 松川弁当店 山形県米沢市アルカディア1丁目808−20 0238(29)0141 http://yonezawaekiben.jp/
催事駅弁

【終売】復刻版米沢牛肉すきやき弁当(1,050円)2011年10月10日に東京駅「第14回東日本縦断駅弁大会」で購入
Fukkokuban Yonezawa Gyuniku Sukiyaki Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2011(平成23)年10月8〜10日に東京駅で開催された「第14回東日本縦断駅弁大会」で販売されたお弁当で、過去の米沢駅弁を復刻したものだという。長方形の発泡材枠容器を、牛と肉をなんとなく描いたおそらく過去のデザインの駅弁掛紙で包む。中身は上記の現行版とほぼ同じで、白御飯の上を牛肉煮と糸こんにゃくで覆い、がんもどき、酢れんこん、ニシンの昆布巻、高菜の醤油漬、ふきみそ、紅生姜などを添えるもの。現行版より価格が高い分だけ、肉が多く入る気がして、スキヤキの雰囲気がより感じられた。

販売駅
奥羽本線 米沢(よねざわ)駅 1899(明治32)年5月15日開業 山形県米沢市駅前1丁目
調製元
株式会社 松川弁当店 山形県米沢市アルカディア1丁目808−20 0238(29)0141 http://yonezawaekiben.jp/

牛肉弁当(1,150円)2008年4月6日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入
Gyuniku Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身

JR20周年の記念駅弁の米沢駅松川弁当店版として、2007(平成19)年10月までに登場か。米沢駅に牛肉駅弁はたくさんあるが、何も付かない「牛肉弁当」という名の駅弁は長らくなかったのではないかと思う。小さな長方形の発泡材容器を、赤白黒の三色と文字だけで宣伝を頑張ったデザインのボール紙の枠にはめる。

中身は白御飯の上に牛すき焼き肉を詰め、半熟玉子とタクアンを添えたもの。つまり米沢駅の牛肉駅弁。その観点で個性はなく、「牛肉どまん中」を脅かす存在にはならないだろうが、あれば売れるタイプの駅弁ではないかと思う。風味もいつもの米沢駅弁で、お値段もシンプル。分量はちょっと、少ないような。価格は2008年の購入当時で1,000円、2017年時点で1,150円。

※2017年8月補訂:値上げを追記
販売駅
奥羽本線 米沢(よねざわ)駅 1899(明治32)年5月15日開業 山形県米沢市駅前1丁目
調製元
株式会社 松川弁当店 山形県米沢市アルカディア1丁目808−20 0238(29)0141 http://yonezawaekiben.jp/

米澤牛焼肉重松川辨當(1,600円)2008年4月6日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入
Yonezawagyu Yakinikuju Matsukawa Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 食後

2008(平成20)年に、なんと大宮駅限定の駅弁として登場、以後は東京エリアのNREの「駅弁屋旨囲門」や駅弁大会でも販売されている。長方形の発泡材枠容器に透明なふたをして、昔の駅弁立売風景を描いた掛紙を巻いて、ひもで十字にしばる。中身は白御飯に牛そぼろと牛すき焼き肉を詰めて、ハンバーグに赤カブ酢漬けなどを添えるもの。

高価格は牛肉の分量ではなく品質に反映されており、甘味と脂身がたっぷりの牛丼部分にも、身の詰まったハンバーグにも、常温で引き立つ風味を感じる。米沢駅弁の巨頭「牛肉どまん中」と競合しない個性を備えると思うが、はたして現地では販売されているのだろうか。価格は2008年の購入当時で1,500円、2017年時点で1,600円。

※2017年8月補訂:値上げを追記
販売駅
奥羽本線 米沢(よねざわ)駅 1899(明治32)年5月15日開業 山形県米沢市駅前1丁目
調製元
株式会社 松川弁当店 山形県米沢市アルカディア1丁目808−20 0238(29)0141 http://yonezawaekiben.jp/

【終売】米澤牛焼肉重松川辨當いやんばい(1,050円)2009年7月25日に大宮駅「駅弁屋旨囲門」で購入
Yonezawagyu Yakinikuju Matsukawa Bento Iyanbai (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 食後

上記「米澤牛焼肉重松川辨當」の廉価版で、容器を小さくして分量を減らして価格を下げて、しかし内容や風味は同じ。大宮駅「駅弁屋旨囲門」のカリスマ店長の意向か助言かを受けて、駅弁名に「いやんばい」を加えている。いい塩梅(あんばい)、いい感じ、ちょうど良い、という意味の山形弁だそうな。1,500円版と併売されているか、現地で売られているかは分からないが、東京駅や上野駅の駅弁屋旨囲門では定番の人気駅弁に育っている。これで松川弁当店もようやく、新杵屋の「牛肉どまん中」を追撃できる商品を得た感じ。2010年頃までの販売か。

※2017年8月補訂:終売を追記
販売駅
奥羽本線 米沢(よねざわ)駅 1899(明治32)年5月15日開業 山形県米沢市駅前1丁目
調製元
株式会社 松川弁当店 山形県米沢市アルカディア1丁目808−20 0238(29)0141 http://yonezawaekiben.jp/

米沢のまかない牛めし弁当(1,050円)2009年11月23日に「お台場オトナPARK2009」駅弁大会で購入
Yonezawa no Makanai Gyumeshi Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 食後

