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 旅の友「駅弁」。実際に食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本 一ノ関(いちのせき)駅2014年9月21日訪問Googleマップ「一ノ関駅」
JR-East Ichinoseki Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線やまびこ号で約2時間半、東北新幹線と東北本線や大船渡線との接続駅。一関市(駅名は一ノ関で市名は一関)は岩手県の南端に位置し、北上川沿いの北上盆地を中心街とする人口約12万人の城下町。駅弁は国鉄時代から2社が販売位置を交換しながら競争しており、首都圏へも年間を通して駅弁を輸送している。1890(明治23)年4月16日開業、岩手県一関市深町。

鮭いくらまぶし弁当(1,100円)2020年11月2日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Sake Ikura Mabushi Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身 中身

2020(令和2)年の夏に発売か。同年の秋のJR東日本の駅弁キャンペーン「駅弁味の陣2020」にエントリー。御飯を鮭とイクラと、フキと海苔と柴漬けと玉子焼と、糸こんにゃくの明太子和えで覆う、鮭親子弁当。サケとイクラの駅弁など、北海道や東日本でありふれていて、一方で一ノ関との関連が乏しいようにも思えて、これは鮭の大きな大きなほぐし身が、味と見栄えで良い感じ。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000 http://saito-shogetsudo.jp/

鶏舞弁当(980円)2017年7月16日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Torimai Bento

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

下記の駅弁で、かつての一ノ関駅の駅弁「鶏舞弁当」が、2017(平成29)年7月の東京駅で買えたもの。茶飯を鶏照焼やタケノコなどで覆い、笹かまぼこや山菜などを添える中身は、以前の復刻版や、おそらく現役当時と同じ。掛紙に「復刻版」の記載が加わっており、今後は適宜あるいは常時、販売されるのだろうか。こんな中身と味と価格の鶏飯であれば、レギュラー商品に戻してもいいような。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000 http://saito-shogetsudo.jp/

【終売】香ばし海苔とうにごはん(1,200円)2018年1月12日に京王百貨店駅弁大会で購入
Kobashi Nori to Uni Gohan (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2018(平成30)年1月の京王百貨店駅弁大会で実演販売。昆布といウニの混ぜ御飯を刻み海苔で覆い、蒸しウニを載せ、イクラとタマゴとワカメと山ごぼうを添える。見栄えは異なっても、既存の「平泉うにごはん」とだいたい同じ。駅弁の大きさを含め、見た目は小粒でも、味と分量ではこの催事場の他のウニ駅弁に負けていなかった。

大会以後はほとんど出回っていない感じ。2018(平成30)年の秋のJR東日本の駅弁キャンペーン「駅弁味の陣2018」へエントリーされ、10〜11月の期間中は駅などで買えた模様。価格は購入時で1,100円、2018年時点で1,200円。2020年までの販売か。

※2021年3月補訂:終売を追記
※2019年8月補訂:値上げと駅弁味の陣を追記
販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000 http://saito-shogetsudo.jp/

【終売】鶏舞弁当(800円)2010年10月9日に東京駅の「東日本縦断駅弁大会」で購入
Torimai Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2010(平成22)年10月9〜11日に東京駅で開催された「第12回東日本縦断駅弁大会」で販売された、1990年代頃まで販売されていたと思うかつての一ノ関駅駅弁の復刻商品。長方形の容器に透明なふたをして、絵柄が古めかしい整合系の掛紙をかける。中身は岩手県産ひとめぼれの茶飯の上に鶏照焼スライスを貼り、タケノコとシイタケも置き、笹かまぼこ、山菜、サクランボなどを添えるもの。現存してもおかしくなく、復活を切望するほどでもなく。

駅弁の名前に付いている「鶏舞(とりまい)」とは、掛紙に書かれているとおり一関地方の郷土芸能。南部神楽の演目のひとつであり、岩戸開きで夜明けを待っていた鶏たちが喜び舞い踊るということで、掛紙のように派手に着飾った少年少女が舞台や祭りで飛び跳ねる。北上川の中流域には、いろいろな名前でこのような郷土芸能が各地に存在していると思う。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000

