banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR西日本 岡山(おかやま)駅2014年10月26日訪問Googleマップ
JR-West Okayama Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線で約3時間半。岡山市は岡山県の中央に位置する人口約70万人の城下町で、市街に複数の百貨店を抱える商業、臨海部や内陸部に工業団地を抱える工業、桃や米などが特産の農業で栄える。新幹線に8方向からの在来線が集まる鉄道の要衝でもある。駅弁は明治時代の鉄道開業当時からの駅弁屋の駅弁から、地元の弁当屋が駅構内の店舗に卸す弁当まで、様々な駅弁類を朝から晩まで選べる。1891(明治24)年3月18日開業、岡山県岡山市北区駅元町1丁目。

妖怪ウォッチ駅弁(1,480円)2016年10月2日にピアゴイセザキ店の駅弁大会で購入
Yo-kai Watch Ekiben

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2016(平成28)年10月1日の発売。全国初の妖怪ウォッチ駅弁。ジバニャンの顔をしたプラ製容器を、主要なキャラクターを描いたアニメ柄の紙箱に収める。中身はチキンライスにハンバーグ、エビフライ、厚焼き玉子、ウインナー、鶏唐揚、枝豆を添えるもの。文字で列記すると冷凍食品満載のお子様ランチに見えて、食べるとこれがなかなかの手作り感。

妖怪ウォッチとは、2012(平成24)年12月に発表された、月刊コロコロコミックの連載漫画、及び2013(平成25)年7月に発売された、携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」向けゲームソフト。2014(平成26)年1月にテレビ東京系列でテレビアニメになり、同月に関連グッズが発売されると、小学生の間で大流行、グッズが盗まれたり偽造される騒ぎが起きるブームとなった。あれから2年も経つと、ブームはおおむね収束。この駅弁は、出てくるのが1〜2年遅かったかな、と思う。

販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
株式会社 三好野本店 岡山県岡山市中区桑野131−6 086(200)1717 http://www.miyoshino.com/

山陽新幹線40年旅物語せとうち日和(1,000円)2015年9月14日に岡山駅の新幹線改札内の駅弁売り場で購入
Sanyo Shinkansen 40-syunen Tabimonogatari Setouchi Biyori

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山陽新幹線全線開業40周年を記念して、新神戸、姫路、岡山、福山、広島、小倉、博多の各駅で10種類が誕生した記念駅弁や復刻駅弁の、岡山駅バージョン。記念日の2015年3月10日から、ちょうど1年後の2016年3月9日までの販売。パッケージには開業時の写真や山陽新幹線の年表が記される。

中身はアナゴ飯、赤米入り俵飯と白米の俵飯、豚唐揚、鶏照焼、海老天、ナスやニンジンなどの煮物、シラスと小松菜のおひたし、レンコンの和え物、ひじき煮、サツマイモきんとんなど。メリハリのある多種多様ななんでもまるごと弁当で、満腹でなければ車内販売からビールを買い求めるべき内容。販売期間を過ぎても、継続して売られている模様。

山陽新幹線(新大阪駅〜博多駅)は、1975(昭和50)年3月10日の全通。総論として華やかな歴史に彩られる他の新幹線と違い、国鉄の値上げと赤字と破綻、二度のオイルショックを経た日本経済の低成長、瀬戸内や北九州の工業地帯を襲った産業構造の変化、航空輸送との厳しい競争、コンクリート構造物の劣化などなど、2011年3月の九州新幹線鹿児島ルートの全通により列車と車両と行き先が賑やかになるまで、様々な課題に直面し続けたのではないかと感じる。

※2016年7月補訂:販売継続を追記
販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
株式会社 三好野本店 岡山県岡山市中区桑野131−6 086(200)1717 http://www.miyoshino.com/

鶏マヨ丼(980円)2015年9月12日に岡山駅在来線改札内コンコース観光売店で購入
Tori Mayo Don

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2015(平成27)年春の新作か。詳細は不明だが、岡山商工会議所の「第2回新作郷土料理コンテスト」で会頭賞を受賞したことが、パッケージでうたわれる。岡山駅前の桃太郎像もそこに登場。屋台や惣菜向けな発泡材の丼に収まる中身は、白御飯にキャベツの千切りを敷いて、鶏照焼をスライスして覆い、玉子焼と紅生姜を添える鶏丼。刻み海苔とマヨネーズを添付し、これをかけて食べる。

