banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
汽車客車客車客車客車客車客車客車客車客車客車

JR東日本 小淵沢(こぶちざわ)駅2016年11月12日訪問Googleマップ
JR-East Kobuchizawa Station

駅名標 駅舎 駅構内

新宿駅から中央本線の特急列車で約2時間。北杜市(ほくとし)は山梨県の北西端を占める、人口約4.6万人の市。甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳や金峰山や茅ヶ岳に囲まれた高原に、農地が広がり、山や緑に観光客が来る。駅弁は売店に「小淵沢駅の名物は駅弁です」と掲示するほどの名物。1894(明治27)年12月21日開業、山梨県北杜市小淵沢町。

高原野菜とカツの弁当(1,000円)2014年8月2日に小淵沢駅の駅舎内の売店で購入
Kogen Yasai to Cutlet no Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

1970(昭和45)年の登場。白いトレーをふたつ入れた薄いボール紙の容器には、八ヶ岳などの山々が描かれる。中身はプレーンな白御飯でトレーひとつ、スパゲティを敷いたチキンカツ3個にたっぷりレタスやミニトマト、山菜やコーンやリンゴでトレーもうひとつ。野菜山菜10種が詰められる、駅弁には稀な緑黄色たっぷりのお弁当。添付のソースとマスタードとドレッシングはお好みで。価格は購入当時で950円、2017年時点で1,000円。

今は「元気甲斐」の駅弁屋として認識されている調製元が、以前はこのような駅弁を出していたという駅弁。蓋を開けると草の香りが漂い、チキンカツもさっぱり感があり、中身に合っている。今でも人気の駅弁として、駅や特急列車の車内で販売されている。

※2017年11月補訂:写真を更新
※2017年8月補訂:値上げを追記
※2015年2月補訂:値上げを追記
※2005年5月補訂:写真の掲載と解説文の全面改訂
販売駅
中央本線 小淵沢(こぶちざわ)駅 1894(明治27)年12月21日開業 山梨県北杜市小淵沢町
調製元
株式会社 丸政 山梨県北杜市小淵沢町996 0551(36)2521 http://www.genkikai.org/

【掛紙】高原野菜とカツの弁当(850円)2005年4月10日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入
Kogen Yasai to Cutlet no Bento

掛紙

2005(平成17)年4月10日6時の調製である、小淵沢駅弁のパッケージ。この絵柄はおそらく、発売当時から変わらない。中身も同じ。過去には「チキンカツ使用」の文字がなかった。

販売駅
中央本線 小淵沢(こぶちざわ)駅 1894(明治27)年12月21日開業 山梨県北杜市小淵沢町
調製元
株式会社 丸政 山梨県北杜市小淵沢町996 0551(36)2521 http://www.genkikai.org/

高原野菜とカツの弁当(特別仕様容器)(3,000円)2015年1月10日に京王百貨店駅弁大会で購入
Kogen Yasai to Cutlet no Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

小淵沢駅の名物駅弁「高原野菜とカツの弁当」について、いつものパッケージの絵柄でオリジナルの缶の容器をこしらえて、2015(平成27)年1月の京王百貨店駅弁大会で販売したもの。中身も味も上記の通常版と同じだが、容器代がかさむのだろう、価格は3倍以上もする。買う人が納得して買う記念商品。小淵沢駅でも「高原野菜とカツの弁当リミテッドエディション」の名で7月18日から8月31日まで、前日までの予約により販売するそうな。

販売駅
中央本線 小淵沢(こぶちざわ)駅 1894(明治27)年12月21日開業 山梨県北杜市小淵沢町
調製元
株式会社 丸政 山梨県北杜市小淵沢町996 0551(36)2521 http://www.genkikai.org/

Premium高原野菜とカツの弁当(1,400円)2014年8月2日に小淵沢駅の駅舎内の売店で購入
Premium Kogen Yasai to Cutlet no Bento

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

小淵沢駅の名物駅弁「高原野菜とカツの弁当」について、2014(平成26)年7月19日から8月31日まで2,000個を販売した特別版。名前に「Premium」を冠し、価格を当時で450円上げて、掛紙を金色にして、中身は見た目では同じ。食べても変わらなかった。地元の食材のみを使用したというが、地野菜とそうでない(?)野菜の味を見分けるのは困難だろうし、ブランド鶏「甲斐味鶏」を使うチキンカツも固めで臭く、通常版のほうがむしろジューシーだと思った。以後も毎夏の販売が続く模様。価格は購入当時も2017年時点でも1,400円。

