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 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR西日本 新宮(しんぐう)駅2014年10月18日訪問Googleマップ
JR-West Singu Station

駅名標 駅舎 駅構内

新大阪駅から特急列車で約4時間、または名古屋駅から特急列車で約3時間半。新宮市は紀伊半島の南部、和歌山県の東端で太平洋に面した、人口約2.8万人の門前町。熊野速玉神社や世界文化遺産の熊野古道を持つ観光地であり、熊野川に面した商工業都市で、JR東海とJR西日本の紀勢本線が接続する鉄道のターミナル。駅弁は駅舎内の駅そば屋で販売されていたが、2013年秋に閉店した。1913(大正2)年3月1日開業、和歌山県新宮市徐福二丁目。

【終売】さんま鮨(620円)2003年1月11日に京王百貨店駅弁大会で購入
Sanma Zushi (end of sales)

掛紙 外観 中身

パッケージの記述によると1949(昭和24)年には駅弁として存在していたというが、一方で1957(昭和32)年や1978(昭和53)年頃の登場という話もある、いずれにせよとても珍しいサンマ寿司駅弁。腹から開いたサンマを棒寿司風にして一口サイズにカット、それを小振りな容器に5個並べる。秋刀魚が熊野灘にやってくる12月頃が最も味が良いそうだが、よくぞ腐りやすいと言われるサンマを駅弁にしたものだ。冬場は生のサンマを使用しているとか。2013年秋に調製元の廃業により終売となった模様。

※2014年4月補訂:終売を追記
販売駅
紀勢本線 新宮(しんぐう)駅 1913(大正2)年3月1日開業 和歌山県新宮市徐福二丁目
調製元
有限会社 丸新 和歌山県新宮市新宮7032番地 0735(22)8181

【掛紙】さんま鮨(520円)調製年月日不詳
Sanma Zushi

掛紙

1990年代頃の調製と思われる、昔の新宮駅弁のパッケージ。そのデザインは今と何ら変わるところはないが、時代を反映した小変化は見て取れる。

販売駅
紀勢本線 新宮(しんぐう)駅 1913(大正2)年3月1日開業 和歌山県新宮市徐福二丁目
調製元
有限会社 丸新 和歌山県新宮市新宮7032番地 0735(22)8181

【終売】販売五〇周年記念さんま鮨(840円)2007年1月21日に京王百貨店駅弁大会で購入
Hanbai 50-Syunen Kinen Sanma Zushi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2007(平成19)年1月の京王百貨店駅弁大会でひっそりと販売されていた、新宮駅弁さんま鮨の記念版。通常は「太刀魚鮨」で使う木箱に、三重県遊木港産サンマを背開きにした肉厚で輝く棒寿司を、8切れにカットして詰める。通常版より明らかに見栄えがするし、サンマの分量も風味も数段上で、価格はわずか220円増し。もし併売されていたら、確実にこちらを買うべき。2013年秋に調製元の廃業により終売となった模様。

ところで、販売50周年の起算点がよく分からない。公式には駅弁販売開始50周年とされるが、通常版さんま鮨の紙箱に書かれる1949(昭和24)年春から数えると58年となり、会社設立の1964(昭和39)年から数えると43年。駅弁屋や駅弁の登場年月日は、少なくとも戦後においては旧国鉄や国鉄構内営業中央会が完璧に把握しているはずだが、部外者が入手できるほとんどの駅弁資料で無視されており、運良く発売当時の記事に出会えない限り、調べるのは困難である。

※2014年4月補訂:終売を追記
販売駅
紀勢本線 新宮(しんぐう)駅 1913(大正2)年3月1日開業 和歌山県新宮市徐福二丁目
調製元
有限会社 丸新 和歌山県新宮市新宮7032番地 0735(22)8181

【終売】生鮪(まぐろ)のまぜごはん(880円)2003年7月27日に新宮駅待合所内そば屋で購入
Maguro no Mazegohan (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身