パッケージがなければ駅弁には見えなくても、やや冷蔵の味には駅弁の締まりが感じられた。鶏マヨ丼あるいはマヨ丼、御飯に鶏肉その他の肉をかけた丼にマヨネーズをかけて食べるものについて、これを岡山の名物だと考える考察が、ネット上に少し出ている。

販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
有限会社 せとうち味倶楽部 岡山県岡山市北区内山下2−7−5 086(232)6667 http://www.setouchiaji-club.com/

あったかえびめし&あったかデミカツ(1,100円)2014年3月9日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Attaka Ebimeshi and Attaka Demikatsu

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2013(平成25)年12月の発売。従前の岡山駅弁「えびめしVSデミカツ」を加熱機能付き容器に詰めたものだろうが、パッケージも内容も、見た目はだいぶ異なる。長方形の加熱機能付き容器に、真っ黒なえびめしを詰め、玉子のシートを貼り、とんかつを置き、デミグラスソースをかけ、しめじのソテーと大根桜漬を添える。岡山以外ではきっとなじみのない料理を、パッケージと中身とその味で分かりやすく紹介する、上質なジャンクフード。2016年8月に「あったかえびめしとデミカツ丼」へリニューアルか。

販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
株式会社 三好野本店 岡山県岡山市中区桑野131−6 086(200)1717 http://www.miyoshino.com/

後楽園のお弁当(1,130円)2013年1月12日に京王百貨店駅弁大会で購入
Korakuen no Obento

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2006(平成18)年10月15日の発売。以後に何度かのリニューアルを挟む。日本三名園のひとつである岡山後楽園の姿に思いを馳せたという8区画の中身は、マツタケとシメジの味付飯、錦糸卵で覆う酢飯、筑前煮、サワラ白醤油焼と昆布巻、牛肉うま煮、鶏照焼、鶏つくねとエビ天、レンコンの辛子マヨネーズ和え。飯も肉も魚もなんでも入る、上質なお料理弁当という印象。

価格は購入当時で1,100円、2014年4月の消費税率改定により1,130円。2014年から時点で、2〜5月販売の「春」、6〜8月販売の「夏」、9〜1月販売の「秋冬」の年間ローテーションが始まった。

※2016年7月補訂:季節販売を追記
※2014年7月補訂:値上げを追記
販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
株式会社 三好野本店 岡山県岡山市中区桑野131−6 086(200)1717 http://www.miyoshino.com/

特上巻ずし(880円)2009年5月24日に岡山駅コンコース観光売店で購入
Tokujo Makizushi

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岡山駅の無名駅弁。木枠の長方形容器に、商品名や駅弁マークなどを印刷した掛紙を巻く。中身は太巻きが1本、9切れにカットされて詰まる。贅沢な一本に仕上げた、具材も豪華に7種類、巻ずしの駅弁は全国的に珍しい、などの公式発表があるものの、単に食べただけでは地域性を感じられない、しかし食べておいしく腹持ちもする惣菜だった。価格は購入当時で850円、2014年4月の消費税率改定で880円。

※2014年7月補訂:値上げを追記
販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
株式会社 三好野本店 岡山県岡山市中区桑野131−6 086(200)1717 http://www.miyoshino.com/

いいとこ鶏(980円)2008年1月13日に京王百貨店駅弁大会で購入
Iitokodori

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2007年9月20日に登場。フタも本体も深さのある経木枠の楕円形容器を使用、そのフタには食欲をそそる鶏炭火焼の写真を掲載する。中身は餅米入り味付飯の上に鶏肉を載せる鶏丼であるが、鶏肉に岡山県産の備中森林鶏と吉備高原鶏を使用するほか、これを照焼、塩焼、唐揚、蒸しの4種で詰めるため、見た目でも風味でもとても賑やかな内容。飯と鶏の相性も良く、駅弁名どおりのいいとこどり。価格は購入当時で900円、2014年時点で980円。