販売駅
中央本線 小淵沢(こぶちざわ)駅 1894(明治27)年12月21日開業 山梨県北杜市小淵沢町
調製元
株式会社 丸政 山梨県北杜市小淵沢町996 0551(36)2521 http://www.genkikai.org/

八ヶ岳弁当(1,100円)2017年10月15日に甲府駅のホーム上の観光売店で購入
Yatsugatake Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

小淵沢駅の新駅舎の開業を記念して、2017(平成29)年7月3日に発売。JR東日本の駅弁催事では6月19日から先行販売。駅弁の名前と山を描いた掛紙は、そんな新しい駅弁を思わせない、昭和風のデザインだと思う。正八角形の容器に、白飯と古代米の赤飯を詰め、鶏照焼、ベニマス蒲焼、コーン天、野沢菜、玉子焼、山菜、漬物などで覆う。そんな中身も、まるで昭和の駅弁を復刻したような印象。

小淵沢駅は、明治時代の開業当時の木造駅舎から、階段の地下道で線路をくぐって中央本線のホームに出て、階段の跨線橋で線路を越えて小海線のホームに出る、バリアフリーでない駅であった。そこで国と北杜市の補助金を使って、駅舎を移転新築し、跨線橋にエレベーターを増設し、バリアフリーの駅に生まれ変わった。駅舎の立ちそば屋と土産物店も新駅舎に移転し、かつて駅前にあった観光案内所も組み込まれた。乗換客が詰まり、乗り換えたい列車においていかれる、狭い狭い跨線橋はそのまんま。

販売駅
中央本線 小淵沢(こぶちざわ)駅 1894(明治27)年12月21日開業 山梨県北杜市小淵沢町
調製元
株式会社 丸政 山梨県北杜市小淵沢町996 0551(36)2521 http://www.genkikai.org/

やまのごはん(1,080円)2005年9月4日に小淵沢駅ホーム上駅弁売店で購入
Yama no Gohan

掛紙 外観 外観 中身 中身

2000(平成12)年4月10日の駅弁の日に、登場またはリニューアルか。駅弁業界で最近流行の竹皮製容器に、分かりやすく微笑ましい絵柄の掛紙を巻いて、プラ帯で留める。中身は梅+海苔、栗しめじおこわ、味噌焼のおにぎり、というより円形平板飯が1個ずつと、塩マスや鶏つくねやタケノコやレンコンに大学芋など、つまりおにぎり弁当。

甲府駅でも販売があるようで、2005年3月11日付で甲府駅長おすすめの駅弁に選ばれているが、甲府と登山は結び付かない。お客もディーゼルカーも山登りのベースとする小淵沢でこそ、この名前と絵柄と中身がふさわしい。価格は購入当時で800円、2014年時点で950円、2017年時点で1,080円。

※2017年8月補訂:値上げを追記
※2015年2月補訂:値上げを追記
販売駅
中央本線 小淵沢(こぶちざわ)駅 1894(明治27)年12月21日開業 山梨県北杜市小淵沢町
調製元
株式会社 丸政 山梨県北杜市小淵沢町996 0551(36)2521 http://www.genkikai.org/

【終売】八ヶ岳の高原弁当(900円)2005年9月4日に小淵沢駅ホーム上駅弁売店で購入
Yatsugatake no Kogen Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

小海線の開業90周年と全通70周年を記念して、2005(平成17)年5月21日に登場。八ヶ岳を背にしたヤマナシの樹木の写真の下に、小海線全駅の駅名と標高を記したボール紙製長方形容器を、プラ帯で留める。中身は焼おにぎりと梅しそおにぎりと塩おにぎり、レタスやキュウリなどの生野菜、花豆天にソーセージにジャガイモにブルーベリー風味牛焼肉など。

パッケージや駅弁名は「高原野菜とカツの弁当」に被るが、中身は別物。コンセプトも風味も良好だと思うが、一点だけ惜しいのは見た目にぐちゃぐちゃな中身。メディアの駅弁紹介に載る写真ではそうではないので、詰めやすさの向上か詰めるときの気配りが欲しい。記念駅弁ということで、2005年内に売り止めた模様。

JR小海線は1915年8月の佐久鉄道小諸〜中込間開業に始まり、延伸や国有化を経て1935年1月に全通した。標高1375メートルの線内最高地点(野辺山〜清里間)、標高1345.67メートルの野辺山駅は、いずれも普通鉄道日本一。数字も車窓も小淵沢側は高原ムードたっぷりだが、新型のディーゼルカーは窓が開かないので高原の風や空気を楽しめず残念。

