banner 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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関東の駅弁千葉県 > 千葉駅 > 浜の駅弁 (5種類・1枚収蔵)
Ekiben at Chiba Station in Chiba Pref.
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潮干狩り弁当(900円) 2012年11月30日に千葉駅の駅弁売店で購入
Shiohigari Bento

掛紙 外観 外観
中身 中身 中身

 ごくまれに千葉駅の隠れた名作とも評される駅弁。過去に期間限定の駅弁として生まれ、後に通年販売に格上げされた。千葉県の地図と、おそらく潮干狩りスポットを列記したと考えられる絵柄の掛紙に包まれた黒い長方形の容器の中には、アサリ煮とハマグリ煮と刻み海苔と柴漬けを載せた茶飯に、イワシのレンコン包み揚げ、イカ味噌焼、イワシつみれ、タケノコやひじきなどの煮物が詰められる。

 確かにこの価格帯の駅弁としては食べてうまいものであり、具材の選択と味付けに筋が通っている。価格は2005年当時で740円、購入時点で760円、2015年時点で850円、2015年7月から900円。

 かつて千葉の名物であった、潮干狩りで賑わった遠浅の生命豊かな海を、埋立と工場進出による工業地帯化で経済的に豊かな海に変えたことは、とかく罪悪視されがちである。しかしそれが千葉や日本の発展を支えたことも、見逃してはならないと思う。なお現在でも、富津や木更津まで行かなくても、船橋や稲毛の人工海浜で潮干狩りが可能である。

※2016年4月補訂:値上げを追記
※2015年8月補訂:値上げを追記
※2014年5月補訂:写真の更新と説明文の整理
※2007年11月補訂:値上げを追記

【総武本線線千葉(ちば)駅】1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
【株式会社 万葉軒】千葉県千葉市美浜区浜田2-41 TEL:043(224)0666
 http://www.manyouken.co.jp/
【掛紙】潮干狩り弁当(740円) 2005年7月10日に千葉駅コンコース駅弁売店で購入
Shiohigari Bento

掛紙

 2005年7月10日の調製である千葉駅弁の掛紙。なるほどこれは駅弁の名前どおりの潮干狩りだな、昭和30年代まで現在の千葉市あたりの海岸もこんな風景だったのかな、と想像できるシンプルな絵柄。購入時は740円、後に750円、2007年12月から760円。
【終売】浜の釜めし漁師風鯛(950円) 2010年12月8日に千葉駅コンコース駅弁売店で購入
Hama no Kama Meshi Ryoshi-fu Tai (end of sales)

掛紙 外観 外観
中身 中身 中身

 2010年11月20日に「貝」と同時にデビュー。千葉駅弁では記憶にない陶製の釜飯容器にプラスティック製のふたをして、駅弁の名前と鯛を描いた赤い正方形の掛紙をかける。中身はタイの混ぜ御飯の上にキンメダイ塩焼、タイそぼろ、はんぺん、ひじき煮、のげ海苔煮、エビを載せ、タイ味噌と漬物を添えるもの。

 鯛飯の駅弁は東海道本線で百余年の時を刻むが、千葉県の魚はタイであるため、千葉の駅弁に鯛飯があってもおかしくない。価格、見栄え、味とも、そこそこよくできている印象。このシーズンの駅弁大会では、催事場でより映えていた。2014年までの販売か。

※2015年8月補訂:終売を追記

【総武本線線千葉(ちば)駅】1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
【株式会社万葉軒】千葉県千葉市中央区要町3−6 TEL:043(224)0666
 http://www.manyouken.co.jp/
【終売】浜の釜めし漁師風貝(950円) 2010年12月8日に千葉駅コンコース駅弁売店で購入
Hama no Kama Meshi Ryoshi-fu Kai (end of sales)

掛紙 外観 外観
中身 中身 中身

 2010年11月20日に「鯛」と同時にデビュー。千葉駅弁では記憶にない陶製の釜飯容器にプラスティック製のふたをして、駅弁の名前と三種の貝を描いた茶色い正方形の掛紙をかける。中身は貝の煮汁で炊いた炊込飯の上に刻み海苔を振ってからアサリ煮、サザエ煮、ハマグリ煮を載せ、はんぺん、ひじき煮、海苔佃煮、タイ味噌などを添えるもの。潮の香りで他駅の貝飯に負けていないし、見栄えでも催事場で映える。2014年までの販売か。