※2014年7月補訂:値上げを追記
販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
株式会社 三好野本店 岡山県岡山市中区桑野131−6 086(200)1717 http://www.miyoshino.com/

【終売】備中松山城絵巻御膳(1,000円)2016年1月9日に京王百貨店駅弁大会で購入
Bicchumatsuyamajo Emaki Gozen (end of sales)

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2015(平成27)年7月24日の発売。岡山県高梁市の備中松山城が、駅弁の名前とパッケージの写真に使われる。中身はつまり鶏飯で、茶飯を鶏照焼のスライス、シイタケやタケノコなどの煮物、アユ甘露煮、きんぴらごぼう、菜の花で覆い、ゆべしを添えるもの。ゆず味噌の使用で柑橘系の香りが広がり、風味を印象付ける。駅弁大会よりむしろ、現地で買って新幹線で食べて美味い駅弁。2016年5月頃までの販売か。

松山城、愛媛県松山市の松山城と区別するため通称「備中松山城」は、仁治元年(1240年)の築城とされ、戦国時代に今の石垣と天守ができた山城。天守は全国12箇所の現存天守で最も高い、標高約430メートルに位置する。雲海に浮かぶ城跡の写真で「日本のマチュピチュ」と観光客が何十倍にも膨れ上がった兵庫県朝来市の竹田城と同じように、冬場にパッケージの写真のように雲海の上に浮かび上がることがあり、2016年には登城者が年間10万人に達する見込み。城主はパッケージの内側の表のとおり、目まぐるしく変わった。

販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
株式会社 三好野本店 岡山県岡山市中区桑野131−6 086(200)1717 http://www.miyoshino.com/

【終売】えびめしロール(630円)2013年2月10日に鶴屋駅弁大会で購入
Ebi-meshi Roll (end of sales)

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2011(平成23)年の発売か。エビフライをソース色の岡山名物えびめしで巻き、さらに薄焼き卵で巻いて、パッケージの写真のとおり5切れにカットして、タルタルソースや伸縮する箸を付けて、黄色い紙箱に収める。現地で買って食べてうまかったという話は聞かないが、ていねいに作られたB級グルメは駅弁催事では大好評で、よく売り切れている。価格は購入当時で580円、2014年4月の消費税率改定により630円。2014年までの販売か。

※2016年7月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
株式会社 三好野本店 岡山県岡山市中区桑野131−6 086(200)1717 http://www.miyoshino.com/

【終売】磯めし(1,100円)2013年1月12日に京王百貨店駅弁大会で購入
Iso Meshi (end of sales)

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赤穂線全線開通50周年を記念して、2012年9月1日に発売。40年前の岡山駅弁「瀬戸の磯めし」をできる限り再現したという。楕円形の容器にタイの味付飯を敷き、サワラのほぐし身をふりかけて、も貝煮とアナゴ煮を置き、有頭海老、サワラ白醤油焼、イイダコ煮、ひじき煮、ホタテ照焼を添えるもの。東京湾岸以外でこういう雰囲気の現存する駅弁は珍しい気がする。駅弁の名前どおり、磯の味を存分に楽しめる。価格は購入時で1,000円、2014年時点で1,100円。2014年までの販売か。

兵庫県の相生駅と岡山県の東岡山駅を瀬戸内海沿いに結ぶJR赤穂線は、第二次大戦後の1951(昭和26)年に相生駅から播州赤穂駅までの区間で開業し、3度の延伸で11年かけて全通。街道の山陽道や国道2号と鉄道の山陽本線が選んだ船坂峠の急勾配を避けて、幹線の輸送力を補う目的で建設されたが、実際には山陽本線のほうが施設の規格が良いため、瀬戸内の津々浦々と姫路や岡山を結ぶローカル線として生きる。この路線の開通により、播州赤穂駅と山陽本線の有年駅を結んだ赤穂鉄道と、西大寺市駅と岡山市街の後楽園駅を結んだ西大寺鉄道(両備バス西大寺鉄道線)が、役目を終えて廃止された。