上記「米澤牛焼肉重松川辨當」と同じく、2008(平成20)年に大宮駅限定の駅弁として登場した模様。駅弁催事では米沢の駅弁として紹介され販売されている。小柄な長方形の発泡材容器に透明なふたをかけて割りばしを置き、コンサルタントが好んで作りそうな宣伝文を書き記したボール紙の枠にはめる。中身は白御飯の上に牛肉煮を敷き詰めて白ゴマをまぶし、煮物数点と玉子焼と柴漬けを添えるもの。

牛肉の味付けが生姜と醤油なのだそうだが、この調製元の他の牛丼駅弁に比べて、やっぱり間違い探しの範囲でしか違わない。味もその点では良好。こういうことをしないと、あるいはさせられないと、東京に見向きもされなくなってしまうしまうという危機感か、地元を離れて東京へ進出し成功したいという野心か、普通の駅弁屋にはあまり見られない背景を想像してしまう商品だと感じた。価格は2009年の購入当時で1,050円、2017年時点で1,150円。

※2017年8月補訂:値上げを追記
販売駅
奥羽本線 米沢(よねざわ)駅 1899(明治32)年5月15日開業 山形県米沢市駅前1丁目
調製元
株式会社 松川弁当店 山形県米沢市アルカディア1丁目808−20 0238(29)0141 http://yonezawaekiben.jp/

【終売】山形プレミアム弁当2011−秋−(1,200円)2011年10月21日に上野駅の駅弁売店「駅弁屋 匠」で購入
Yamagata Premium Bento 2011 -Aki- (end of sales)

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東京都千代田区の法政大学経営学部小川孔輔ゼミと調製元との共同開発により、2011(平成23)年10月15日から11月末まで、おそらく主に東京エリアで販売された期間限定駅弁。長方形の発泡材容器に、ゼミの先生と生徒を描いたという紅葉柄の掛紙を巻く。中身は山形米「つや姫」の白御飯に米沢牛カルビ焼肉を載せた牛丼と、赤豆の俵飯に赤カブや長ナスなどの漬物と、米沢牛入りの芋煮。

一日200個が新幹線車内、上野駅、大宮駅、米沢駅で販売されたというが、これもまた米沢駅弁を名乗る東京エリア駅弁の一種だろう。今夏に銀座で300人アンケートを取ったり、先の東京駅での第14回東日本縦断駅弁大会で先行販売されたりしたそうで、こうなると山形や米沢はもはや食材の供給元でしかない。味そのものは、牛肉の風味こそ強い味付けで隠れた感じだが、芋煮が常温の駅弁として雰囲気が良いほか、白御飯の力が秀でていたため、今後に現地でも支持を得られそうな気はした。期間中に約1万個を売った模様。

販売駅
奥羽本線 米沢(よねざわ)駅 1899(明治32)年5月15日開業 山形県米沢市駅前1丁目
調製元
株式会社 松川弁当店 山形県米沢市アルカディア1丁目808−20 0238(29)0141 http://yonezawaekiben.jp/

【終売】山形プレミアム弁当2012−春−(1,200円)2012年4月20日に上野駅の駅弁売店「駅弁屋 匠」で購入
Yamagata Premium Bento 2012 -Haru- (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

上記の駅弁の第2弾として、2012年春バージョンが、2012(平成24)年2月11〜12日の東京駅「駅弁屋旨囲門」での駅弁大会でデビュー。掛紙の絵柄はほぼ同じで、紅葉が桜花に変わり、人が手に持つ食材も差し替えられている。今回の中身は味噌だれの米沢牛焼肉で覆う山形米「つや姫」の白御飯、めはりずし、俵飯、すき焼き、漬け物、玉こんにゃくなど。

こちらは本当に現地での販売がなかった模様で、東京駅や上野駅などでの販売。味は良いし、掛紙も賑やかだし、この駅弁で「つや姫」のうまさを知ったが、米沢駅弁を名乗るのはどうかと思う。7月までに終売。

販売駅
奥羽本線 米沢(よねざわ)駅 1899(明治32)年5月15日開業 山形県米沢市駅前1丁目
調製元
株式会社 松川弁当店 山形県米沢市アルカディア1丁目808−20 0238(29)0141 http://yonezawaekiben.jp/

【終売】山形県米沢松川弁当店監修 牛すきやき弁当(735円)2008年5月9日に八食センターで購入
Yamagataken Yonezawa Matsukawabentoten Kansyu Gyu Sukiyaki Bento (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 外観 中身 中身

2008(平成20)年3月1日に釧路八戸米沢、都城の4種が登場した、駅弁屋の監修によるレトルト弁当。パック御飯とレトルトを、調理例の写真や監修元や商品名などを掲載したボール紙の箱に詰める。パック御飯とレトルトを電子レンジで暖めて、レトルトの中身を御飯の上にかけて、パッケージの枠に収めてできあがり。

中身は味付飯の上に、暖めたレトルトに入っていた牛肉、シラタキ、ゴボウ、タマネギ、ニンジン。米沢駅弁の「米沢牛すき焼き弁当」とは中身が少々異なるが、牛すき焼き駅弁の雰囲気は出ていると思う。見栄えさえ気にしなければ、味は一丁前。2010年3月にリニューアルされ、ほどなく終売か。

※2017年8月補訂:終売を追記
販売元
日本水産 株式会社 東京都千代田区大手町2の6の2 0120-837-241