banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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臺鐵便當(台鉄弁当)(60元≒216円)2006年11月27日に花蓮駅ホーム上キオスクで購入
Taitie bento (TRA Lunch Box)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

日本の牛乳パックをイメージするとよい耐水性紙容器に、台東線を行く観光列車と思われる絵画を描く。中身は白御飯に高菜の油炒め、キャベツ炒め、煮玉子1個、ハム、生姜、骨付き豚肉揚げを載せる。豚肉を除けば油っぽい要素はやや控えめで、台湾の北側や西側と比較してすっきりしている。

2002年1月の前回と比べて、販売箇所は同一で、中身は昆布巻がないくらいの差しかない。容器の見栄えは向上したが、商品見本は売店になく、購入の意志を示すことで店員が保温箱から取るスタイルのため、日本人その他の観光客がこれに気付くことはないだろう。

販売駅
台湾鐵路管理局 台東線 花蓮駅 1979年2月8日開業 花蓮縣花蓮市國聯一路
調製元
車勤花蓮分部

鐵路餐盒(60元≒228円)2002年1月15日に花蓮駅ホーム上キオスクで購入
Tielu can he (Railway Meal Box)

掛紙
外観 中身

日本の牛乳パックに使われるような素材の紙を容器に使用。中身は白御飯の上にスペアリブを載せる「排骨飯」で、こちらは味付け卵がないかわりにハムと昆布と野菜炒めが入っていた。鶏肉自体も台北や車内販売のものほど油っぽくない。

この駅弁は駅舎内では購入できず、駅舎に面したホーム上のキオスクで購入できた。駅では列車別の改札を実施しており、改札が始まるまではホーム上には誰もいないのに、売店はちゃんと開き続けていた。

販売駅
台湾鐵路管理局 台東線 花蓮駅 1979年2月8日開業 花蓮縣花蓮市國聯一路
調製元
車勤服務部花蓮分部

台灣人的飯包 悟饕正宗池上原創老店(60元≒216円)2006年11月27日に鳳林駅駅弁立売で購入
Taiwan rende fanbao wutao zhengzong chishang yuanchuang laodian (Taiwan Chishang Original Bento)

掛紙 外観 外観 外観 外観 中身 中身

経木の容器に調製元の社屋や宣伝を書いたと思われる掛紙をかけて、竹箸を置いて輪ゴムでしばる。中身は白御飯の上に煮玉子半分、サラミかソーセージ、生姜、高菜炒め、もう一種の野菜炒め、タクアン、固い豆腐のようなものが入り、豚肉が揚げ物、衣揚げ、煮たものと思われる3種で入る。

台湾駅弁に特有の油っぽさがほとんどない。中身の豚肉はキレが良く、他のおかずはさっぱりしていて、敷かれる米の香りが素晴らしい。水気もちょうどよく、経木は米飯弁当に最上の容器素材だなと改めて思う次第。ただ、調製元連絡先に「加盟連鎖服務専線」という記述もあり、鳳林限定の駅弁ではなく弁当チェーン店の商品なのかもしれない。

鳳林駅はほとんどの列車が止まる台東線内の主要駅だが、街の規模は鹿児島県の肥薩線吉松駅くらいだろうか、台湾の駅弁販売駅では最小に思えた。訪問時の売り子さんも1名のみ。

販売駅
台湾鐵路管理局 台東線 鳳林駅 1912年1月25日開業 花蓮縣鳳林鎮中山路
調製元
池上飯包博物館 台東縣池上郷忠孝路259號 089-862326

池上台東站鐵路月台便當 全美行(60元≒216円)2006年11月27日に池上駅駅弁立売で購入
Chishang taidong-zhan tielu yuetai bento Quanmeihang (Chishang Taidong Station Railway Platform Bento)

