banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR西日本 米原(まいばら)駅2008年8月10日訪問Googleマップ
JR-West Maibara Station

駅名標 駅舎 駅構内

新大阪駅から新幹線で35分。米原市は滋賀県の東部で琵琶湖に面した人口約4万人の宿場町で、重要な街道や鉄道や高速道路が交わる交通の要衝である。駅弁は明治時代からの駅弁屋が健在で、マスや牛肉などの駅弁を売る。1889(明治22)年7月1日開業、滋賀県米原市米原。

元祖鱒寿し(1,200円)2002年3月16日に米原駅ホーム上駅弁等売店で購入
Ganso Masuzushi

掛紙 外観 中身

全国初のマス類養殖場として明治時代からの伝統を持つ、滋賀県醒井養鱒場(さめがいようそんじょう)で養殖されたマスを使う押寿司として、1937(昭和12)年に登場。長方形で内部が銀色をした紙製容器に、握り寿司風の鱒寿司を10個、斜めに固まって配置する。底には笹の葉が一枚。笹の葉の上に乗る乗らないなどの差で一個毎に異なる風味が楽しめた。なお、現在は醒井養鱒場の生まれでないマスを使用している模様。

マス寿司の駅弁は1912(明治45))年から駅弁となっている富山駅「ますのすし」が最も有名であるが、米原駅のこれは駅弁では初めて姿寿司で登場したものであり、そのためこちらが元祖と名乗る。味は富山に比べて飯もマスも、水気や脂気が多く柔らかいと思う。価格は購入当時で1,100円、2015年時点で1,200円。

※2015年8月補訂:値上げを追記
2013年3月補訂:マスの産地に関する記述を変更、元祖の根拠を訂正
※2006年10月補訂:調製元URLの改訂を反映
※2005年7月補訂:市町村合併に伴う調製元所在地の変更を反映
販売駅
東海道本線 米原(まいばら)駅 1889((明治22)年7月1日開業 滋賀県米原市米原
調製元
株式会社 井筒屋 滋賀県米原市下多良2丁目1 0749(52)0006 http://www.izutsuya.cc/

元祖鱒寿し(650円)2013年1月1日に米原駅在来線改札口駅弁台売りで購入
Ganso Masuzushi

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

上記の名物駅弁「元祖鱒寿し」の、値段と分量をだいたい半分にしたもの。もちろん中身は変わらない。ジューシーでも塩気が強く利いた、駅弁の味。価格は購入当時で600円、2015年時点で650円。

※2015年8月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 米原(まいばら)駅 1889((明治22)年7月1日開業 滋賀県米原市米原
調製元
株式会社 井筒屋 滋賀県米原市下多良2丁目1 0749(52)0006 http://www.izutsuya.cc/

元祖面構え鱒寿し(1,000円)2010年1月24日に阪神百貨店駅弁大会で購入
Ganso Tsuragamae Masuzushi

掛紙 外観 外観 中身 中身

1937(昭和12)年の登場。上記「元祖鱒寿し」の説明文上でも登場時期を同じとしているが、本来はこちらのタイプの姿寿司であった。「元祖面構え鱒寿し」の駅弁名では、東海道本線の開業120周年を記念する駅弁として2009(平成21)年7月に登場し、汽車土瓶と併せて12月までの日祝日限定で1,500円にて一日20個が販売されたもの。ベニマスを開いて酢で締めてまるまる1匹分、同じ型に整形した近江米「日本晴」の酢飯とぴったり合わせている。

2009年10月14日の農林水産省近畿農政局「地産地消駅の弁当メニューコンテスト」において、近畿農政局長賞を受賞した8駅弁のうちのひとつ。その応募の際に、イチゴと信楽焼のぐい飲みに入れたミョウガ柴漬けを追加したのではないかと思う。もはや見た目だけで購入を避けられてしまう弁当かもしれないが、昭和の頃までは全国各地で見られた姿寿司の駅弁と、やはり昭和の頃には米原駅で評判であった駅弁の姿を守る、歴史的や文化的に味わいたい作品である。2010年以降も要予約駅弁として存続している模様。

