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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR西日本・JR九州 博多(はかた)駅 JR-West and JR-Kyushu Hakata Station
2017(平成29)年2月訪問 GoogleMap「博多駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線で約5時間。福岡市は福岡県の西部で玄界灘に面する、人口約160万人の城下町かつ港町。政令指定都市かつ福岡県の県庁所在地で、九州の鉄道や経済の中枢である大都市。駅弁は主に新幹線ホーム、新幹線コンコース、改札外の東西自由通路の売店で、地元や九州一円や西日本のものが多種売られる。1889(明治22)年12月11日開業、福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目。

【終売】寝台特急なは(1,050円)Shindai Tokkyu Naha (end of sales)
2014年2月7日に博多駅の駅弁売店で購入 Feb. 7, 2014

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2013(平成25)年の秋頃から半年間程度、火曜と金土日曜に販売か。当時の博多駅の駅弁売店「駅弁当」に、「富士」「はやぶさ」「明星・あかつき」「なは」「さくら」「みずほ」の寝台特急ヘッドマークと、それぞれの駅弁の中身写真を印刷したポスター「青いながれ星ブルートレイン」が掲示されていた。

この「なは」の調製元は、出水駅の駅弁屋。折尾駅の駅弁「大名道中駕籠」などで使われる、ボール紙製のかご型の二段重ねの容器を使う。その下段に味付飯を詰めて錦糸卵で覆い焼き鳥を並べ、上段にとんこつ、ブリ照焼、薩摩揚、さつまいも、玉子焼、煮物、柴漬けなどを詰める。

寝台特急列車「なは」は、主に新大阪駅と西鹿児島駅を、東海道本線と山陽本線と鹿児島本線を経由して結んだ列車。同区間の寝台特急列車には「明星」の列車愛称が付いていたが、沖縄の本土復帰を願って付けた列車名が、1975(昭和50)年3月の新幹線の博多開業で昼間の特急から夜行の特急列車のうち1往復分に回ってきて、列車の減便により「明星」がなくなり「なは」が残った。2008(平成20)年3月に廃止。

販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
株式会社 松栄軒 鹿児島県出水市上鯖渕532−5 0996(62)0617

【終売】寝台特急はやぶさ(1,050円)Shindai Tokkyu Hayabusa (end of sales)
2014年2月7日に博多駅の駅弁売店で購入 Feb. 7, 2014

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2013(平成25)年の秋頃から半年間程度、火曜と金土日曜に販売か。当時の博多駅の駅弁売店「駅弁当」に、「富士」「はやぶさ」「明星・あかつき」「なは」「さくら」「みずほ」の寝台特急ヘッドマークと、それぞれの駅弁の中身写真を印刷したポスター「青いながれ星ブルートレイン」が掲示されていた。

この「はやぶさ」の調製元は、出水駅の駅弁屋。鹿児島中央駅弁「かごしま黒豚ハンバーグ弁当」などで使われる、正方形の容器を使う。周囲にえびめし、えび天むす2個と辛子明太子、串カツとブリ照焼と抹茶ゼリー、玉子焼と高菜と薩摩揚と昆布佃煮を並べ、真ん中にタコやレンコンなどの煮物を据える。

寝台特急列車「はやぶさ」は、主に東京駅と西鹿児島駅を、東海道本線と山陽本線と鹿児島本線を経由して結んだ列車。1980年代は最重要な鉄道幹線を走り抜ける日本最長距離列車であったが、1990年代以降は朽ちるに任せ、車両も時刻も運賃も評判もボロボロの状態になり、2009年3月の廃止を迎える。列車愛称は2011(平成23)年3月に、東北新幹線の最高速列車へ転用された。

販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
株式会社 松栄軒 鹿児島県出水市上鯖渕532−5 0996(62)0617

【終売】寝台特急富士(850円)Shindai Tokkyu Fuji (end of sales)
2014年2月7日に博多駅の駅弁売店で購入 Feb. 7, 2014

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2013(平成25)年の秋頃から半年間程度、火曜と金土日曜に販売か。当時の博多駅の駅弁売店「駅弁当」に、「富士」「はやぶさ」「明星・あかつき」「なは」「さくら」「みずほ」の寝台特急ヘッドマークと、それぞれの駅弁の中身写真を印刷したポスター「青いながれ星ブルートレイン」が掲示されていた。

