banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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トロッコ弁当(1,080円)2014年6月1日に「奥出雲おろち号」木次駅の車窓より予約購入
Torokko Bento

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木次線の観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」の運転日に、乗車前日までの事前予約により購入できるお弁当。公式な商品名は「八岐大蛇弁当(やまたのおろちべんとう)」のはずが、現物には「トロッコ弁当」とある。

市販のボール紙製の惣菜弁当容器に、弁当名と調製元と、トロッコ列車の写真を印刷したシールを貼る。白いトレーに収まる9区画の中身は、ゆかり白御飯、赤飯、五目寿司、エビチリ、カボチャとレンコンの天ぷらにエビフライ、鴨肉と玉子焼とシイタケやサトイモなどの煮物にミニ串団子、蕎麦、生野菜サラダ、シメサバなど。これは分量の多いおつまみ弁当。昭和後期に鉄道の駅でよく売られていた、懐かしいポリ茶瓶が付いてきた。

木次はその名のとおり、木次線沿線で最大の町。鉄道そのものが、木次と現在の山陰本線を結ぶために、1916(大正5)年10月に私鉄の簸上鉄道により敷かれたものである。1932(昭和7)年12月の国有化の後、1937(昭和12)年12月の全通で、中国山地を縦貫して山陰と山陽を結ぶ鉄道のひとつとして活躍する。

販売駅
木次線 木次(きすき)駅 1916(大正5)年10月11日開業 島根県雲南市木次町里方
調製元
有限会社 木次ドライブイン 島根県雲南市木次町里方1078−3 0854(42)1220

クリーム大福(400円)2014年6月1日に「奥出雲おろち号」出雲八代駅の車窓より予約購入
Cream Daifuku

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木次線の観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」の運転日に、乗車前日までの事前予約により購入できる商品。屋台向けの透明なプラ容器に、郡山の薄皮饅頭や大牟田の草木饅頭くらいコンパクトで真っ白な大福が3個、個別包装で整列して収まる。ロッテのアイス「雪見だいふく」のような甘い衣に、カスタードとカラメルのクリームを込めた、これもとても甘く、とても小さな円形甘味。

販売駅
木次線 出雲八代駅(いずもやしろ)駅 1932(昭和7)年12月18日開業 島根県仁多郡奥出雲町馬馳
調製元
御菓子司 田村屋 島根県仁多郡奥出雲町八代291 0854(54)1517

仁多牛べんとう(1,000円)2014年6月1日に「奥出雲おろち号」出雲三成駅からの車内販売より予約購入
Nita-gyu Bento

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木次線の観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」の運転日に、車内販売または乗車前日までの事前予約により購入できるお弁当。やや楕円形の黒いプラ製トレーに白御飯を敷き、タマネギやシラタキを混ぜた牛肉煮を載せ、ネギとガリで彩る牛丼。

米は仁多米、牛は奥出雲和牛肉ないし仁多牛、つまりいずれも地元の奥出雲町産の食材。飯に加えて牛肉煮についても柔らかく、脂肪もタレも刺激のない、ふんわりあっさりした感じ。例えば佐賀県の武雄温泉駅弁のような、A5ランクの霜降り和牛!といったものとは、真逆の方向で激ウマな牛肉駅弁だと思った。

販売駅
木次線 出雲三成(いずもみなり)駅 1932年(昭和7年)12月18日開業 島根県仁多郡奥出雲町三成
調製元
竹葉 島根県仁多郡奥出雲町三成714−3 0854(54)0213

飯田屋笹ずし(1,000円)2014年6月1日に「奥出雲おろち号」出雲三成駅からの車内販売より予約購入
Iidaya Sasazushi

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木次線の観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」の運転日に、車内販売または乗車前日までの事前予約により購入できるお弁当。とても小さくかわいらしい、長方形の酢飯に具を貼り付けた笹寿司を6個、竹皮に包み、商品名を書いた紙をかける。

笹寿司の中身は、サケ、カニ、タイ、サバ、エビ、ウナギと、すべて異なる。これを知らずにふたつ開けて、中身が笹寿司として一般的なサケとサバだったため、中身は普通に2種類だなと思い、その状態で駅弁写真を撮ってしまった。具は少量で普通も、とてもとても柔らかい仁多米が印象的。

販売駅
木次線 出雲三成(いずもみなり)駅 1932年(昭和7年)12月18日開業 島根県仁多郡奥出雲町三成
調製元
飯田屋 島根県仁多郡奥出雲町横田952 0854(52)1044

本場手打ち八川そば(730円)2014年6月1日に「奥出雲おろち号」八川駅の車窓より予約購入
Honba Teuchi Yakawa Soba

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木次線の観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」の運転日に、乗車前日までの事前予約により購入できるお弁当。火曜定休。公式な商品名は「トロッコ弁当」のはずが、現物のどこからもこれが読み取れない。

手帳サイズの惣菜向けプラ製トレーに蕎麦を詰め、マイタケ煮を載せ、ネギやオカカなどの薬味を添え、めんつゆをミニボトルで付ける。幅、高さ、長さとも不揃いなそばは、口の中で柔らかく潰れていく。めんつゆはかなり塩辛く、薬味の味も強い。著名な亀嵩駅のものと比べて、ワイルドなタイプ。