※2016年7月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
株式会社 三好野本店 岡山県岡山市中区桑野131−6 086(200)1717 http://www.miyoshino.com/

【掛紙】磯めし(1,000円)2013年10月31日に東京駅駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Iso Meshi

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上記の「磯めし」の、発売1年後の姿。落ち着いていたパッケージのデザインが派手に変わり、値段が100円下がった。容器と中身は同じ。

販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
株式会社 三好野本店 岡山県岡山市中区桑野131−6 086(200)1717

【終売】美星(びせい)牛豚弁当(1,100円)2013年1月12日に京王百貨店駅弁大会で購入
Bisei Gyu Buta Bento (end of sales)

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2012(平成24)年11月1日の発売。薄い木でできたエコな容器に味飯を詰め、錦糸卵と共に美星町の牛肉の赤ワイン煮と豚肉の蒲焼きを貼り付け、レンコンの辛子マヨネーズ和え、大根漬、サツマイモきんとんなどを添えるもの。肉はいずれもとてもしっかりした歯応えで、分量の割に飯が進む気がした。価格は購入時点で1,000円、2014年時点で1,100円。2014年までの販売か。

駅でいえば井原駅と備中高梁駅の間に位置した岡山県小田郡美星町は、都市や交通路からやや離れた吉備高原の山里とあり、天文観測の好適地としてひっそり知られていた。町では光害から美しい星空を守るために1989年に「美しい星空を守る美星町光害防止条例」を施行、人工光による夜空の明るさの増加が自然の状態の1割をこえないよう、屋外照明は必要最小限にすることや、屋外照明は水平以上に光がもれないようにすることなどを定めた。

1993年には口径101センチメートルの望遠鏡を備える美星天文台が開館、天文での地域振興に力を入れてきた。美星町はいわゆる平成の大合併により、2005年に井原市へ編入されたが、同時に当時の美星町の区域内に限り適用される「美しい星空を守る井原市光害防止条例」が施行され、独自の観光協会も残り、「星の郷・美星町」としてのまちおこしを続けている。

※2016年7月補訂:終売を追記
※2014年7月補訂:値上げを追記
販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
株式会社 三好野本店 岡山県岡山市中区桑野131−6 086(200)1717 http://www.miyoshino.com/

【終売】えびめしVSデミカツ(800円)2012年1月20日に京王百貨店駅弁大会で購入
Ebi-meshi VS Demi-cutlet (end of sales)

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2011年4月15日の発売。電子レンジ対応タイプな白いプラ製容器に透明なふたをして、商品名と宣伝文を書いたカツが見えるボール紙の枠にはめる。中身はパッケージの側面くらい濃いソース色でパラパラのえびめしの上を薄焼き玉子で覆い、デミグラスソースをべったり塗ったトンカツを載せ、ポテトサラダと大根漬を添えるもの。いずれも岡山の味、ということは岡山以外に広まらないのだろうが、レンジで温めるとよりB級グルメ感が増す感じ。駅弁としては安価なこともB級グルメ感あり。価格は購入当時で780円、2014年4月の消費税率改定により800円。2016年2月に「岡山名物えびめしとデミカツ丼」へリニューアル。

※2016年7月補訂:終売を追記
※2014年7月補訂:値上げを追記
販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
株式会社 三好野本店 岡山県岡山市中区桑野131−6 086(200)1717 http://www.miyoshino.com/

【終売】あまから蜂蜜牛肉弁当(1,100円)2009年1月18日に京王百貨店駅弁大会で購入
Amakara Hachimitsu Gyuniku Bento (end of sales)

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2008年7月15日の登場。「おかやま和牛肉弁当」と同じ容器を使用、ボール紙のふたの文字や写真にハチミツがあふれる。中身は岡山県産の白御飯の上に、やはり岡山県産牛の蜂蜜煮とそぼろを敷いて、玉子そぼろも振りかけた牛丼に、みぶ菜漬と大根漬を添えるもの。牛肉はハチミツで甘く、タレで辛く、いやがおうにも食が進むし、少量なのであっと言う間に食べ尽くしてしまう。現存しない模様。