【掛紙】鶏舞弁当(600円)1980年9月12日調製
Torimai Bento

掛紙

1980(昭和55)年9月12日11時の調製と思われる、昔の一ノ関駅弁の掛紙。この絵柄が上記のように復刻された。東北新幹線の開業に向けて1976(昭和51)年から国鉄と東北六県が実施したキャンペーン「北へ向かって」と、1978(昭和53)年11月からの国鉄の旅行キャンペーン「いい日旅立ち」のロゴマークが入る。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
有限会社 斎藤松月堂弁当部 岩手県一関市上大槻街五十三番地 0191(23)5095

【終売】海鮮三色弁当(1,200円)2019年9月15日に一ノ関駅の駅弁売り場で購入
Kaisen Sansyoku Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2011(平成23)年の夏までに「がんばろう東北海鮮三色弁当」の名で発売か。発売当時はスリーブの商品名の右側に「がんばろう東北」の文字が入っていた。正八角形の容器に岩手県産ひとめぼれの御飯を敷き、半分をカニほぐし身とカニ脚肉、残る半分をイクラ醤油漬、残りを蒸しウニで覆う。同じ名前の商品が北海道の駅弁で、あるいは北海道の駅弁を名乗る催事商品で出ることもある、属地不詳な海鮮駅弁。イクラはともかくカニやウニは、内陸にある一ノ関でも駅弁としては名物になったことがある。調製元が2020年4月に休業のち廃業したため、この駅弁もなくなったはず。

※2020年12月補訂:終売を追記
販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
有限会社 あべちう 岩手県一関市上大槻街3−3 0191(23)2490

【終売】豚肉の南部焼き弁当(930円)2016年11月12日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Butaniku no Nanbuyaki Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2013(平成25)年に900円で発売か。白御飯を「豚肉の南部焼き」なる薄い豚焼肉で覆い、煮物と玉子焼とポテトサラダとゴマ寒天と大根桜漬を添えるもの。香りも臭みもないクリーミーな豚肉を、ゴマとタレでいただく、なんかうまい感じで、安価でお得。販売は断続的か、東京への輸送販売向け商品かもしれない。南部焼きとは生姜焼きのようなもので、肉に下味を付けて、ゴマに和えたりまぶしたりして焼くものだとか。調製元が2020年4月に休業のち廃業したため、この駅弁もなくなったはず。

※2020年12月補訂:終売を追記
販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
有限会社 あべちう 岩手県一関市上大槻街3−3 0191(23)2490

【終売】かにといくら弁当(1,100円)2015年10月25日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Kani to Ikura Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

駅弁誕生130周年を記念して、2015(平成27)年に発売された新作と思われる。中身はカニ脚とカニほぐし身が載るカニ丼と、茶飯と錦糸卵を合わせたイクラ丼。買った時点で最新の駅弁なのに、駅弁の名前も、中身の写真を置くだけの掛紙のデザインも、業務用錦糸卵やイクラも、カニの細かいフレークと細い脚も、着色料が流れ出る付合せも、苦味の後味も、前世紀の古いタイプの駅弁だと感じた。ここには他にもっと良い駅弁がある。価格は購入時で1,000円、2019年時点で1,100円。調製元が2020年4月に休業のち廃業したため、この駅弁もなくなったはず。

※2020年12月補訂:終売を追記
※2019年8月補訂:値上げを追記
販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
有限会社 あべちう 岩手県一関市上大槻街3−3 0191(23)2490

【掛紙】かにといくら弁当(1,000円)2018年8月17日に大宮駅の駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Kani to Ikura Bento

掛紙

2018(平成30)年8月17日に購入した、一ノ関駅弁の掛紙。3年前と絵柄も、容器も中身もまったく同じで、その健在を確認した。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
有限会社 あべちう 岩手県一関市上大槻街3−3 0191(23)2490

【終売】たかたのゆめ(1,200円)2015年1月31日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Takata no Yume (end of sales)

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2014(平成26)年12月11日に盛岡駅と一ノ関駅で発売、ほどなく東京駅や東北新幹線の車内販売でも販売。岩手県陸前高田市のみで2013(平成25)年から作付けされる米の商標が、そのまま駅弁の名前となった。楕円形の容器の半分にその白飯を詰め、三陸産カキ照焼とフキを載せ、半分にホタテ煮、鮭塩焼、玉子焼、イクラ、煮物、漬物を詰めた。駅弁の名前や東京での販売から、東日本大震災の震災復興関連商品を思わせるが、そんな見せ方も売り方もしていない、見ても食べてもおいしくて、御飯が主体かつ主役で実用的な駅弁。カキのシーズン終了を理由に2015年4月限りで販売を休止、そのまま売り止めてしまった模様。

