banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 大船(おおふな)駅2015年9月5日訪問Googleマップ
JR-East Ofuna Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から電車で約45分。大船駅は明治時代からの分岐駅で、鉄道の車庫や工場が置かれた鉄道の要衝であり、駅弁が売られ、鎌倉の文人や映画撮影所の関係者に親しまれた。今もその当時からの駅弁屋が、下り側の改札口の内外に駅弁売店を構える。1888(明治21)年11月1日開業、神奈川県鎌倉市大船1丁目。

【終売】湘南電車辨當(650円)2001年7月20日に大船駅コンコース駅弁売店で購入
Shonan Densha Bento (end of sales)

掛紙 外観 中身

2001(平成13)年の「駅弁の日」に登場。長方形の容器を3分割し、左右に御飯を配置、中央におかずとしてポーク焼売・薩摩芋に薩摩揚やかき揚げや煮物類を入れる、横浜駅「季節おこわ」にそっくりのつくり。当初は「駅弁の日」限定駅弁として製作したものの好評のため、半年ほど駅売りが続けられていた模様だが、現在は入手できない。

湘南電車とは、1950年に従来の都市内短距離ぶどう色という電車のイメージを一新し東海道本線でデビューした、長距離走行で緑と橙の塗り分けの新性能電車を指し、戦後の暗いイメージを一新したと当時話題になった。東海道本線には1980年には国鉄としては大胆な緑のストライプ塗装の「踊り子号」がデビューしたりもしたが、国鉄分割民営化後のJR東日本では最重要幹線でなくなったようで、2005年まで国鉄時代の旧型低性能電車が現役を張っていた。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541 http://www.ofunaken.co.jp/

【終売】東海道線開業120周年記念弁当(800円)2007年7月21日に大船駅東海道線下りホーム上駅弁立売で購入
Tokaidosen Kaigyo 120-syunen Kinen Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

下記記念駅弁の第3弾で、1956(昭和31)年に運行を開始した寝台特急「あさかぜ号」の写真を採用した。掛紙だけのチェンジなので、中身や価格は当然に同一。

この駅弁は大船駅の駅弁売店に加え、東海道線下りホーム上での駅弁立売でも販売された。これも東海道線開業120周年を記念して、横浜駅と大船駅で2007年7月14〜16、21、22日の5日間、立売を実現したもの。しかし台風の接近により14〜16日の3日間は中止され、実施は残る2日間に縮小された。

ベテランの男性係員が大きな箱に駅弁を積み重ね、「べんと〜〜〜、べんと〜〜〜。」と太い声を響かせながらホームを練り歩く。感動の光景。しかし立売から駅弁を買う風習は、ここではとっくに消えている。立売人は乗客に呼び止められることなく電車を見送る。そして、電車が去って箱を台に仮置きすると、駅弁を買い求める声がかかり、駅弁が売れていた。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541 http://www.ofunaken.co.jp/

【終売】東海道線開業120周年記念弁当(800円)2007年7月15日に大船駅南口改札内コンコース駅弁売店で購入
Tokaidosen Kaigyo 120-syunen Kinen Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

名前のとおりの記念駅弁。横浜・国府津間の開業120周年を記念して、2007(平成19)年7月11日〜24日を3期に分け、同じ名前と価格で掛紙を替えて販売した。これは15〜19日販売の第2弾で、1960(昭和35)年当時に大船駅を通過していた、パーラーカー付き特急「つばめ号」の写真を採用した。

中身は酸っぱい酢飯の上を激甘の玉子そぼろ、しょっぱい鳥そぼろ、風味のない鮭フレーク、普通に甘いうぐいす豆、刺激的な柴漬等で覆い、蒲鉾とレンコンとエビを貼るもの。下記「ありがとう113系湘南電車弁当」に輪をかけた不味さは、掛紙収集と収穫報告のための駅弁。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541 http://www.ofunaken.co.jp/

【終売】ありがとう113系湘南電車弁当(800円)2006年5月7日に大船駅コンコース駅弁売店で購入
Arigato 113-kei Shonan Densha Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2006(平成18)年3月の東海道本線東京口からの113系電車の引退に間に合わず、4月と5月に販売された記念駅弁の5月版。大船駅弁「まぐろの浜ごはん」などでも使われる楕円形の発泡材枠容器に、113系電車の写真を載せた掛紙をかけ、湘南電車色の紙ひもでしばる。中身は酢飯の上に鮭フレークとウグイス豆と錦糸卵を敷き、白身魚フライ、鶏唐揚、イカ、ソーセージ、玉子焼、蒲鉾などを添える。

緑と橙の湘南電車の色を表したいがために、弁当として過多の甘いウグイス豆と、過少の無味な鮭フレークと、色あせた業務用錦糸卵を、不思議に魚臭く酸っぱい酢飯に載せる、味覚が狂いそうな御飯部分。おかずも付け合わせも安っぽく、期間限定は良かったかも。掛紙収集目的の駅弁。

湘南電車の定義は時代と共に移り変わったが、最後は主に東海道本線東京〜熱海間を走る113系電車に落ち着いた感じ。その先祖で1950年に登場した80系電車で、電車の色イコール焦茶色という常識を覆して採用した、沿線のみかんの実と葉を表したとも言われるオレンジとグリーンの塗り分けが、人々に驚きを与え、支持されて、国鉄直流電化区間に広まった。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541 http://www.ofunaken.co.jp/

【終売】湘南ツイン弁当(1,000円)2008年10月26日に大船駅コンコース駅弁売店で購入
Shonan Twin Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

漫画アクションの連載作品「駅弁ひとり旅」とのタイアップで2008(平成20)年9月27日に登場。長方形の発泡材枠容器に木目柄のボール紙でふたをして、同作品の漫画家が描いた登場人物と元祖湘南電車のイラストを描いた掛紙をかけて、駅弁らしくひもで十字にしばる。

中身は鶏照焼を載せてひじきを混ぜたカレー御飯と、焼きサバとシラスを載せたトマト御飯に、玉子焼とミニ大福などを添えるもの。御飯の色で湘南電車の塗り分けを表現している。千円の駅弁でこの内容と分量ではどうかと思うが、大船の記念駅弁にしては味が無難なジャンクフード。2009年までの販売か。

東海道線東京口の普通列車がステンレス製の電車にほぼ代わった時点で、「湘南電車」は死語になったのではと思うが、沿線の古老と鉄道ファンそしてマスメディアの中では、あと何十年も生き残っていくのだろう。国鉄80系電車がここから去って約40年が経過するというのに、1950(昭和25)年の登場時のインパクトがとても大きかったためか、こうやって21世紀になっても駅弁の掛紙になったり、藤沢駅ホーム売店のデザインになったりしている。

※2015年9月補訂:終売を追記
販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541 http://www.ofunaken.co.jp/