この「富士」の調製元は、小倉駅の駅弁屋。小倉駅弁「復刻おべんとう」などで使われた、正方形の容器を使う。トレー外に日の丸俵飯を詰め、トレーにチキンカツのソース漬け、焼鮭、有頭海老、玉子焼、かまぼこ、煮物、柴漬け、うぐいす豆、ミカンのシロップ漬などを詰める。1968(昭和43)年当時の駅弁幕の内を再現したという。

寝台特急列車「富士」は、主に東京駅と宮崎駅を、東海道本線と山陽本線と日豊本線を経由して結んだ列車。第二次大戦前は今でいうグランクラスやグリーン車やA寝台のみを連結した国内最高峰の豪華列車であったが、第二次大戦後はなぜか亜流の列車名に。1970年代は日本最長距離列車であったが、1990年代以降は朽ちるに任せ、車両も時刻も運賃も評判もボロボロの状態になり、2009年3月の廃止を迎える。

販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
北九州駅弁当 株式会社 福岡県北九州市小倉北区下富野3−11−6 093(531)0036

【終売】寝台特急みずほ(1,050円)Shindai Tokkyu Mizuho (end of sales)
2014年2月7日に博多駅の駅弁売店で購入 Feb. 7, 2014

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2013(平成25)年の秋頃から半年間程度、火曜と金土日曜に販売か。当時の博多駅の駅弁売店「駅弁当」に、「富士」「はやぶさ」「明星・あかつき」「なは」「さくら」「みずほ」の寝台特急ヘッドマークと、それぞれの駅弁の中身写真を印刷したポスター「青いながれ星ブルートレイン」が掲示されていた。

この「みずほ」の調製元は、ブルートレインの時代には駅弁屋でなかった、博多駅の駅弁屋。長方形の容器に、白飯と海苔巻とかしわめしの俵飯を詰め、有頭海老、明太子、鮭塩焼、玉子焼、鶏唐揚、豚角煮、焼売、味噌カツ、辛子蓮根、サツマイモなどを添える。その内容の一部、東京と九州を結んだ寝台特急列車の停車駅と結び付けられている。

寝台特急列車「みずほ」は、主に東京駅と熊本駅を、東海道本線と山陽本線と鹿児島本線を経由して結んだ列車。その役割は「はやぶさ」や「さくら」の補完であり、地味な存在のまま、今回に取り上げられた7列車の中で最も早く、1994年12月に廃止された。朽ちる前に引退できたとも見える。その列車名が2011年3月に、列車愛称の公募結果を押しのけて、山陽・九州新幹線直通の最速列車に転用されてびっくり。

販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
有限会社 菜加川 福岡県福岡市中央区荒戸1丁目11−11 092(731)5856

【終売】寝台特急あかつき(980円)Shindai Tokkyu Akatsuki (end of sales)
2014年2月7日に博多駅の駅弁売店で購入 Feb. 7, 2014

掛紙 中身
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2013(平成25)年の秋頃から半年間程度、火曜と金土日曜に販売か。当時の博多駅の駅弁売店「駅弁当」に、「富士」「はやぶさ」「明星・あかつき」「なは」「さくら」「みずほ」の寝台特急ヘッドマークと、それぞれの駅弁の中身写真を印刷したポスター「青いながれ星ブルートレイン」が掲示されていた。

この「あかつき」の調製元は、鳥栖駅の駅弁屋。細かく仕切られた長方形の容器に、アサリ飯とフグ飯、サワラ西京焼、お好み焼き、いか焼売と焼き明太子、焼きラーメン、菜の花と湯葉の和え物、豚角煮、びわとチェリーを詰める。その内容は「あかつき」が走った沿線と結び付けられている。掲示のポスターでは「明星・あかつき」のヘッドマークで紹介されていたが、実物はこのとおり「あかつき」のみ。

寝台特急列車「あかつき」は、主に大阪駅と長崎駅や佐世保駅を、東海道本線と山陽本線と鹿児島本線と長崎本線や佐世保線を経由して結んだ列車。1970年代は新幹線の博多開業と国鉄運賃の値上げで縮減したものの、以後は車両も時刻も今回に並んだ他の列車ほど痛まずに済み、しかし他の夜行列車とともに2008年3月に廃止。日の出前や明け方を指す「暁(あかつき)」という日本語そのものが、使われなくなってきていると思う。

販売駅
鹿児島本線 博多(はかた)駅 1889(明治22)年12月11日開業 福岡県福岡市博多区博多駅中央街一丁目
調製元
株式会社 中央軒 佐賀県鳥栖市京町729 0942(82)3166