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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR西日本 厚狭(あさ)駅 JR-West Asa Station
2010(平成22)年3月訪問 GoogleMap「厚狭駅」

駅名標 駅舎 駅構内

博多駅から山陽新幹線で3駅約45分。厚狭駅は山陽本線が美祢線を分ける駅で、1999年3月に新幹線の駅ができた。美祢線の車庫があり、過去には美祢線と宇部線を結ぶ石灰石輸送の貨物列車が折り返すなど、鉄道の要衝のひとつでもあった。駅弁は国鉄時代から駅そば屋が幕の内弁当を販売していたが、2014年5月限りで廃業により消えた。1900(明治33)年12月3日開業、山口県山陽小野田市大字厚狭字沖田。

【終売】あさの寝太郎お弁当(630円)Asa no Netaro Obento (end of sales)
2002年6月17日に厚狭駅のそば屋で予約購入 Jun. 17, 2002

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

厚狭駅の幕の内弁当。正方形の経木枠の容器の半分に白御飯を詰め、残り半分はトレーに入ったおかず。焼き魚・蒲鉾・玉子焼の幕の内駅弁三種の神器に加えて切り干し大根や酢の物など。容器の中にぎっしりと食材が詰まっているため、駅弁を手に持つと重量感がある。掛紙は地域に伝わる民話「あさの寝太郎」のストーリーが描かれ、これが駅弁の名前になっている。

厚狭は公式な駅弁販売駅ながら、見た目や中身で駅弁と呼べるものはこれひとつ。しかも一日約3個だけ改札外駅舎内のうどん店で販売されるという。まるで駅弁趣味者のために残しておいたような駅弁。しかし2005年時点では気が向いた時にしか作らなくなったとも言われ、2006年時点では終売となったとの情報も聞かれる。

※2011年3月補訂:市町村合併の反映
販売駅
山陽本線 厚狭(あさ)駅 1900(明治33)年12月3日開業 山口県山陽小野田市大字厚狭字沖田
調製元
株式会社 鬼笑亭 山口県山陽小野田市厚狭35−1 0836(73)0012

【終売】お弁当(380円)Obento (end of sales)
2002年6月17日に厚狭駅のそば屋で予約購入 Jun. 17, 2002

中身
外観 中身

厚狭駅で駅弁を予約した際に案内された2種類の弁当のうちひとつ。もうひとつが上の「あさの寝太郎お弁当」で、このお弁当の中身の多くは共通である。このお弁当を駅弁と解釈することは、その外観や容器から無理があるが、一応資料として残すために紹介した。隣のエリアの駅弁販売駅である下関・新下関駅の幕の内弁当も、一番高価なものだけ駅弁らしく、他のものはこんな感じ。調製元の2014年5月限りでの廃業により終売。

2010年3月21日の訪問時は、「あさの寝太郎お弁当」がなく、このお弁当だけが駅舎内のそば屋のカウンターで売られていた。その時は割引の200円で買えたが、割引前の価格は分からない。厚狭郡山陽町は小野田市との合併により、2005年3月から山陽小野田市。

※2015年8月補訂:終売を追記
※2011年3月補訂:市町村合併の反映と購入経験の追記
販売駅
山陽本線 厚狭(あさ)駅 1900(明治33)年12月3日開業 山口県山陽小野田市大字厚狭字沖田
調製元
株式会社 鬼笑亭 山口県山陽小野田市厚狭35−1 0836(73)0012