掛紙 外観 外観 中身 中身

台東線の他の駅弁に比べてやや頑丈な経木の容器に、調製元を大書きした白い掛紙をかけて、竹箸を置いて輪ゴムでしばる。中身は白御飯の上にキャベツ炒め、タクアン、生姜、おかか、煮玉子半分などを添え、豚肉を揚げ物、サラミ、アメリカンドッグ、2種の焼き方で入れる。彩りは最上級、風味には比較的ヘルシー感があった。沿線の最大手業者なのか、駅前広場に面した調製元の広告看板は大きく、台東駅にも広告を出していた。台東駅ホーム上のコンビニキオスクでも買える模様。

池上は台湾で最も有名な駅弁販売駅。乗客は駅に着く前にデッキへ移動し、売り子さんも列車扉の停止位置に待ち構え、列車が停車すると乗客が売り子さんを取り囲み、100元札を出したら10元玉4枚入りの袋が渡される手際良さ。往年の信越本線横川駅のような活気ある駅弁販売が、ここで生きていた。

販売駅
台湾鐵路管理局 台東線 池上駅 1924年9月1日開業 臺東縣池上?福文村鐵花路
調製元
全美行 總店 台東縣池上郷中正路1號 089-862270

家郷池上飯包(60元≒216円)2006年11月27日に池上駅前の食堂で購入
Jiaxiang chishang fanbao (Hometown Chishang Meal Box)

掛紙 外観 外観 中身 中身

池上駅前の食堂で買ったお弁当。経木の容器にSLを描いたシンプルな掛紙をかけて、竹箸を置いて輪ゴムで十字にしばる。中身は白御飯に煮玉子半分、漬け物2種、生姜を添えて、豚肉が揚げ物、サラミ、アメリカンドッグ、2種の焼き方で入る。彩りは茶一色でも風味はさわやかで、材料の種類以上に具だくさんな雰囲気を醸す。池上弁当を名乗るので、御飯もうまい。

池上は弁当が名物という、世界的にここと日本の群馬県横川ぐらいしかないのではないかと思う珍しい土地。穀倉地帯で良い米が穫れることと、日本統治時代に持ち込まれた弁当文化が融合したようだ。駅前には弁当屋が何軒もあり、早朝から深夜まで弁当が販売され、日本の台湾ガイドブックにもよく書かれている。

販売駅
台湾鐵路管理局 台東線 池上駅 1924年9月1日開業 臺東縣池上?福文村鐵花路
調製元
正一飯包 池上總店 台東縣池上郷中正路四號 089-863521

悟餐飯包(60元≒216円)2006年11月27日に關山駅駅弁立売で購入
Wucan fanbao (Wucan Meal Box)

掛紙 外観 外観 中身 中身

他の駅弁よりやや横幅が広い経木の容器に、調製元の名前等だけを書いたと思われる掛紙をかけて、竹箸を置いて輪ゴムでしばる。中身は白御飯に煮玉子半分、漬け物、固い豆腐のようなもの、生姜を添えて、豚肉が揚げ物、サラミ、アメリカンドッグ、2種の焼き方で入る。

池上の駅弁と内容はほぼ同じで、掛紙にも池上の文字が読めるので、この構成が池上弁当とされるのだろう。台湾の駅弁の中身は排骨飯ばかり。この日は6個、6日で18個も食べたが、御飯の美味さ、具の締まり、全体的な見栄えや風味で、今回の台湾遠征で最もうまい駅弁だと感じた。

關山は池上から列車で南へ約20分。弁当の知名度は池上に劣るが、台南や高雄と台東を結ぶ道路「南部横貫公路」の東側玄関口でもあり、市街の規模、駅の大きさや利用者の数、駅前道路の通行量は池上を上回る印象だった。

販売駅
台湾鐵路管理局 台東線 關山駅 1922年4月20日開業 臺東縣關山鎮里?里博愛路
調製元
上品池上便當 台東關山店 台東縣關山鎮和平路2−3號 089-810701