販売駅
木次線 八川(やかわ)駅 1934(昭和9)年11月20日開業 島根県仁多郡奥出雲町八川
調製元
本場手打ち八川そば 島根県仁多郡奥出雲町八川駅前 0854(52)1513

亀嵩駅の手打そば(500円)2014年6月1日に「奥出雲おろち号」亀嵩駅の車窓より予約購入
Kamedake Eki no Teuchi Soba

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亀嵩駅舎の蕎麦屋「扇屋」が売る持ち帰り蕎麦。事前の予約により、駅のホーム上で買うことができる。ここに木次線の観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」で訪れると、満席でも60名程度の乗客に対して、4人もの立ち売りがホームに出ており、予約客以外にも蕎麦を販売していた。火曜定休。

黒いトレーに赤いトレーを重ねたプラ製容器の透明なふたには、蕎麦屋のシールと、蕎麦屋のキャラクター「かめ駅長」のシールを貼る。中身は蕎麦、海苔、ネギ、かつおぶし、めんつゆ、フルーツキャンディー。亀嵩駅名物の蕎麦は、のどごしの味が印象的。太さが不揃いな手打ちにも味がある。

国鉄の合理化により1971(昭和46)年に職員が引き上げた亀嵩駅で、切符の販売を受託した地元の委託駅長が、1973(昭和48)年1月に駅舎で蕎麦屋を開店した。亀嵩は人気作家の松本清張が1960〜1961年に新聞連載した推理小説「砂の器」の舞台であるほか、木次線は広島と松江を結ぶ急行列車が走り、スイッチバックで中国地方最高所の峠越えをする鉄道路線であったため、作品や鉄道のファンがよく訪れる地点であり、亀嵩駅の蕎麦は昭和の頃には名物となっていた。

委託駅長は二代目となり、今も駅で蕎麦を打ち、切符を売る。木次線は国道の改良や高速道路の開通で都市間輸送の役割を失い、急行列車が1990(平成2)年に消え、乗客は激減し、冬期は除雪をやめて運休しタクシー代行輸送で間に合わせるような閑散線区になってしまったが、駅は自動車ときどき観光列車の客で、名物の蕎麦屋として生きている。

販売駅
木次線 亀嵩(かめだけ)駅 1934(昭和9年)11月20日開業 島根県仁多郡奥出雲町郡村
調製元
扇屋 所在地の記載なし 0854(57)0034

【掛紙】亀嵩駅の手打そば(500円?)1993年3月19日調製
Kamedake Eki no Teuchi Soba

掛紙

1993(平成5)年3月19日の調製と思われる、昔の亀嵩駅弁の掛紙代わりの蓋シール。亀嵩駅は昔も今も駅弁販売駅ではないものの、駅業務の委託人が駅舎でそば屋を始め、100%そば粉の手打そばが今でも人気になっている。

販売駅
木次線 亀嵩(かめだけ)駅 1934(昭和9年)11月20日開業 島根県仁多郡奥出雲町郡村
調製元
扇屋 島根県仁多郡仁多町亀嵩332の4 08645(7)0034

そば弁当(350円)2014年6月1日に出雲坂根駅の屋台で購入
Soba Bento

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木次線の観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」の運転日に、出雲坂根駅の中で、正確には駅舎の跡地で2010(平成22)年4月にオープンした観光交流施設「奥出雲延命水の館」の水汲み場で売られていた蕎麦。昭和の頃の定番で、最近はあまり見ない銀色のプラ製惣菜容器に、蕎麦を詰め、ネギと海苔とかつおぶしの薬味を載せ、山菜、ワサビとカラシ、めんつゆのボトルを添える。

木次線の沿線を含め、出雲は蕎麦の国。このそば弁当は、トロッコ列車で予約購入した他の蕎麦にたとえると、見た目は八川に似て、薬味は亀嵩に似て、そばやつゆの味はその中間という感じ。首都圏の駅そばを何百杯と食べた身として、これもいずれも、粘りと香りが高くすばらしいと感じる。

販売駅
木次線 出雲坂根(いずもさかね)駅 1937年(昭和12年)12月12日開業 島根県仁多郡奥出雲町八川
調製元
松崎正徳 島根県仁多郡奥出雲町八川975−1 090(7505)8617

焼き鳥(600円)2014年6月1日に出雲坂根駅の屋台で購入
Yakitori

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木次線の観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」の運転日に、出雲坂根駅の中で、正確には駅舎の跡地で2010(平成22)年4月にオープンした観光交流施設「奥出雲延命水の館」の水汲み場で、モクモクと盛大に焼かれて売られていた焼き鳥。事前予約もできるという。

1本120円で、パック売りは5本で600円。写真のとおり、屋台向けな透明のプラ容器に、タレも焼きもしっかり色付く焼き鳥が収まる。「つくね」「皮」「もも」とある中で、普通にももを買ってみたところ、肉、たれ、焼き、見た目にとても締まりを感じた。

販売駅
木次線 出雲坂根(いずもさかね)駅 1937年(昭和12年)12月12日開業 島根県仁多郡奥出雲町八川
調製元
松崎正徳 島根県仁多郡奥出雲町八川975−1 090(7505)8617