banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR西日本 鳥取(とっとり)駅2010年8月1日訪問Googleマップ
JR-West Tottori Station

駅名標 駅舎 駅構内

大阪駅から特急「スーパーはくと」で約2時間半。鳥取市は鳥取県の東部に位置する県庁所在地で、日本海に面した人口約20万人の城下町。日本最大の砂丘で知られるほか、いくつかの温泉地を抱える一方で、商工業のさかんな山陰地方を代表する都市のひとつ。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋が「元祖かにめし」など十数種の駅弁を朝から晩まで改札外コンコースの駅弁売店で販売する。1907(明治40)年4月28日開業、鳥取県鳥取市東品治町。

鳥取のカレーメンチカツサンド(570円)2012年9月23日に東京駅駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Tottori no Curry Minch Katsu Sandwich

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2009(平成21)年8月に鳥取空港の空弁として発売か。2012年7月にリニューアルオープンした東京駅最大の駅弁売店で早朝に見つけたカツサンド。サンドイッチ向けには見えない、丸く太った形状のメンチカツを、カレーソースまみれにして食パンに挟んだものを3切れ、まとめて透明なシートに包んで、おしぼりと辛味スパイスを添付して、専用の紙箱に収める。臭みがある牛豚鶏の合挽肉は、特別にジューシーやデリシャスというわけではなかったが、それも鳥取の特徴なのだろう。数百種の駅弁や弁当や惣菜が買える東京駅構内でも、これと被る商品はないくらいの個性がある。価格は購入当時で550円、2015年時点で570円。

鳥取市は日本全国の都道府県庁所在市と政令指定都市を対象とした2004(平成16)年度の総務省の家計調査で、1世帯あたりのカレールウの購入金額や消費量が全国一だったことから、鳥取県東部の青年たちによる市民団体「鳥取カレー倶楽部」がこれで街おこしを始めた。2008(平成20)年度からは佐賀市に次ぐ2位であるし、多いといっても全国平均の2割増し程度であるし、餃子の宇都宮市と違って知名度を得ているわけでもないと見えるが、こうやって東京でも売られる商品の側面に宣伝文が書かれたりするなど、細く長くその取り組みを続けている。

※2015年9月補訂:値上げを追記
販売駅
山陰本線 鳥取(とっとり)駅 1907(明治40)年4月28日開業 鳥取県鳥取市東品治町
調製元
株式会社 アベ鳥取堂 鳥取県鳥取市富安2−28 0857(26)1311 http://www.abetori.co.jp/

鳥取牛カレー牛めし(1,050円)2012年1月21日に川崎さいか屋駅弁大会で購入
Tottorigyu Curry Gyu-meshi

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2011〜2012年の駅弁大会シーズンに向けた投入か。長方形の加熱機能付き容器を、商品名や中身のアップ写真などを掲載したカレー色のボール紙の枠にはめる。中身はカレー御飯の上を牛そぼろと牛肉煮で覆い、錦糸卵、ニンジン、キャベツピクルス、福神漬、ラッキョウ揚げなどを添えるもの。

駅弁のカレー御飯は猪肉や鴨肉などの臭み消しで合わせる印象があり、単体で食べてうまい牛肉と合わせるのがもったいない。なお、この商品はどうも、鳥取駅での販売はなく、東京駅の駅弁売店「膳まい」と、首都圏でのごく限られた駅弁大会で売られた模様。価格は購入当時で1,020円、2015年時点で1,050円。

※2015年9月補訂:値上げを追記
販売駅
山陰本線 鳥取(とっとり)駅 1907(明治40)年4月28日開業 鳥取県鳥取市東品治町
調製元
株式会社 アベ鳥取堂 鳥取県鳥取市富安2−28 0857(26)1311 http://www.abetori.co.jp/

鳥取牛弁当(1,190円)2005年11月6日に京急ストア日の出町店駅弁大会で購入
Tottorigyu Bento

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2005(平成17)年の発売。円形の加熱機能付き容器を、中身と牛顔を描いたボール紙の枠にはめる。中身は白御飯の上に鳥取牛すき焼き肉が敷き詰められ、タマネギや生姜などが添えられる。柔らか牛すき焼き肉とタレと味付飯が絶妙で、具と飯の一体感に優れている。発売当時の価格は1,100円、2008年6月から1,150円、2015年時点で1,190円。

食品表示の横に立っている牛は、2007年10月に米子で開催される第9回全国和牛能力共進会のマスコットキャラクター「とりモー」。名前は全国6,700点の公募から選んだそうな。既存の鳥取県PRキャラクター「とりピー」と一緒に鳥取をPRするそうだが、県外での知名度は無に近そう。

>※2015年9月補訂:値上げを追記
※2008年8月補訂:値上げを追記
販売駅
山陰本線 鳥取(とっとり)駅 1907(明治40)年4月28日開業 鳥取県鳥取市東品治町
調製元
株式会社 アベ鳥取堂 鳥取県鳥取市富安2−28 0857(26)1311 http://www.abetori.co.jp/

ゲゲゲの鬼太郎丼(1,200円)2015年1月10日に京王百貨店駅弁大会で購入
GeGeGe no Kitaro Don

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2014(平成26)年の7月までに登場か。2009(平成21)年の「ゲゲゲの鬼太郎風呂茶漬け」、2010(平成22)年の「ゲゲゲの鬼太郎元祖かに寿し」に次ぐ、鳥取駅の鬼太郎駅弁の第3弾か。パッケージの構造と有田焼の器は同じで、それらの絵柄がちょっと違う。