経木枠の楕円形容器に掛紙をかけて、真っ赤な綿紐でしばる姿は、新宮駅弁で最も見栄えがよい。しかし、ただでさえ小さい容器に上げ底と上げトレーで、中身はというと「生鮪」は生ではないマグロ照焼が1切れとその皮がわずか、「まぜごはん」は酢飯に数個の人参等のかけらがあるだけ。とても少量で味も格別のものではないが、価格は立派な880円。他の駅弁を選択したい。2013年秋までに、調製元の廃業により終売となった模様。

公式サイト等の情報によると、南紀地方で冠婚葬祭等の際につくられる郷土料理だとのことで、掛紙にその一文でもあれば良かったかもしれない。様々な面で他の新宮駅弁から浮いた、不思議な存在。

※2014年4月補訂:終売を追記
販売駅
紀勢本線 新宮(しんぐう)駅 1913(大正2)年3月1日開業 和歌山県新宮市徐福二丁目
調製元
有限会社 丸新 和歌山県新宮市新宮7032番地 0735(22)8181

【終売】鯖めはり(950円)2009年1月12日に京王百貨店駅弁大会で購入
Saba Mehari (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2008(平成20)年の3月21日または5月の登場。下記の駅弁「太刀魚鮨」に使われる杉箱を使用、これに調製シールを貼り、商品名と駅弁マークと背景しかないインクジェット印刷の掛紙を巻き、ゴムで留める。中身は「めはり寿し」と「鯖寿し」のドッキングだそうで、塩と酢で2日間漬けたサバのバッテラを高菜で巻いてスライスした、サバのめはりずしが1本横たわるもの。細身が見た目に弱々しいが、中身に少々、容器になかなかの上質感があるので、旅先で偶然に買われたら印象が良いと思う。容器は何に活用しようか。2013年秋までに調製元の廃業により終売となった模様。

※2014年4月補訂:終売を追記
販売駅
紀勢本線 新宮(しんぐう)駅 1913(大正2)年3月1日開業 和歌山県新宮市徐福二丁目
調製元
有限会社 丸新 和歌山県新宮市新宮7032番地 0735(22)8181

【終売】さんまかば焼丼(1,000円)2004年1月24日に阪神百貨店駅弁大会で購入
Sanma Kabayaki Don (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身

正方形の紙箱の中には、円形の紐を引っ張ると容器が暖まる加熱機能付き容器が収まる。その中身は白飯にサンマの蒲焼きが錦糸卵をベッドに敷き詰められるだけシンプルな駅弁。一日10個しか作られないそうなので、確実に味わってみたい場合はホームページで注文し発送してもらうとよい。2013年秋に調製元の廃業により終売となった模様。

※2014年4月補訂:終売を追記
販売駅
紀勢本線 新宮(しんぐう)駅 1913(大正2)年3月1日開業 和歌山県新宮市徐福二丁目
調製元
有限会社 丸新 和歌山県新宮市新宮7032番地 0735(22)8181

【終売】太刀魚鮨(1,260円)2007年1月27日に阪神百貨店駅弁大会で購入
Tachiuo Zushi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

全国唯一のタチウオ駅弁。杉材の頑丈な長方形容器に金色と赤色の紙を巻き、駅弁名を書いたしおりと駅弁マークと県産品推せんシールを貼り、ひもで十字にしばる。中身は昆布をまとった小さなタチウオ棒寿司が6分割されて入るもの。その淡泊な風味ではなく、珍しさや杉材容器の香りを楽しむものかと。

通常は予約制で、しかも寿司にできる新鮮な材料が入らないと作らないそうで、確実な入手は困難。しかも販売箇所が交通不便な紀伊半島の南端ということもあり、その点でも購入が難しい駅弁。そのため、駅弁紹介本にはよく出ているが、収穫報告は少ない。2013年秋に調製元の廃業により終売となった模様。

※2014年4月補訂:終売を追記
※2007年5月補訂:写真の追加と解説文の一部改訂
販売駅
紀勢本線 新宮(しんぐう)駅 1913(大正2)年3月1日開業 和歌山県新宮市徐福二丁目
調製元
有限会社 丸新 和歌山県新宮市新宮7032番地 0735(22)8181