banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR西日本・JR九州 博多(はかた)駅2017年2月3日訪問Googleマップ
JR-West and JR-Kyushu Hakata Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線で約5時間。福岡市は福岡県の西部で玄界灘に面する人口約155万人の城下町かつ港町で、政令指定都市かつ福岡県の県庁所在地で、九州の鉄道や経済の中枢である大都市。駅弁は主に新幹線ホーム、新幹線コンコース、改札外の東西自由通路の売店で、地元や九州一円や西日本のものが多種売られる。1889(明治22)年12月11日開業、福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目。

呼子名物やりいか重箱仕立て(950円)2013年1月18日に京王百貨店駅弁大会で購入
Yobuko Meibutsu Yariika Jubako Jitatte

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JR九州の2012(平成24)年度のキャンペーン「第9回九州駅弁グランプリ」に向けて、同年10月に博多駅の商業施設で販売開始。キャンペーンでは翌2013年3月8日の最終投票会で第2位を獲得した。駅弁でもよく見るタイプの長方形の容器に御飯を詰め、錦糸卵やきんぴらごぼうを敷き、高菜と赤カブ漬を挟みながら白い12枚のヤリイカの板で覆い、茎ワカメとイカの和え物といかしゅうまいを添える。

京王百貨店駅弁大会では、佐賀県の唐津駅の駅弁として販売。たしかに調製元の売店が高架下の商業施設にあり、そこで弁当を受け取ることができる。常温で白く濁る12枚のイカ角板に駅弁らしからぬ透き通った香りがあり、例えば森駅「いかめし」とのイカ対決を演出すれば連日の行列ができるのではと思った。価格は購入当時で950円、2014年10月の第11回九州駅弁グランプリの実施に合わせ、「呼子萬坊いか重箱弁当」と改称のうえリニューアルし、価格を1,000円に上げた。

※2015年10月補訂:リニューアルを追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
株式会社 萬坊 佐賀県唐津市呼子町殿ノ浦1944−1 0955(82)4888 http://www.manbou.co.jp/

呼子萬坊いか三昧弁当(1,100円)2012年3月31日に唐津駅高架下商業施設で購入
Yobuko Manbo Ika Zanmai Bento

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JR九州の2011(平成23)年度のキャンペーン「第8回九州駅弁グランプリ」に向けて、同年10月に博多駅の商業施設で販売開始。キャンペーンでは2012年2月24日の最終投票会で第3位を獲得した。デパ地下弁当に使われるような正方形のプラ製惣菜容器を、裏面に中身の写真付き解説や宣伝文を書いた朱色の掛紙で巻く。

中身はイカ炊込飯、イカのふりかけと有馬煮を載せた白御飯、真っ白なイカ飯、玉子焼といかしゅうまい、ブリ柚庵焼きとスルメイカ一夜干し、イカがんもとイカ白子燻製、紅白なますとシメサバスモーク、いかしゅうまい揚げと魚豆腐、イカウインナーと魚ナゲットなど。イカ以外のお魚も少し入っているが、これでもかというくらいの爽やかなイカ三昧。2013(平成25)年10月に「上等いか三昧」(1,200円)へリニューアルされたという。

調製元は佐賀県呼子で観光名所にもなっている海中レストラン。唐津市呼子町内に3軒の食堂を運営するほか、福岡や佐賀などのデパ地下でイカの弁当や惣菜や土産などを販売する。この商品が初めての駅弁とのことで、駅弁としては博多駅の扱いとなる。この商品を唐津駅で購入したら、掛紙左上に印刷される九州駅弁マークが「萬坊のお弁当」シールで隠されていた。

※2017年2月補訂:リニューアルを追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
株式会社 萬坊 佐賀県唐津市呼子町殿ノ浦1944−1 0955(82)4888 http://www.manbou.co.jp/

博多粋彩弁当(972円)2012年2月23日に博多駅改札外駅弁売店「驛辨當」で購入
Hakata Suisai Bento

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博多駅には2011(平成23)年に進出か。博多人形の写真と商品名を印刷した黒いボール紙の容器に詰めた12区画分の黒いプラ製トレーに、かしわめし、明太子のせ白御飯、ちらしずし、いなりずし、玉子焼、筑前煮、鶏照焼、鮭塩焼、きんぴらごぼう、くずもち、大根桜漬などを収める。

博多らしさ、九州らしさがあるような、ないような、ごちゃまぜの内容。調製元は福岡市内の仕出し料理屋。容器と箸袋には「博多駅弁 菜加川」とあり、これは2010年限りで廃業した寿軒の後継業者なのだろうか。価格は2012(平成24)年の購入当時で950円、2014年4月の消費税率改定により972円。