中身は白御飯を錦糸卵、牛肉煮、ショウガ、柴漬けで覆い、ニンジンと豆腐竹輪を添えたもの。豆腐竹輪の穴に錬梅を詰め、ゲゲゲの鬼太郎に出てくるキャラクター「目玉のおやじ」をイメージ。容器の底から猫娘が出てきた。この牛丼は冷たいとあまりうまくなく、しかし器と話題で買う駅弁であればよくできている。

販売駅
山陰本線 鳥取(とっとり)駅 1907(明治40)年4月28日開業 鳥取県鳥取市東品治町
調製元
株式会社 アベ鳥取堂 鳥取県鳥取市富安2−28 0857(26)1311 http://www.abetori.co.jp/

【終売】ごっつい旨い鳥取牛こだわり美味づくし(1,200円)2009年1月11日に藤沢さいか屋駅弁大会で購入
Gottsui Umai Tottorigyu Kodawari Bimizukushi (end of sales)

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2006〜2007年の駅弁大会シーズンに向けた投入か。円形の加熱機能付き容器を使用、商品名と中身写真に加えて駅弁マークと駅弁催事業者のキャッチフレーズを印刷したボール紙の枠にはめる。中身は白御飯の上に鳥取牛をすき焼き風と焼肉風で載せるもの。そんな牛肉丼の風味は並。

それよりも、パッケージや商品名での宣伝臭が気になるし、鳥取駅に似たような加熱式牛肉弁当が2種も並立できるとは思えないし、こちらは要予約駅弁なのに調製元の公式サイトに掲載がなく駅弁催事業者が宣伝していたり(上の「鳥取牛弁当」は公式サイトに掲載)で、限りなく疑義駅弁に近い催事向け商品ではないかと思う。催事場での鳥取と駅弁の宣伝が悪い方向に向かなければよいが。現在は売られていない模様。

※2013年5月補訂:終売を追記
販売駅
山陰本線 鳥取(とっとり)駅 1907(明治40)年4月28日開業 鳥取県鳥取市東品治町
調製元
株式会社 アベ鳥取堂 鳥取県鳥取市富安2−28 0857(26)1311 http://www.abetori.co.jp/

【終売】鳥取名物牛鶏対決弁当(980円)2008年1月13日に京王百貨店駅弁大会で購入
Tottori Meibutsu Gyu Tori Taiketsu Bento (end of sales)

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2007年秋頃の登場か。正方形が横にふたつぶんの大きさを持つボール紙の箱には、中身の写真と駅弁名が描かれる。中身はフタが透明な四角く黒い発泡材容器2個に分かれ、一方が牛そぼろ丼、もう一方が鶏そぼろ丼。こういうコンセプトの駅弁では過去に何度も分量の物足りなさを感じ、しかしこれは肉の脂と柔らかさが強く、満腹感を出してくれる。現在は売られていない模様。

鳥取牛は全国に和牛産地の数だけあるブランド牛のひとつだが、「鳥取地どりピヨ」とは聞き慣れない。鳥取県中小家畜試験場が1991年に開発した食用鶏で、1999年頃から県内で流通するようになったJAS認定の地鶏。こんなペットのような名前で、ちゃんと商標登録を受けているが、例えば東京で居酒屋のアンテナショップを出すとして、うまい地鶏としての固定客を付けるには難しいネーミングだとも思う。だからかどうか、大山地鶏という名前で売る店もあるという。

※2013年5月補訂:終売を追記
販売駅
山陰本線 鳥取(とっとり)駅 1907(明治40)年4月28日開業 鳥取県鳥取市東品治町
調製元
株式会社 アベ鳥取堂 鳥取県鳥取市富安2−28 0857(26)1311 http://www.abetori.co.jp/

【終売】うさぎちゃんの夢(950円)2002年2月2日に上野松坂屋駅弁大会で購入
Usagichan No Yume (end of sales)

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外観からは駅弁はもちろん弁当とも思えない、かわいらしいウサギの顔型容器を使用。中身は、ウサギの顔の部分には酢飯を詰めて牛・玉子・鮭のそぼろを三色に敷き、ウサギの耳の部分に細巻き寿司・肉団子・鶏唐揚を入れる、ボリュームのある駅弁。なんとなく新津駅「雪だるま弁当」を思い起こさせる。現在は売られていない模様。

因幡の白兎伝説を子供向けに書いたしおりが付属する。1994年12月の智頭急行線開通と同時に誕生した、京阪神と鳥取・倉吉を結ぶ特急「スーパーはくと」の列車名はこれにちなんだもの。当初は特急「はくと」とするるはずが、振り子機能で車体を傾斜してカーブを高速で走れる車両を導入したことからいつの間に「スーパー」が添架され、ただの「はくと」は旧型車両での臨時列車の列車名に廻された。

※2013年5月補訂:終売を追記
販売駅
山陰本線 鳥取(とっとり)駅 1907(明治40)年4月28日開業 鳥取県鳥取市東品治町
調製元
株式会社 アベ鳥取堂 鳥取県鳥取市富安2−28 0857(26)1311 http://www.abetori.co.jp/