banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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峠の釜めし(1,000円)2011年9月21日に東京都内で入手
Touge no Kamameshi

掛紙 外観 外観 外観 外観 中身 中身 中身

1958(昭和33)年2月の公式登場。前年12月に非公式登場とする文献もある。今さら説明することもない、日本で最も有名な駅弁の一つ。焼き物を容器とした初めての駅弁でもある。益子焼の釜の中に茶飯を詰め、その上に鶏肉・タケノコ・ゴボウささがき・椎茸・栗・アンズ・うずらの卵に紅生姜とグリーンピースを載せる。ふたも陶製で、掛紙をかけて紙ひもでしばり、釜型の別容器で付け合わせを添付して出来上がり。

1997年10月の長野新幹線開業により、横川駅では軽井沢への路線が廃止され峠の前の終着駅となり、碓氷峠越えの機関車を連結・開放する約5分間にホーム一杯に客と釜めしが並ぶ光景は失われた。駅前の国道18号の賑わいも1993年3月の上信越自動車道藤岡IC〜佐久IC間の開通で失われ、横川駅弁の販売拠点は横川駅と駅前のドライブインから新幹線と高速道路サービスエリアへと移り変わった。

年間450万個を売り上げるという駅弁の王様だが、廃棄物減量が叫ばれる現在では、年間450万個の釜の行方が気にかかる。駅弁屋さんで使われたり返された釜は、益子の土に帰しているそうだ。価格は長らく(過去15年間)900円であったが、2012年10月1日に1,000円へ値上げされた。

※2012年11月補訂:値上げを追記
※2012年5月補訂:写真の更新
※2010年3月補訂:写真の更新
販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県安中市松井田町横川297−1 027(395)2311 http://www.oginoya.co.jp/

峠の釜めし(食堂版)(1,000円)2013年8月12日に横川駅前の食堂で注文
Touge no Kamameshi

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身 中身

上記「峠の釜めし」を、横川駅前で駅弁屋が営業する食堂で食べたものが、この写真。駅やドライブインで売られる「峠の釜めし」そのものに加えて、お茶が付いて、テーブルで食べられて、価格は同じである。駅弁は列車内で食べるころが最上とされているが、こうやって食堂で食べることも悪くない。

※2014年12月補訂:解説文と写真の更新
※2012年11月補訂:値上げを追記
販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県安中市松井田町横川297−1 027(395)2311 http://www.oginoya.co.jp/

峠の釜めし(900円)2015年4月17日に新宿駅南口駅弁売店「駅弁屋 頂」で購入
Touge no Kamameshi

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 外観 中身 中身

2014(平成26)年の秋までに登場していた模様。名駅弁「峠の釜めし」について、陶器を紙製に変え、掛紙に代えたボール紙の枠にはめる。これで見栄えと重量は通常のものと大きく異なるが、中身と味は同じで、価格が100円安い。

羽田空港では2013年3月20日に、荻野屋が監修し日本エアポートデリカが調製する空弁「大空の釜めし山の幸」「大空の釜めし海の幸」(各980円)が登場、これにサトウキビの絞りかすを素材とした今回の釜が使われ、日本デザイン振興会の2013年度の「グッドデザイン賞」を受賞している。

この駅弁のボール紙の枠には『「益子焼の器が重い。」というご意見を受け』制作したとあるが、客の捨て釜が来る鉄道会社と空港管理会社とバスツアー会社を除いて、そんな意見を本気で言う人がいるのだろうか。名物の駅弁と同じ味を安く食べられる利点と同時に、この駅弁を名物にした大切なものを省いた寂しさを感じた。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県安中市松井田町横川297−1 027(395)2311 http://www.oginoya.co.jp/

峠の釜あいす(540円)2013年8月12日に横川駅前の食堂で注文
Touge no Kama Icecream

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2005(平成17)年かそれ以前の発売か。駅では売らず、上信越自動車道横川サービスエリアが主戦場。駅弁の今の「峠の釜めし」そっくりで、4割くらいの大きさのとても小さな陶器の釜にバニラアイスを詰めて、駅弁の具に見えなくもない色彩でクリーム、くり、チョコレート、パイナップル、あんず、サクランボを載せる。

食べるだけなら質も量も、市販の100円アイスを上回ることはないと思うが、横川ならではの楽しい商品。価格は購入当時で525円、2014年の消費税率改定により540円。製造者は埼玉県熊谷のイタリアンジェラート屋で、販売は横川の駅弁屋。