※2017年2月補訂:値上げを追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
有限会社 菜加川 福岡県福岡市中央区荒戸1丁目11−11 092(731)5856 http://www.nakagawa-shidashi.com/

娘てまり(870円)2010年12月31日に博多駅改札外駅弁売店「驛辨當」で購入
Kotemari

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2007(平成19)年までに登場か。竹皮編みの長方形容器に、中身の写真を掲載した掛紙を巻く。透明なトレーに収まる中身は高菜、明太子、しそ、かしわ、野沢菜の円筒形御飯が1本ずつと、焼サバ、ホタテフライ、玉子焼、シイタケやサトイモなどの煮物、ウインナー、わさび菜、昆布巻、ぎんなんが建ち並ぶもの。つまりおむすび弁当。見栄えも分量も価格も風味も、おにぎり駅弁の最高峰かと。

当初の調製元はドゥイットナウ。これを同社の破産により博多駅弁の寿軒が引き継いだようだが、寿軒もまた駅弁から撤退したため、2011年からは鳥栖駅弁の中央軒が同じものを作っている模様。駅弁の名前や中身は変わっていないようだ。価格は購入当時で840円、2015年時点で870円。

※2015年10月補訂:値上げと現在の調製元を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
博多駅鉄道構内営業 有限会社 博多駅弁 寿軒 福岡県福岡市博多区博多駅東2−10−16 092(431)0331

○△□弁当(800円)2010年8月28日に博多駅改札外コンコース駅弁売店で購入
Maru Sankaku Shikaku Bento

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プラ製トレーの惣菜容器を、駅弁名とその記号形状を印刷した掛紙で包む。9区画に分けられた中身は、丸い高菜飯、三角形のゆかりめし、四角形の日の丸御飯、有頭海老にイカ照焼、サトイモ煮やがんもどき、鶏唐揚とブロッコリー、白身魚フライ、ゴボウとしそ昆布、金時豆とパインとチェリー。

奇抜な駅弁名の由来や売り文句は現物にも現地にもないが、なるほど御飯の形状で○△□なのかと。中身だけ見ればとんがっていない、普通のお弁当。2010年12月限りで寿軒が駅弁から撤退し、以後は小倉駅弁の北九州駅弁当が調製。価格は購入当時で760円、2015年時点で800円。

※2015年10月補訂:現況を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
博多駅鉄道構内営業 有限会社 博多駅弁 寿軒 福岡県福岡市博多区博多駅東2−10−16 092(431)0331

【終売】人吉街道(1,050円)2013年7月15日に博多駅改札外駅弁売店「驛辨當」で購入
Hitoyosih Kaido (end of sales)

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博多駅の駅弁売店「驛辨當」での「旅ものがたり九州七つ街道めぐり」キャンペーンに伴い、2013(平成25)年2月1日に発売された7種類の駅弁「唐津街道」「豊後街道」「長崎街道」「島原街道」「人吉街道」「日向街道」「薩摩街道」のうちのひとつ。調製元は鹿児島県出水駅弁の松栄軒だが、博多駅でのみ売られる駅弁であると思われる。

人吉の街道と名物を描く掛紙を巻く、細長い発泡材容器の中身は、味付飯を錦糸卵で覆ってウナギ蒲焼を載せる御飯と、桜島鶏の照焼、薩摩揚げ、アユ甘露煮、ダイコンやレンコンなどの煮物、クリ、玉子焼、つぼ漬などのおかず。せっかくのキャンペーンなので、売店でも掛紙でももっと、コンセプトを語って欲しかったと思う。2014年限りで終売か。

※2017年2月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
株式会社 松栄軒 鹿児島県出水市上鯖渕712−2 0996(62)0617 http://shoeiken.com/

【終売】宝赤(ほうせき)弁当(1,000円)2010年12月31日に博多駅改札外駅弁売店「驛辨當」で購入
Houseki Bento (end of sales)

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2009(平成21)年までに登場か。長方形の発泡材容器に木目柄の発泡材でふたをして、赤いデザインのボール紙でさらにふたをする。中身は1/3が酢飯の上に海苔や錦糸卵やイクラを散らしたもの、1/3がだし御飯の上に明太子スライスを貼り付けたもの、1/3がおかずで沖メダイ西京焼、エビカツ、ミニ棒天、わさび菜など。見ても食べてもキラキラできれいに整った都会の味を感じる。

落語家で駅弁・空弁の本も出版したヨネスケ氏が全国ナンバー2の駅弁に選ぶなど、近年の博多駅弁としては最大の評判を呼ぶヒット作であったが、2010年12月限りで寿軒が駅弁から撤退したため、この商品も現在は買えなくなってしまった。