「たかたのゆめ」が生まれた経緯は、陸前高田市や日本たばこ産業やコンサルタント業者のホームページで確認できる。日本たばこ産業のアグリ事業で東北地方向けのコメとして静岡県内で開発し、2002(平成14)年12月に種苗法に基づく品種登録をしたものの、同社の同事業からの撤退により2008(平成20)年12月に登録を抹消した稲「いわた13号」を、東日本大震災の復興支援のため2012(平成24)年4月に陸前高田市へ権利ごと寄贈し、市内限定で生産を始めたものだという。写真フィルムケース6個分18グラムだけ残しておいた種籾が、研究員とコンサルタント業者との偶然の出会いで、消費者が買ったり食べられる商品として日の目を見るまでのストーリーが、感動的に記載されていた。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000

【終売】さんまかば焼き弁当(920円)2014年10月7日に東京駅の駅弁売店で購入
Sanma Kabayaki Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

釜石線でのSL列車「SL銀河」の運転開始を記念して、2014(平成26)年4月に発売か。ただし一ノ関駅に同列車は来ない。過去の一ノ関駅弁「三陸さんまかばやき弁当」と似ているのは名前だけに見える。掛紙にはSL銀河のロゴマークと、客車4両を従える列車編成イメージをデザインする。

長方形の容器に白飯を詰め、さんま蒲焼と錦糸卵で覆い、サンマ竜田揚、レンコンの挽肉挟み揚げ、枝豆と魚すり身揚げ、カボチャやニンジンなどの煮物、酢の物、香の物を添える。こういう魚の甘辛な蒲焼は、八戸駅に「いわし蒲焼風弁当」があったなど、駅弁では陸中の名物に思えた。2016年頃までの販売か。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
有限会社 あべちう 岩手県一関市上大槻街3−3 0191(23)2490

【終売】特製幕の内弁当やまびこ(1,000円)2012年3月24日に第15回東北応援東日本縦断東京駅駅弁大会で購入
Tokusei Makunouchi Yamabiko (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2012(平成24)年3月17日から31日まで東京駅の駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で開催された「第15回東北応援東日本縦断東京駅駅弁大会」で販売されたお弁当のひとつ。1982(昭和57)年6月の東北新幹線盛岡開業の時に一ノ関駅で販売した駅弁を、東北新幹線開業30周年を記念して復刻したものだという。

一関周辺の観光地のイラストと新幹線の車両を印刷した掛紙にすっかり巻かれる、かなり細長い長方形の容器の中身は、日の丸御飯、鶏唐揚とウインナーと春巻と玉子焼、鮭塩焼とエビフライと焼売、ハンバーグとマカロニサラダ。確かにこれは昭和の昔の商品という感じで、しっかりカロリーが取れそうというか、地域の個性のかけらもない食事というか。

東北新幹線はオイルショックとイデオロギー的反対運動に巻き込まれ、国鉄の労使関係悪化や上越新幹線中山トンネル出水事故の影響もあり、1982(昭和57)年6月23日に大宮〜盛岡間で一日わずか10往復での暫定開業という形で生まれた。うち一ノ関駅を経て盛岡駅まで顔を出す「やまびこ」は、4時間毎に一日わずか4往復。それでも在来線特急の半分の時間で行けるようになったため、連日満席の盛況だったという。7月23日に4往復を増発、夏休み期間中に3往復の臨時列車が走り、11月15日の上越新幹線開業とともに本来の毎時1〜2本のダイヤが施行された。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000

【終売】源義経東下り絵巻(1,100円)2009年9月21日に一ノ関駅の駅弁売店で購入
Minamotono Yoshitsune Azuma Kudari Emaki (end of sales)

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下記の駅弁「源義経東下り絵巻」の、2009(平成21)年時点での現地での姿。4年を経ても価格も内容も掛紙も変わらずに健在。しかしその間の物価上昇を反映してか、飯も具も分量が減らされたような気がする。2010年頃までの販売か。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000

【終売】幕の内弁当岩手県産ひとめぼれ(900円)2007年11月10日に上野駅の駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Makunouchi Bento Iwateken-san Hitomebore (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

一ノ関駅のあべちう版の幕の内弁当で、この姿になったのは2007(平成19)年だろうか。ちょっと細長い長方形の赤い容器を、駅弁の名前と青空と稲穂を合わせた掛紙で包む。中身は岩手県産ひとめぼれの日の丸御飯に焼鮭、鶏照焼、帆立、玉子焼、里芋と人参の煮物に豆入り薩摩揚など。