※2015年8月補訂:終売を追記

【総武本線線千葉(ちば)駅】1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
【株式会社万葉軒】千葉県千葉市中央区要町3−6 TEL:043(224)0666
 http://www.manyouken.co.jp/
【終売】のり乗り生のり辨(1,000円) 2010年4月11日に東京駅東日本縦断駅弁大会で購入
Nori Nori Nama Nori Ben (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観
中身 中身 中身

 JR京葉線の全線開通20周年を記念して、2010年3月10日から4月頃まで販売された記念駅弁。こうやって東京駅の第11回東日本縦断駅弁大会でも販売された。黒塗りの発泡材容器に、京葉線の通勤電車の写真を載せた赤い掛紙を巻き、ラップで包む。中身は白御飯の上に鰹節をまぶし、三番瀬で獲れたという海苔を浅炊き、浅炊き韓国風、焼海苔の3種で覆い、アサリ串、熱い紅白のカマボコ、玉子焼、鮭塩焼、がんもどき、タクアンなどを添えるもの。

 安い弁当の代名詞である海苔弁で、しかも安い駅弁が賑やかな千葉駅弁で、千円もするとは言葉を失う。しかし、金箔の貼付は蛇足としても、海苔にとてもこだわった感じで食後に満足できる。海苔の分量も香りも生の柔らかさも他の駅弁や海苔弁の比ではなく、名前はふざけているが実力は確かな記念駅弁。

 千葉県で船橋市と市川市の沖に位置する三番瀬は、江戸川放水路の河口に広がる干潟及び約1,800ヘクタールの浅海域。神奈川県の三浦半島から千葉県の富津岬までの東京湾の海岸線は、高度経済成長期までに工業化でほとんど埋め立てられたが、この付近は埋立計画の進展より環境保護運動の盛り上がりが勝り、偶然にそして奇跡的に干潟が残ることとなった。今もノリやアサリが獲れる希少な海域であり、その保全が千葉県知事選挙の大きな争点にもなる。

【総武本線線千葉(ちば)駅】1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
【株式会社万葉軒】千葉県千葉市中央区要町3−6 TEL:043(224)0666
 http://www.manyouken.co.jp/
大人の休日 大漁万祝(1,300円) 2005年7月10日に千葉駅コンコース駅弁売店で購入
Otona no Kyujitsu Tairyo Maiwai

掛紙 外観 外観
外観 中身 中身

 珍しく1業者で2種類も出す、千葉駅版の「大人の休日」駅弁のもうひとつ。木製のような触感と強度があるボール紙製のフタ付き長方形容器に、柄はともかく印刷はインクジェットプリンタのちょっとチープな掛紙を貼り、和紙風の風呂敷で包んで高級感を出す。中身はアサリ御飯と高菜の日の丸御飯、鯛の佐倉味噌焼、トコブシやサザエやヒジキ、カボチャやタケノコなどの煮物など。趣味的には掛紙の改善により、容器や包装や内容や風味で演じる高級感がより生きると思う。価格は購入当時で1,200円、2015年時点で1,300円。

 千葉駅で高級も含めた駅弁を販売しても、それをどこで食べるかという問題はある。房総特急は1991年の成田空港乗り入れで京葉線に逃げ、空港特急「成田エクスプレス」はほとんど千葉駅を通過し、わずかに残る鹿島や銚子への特急は高速バスに乗客を喰われ青色吐息。東京方面の電車は緩行線に加え快速線も通勤電車化され、他方面への電車は昔ながらの国鉄型とはいえ混雑が激しく、一部で治安の悪さも指摘される。

 こんな厳しい環境でよくぞ駅弁が残っているものだが、もともと国鉄の拠点駅としては珍しく長距離列車が来ない駅であり、昔から駅弁というより持ち帰り弁当、現代のホカ弁やコンビニ弁当の機能が強かったのだろう。

【総武本線線千葉(ちば)駅】1894(明治27)年7月20日開業 千葉県千葉市中央区新千葉1丁目
【株式会社万葉軒】千葉県千葉市中央区要町3−6 TEL:043(224)0666
 http://www.manyouken.co.jp/
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2001年6月17日開設 2014年5月3日更新
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