販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
博多駅鉄道構内営業 有限会社 博多駅弁 寿軒 福岡県福岡市博多区博多駅東2−10−16 092(431)0331

【終売】焼き鯖高菜巻(800円)2006年1月26日に博多駅駅弁スタジアムで購入
Yakisaba Takanamaki (end of sales)

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製造業者名を金文字で入れた黒い紙箱に、中身の写真を美しく撮った掛紙を巻いて、セロテープで留める。中身は御飯に焼サバを載せて高菜で巻く棒寿司1本。これを6切れにカットして密封パックにする。風味は見た目のまんま。噛み切れない高菜と薄い焼鯖も、味としては乙なもの。

福岡空港の空弁らしく、一方で駅弁らしくない商品だと思う。実際に製造業者は福岡空港の空弁屋として幅をきかせており、いつの間にか駅弁にも進出していて驚いた。この頃の調製元の「三太郎」の最近の活躍には目を見張るものがあった。2009年の調製元の破産により、現在は売られていないものと思われる。

※2010年12月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
株式会社 ドゥイットナウ 仕出し工房事業部 福岡県福岡市西区福重3丁目33−28 092(882)3305

【終売】鰹めし弁当(650円)2006年1月26日に博多駅ホーム上駅弁売店で購入
Katsuo Meshi Bento (end of sales)

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2004(平成16)年のJR九州「第1回九州の駅弁ランキング」で募集した駅弁レシピの優秀賞を、翌2005年10月の第2回に向けて博多駅で製品化。長方形の木目調発泡材容器に同柄のふたをして、商品名を大きく書いた青い掛紙をかけて、紙ひもでしばる。中身はカツオだしで炊いた御飯の上にカツオの甘辛煮を5片載せて紅生姜などで飾り、玉子焼とコロッケと煮物を添える。安くてシンプルで独特な風味は確かにランキングに出す価値がある。

なお、2010年12月限りで寿軒が駅弁から撤退したため、この商品も現在は買えなくなっている。

※2011年2月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
博多駅鉄道構内営業 有限会社 博多駅弁 寿軒 福岡県福岡市博多区博多駅東2−10−16 092(431)0331

【終売】老舗の辛子めんたい子付き弁当(1,050円)2006年1月1日に博多駅九州駅弁スタジアムで購入
Shinise no Karashi Mentaiko Tsuki Bento (end of sales)

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JR九州の子会社と出前寿司屋が組んだ駅売り弁当ブランド「旅弁(とらべん)」第一弾として、2004(平成16)年5月に登場。中身の写真を載せた正方形のボール紙容器を売店レジに持ち込むと、店員が冷蔵小箱を付けてくれる。中身は本体には白御飯に焼鯖や煮物や牛肉大和煮や玉子焼や切り干し大根や高菜が、小箱には辛子明太子が入る。

中身写真はその明太子を御飯の上に乗せた状態。そんな販売形態からも、激辛の明太子からも、韓国の駅売り弁当を思い出した。一日50個が売れたそうな。この駅弁は2009年の調製元の破産により、現在は売られていないものと思われる。

※2010年12月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
株式会社 ドゥイットナウ 仕出し工房事業部 福岡県福岡市西区福重3丁目33−28 092(882)3305

【終売】博多名物シウマイ(500円)2004年3月1日に博多駅コンコースキヨスク内駅弁コーナーで購入
Hakata Meibutsu Syumai (end of sales)

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国鉄時代からあったのに、知名度が皆無である博多駅の駅売り焼売。そもそも焼売が博多名物であるなど聞いたことがない。底を除き枠も蓋も仕切りも経木の長方形容器に蜜柑色の掛紙をかけて紙ひもでしばる。中身は焼売の16個入りで、見た目も味も昔のスーパーにはこんな味のチルド焼売が販売されていたなと懐かしめるもの。横浜や鳥栖と比較するのは酷だが、常温でもそこそこいける。蛇足ながら一応、「シウマイ」は横浜駅弁・崎陽軒の登録商標である。2010年12月限りで寿軒が駅弁から撤退したため、この商品も現在は買えなくなっている。

※2011年2月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
博多駅鉄道構内営業 有限会社 博多駅弁 寿軒 福岡県福岡市博多区博多駅東2−10−16 092(431)0331

【終売】博多釜めし(720円)2004年3月1日に博多駅コンコースキヨスク内駅弁コーナーで購入
Hakata Kamameshi (end of sales)