※2015年2月補訂:終売を追記
販売駅
中央本線 小淵沢(こぶちざわ)駅 1894(明治27)年12月21日開業 山梨県北杜市小淵沢町
調製元
株式会社 丸政 山梨県北杜市小淵沢町996 0551(36)2521 http://www.genkikai.org/

【終売】八ヶ岳の四季(1,000円)2009年4月12日に甲府駅改札内橋上コンコース弁当売り場で購入
Yatsugatake no Shiki (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

1999(平成11)年に登場した、今は甲府駅での販売をメインとしているらしい幕の内弁当。正六角形のボール紙製容器には小淵沢を中心とした鉄道、道路、高速道路の路線図と周囲の山々が描かれるが、ここに甲府駅は入っていない。中身は日の丸御飯にマグロ照焼、玉子焼、鶏唐揚、牛肉野菜巻、肉団子、ニンジンやタケノコなどの煮物、カマボコ、しめじ和え、ミカンなど。

おしながきにすればいろいろ入っているが、御飯もおかずも見栄えと分量が貧弱であり、味は悪くないが千円の駅弁の品質ではない。駅弁が名物だと自信を持って名乗る小淵沢の駅弁はもっと元気なはずなので、山梨の県都へも同じくらい力を入れてあげてもよいだろうに。名前が泣いている。2012年頃に売り止めた模様。

※2015年2月補訂:終売を追記
販売駅
中央本線 小淵沢(こぶちざわ)駅 1894(明治27)年12月21日開業 山梨県北杜市小淵沢町
調製元
株式会社 丸政 山梨県北杜市小淵沢町996 0551(36)2521 http://www.genkikai.org/
疑義駅弁

【終売】きのこ山菜おこわ 豊かな大地の恵み(1,000円)2005年11月12日に本牧サティ駅弁大会で購入
Kinoko Sansai Okowa Yutaka na Daichi no Megumi (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身

2005(平成17)年の新作か。ほぼ正方形の加熱機能付き容器を、山並みと松茸と商品名を描いたボール紙の枠にはめる。中身は餅米混じりの御飯の上を舞茸、しめじ、ごぼう、山菜で覆い、人参、栗、松茸、トリュフを少々添える。味が悪いとは思わないが、キノコの種類を稼いだため雑多な印象は否めないし、パッケージのデザインに加えて松茸とトリュフの添付に催事向けの香りを感じた。

各地の駅弁催事で小淵沢駅弁として幅を利かせているのに、公式サイトでの情報によると小淵沢駅では「駅売店では、販売準備中のため、予約対象品です。」なのだとか。チラシや店員の案内に違い、駅弁の皮を被った催事弁当。小淵沢には良い駅弁も元気な駅弁もあるのに、なぜこういう商売に手を出すのか、とても残念。この駅弁は現存しない模様。

※2015年2月補訂:終売を追記
販売駅
中央本線 小淵沢(こぶちざわ)駅 1894(明治27)年12月21日開業 山梨県北杜市小淵沢町
調製元
株式会社 丸政 山梨県北杜市小淵沢町996 0551(36)2521 http://www.genkikai.org/

【終売】富士満彩弁当(1,200円)2013年11月3日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Fuji Mansai Bento (end of sales)

掛紙 掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2013(平成25)年9〜11月の公益社団法人やまなし観光推進機構とJR東日本八王子支社との観光キャンペーン「My Premium 山梨 空に、大地に。」の一環で、同年9月1日から11月30日まで、小淵沢駅と甲府駅の駅弁売店で販売された駅弁。パッケージの英文部分から、ユネスコによる2013年6月の世界文化遺産への登録も意識していることが分かる。

ふたを開くと富士山が現れる。四角い容器を横に引き抜くと、4区画の中身は、フジザクラポーク豚めしと桜大根漬、甲斐サーモンの押寿司と甘酢生姜と巨峰寒天餅、鶏つくねときゃらぶきと煮物類、コロッケとスパゲティと玉子焼と鳴沢菜漬。富士よりもむしろ山梨で固めている。キャンペーン名をシールで後貼りし、駅名も調製元も駅弁マークもないパッケージは、駅弁以外での使用を視野に入れたものか。

販売駅
中央本線 小淵沢(こぶちざわ)駅 1894(明治27)年12月21日開業 山梨県北杜市小淵沢町
調製元
株式会社 丸政 山梨県北杜市小淵沢町996 0551(36)2521 http://www.genkikai.org/