通信販売やデパートの催事でもおなじみの山田養蜂場は、岡山県苫田郡鏡野町に本社を構える養蜂業者。平成に入ってはちみつで全国的なブランドを築いて急成長、健康食品や化粧品にも事業を広げ、2008年現在で年商約400億円の企業グループを構成している。この駅弁のふたでは、山田養蜂場のハチミツを使ったことを2箇所も書いている。

※2014年7月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
株式会社 三好野本店 岡山県岡山市中区桑野131−6 086(200)1717 http://www.miyoshino.com/

【終売】豚トコTON(1,080円)2005年1月29日に阪神百貨店駅弁大会で購入
Tontokoton (end of sales)

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2004年夏頃の登場。楕円形の経木枠容器に縁が付いた蓋をして、掛紙代わりの商品名シールを貼って、ラップで包み調製シールを貼る。中身は白御飯の上に岡山県産黒豚の焼豚が数切れと塩胡椒炒めがたっぷり入り、レンコンや青唐などが入り。タレと辛子マヨネーズの袋を添付する。味はあっさりした豚肉の脂味豊かな豚丼で、マヨネーズとの相性が良く分量もそこそこあり、軽い名前に違い重量感のある感じ。商品名を単に「豚丼」などとしなかったことは、吉と出るか凶と出るか。価格は購入当時で900円、2014年時点で1,080円。2014年までの販売か。

岡山県は県産豚肉のブランド化を図り、1990年から種豚導入を開始、当初は鹿児島から持ってきたが、1996年にはイギリスからバークシャー種を取り寄せ、今はこちらが「おかやま黒豚」を名乗れる条件らしい。生産量は徐々に拡大中だが全国的な知名度はまだなく、行政主導の振興策が続く。

※2016年7月補訂:終売を追記
※2014年7月補訂:値上げを追記
販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
株式会社 三好野本店 岡山県岡山市中区桑野131−6 086(200)1717 http://www.miyoshino.com/

元祖きびだんご(350円)2007年1月14日に岡山駅コンコース観光売店で購入
Ganso Kibidango

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岡山名物きびだんご。駅弁ではないが、駅売り銘菓として百年程度の歴史があり、今もほとんどの駅構内売店に置かれている。各社各様の商品があり、この日は配布に便利な個別包装のものを購入。これはファンシーな絵柄の紙箱に直径約2センチ、10個の餅菓子が入って350円。こういう味は個人的にやめられない、とまらないから、あまりたくさん買わないようにしている。

今でこそ桃太郎ときびだんごと岡山は密接に結び付いているが、1900年前後まではどうも、それぞれの関係はあまりなかったらしい。その頃に桃太郎の話が教科書や唱歌に登場し、きびだんごが復員輸送で岡山土産として知名度を上げたことで、うまい具合に名物ができた模様。

この日は特急と新幹線の短い乗換時間にあわてて土産を購入したが、あとで調べたら製造者の廣榮堂は1856(安政3)に現在の吉備団子につながる団子を創作したらしいとか、2004年8月に「駅弁の達人」ついでに路面電車に乗り、偶然に降りた電停の近くにあって団子を買った店がこの本店だったことを知る。

販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
株式会社 廣榮堂 岡山県岡山市中区藤原60 086(271)0001 http://www.koeido.co.jp/

【掛紙】岡山名物 焼賣(?円)調製年月日不詳
Okayama Meibutsu Syumai

掛紙

第二次大戦後の調製と思われる、昔の岡山駅弁の掛紙。焼売は昔も今も岡山の名物ではないと思うが、かつて横浜や鳥栖に限らず主要幹線の拠点駅に構える多くの駅弁屋で取り扱いがあり、今はそうではない焼売の掛紙そのものが、戦後昭和の懐かしさを演出するアイテムかもしれない。

販売駅
山陽本線 岡山(おかやま)駅 1891(明治24)年3月18日開業 岡山県岡山市北区駅元町1丁目
調製元
三好野本店 所在地の記載なし 連絡先の記載なし