おかずは内容も風味も分量も、必要なものはすべて揃っている。しかし肝心の日の丸御飯の味が、この駅弁の名前にしてはいまいち。常温までならともかく、このような輸送冷蔵販売の駅弁では、コシヒカリ系よりササニシキのほうが風味で優位な気がする。過去にはひとめぼれイコール仙台駅弁だったが、いまや東北の水稲作付面積の1/3がこれだから、東北地方のどの駅でも駅弁の名前に使える状況にある。この駅弁が2008年以降に売られたかは分からない。

※2017年5月補訂:終売を追記
販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
有限会社 あべちう 岩手県一関市上大槻街3−3 0191(23)2490

【終売】銀河鉄道の夜(1,100円)2007年11月10日に上野駅の駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Ginga Tetsudo no Yoru (end of sales)

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JR東日本会社発足20周年記念駅弁の一ノ関駅あべちう版として、2007(平成19)年の秋までに発売。とはいえ、その構造や中身は、花巻駅の駅弁「ロマン銀河鉄道SL弁当」にとても似ている。

長方形の容器に、SL牽引列車のイラストを描いた青い掛紙をかけ、中身は白御飯の上で帆立を中央に配し、小海老、錦糸卵、イクラ、鮭フレーク、銀杏、栗、椎茸、なす漬、花蓮根でおそらく銀河を描くもの。味はうまいが濃いめの東北風味。2011年頃までの販売か。

詩人で童話作家で農業指導者でもあった宮沢賢治の、童話の代表作のひとつである「銀河鉄道の夜」は、生前に発表されず没後に草稿の形で残されたもの。こうやって駅弁になったり、この作品できっと参考にされたはずと岩手軽便鉄道の後進であるJR釜石線に「銀河ドリームライン」の愛称が付いたり、東北新幹線並行在来線の第3セクター鉄道に「IGRいわて銀河鉄道」の社名が付いたり、現在に実在する鉄道とも縁の深い作品である。

※2017年5月補訂:終売を追記
販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
有限会社 あべちう 岩手県一関市上大槻街3−3 0191(23)2490

【終売】源義経東下り絵巻(1,100円)2005年4月10日に東京駅「駅弁の日記念駅弁大会」で購入
Minamotono Yoshitsune Azuma Kudari Emaki (end of sales)

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2005(平成17)年のNHK大河ドラマ「義経」放送に合わせて発売か。長方形の容器に木目調の紙のふたをかけ、お品書きと割り箸をのせて、平泉の春の藤原祭りの写真を印刷した掛紙で包んで赤い紙ひもでしばる。中身は古代米の俵飯に白御飯、霜降り具合が見える前沢牛ローストビーフ、他にサンマ昆布巻やホタテ甘辛煮や海老天や鶏照焼に煮物各種などと、デザートのミニおはぎ。

源義経が兄の頼朝に追われ、文治3年(1187年)に平泉に落ち延びた「東下り(あずまくだり)」のときに味わったであろう食材を用いたそうだが、内容的にちょっと信じがたい。でもその風味の良さは千百円の価値があると思うし、ドラマ効果の義経ブームが続く間は安泰だろう。2010年頃までの販売か。

※2017年5月補訂:終売を追記
販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000

【終売】大人の休日遊々(1,100円)2003年10月5日に東京駅駅弁大会で購入
Otona no Kyujitsu Yuyu (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身

2002(平成14)年の春頃に発売された、JR東日本「大人の休日」駅弁の、一ノ関駅の斎藤松月堂バージョン。大きな藍色の和風紙を掛紙と、容器のふたに載るお品書きは手書き墨字のコピーで、食べる前から味わい深い。9つの区画に分割された中身は、岩手産ひとめぼれのうにめし・カニカマ俵飯・しそ載り御飯で3区画、岩手県産の焼鮭・鶏照焼・煮カボチャ・タラすり身包み揚げ・帆立で4区画、デザートのミカンと一関名物あんこもちで2区画。容器が経木ならという贅沢な要求くらいしか出てこない秀作。2004年頃までの販売か。

※2017年5月補訂:終売を追記
販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
株式会社 斎藤松月堂 岩手県一関市上大槻街2−37 0191(26)3000

