banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 甲府(こうふ)駅2011年4月15日訪問Googleマップ
JR-East Kofu Station

駅名標 駅舎 駅構内

新宿駅から中央本線の特急列車で約1時間半。甲府市は山梨県の県庁所在地である人口約19万人の城下町で、昭和の頃までは商業で賑わった。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋が2002年3月に廃業して以来、小淵沢駅と東京地区の駅弁が売店で販売される。1903(明治36)年6月11日開業、山梨県甲府市丸の内1丁目。

【終売】甲府駅のおべんとう(900円)2011年4月15日に甲府駅改札内橋上コンコース弁当売り場で予約購入
Kofueki no Obento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2005(平成17)年までには登場か。正方形で浅めの容器に経木のふたをして、甲府盆地の市街を描いた大きな正方形の掛紙で包む。中身は小さく固い梅干しを置いた白御飯、鶏唐揚とマス塩焼、かまぼこと玉子焼と昆布巻、サトイモやニンジンなどの煮物、ほうとうをイメージしたかぼちゃグラタン、巨峰寒天餅など。甲州の要素が少しだけ感じられる、食事として過不足ない分量と風味。

かぼちゃグラタンが入ること以外は、本当にただの幕の内駅弁。しかし甲府駅では過去に地元の駅弁屋が廃業し、東京都内と小淵沢の駅弁がそのまま置かれるという、特急列車が頻発する県庁所在地の中心駅としては寂しい状況に置かれていた。そのため、甲府駅限定の駅弁が、このように見栄えも内容も価格も華美ではない形で出現していること自体が、実は今では貴重なことである。なお、調製元は小淵沢駅の駅弁屋で、販売元は東京のJR100%子会社ではある。2011年限りで終売か。

※2015年9月補訂:終売を追記
販売駅
中央本線 甲府(こうふ)駅 1903(明治36)年6月11日開業 山梨県甲府市丸の内1丁目
調製元
株式会社 丸政 山梨県北杜市小淵沢町996 0551(36)2521 http://www.genkikai.org/

【終売】かふふ驛弁當(1,000円)2009年4月12日に甲府駅改札内橋上コンコース弁当売り場で購入
Kofu Ekibento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

山梨県とJR東日本による観光キャンペーン「花と名水、美し色の山梨へ」に合わせて、2009年4月1日から6月30日まで甲府駅で発売された期間限定駅弁で、「こうふえきべんとう」と読む。透明なトレーを入れた長方形の竹皮編み容器に、1903(明治36)年当時の甲府駅舎の写真を掲載したレトロなデザインの掛紙を巻く。中身はいなり、赤飯、白飯の俵飯を2本ずつ立てて、焼マス、鶏つくね、煮玉子、野菜入りきんちゃくなどの煮物、わさび漬、柚子味噌こんにゃく、ワインくずもちなどを詰めたもの。

甲府の駅弁屋は下記のとおり7年前に消滅したまま復活や地元業者の参入がないため、この駅弁の調製元はなんとNREで、東京都荒川区西尾久から毎日運んできている模様。その割には同じ場所で作っている東京・品川・新宿・上野・大宮の各駅の駅弁にあまり似ておらず、地域色とまではいかないが雰囲気の良い個性が出ているし、風味も都内のものよりなんとなく柔らかい感じ。本キャンペーンに伴い開催されたパッケージツアーで配布される昼食としても使われた。

販売駅
中央本線 甲府(こうふ)駅 1903(明治36)年6月11日開業 山梨県甲府市丸の内1丁目
調製元
株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551 http://www.nre.co.jp/nre-daimasu/

【終売】山梨デスティネーションキャンペーン記念弁当(1,000円)2008年4月6日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入
Yamanashi Destination Campaign Kinen Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2008(平成20)年4月1日から6月30日まで実施される同名の観光キャンペーンに合わせて、この期間中に販売されたと思われる記念駅弁。調製元はNRE。長方形の黒い発泡材容器を食品表示ラベルで留めて、山梨県土のイラストや観光キャンペーンのキャッチフレーズなどを描いた掛紙を巻いてセロハンテープで留める。

中身は小さな山菜おこわいなり、茶飯おにぎり、俵飯が2個ずつと、鶏肉の味噌焼やつくね、ウドやカボチャなどの煮物、ワカサギ磯部揚、セロリ唐揚、玉子焼、白桃大福など。ちょっと雑に、でもぎっしり詰まった中身と内容で内陸県を表現し、中央本線の車窓に合いそうな印象。また、現時点で小浜、札幌に次ぐ長名駅弁第3位かもしれない。

山梨県は新潟県ほどではないが、時には中部地方、時には甲信越地方、そして国の行政機関上の分類では関東地方に入ることがある、所属地不詳なエリア。しかし旧国名ではまるごとひとつ「甲斐」であり、ぶれはない。そして現在、甲斐の国府があった県庁所在地の甲府市、旧国名をそのまま流用して2004年に誕生した甲斐市、その別称を使い2005年に誕生した甲州市と、紛らわしい名称を持つ市が3つ、東西方向に並んでいる。

販売駅
中央本線 甲府(こうふ)駅 1903(明治36)年6月11日開業 山梨県甲府市丸の内1丁目
調製元
株式会社 NRE大増 東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551 http://www.nre.co.jp/nre-daimasu/

【終売】甲州名物煮貝めし(950円)2003年2月6日に川崎さいか屋駅弁大会で購入
Kofu Meibutsu Nigaimeshi (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身

2002(平成14)年12月に登場した甲府駅限定の駅弁。香り豊かな杉材の桶型容器にボール紙の帯を締める。中身はスーパーで漬け物でも入っていそうなタッパに入っており、アワビの煮汁で炊いた御飯の上をアワビ・アサリ・鶏唐揚・山菜・錦糸卵などで覆う。甲州の郷土料理である煮貝ことアワビの醤油漬はほんのちょっぴりだけだが、小淵沢の駅弁のように駅弁名でアワビと名乗らないから、雰囲気で味を損ねることを低減できたかもしれない。容器や中身の香りで楽しむ駅弁。2006年頃には売られなくなった模様。

甲府駅では駅弁業者の解散を受けて2002年4月から東京と小淵沢の駅弁業者が進出した。甲府の駅弁を買ったのに新宿駅でも同じものがあったり小淵沢駅と印刷されていたのでがっかりしたという苦情が、なぜか当館にもいくつか寄せられたので、駅や業者さんにはもっと多数の苦情が行ったはず。駅弁の衰退により一業者が複数の駅を受け持つことが当たり前になった中での難しい問題だ。

※2010年5月補訂:終売可能性を追記
販売駅
中央本線 甲府(こうふ)駅 1903(明治36)年6月11日開業 山梨県甲府市丸の内1丁目
調製元
株式会社 丸政 山梨県北杜市小淵沢町996 0551(36)2521 http://www.genkikai.org/