2013年3月補訂:マスの産地に関する記述を削除
販売駅
東海道本線 米原(まいばら)駅 1889((明治22)年7月1日開業 滋賀県米原市米原
調製元
株式会社 井筒屋 滋賀県米原市下多良2丁目1 0749(52)0006 http://www.izutsuya.cc/

【掛紙】鱒寿し(600円)1982年4月4日調製
Masuzushi

掛紙

1982(昭和57)年4月4日9時の調製と思われる、昔の米原駅弁の掛紙。インパクトはないが的確に、おそらく醒ヶ井養鱒場のマスを描いている。

販売駅
東海道本線 米原(まいばら)駅 1889((明治22)年7月1日開業 滋賀県米原市米原
調製元
合資会社 井筒屋商店 滋賀県坂田郡米原街大字米原536番地 07495(2)0006

いなり寿司(300円)2007年8月12日に米原駅乗換改札付近売店で購入
Inarizushi

外観 外観 中身

駅弁屋の駅弁でないいなりずし。写真のとおり、惣菜パッケージにおいなりさんが5個。駅弁屋の箸袋に米原を感じ、ごま混じり飯のふんわりとした風味が軽食に合った。

かつては下りの大垣夜行や「ムーンライトながら」客が大垣で乗り継いでここに到着する頃には、ホーム上の駅弁売店を開けて各種の駅弁を売っていたと思うが、今回は開店前。橋上まで歩いていったものの、置いてある駅弁は幕の内と「牛肉弁当」「近江の味」のみ。シーズン中は在来線駅構内を埋める青春18きっぷ客相手では商売にならないのだろうか。

販売駅
東海道本線 米原(まいばら)駅 1889((明治22)年7月1日開業 滋賀県米原市米原
調製元
株式会社 井筒屋 滋賀県米原市下多良2丁目1 0749(52)0006 http://www.izutsuya.cc/

焼き鯖寿司(800円)2007年8月12日に米原駅乗換改札付近売店で購入
Yakisabazushi

掛紙 外観 外観 中身 中身

駅弁と共に売店で売られていたお弁当。惣菜弁当のプラ製上げぶた容器を、着物のような柄と商品名を印刷した掛紙で巻く。中身は薄い昆布で巻いた焼き鯖寿司が6切れ、かき揚げが1個と煮物などという、焼き鯖寿司を弁当に仕立てた珍しい構成。ポロポロした焼き鯖寿司はサバよりタイの印象だが、よい食事になる。調製元は名称と所在地と電話番号が一致しない謎の業者。

販売駅
東海道本線 米原(まいばら)駅 1889((明治22)年7月1日開業 滋賀県米原市米原
調製元
株式会社 醍醐SA 滋賀県守山市今浜町2575-4 077(586)0488

【掛紙】御寿し(20銭)調製年月日不詳
Osushi

掛紙

戦前の調製と思われる、昔の米原駅弁の掛紙。調製印欄がなく調製印が押されているので、大正時代のものか。寺社や路線図を地味に描き、左下部に苦情投稿用の空白枠が設けられている。

販売駅
東海道本線 米原(まいばら)駅 1889((明治22)年7月1日開業 滋賀県米原市米原
調製元
井筒屋事 宮川利八 所在地の記載なし 5番

【掛紙】御寿し(20銭)調製年月日不詳
Osushi

掛紙

戦前の調製と思われる、昔の米原駅弁の掛紙。寺社や島や峠など近隣の名所を描いていると思われるが、イラストではそれらの区別が全然付かない。

販売駅
東海道本線 米原(まいばら)駅 1889((明治22)年7月1日開業 滋賀県米原市米原
調製元
井筒屋事 宮川利八 所在地の記載なし 5番