調製元
有限会社 ジェラートマリノ 埼玉県熊谷市広瀬650−1 048(525)2044 http://www.gelato-marino.com/
販売元
株式会社 荻野屋 群馬県安中市松井田町横川297−1 027(395)2311 http://www.oginoya.co.jp/

峠の抹茶あいす(540円)2013年8月12日に横川駅前の食堂で注文
Touge no Maccha Icecream


掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2005(平成17)年かそれ以前の発売か。駅では売らず、上信越自動車道横川サービスエリアが主戦場。駅弁の昔の「峠の釜めし」そっくりで、4割くらいの大きさのとても小さな陶器の釜に抹茶アイスを詰めて、あずきとクリームを載せる。

食べるだけなら質も量も、市販の100円アイスと同じようなものだが、横川ならではの楽しい商品。価格は購入当時で525円、2014年の消費税率改定により540円。製造者は埼玉県熊谷のイタリアンジェラート屋で、販売は横川の駅弁屋。

調製元
有限会社 ジェラートマリノ 埼玉県熊谷市広瀬650−1 048(525)2044 http://www.gelato-marino.com/
販売元
株式会社 荻野屋 群馬県安中市松井田町横川297−1 027(395)2311 http://www.oginoya.co.jp/

【掛紙】峠の釜めし(200円)調製年月日不詳
Touge no Kamameshi

掛紙

昭和40年代前半頃の調製と思われる、昔の横川駅弁の掛紙。この頃の調製印には年月の記載がなく、ディスカバージャパンのロゴマークがなくて200円だから、昭和40年代前半だろうという想定しかできない。デザインは1978(昭和53)年のものと不変。中身は登場時から現在まで不変。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川 027395-2311

【掛紙】峠の釜めし(250円)調製年月日不詳
Touge no Kamameshi

掛紙

入手状況等から1970年代の調製と思われる、昔の横川駅弁の掛紙。価格が250円で、「ディスカバー・ジャパン」のロゴマークがないことから、1970(昭和45)年かその直前の頃のものと思われる。掛紙のデザインは変わらないが、地色の濃淡はだいぶ変化している。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川 027395-2311

【掛紙】峠の釜めし(600円)1978年1月30日調製
Touge no Kamameshi

掛紙

1978(昭和53)年1月30日14時の調製と思われる、昔の横川駅弁の掛紙。現在のものとデザインはほぼ同じだが色合いが異なる。最盛期には駅で一日四千個を販売したとか。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川 02739(5)2311

【掛紙】峠の釜めし(700円)1984年12月31日調製
Touge no Kamameshi

掛紙

1984(昭和59)年12月31日11時30分の調製と思われる、昔の横川駅弁の掛紙。約7年前のものと比較すると、国鉄のキャンペーンが変わると共に、窓から釜を投げるな旨の物騒な注記が取れている。旅客のマナー向上のためか、窓の開く列車が減ったためか。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川399 0273(95)2311

【掛紙】峠の釜めし(700円)1989年1月7日におそらくドライブインで購入
Touge no Kamameshi

掛紙

1989(昭和64)年1月7日18時の調製と思われる、昔の横川駅弁の掛紙。この日は志賀高原へ学校のスキー旅行に行っており、二泊三日の最終日の朝に天皇崩御の報に触れた。当時は全く意識していなかったが、これが昭和最後の日の駅弁掛紙となった。上信越道のなかった時代で、志賀高原から横浜までバスで8時間もかかったことを覚えている。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川392 0273(95)2311

【掛紙】峠の釜めし(800円)1989年10月21日調製
Touge no Kamameshi

掛紙

1989(平成元)年10月21日17時の調製と思われる、昔の横川駅弁の掛紙。上の掛紙と同じ年だが元号が変わったので、調製印の年表記が1に戻り、ついでに価格が100円上がっている。昭和の頃はほぼ例外なく、調製印には和暦を使っていたが、改元を機に西暦表示へ切り替えた駅弁屋も多かったようだ。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川392 0273(95)2311

【掛紙】峠の釜めし(800円)1991年10月20日調製
Touge no Kamameshi

掛紙

1991(平成3)年10月20日11時30分の調製と思われる、昔の横川駅弁の掛紙。2年前と見た目でほぼ同一だが、JR東日本「LOOK EAST」ロゴマークの削除と、調製印の印字への変更が見られる。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川392 0273(95)2311

