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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR九州 佐伯(さいき)駅 JR-Kyushu Saiki Station
2005(平成17)年9月訪問 GoogleMap「佐伯駅」

駅名標 駅舎 駅構内

大分駅から特急列車で約1時間。佐伯市は大分県の南東端で豊後水道に面する、人口約7万人の城下町。九州最大の市域と温暖な気候を持つ臨海工業都市。駅弁は1925(大正14)年から売られ、全国初のきじ肉駅弁などが売られたが、1990年代までに撤退した。1916(大正5)年10月25日開業、大分県佐伯市駅前2丁目。

雪ん子寿し(400円)Yukinkozushi
2012年2月25日に佐伯駅の待合室のキヨスクで購入 Feb. 25, 2012/i>

掛紙 中身
掛紙 外観 中身 中身 中身

大分県南海部郡本匠村の村民が地元の椎茸を使い、2000(平成12)年頃に発売した商品。寿司飯に三杯酢の椎茸煮付けを載せ、三杯酢のダイコンを被せたにぎり寿司が3個、大葉を敷いたプラ製の惣菜容器に収まる。駅弁ファンから見れば、釧路駅弁「いわしのほっかぶり」のシイタケ版。

雪ん子寿しは、日本特用林産振興会(1984(昭和59)年設立)が実施した2000(平成12)年度の「第14回きのこ料理コンクール全国大会」に出品され最優秀賞(林野庁長官賞)を受賞、これを機に国の補助金で製造工場を建て、県の補助金で保冷車を買い、市の補助金で関連商品を開発し、拡販と名産化に努めた。

本匠村は2005年3月に佐伯市へ吸収されたが、雪ん子寿しは2008年5月2日放送のTBS系列「ランキンの楽園」内「ギャル曽根が食べまくって決める全国47都道府県激うま駅弁ランキン」で第2位を獲得したり、大分駅の観光売店などにも置かれたり製造セットの通信販売を始めたり、今は佐伯市の名産品として引き続き拡販に努める。

販売駅
日豊本線 佐伯(さいき)駅 1916(大正5)年10月25日開業 大分県佐伯市駅前2丁目
調製元
愛の里工房 高橋文子 大分県佐伯市本匠大字宇津々2012−4 0972(56)5417

かわなみの柿の葉ずし(1,470円)Kawanami no Kakinohazushi
2005年9月10日に佐伯駅の待合室のキヨスクで購入 Sep. 10, 2005

掛紙 中身
掛紙 外観 外観 中身 中身

佐伯駅の駅売り柿の葉寿司。柿の木と葉と実を描いたボール紙パッケージの中に、サケとサバの柿の葉寿司が各6個入っていた。風味は普通に良く、その割には高価だが、丁寧なつくりになっている。大分や小倉などのキヨスクでも売る全国発送対応商品だが、佐伯市内の業者の製品が佐伯駅で売られているので、ここの駅弁と見なした。

日豊本線は過去約20年で駅弁も長距離列車も壊滅したが、特急列車の車内販売も消滅したことで、逆に主要駅のコンビニやキヨスクでの弁当販売が充実した。駅弁の消えた佐伯駅では日没後なのにキヨスクで弁当や軽食が買えたし、南宮崎駅では宮崎駅弁を売り始め、延岡駅でも独自の弁当が出た模様。

販売駅
日豊本線 佐伯(さいき)駅 1916(大正5)年10月25日開業 大分県佐伯市駅前2丁目
調製元
季節料理かわなみ 大分県佐伯市鶴岡町3丁目9−11 0972(23)3272 http://www.kakinoha-kawanami.com/