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国鉄時代からあるのに、最近は知名度の薄い九州唯一の陶製釜飯駅弁。本体も蓋の陶製の釜型容器を、こともあろうにボール紙のパッケージですっぽり包み覆ってしまう、今時珍しい過剰包装。中身は鶏スープで炊いた御飯の上に刻み鶏肉やタケノコや錦糸卵や栗や海老や椎茸など。うずらのゆで卵を半分にカットして入れるのも駅弁にはない感じ。彩りの感じほど味は悪くなく、価格も控えめ。

なお、2010年12月限りで寿軒が駅弁から撤退したため、この商品も現在は買えなくなっている。

※2011年2月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
博多駅鉄道構内営業 有限会社 博多駅弁 寿軒 福岡県福岡市博多区博多駅東2−10−16 092(431)0331

【終売】九州の彩(1,580円)2004年3月1日に博多駅コンコースキヨスク内駅弁コーナーで購入
Kyushu no Irodori (end of sales)

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1987(昭和62)年頃の登場。縦横比が1対ルート5くらいの経木枠な長方形容器を使用、正方形分を仕切りで9区画に分割し、そこに佐賀の菜隠漬、長崎のイワシしぐれ煮、鹿児島の豚角煮など九州各県の味を配置する。残る部分は海色のトレーに九州の形をした御飯が入るが、これも太宰府の部分に梅を、中部の山岳地帯に青海苔を、南部は桜島噴火をイメージして黒ゴマを載せたりも。高価だがこのこだわりが支持され雑誌等での紹介では博多駅の代表的な駅弁の地位を確保するが、現地でふらりと入手できる確率は低い。

なお、この駅弁は2007年10月現在で外観も中身もリニューアルされているようで、価格も1,200円に改訂されている。また、2010年12月限りで寿軒が駅弁から撤退したため、この商品も現在は買えなくなっている。

※2011年2月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
博多駅鉄道構内営業 有限会社 博多駅弁 寿軒 福岡県福岡市博多区博多駅東2−10−16 092(431)0331

【終売】博多飛梅弁当(850円)2004年2月23日に佐賀玉屋駅弁大会で購入
Hakata Tobiume Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身

微妙に長方形な経木枠容器に紙蓋をして大きな掛紙で包み赤い紙ひもでしばる。中身は御飯に梅・沢庵・おかかの巻物がふたつずつ、おかずは焼鯖や玉子焼に梅花型の蒲鉾や人参に昆布巻や椎茸など、デザートにさくらんぼとパイン。個人的には梅が嫌いで沢庵が苦手なので参ったが、見栄えと品質の良い駅弁。

駅弁名やその中身は、菅原道真が左遷の日に京の自宅の紅梅の詩を詠んだら、その梅の木が道真を慕い太宰府まで一晩で飛んできたという「飛梅(とびうめ)伝説」にちなむ。しかし、それが掛紙や販売箇所に全く記されていないので、きっと誰も気が付かない。掛紙のデザインも太宰府天満宮内の飛梅を描いているのだが。

なお、2010年12月限りで寿軒が駅弁から撤退したため、この商品も現在は買えなくなっている。

※2011年2月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
博多駅鉄道構内営業 有限会社 博多駅弁 寿軒 福岡県福岡市博多区博多駅東2−10−16 092(431)0331

【終売】かもめ(850円)2002年3月18日に博多駅ホーム上駅弁ワゴンで購入
Kamome (end of sales)

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博多・長崎間の特急「かもめ」への白い顔の新型車両「白いかもめ」の投入を記念して、2000(平成12)年に登場。正方形の容器の内部は「白いかもめ」のロゴマークにも描かれるかもめをイメージした曲線で仕切られ、桜型の鮭御飯と鶏御飯を左右に、うずらのゆで卵を真ん中に配置、なすの煮物や玉子焼などが入り、購入時点では春なのでつくしの和え物も入っていた。

すべて食べ終わると空色の底が出てきて、かもめが大空に舞い上がる、という仕掛け。駅弁のコンセプトが全く記されていないため、味は良いのに中身が隙間だらけの寂しい駅弁とも見えてしまう。能書きが欲しいところ。新型車両投入前の「かもめ」には帯紐のような真っ赤な色の電車が使われていた。

なお、2006年10月時点で、駅弁名と価格を変えないまま中身と容器が全面的に変更されている模様。また、2010年12月限りで寿軒が駅弁から撤退したため、この商品も現在は買えなくなっている。

※2011年2月補訂:終売を追記
※2006年10月補訂:リニューアルの可能性を追記
販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
博多駅鉄道構内営業 有限会社 博多駅弁 寿軒 福岡県福岡市博多区博多駅東2−10−16 092(431)0331