【掛紙】峠の釜めし(800円)1992年7月13日調製
Touge no Kamameshi

掛紙

1992(平成4)年7月13日11時の調製と思われる、昔の横川駅弁の掛紙。同じJR東日本ということで、碓氷峠とまるで関係のない山形新幹線開業記念のロゴマークが入る。当時は現在の長野新幹線のうち軽井沢〜長野間で、山形新幹線の福島以北と同じように在来線の改造で乗り入れる計画であったため、まるっきり関係ないとも言えないが。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川392 0273(95)2311

【掛紙】峠の釜めし(500円)1997年7月6日調製
Touge no Kamameshi

掛紙

1997(平成9)年7月6日10時の調製と思われる、昔の横川駅弁の掛紙。当時は約3か月後に迫った信越本線横川〜軽井沢間の廃止を前に、多くの観光客や鉄道ファンで駅や峠道が賑わっていた頃。釜飯も普段以上に売れていたのではないかと思う。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川297−1 0273(95)2311

【掛紙】峠の釜めし(900円)1998年10月4日におそらく横川駅で購入
Touge no Kamameshi

掛紙

1998(平成10)年10月4日10時の調製と思われる、昔の横川駅弁の掛紙。近年の「峠の釜めし」の掛紙デザインはほぼ変わらないものの、数が出る駅弁のためそのアップデートも頻繁に行われるため、仮に調製印が押されていなくても、創業○周年の表記やJR東日本の観光キャンペーンのロゴマークなどで発売年をほぼ特定できる。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川297−1 0273(95)2311

【掛紙】峠の釜めし(900円)2000年9月12日調製
Touge no Kamameshi

掛紙

2000(平成12)年9月12日13時の調製と思われる、昔の横川駅弁の掛紙。ミレニアムに沸き、そして2000年問題などの騒動が起きた年で、数が出て版替わりの早い峠の釜めしの掛紙には「祝2000年」の文字が躍る。調製元の記載にはホームページインターネットのURLが登場した。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川297−1 027(395)2311

【掛紙】峠の釜めし(900円)2002年9月21日調製
Touge no Kamameshi

掛紙

2002(平成14)年9月21日16時の調製である、横川駅弁の掛紙。創業115周年が1年以上続いている気がするが、おそらく5年単位に端数を調整しているのだろう。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川297−1 027(395)2311

【掛紙】峠の釜めし(900円)2003年8月3日調製
Touge no Kamameshi

掛紙

2003(平成15)年8月3日14時の調製である、横川駅弁の掛紙。容器包装リサイクル法に基づく識別表示が左下に追加された。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川297−1 027(395)2311

【掛紙】峠の釜めし(900円)2009年2月11日調製
Touge no Kamameshi

掛紙

2009(平成21)年2月11日の調製と思われる、横川駅弁の掛紙。外圧による賞味期限や消費期限への表示への一本化がここにも及び、駅弁では大正時代からの実績があった製造年月日の表示が消えてしまった。おぎのやは創業120周年になり、「おねがい」なる注意文が増強されたほか、食品表示にアレルギー関係の記述が追加されている。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川297−1 027(395)2311

【掛紙】峠の釜めし(1,000円)2015年5月23日調製
Touge no Kamameshi

掛紙

2015(平成27)年5月23日の調製と思われる、横川駅弁の掛紙。この年の4月5日から5月31日まで実施された、数え年で7年に一度(暦年で6年に一度)の、長野県長野市での善光寺前立本尊御開帳に合わせて、これにちなんだ掛紙を使用した。普段の釜飯に代えて、善光寺の本堂が描かれる。容器や中身や価格は、通常のものと同じ。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川297−1 027(395)2311

【掛紙】峠の釜めし(1,000円)2016年10月2日にピアゴイセザキ店駅弁大会で購入
Touge no Kamameshi

掛紙

2016(平成28)年10月2日の調製と思われる、横川駅弁の掛紙。駅弁の調製元が乳がんの早期発見・診断・治療の大切さを伝えるピンクリボン活動に賛同し、2013(平成25)年から毎年10月に、「峠の釜めし」の掛紙を白地ピンク文字のものに差し替えている。容器や中身や価格は、通常のものと同じ。

販売駅
信越本線 横川(よこかわ)駅 1885(明治18)年10月15日開業 群馬県安中市松井田町横川
調製元
株式会社 荻野屋 群馬県碓氷郡松井田町横川297−1 027(395)2311