banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR九州 鹿児島中央(かごしまちゅうおう)駅2005年9月11日訪問Googleマップ
JR-Kyushu Kagoshima-chuo Station

駅名標 駅舎 駅構内

博多から新幹線で一時間半前後。鹿児島市は鹿児島県中部で鹿児島湾に面する人口約60万人の城下町で県庁所在地。活発な火山活動が続く桜島がシンボル。駅弁は国鉄時代からの駅弁業者が撤退した後は、キヨスクその他の駅構内売店で出水駅の駅弁屋や市内の食堂などの弁当が入り乱れている。1913(大正2)年10月11日開業 鹿児島県鹿児島市中央町。

鹿児島弁当(1,080円)2016年10月22日に鹿児島中央駅の駅弁売り場で購入
Kagoshima Bento

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2015(平成27)年までに登場か。掛紙には鹿児島県の地図と食材のイラストが、おそらく関連付けられて描かれる。中身は俵飯に漬物やサツマイモ、茶飯を覆う豚焼肉、鶏酢あんかけと枝豆、エビフライと煮物、サバ照焼とダイコンなどの酢の物と玉子焼。鹿児島でいろどりたくさん、もりだくさん。

販売駅
鹿児島本線 鹿児島中央(かごしまちゅうおう)駅 1913(大正2)年10月11日開業 鹿児島県鹿児島市中央町
調製元
株式会社 松栄軒 鹿児島県出水市上鯖渕532−3 0996(62)0617 http://shoeiken.com/

桜島灰干し弁当(750円)2013年12月1日に鹿児島中央駅改札外商業施設「みやげ横丁」で購入
Sakurajima Haiboshi Bento

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2012年9月の発売。鹿児島中央駅の駅弁売店で8か月連続で売上ナンバーワンになったそうで、2013年度のJR九州の駅弁キャンペーン「第10回九州駅弁グランプリ」で同着3位を獲得した。小柄でえらく細長い容器に御飯を詰め、桜島の火山灰で加工したシイラ塩こうじ焼、寅焼なる玉子焼、ぼっけチビなる鶏ゆずこしょう焼、黒豚の塩こうじ焼、きんぴらごぼう、鶏唐揚、シイタケ旨煮、赤キャベツの甘酢漬。そんな内容は掛紙にて写真付きでしっかり説明される。いろんなものが載っているため、印象に残りにくい気はしたが、他にはないタイプの駅弁である。価格は購入当時で680円、2014年時点で750円。

桜島は鹿児島県の錦江湾に浮かぶ、標高1,117メートルの火山島。年に千回も噴火する活火山であり、鹿児島の風景と観光のシンボルであり、湾岸へ常に火山灰を撒き散らす迷惑者であり、世界中の火山学者を魅了する研究対象である。鉄道の車窓としては、日豊本線の鹿児島駅から重富駅までの間が美しく見える。

販売駅
鹿児島本線 鹿児島中央(かごしまちゅうおう)駅 1913(大正2)年10月11日開業 鹿児島県鹿児島市中央町
調製元
株式会社 樹楽 鹿児島県姶良市加治木町木田2344−4 0995(73)3812 http://rakuraku-cs.jp/

鰹一本釣り弁当(875円)2013年12月1日に鹿児島中央駅改札外商業施設「みやげ横丁」で購入
Katsuo Ipponzuri Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2008年の発売か。同年度のJR九州の駅弁キャンペーン「九州の駅弁 あなたが選ぶ駅弁ランキング2008」で第4位を獲得。掛紙の「第45回農林水産祭内閣総理大臣賞」というのは、2006(平成18)年度の第45回農林水産祭において枕崎市漁業協同組合が産物(水産加工品)「枕崎ぶえん鰹」で内閣総理大臣賞を得たものであり、この弁当が受賞したわけではない。

中身はカツオとコンブの茶飯の上に、そのカツオの照焼を置き、カツオのフライ、薩摩揚げ、シイタケやタケノコなどの煮物、インゲンおひたし、ナスとシメジの和え物、玉子焼、大根桜漬などのおかずを添えるもの。パサパサあるいはサクサクした醤油味のカツオが印象的で、たっぷりのおかずで食事として完成したが、よそ者から見れば、味や中身にもっとえぐさがあってもよかった。発売当初は月に千個が売れる人気商品だったそうな。価格は購入当時で850円、2014年4月の消費税率改定により875円。

内閣総理大臣賞を受賞して、この駅弁にも使われた「枕崎ぶえん鰹」とは、枕崎市漁業協同組合が開発した、一本釣りしたカツオを船上にて活き〆(血抜き)したあと急速冷凍し、弾力性のあるモチモチとした新食感の歯ごたえ生臭さのないさわやかな味と鮮やかな赤みを実現したブランド魚。そんなことを言わなくても枕崎は漁業で有名であると思うが、全国の大小の漁港と同じく、魚価の低迷や燃料費の高騰に悩んでいることが、この魚を紹介する公式サイトでの記述でうかがえる。

販売駅
鹿児島本線 鹿児島中央(かごしまちゅうおう)駅 1913(大正2)年10月11日開業 鹿児島県鹿児島市中央町
調製元
株式会社 ぶるぺん 鹿児島県枕崎市中央町180番地 0993(73)2006 http://bullpen-inc.co.jp/