【終売】まつたけめし(1,020円)2001年9月30日に横浜駅駅弁大会で購入
Matsutakemeshi (end of sales)

掛紙 外観 中身

1976(昭和51)年の発売か。秋冬のスーパーやデパートの駅弁大会でよく見かけた駅弁。松茸を描いた掛紙がかかる長方形の容器を使用、松茸で炊いた御飯の上に、小ぶりなスライス松茸が多数、無造作に散りばめられる。2010年より前に終売か。

※2020年5月補訂:終売を追記
販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
有限会社 あべちう 岩手県一関市上大槻街3−3 0191(23)2490

【掛紙】栗駒山菜弁当(200円)1970年10月23日調製
Kurikoma Sansai Bento

掛紙

1970(昭和45)年10月23日12時の調製と思われる、昔の一ノ関駅弁の掛紙。クリやシイタケも描く栗駒高原の風景や、一ノ関や平泉の路線図を描き、須川音頭、注意書き、駅弁の名前と調製元を記す。山菜弁当も第二次大戦後の昭和時代にそこそこ人気の駅弁だったと思う。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
有限会社 斎藤松月堂弁当部 岩手県一関市上大槻街1番地 01912(3)5095

【掛紙】きのこめし(200円)1969年11月1日調製
Kinokomeshi

掛紙

1969(昭和44)年11月1日7時の調製と思われる、昔の一ノ関駅弁の掛紙。掛紙の調製印に年の表記がないものの、1968(昭和43)年の一ノ関駅弁のきのこめしの価格は150円で、1970(昭和45)年には一関市の電話番号に市内局番が付いているので、1969(昭和44)年と推定した。1958(昭和33)年の発売というきのこめしは、昭和時代には一ノ関駅の名物駅弁として紹介されていた。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
有限会社 あべちう 岩手県一関市上大槻街4 2490番

【掛紙】御弁當(価格不明)調製年月日不詳
Obento

掛紙 掛紙

1960年代頃、昭和30年代頃のものと思われる、昔の一ノ関駅弁の掛紙。中尊寺金色堂の絵柄と松尾芭蕉の句を描き、交通道徳標語と題した鉄道利用のマナーも説く、いずれも駅弁の掛紙らしい内容。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
松月堂弁当部 岩手県一関市上大槻街1番地 95番

【掛紙】御弁当(価格不明)調製年月日不詳
Obento

掛紙

1960年代頃のものと思われる掛紙。鉄道や旅客向けの案内や連絡先がないことから、これは駅弁の掛紙でなく、団体客向けの仕出し弁当のものだろう。伯養軒は仙台駅などの駅弁屋であるとともに、東北地方の各地に支店や食堂を持つ食品業者でもあった。注文者の「京都秀岳旅行会」は、弁当店に専用の掛紙を刷らせるほどの大口団体だったのだろう。

調製元
伯養軒 一の関支店 所在地の記載なし 連絡先の記載なし

【掛紙】御寿し(50円)調製年月日不詳
Osushi

掛紙

1950年代、昭和30年前後のものと思われる、昔の一ノ関駅弁の掛紙。掛紙に描かれる厳美渓(げんびけい)は一ノ関駅西方約8キロの磐井川にある名称天然記念物の渓谷で、道の駅やレストハウスなどがある地元限定の名所。近年の一ノ関駅弁の掛紙は隣町の平泉を取り上げることが多いが、これこそ正しい駅弁掛紙の姿かもしれない。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
松月堂辨當部 一ノ関駅前 95番

【掛紙】上等御辨當(35銭)1926年10月4日調製
Osushi

掛紙

1926(大正15)年10月4日5時の調製と思われる、昔の一ノ関駅弁の掛紙。左半分に当時の駅弁として一般的な、商品名と価格と駅名と調製元に、厳美渓と金色堂のイラストでの名所案内と意見記入欄を、右半分に芭蕉の句と名所案内を記す。二つ折にして折箱に置いたのだろうか、このような形式の駅弁掛紙は初めて見た。調製元の石橋ホテル菅原清蔵は、後のあべちうとも斎藤松月堂とも異なる、1890(明治23)年11月から一ノ関駅で弁当とすしを売り、第二次大戦中に撤退した構内営業者だそうな。

販売駅
東北本線 一ノ関(いちのせき)駅 1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町
調製元
石橋ホテル 菅原清蔵 一ノ関停車場前 連絡先の記載なし