【終売】薩摩きっなご(きびなご寿司)(840円)2005年12月31日に鹿児島中央駅コンコース駅弁売店で購入
Satsuma Kinnago (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2004年3月の九州新幹線部分開業に合わせて登場。内部が銀色のボール紙を立体的に組み立てた中に、胡麻混じり酢飯の上や周囲にキビナゴの酢塩締めと昆布を貼る、鹿児島名物きびなご寿司を詰めて、商品名シールと針金入り紙帯で封をする。よそ者からすれば珍味に該当するだろう。普段見慣れない食材を見るだけで、旅の気分が盛り上がるし、品質も良いと思う。

個人的にきびなご寿司は、どの業者の製品でも同じ味がするような気がする。しかしこの商品はパッケージに駅弁らしさがあり、意図的かどうかは知らないが空弁やスーパーの商品との差別化が図られている。2014年時点で駅弁としては現存しない模様。

※2015年2月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 鹿児島中央(かごしまちゅうおう)駅 1913(大正2)年10月11日開業 鹿児島県鹿児島市中央町
調製元
大漁鮨 鹿児島県鹿児島市下荒田2丁目36−20 099(254)6111

【終売】さつまの旅路(850円)2005年9月11日に鹿児島中央駅新幹線コンコース飲食店で購入
Satsuma no Tabiji (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2004年3月の九州新幹線部分開業と同時か少々後に登場したと思われる無名駅弁。黒い長方形の発泡材容器に、よく見ると文字と車両と鳥でツバメが踊る掛紙を巻く。掛紙で980円の価格はゴム印で850円に訂正。中身は豚肉の太巻、鶏の細巻、きびなごの押寿司という珍味系。なんとなく主観的にも客観的にも印象に残りにくいような。調製元は鹿児島市内の出前専門寿司屋。2007年頃までに売り止めた模様。

西鹿児島の駅弁は国鉄時代から一社独占だったが、九州新幹線の開業に伴い多社乱立に変わった模様。しかし果たして何種類の駅弁がありどこの売店に行けば買えるのかが、よく分からない。駅弁の定義が曖昧なことも合わせ、ここに店舗を構えるか弁当を卸せば、駅弁のブランドを手っ取り早く入手できそう。

※2015年2月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 鹿児島中央(かごしまちゅうおう)駅 1913(大正2)年10月11日開業 鹿児島県鹿児島市中央町
調製元
大漁鮨 鹿児島県鹿児島市下荒田2丁目36−20 099(254)6111

【終売】つばめ弁当(1,000円)2005年12月31日に鹿児島中央駅コンコース売店で購入
Tsubame Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

大柄でがっちりした長方形の経木枠容器に木目調のふたをして、お品書きと割箸とおしぼりを添付して輪ゴムで留め、特急つばめ号ロゴマーク柄の掛紙で包んで紙ひもでしばる。中身はどんどん変わるようだが、購入時には梅花形日の丸御飯、高菜巻、薩摩豚冷しゃぶ、博多筑前煮、カレーコロッケ、ウナギ入り玉子焼、煮サバ、黒胡麻もちなどが入っていた。

これはもともと、博多駅と西鹿児島駅を結んだ在来線特急「つばめ号」の車内販売用弁当。同じ価格と容器と掛紙で、博多の駅弁屋と鹿児島の業者が競作していたし、当時からそれぞれ博多駅と西鹿児島駅での販売もあったらしい。2004年の九州新幹線部分開業後も同様だが、新幹線つばめ号に車内販売はなく、在来線つばめ号改め「リレーつばめ号」は新八代駅より南に来ないので、鹿児島版は事実上、西鹿児島改め鹿児島中央駅の駅弁となった。

販売駅
鹿児島本線 鹿児島中央(かごしまちゅうおう)駅 1913(大正2)年10月11日開業 鹿児島県鹿児島市中央町
調製元
川内駅鉄道構内営業有限会社(弁当の西原) 鹿児島県薩摩川内市鳥追町5−17 0996(22)2636

【終売】さつま風土記弁当(1,000円)2005年12月31日に鹿児島中央駅コンコース売店で購入
Satsuma Fudoki Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

2005年の春頃の登場か。フタも本体も黒く細長い発泡材容器に、割箸とおしぼりを乗せて、郷中教育を描いた掛紙で巻いて、ビニールひもでしばる。中身は手前の5区画が御飯物で、左から栗めし・えび押寿司・うなぎ寿司・玉子の握り・サバ押寿司、奥の5区画にはとんこつ・きびなご・薩摩揚などという、多種中量の詰め合わせ。中身の解説は語られないが、自然に鹿児島にこだわった感じをちゃんと受け、鹿児島発着の列車で食べて風味が生きるもの。

添付の紙片はお品書きではなく、郷中教育十八学舎の一覧表。掛紙左下に郷中(ごじゅう)教育の解説が記される。江戸時代薩摩藩の教育体制から輩出された人材が、明治維新の過程で大きな役割を果たしたが、その後の薩摩あるいは薩長土肥が特段の発展や求心を見せずに一地方の枠に留まるのは、どうしたことか。2007年頃までに売り止めた模様。

※2015年2月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 鹿児島中央(かごしまちゅうおう)駅 1913(大正2)年10月11日開業 鹿児島県鹿児島市中央町
調製元
鮨膳児玉 鹿児島県鹿児島市中央町 鹿児島中央駅サンフレスタ内 099(254)7300 http://osyokuji-kodama.jp/