「ＪＲ時刻表」「ＪＴＢ時刻表」など、日本全国の列車時刻などを掲載する時刻表です。
ＪＲグループと交通新聞社（２００１年１１月まで弘済出版社）が共同で編集する大判の時刻表です。ＪＲ線やほとんどの旧国鉄線転換路線の全線全駅と、大都市圏を除く全列車の時刻表と、主要な他社路線やバス路線の時刻表と、国内線の航空ダイヤとＪＲの営業案内が掲載されています。
通巻は前身のＡ４サイズ「大時刻表」からの通算です。ＪＲの駅や現場で業務資料として使用されるほか、ＪＴＢ以外の旅行会社で広く利用され、下記「ＪＴＢ時刻表」と並んで国内では最も多く使われている時刻表です。「ＪＴＢ時刻表」に比べて、鉄道現場や企業などで業務用として使用される傾向があります。
戦前に国策で設立された国内最大の旅行会社であるＪＴＢ（旧・日本交通公社）が編集し発行する大判の時刻表です。ＪＲ線やほとんどの旧国鉄線転換路線の全線全駅と、大都市圏を除く全列車の時刻表と、主要な他社路線やバス路線の時刻表と、国内線や国際線の航空ダイヤとＪＲの営業案内が掲載されています。
ＪＴＢで業務資料として使用されるほか、公共図書館などでも定期購読され、上記「ＪＲ時刻表」と並んで国内では最も多く使われている時刻表です。現在定期的に発行されている時刻表では最も長い歴史があり、「ＪＲ時刻表」に比べて旅行者や趣味者など個人で使用される傾向があります。
「ＪＲ時刻表」の交通新聞社が発行する中判の時刻表です。ＪＲ線は全線全駅と大都市圏を除く全列車の時刻表が掲載しますが、臨時列車は本文ではなく黄色いページに一括して掲載され、会社線や航空ダイヤやＪＲの営業案内も主要なものの掲載にとどまっています。
「ＪＲ時刻表」の交通新聞社が発行する小判の時刻表です。２０００年９月号までは「小型総合時刻表」の書名でした。ＪＲ線は全線が掲載されていますが、小駅は省略され、臨時列車は本文ではなく黄色いページにまとめて掲載されています。会社線は高速バスと私鉄有料特急と長距離フェリーと航空の国内線のみ。
「ＪＲ時刻表」の交通新聞社が発行する大判の時刻表です。ＪＲ線と「第３セクター会社」は全線全駅と大都市圏を除く全列車の、私鉄は有料特急の、高速バスは東京・名古屋・大阪発着の路線の、長距離フェリーと国内線航空路の時刻を収録。巻末にはピンクのページＪＲ営業案内が収録されています。
同社発行の中判時刻表「コンパス時刻表」の内容をそのまま拡大コピーしたものです。広告を除くすべてのページで従来の「ＪＲ時刻表」と比較して約１．５倍の大きさの文字を使用しているのが大きな特徴です。書名は創刊号だけ「文字の大きなＣＨＡＬＬＥＮＧＥ時刻表」で、第２号からは「文字の大きな時刻表」となりました。
「ＪＴＢ時刻表」のＪＴＢパブリッシングが発行する、国内最大の現行時刻表です。同社のＢ５判の時刻表「ＪＴＢ時刻表」のうち、巻頭カラーと巻末広告を除くページをＢ５判からＡ４判に拡大したもので、ＪＲ線やほとんどの旧国鉄線転換路線の全線全駅と、大都市圏を除く全列車の時刻表と、主要な他社路線やバス路線の時刻表と、国内線や国際線の航空ダイヤとＪＲの営業案内が掲載されています。
創刊時はＢ５サイズ約９００ページの時刻表で書名は「大きな数字の時刻表」、内容は同社の新書サイズの時刻表「ＪＴＢ携帯時刻表」の拡大コピーでした。２００３年２月発行のものから現在の内容に変わっています。
「ＪＴＢ時刻表」のＪＴＢパブリッシングが発行する中判の時刻表です。同社のＢ５判の時刻表「ＪＴＢ時刻表」のうち、巻頭カラーと巻末広告を除くページをＢ５判からＢ６判に縮小したもので、ＪＲ線やほとんどの旧国鉄線転換路線の全線全駅と、大都市圏を除く全列車の時刻表と、主要な他社路線やバス路線の時刻表と、国内線や国際線の航空ダイヤとＪＲの営業案内が掲載されています。
２０１２年３月にＪＴＢ時刻表２０１２年４月号の増刊として発売。以後は夏と冬に不定期発行され、翌年から事実上の季刊となりました。従前から文字が小さいとされる時刻表の、文字をさらに小さくしたものですので、時刻表を紙でコンパクトに持ち歩きたいが、情報量は減らしてほしくない、小さい文字が読める人に支持されています。「青春１８きっぷ」向け時刻表とも言われています。
「ＪＴＢ時刻表」のＪＴＢパブリッシングが発行する小判の時刻表です。２０００年４月号まではＡ５サイズで５５０円の「もち歩き時刻表」でした。ＪＲ線は全線が掲載されていますが、小駅は省略されていて、臨時列車は本文ではなく黄色いページにまとめて掲載されています。会社線は高速バスと私鉄有料特急と長距離フェリーと航空の国内線のみ。２０１１年４月号を最後に発行されていません。
「ＪＴＢ時刻表」のＪＴＢパブリッシングが発行する、国内最小の現行月刊時刻表です。昭和時代から２００７年４月号までの「スピード時刻表」。ＪＲの新幹線や特急列車や夜行列車や主要な都市間連絡列車、私鉄の有料特急列車、東京・名古屋・大阪の主要路線の時刻のみを掲載しています。
つまり内容は、「ＪＴＢ時刻表」の青色のページを１冊の時刻表に感じ。新幹線や特急列車しか利用しない一般の旅行者なら、小柄で価格の安いこの時刻表で十分実用的です。２００８年１２月号を最後に発行されていません。
交通案内社が２００４年１月まで発行していた中判の時刻表です。ＪＲ線は全線全駅と大都市圏を除く全列車の時刻表を掲載しましたが、臨時列車は本文ではなく黄色いページに一括して掲載され、会社線や航空ダイヤやＪＲの営業案内も主要なものの掲載にとどまりました。
交通案内社が２００４年１月まで発行していた小判の時刻表です。ＪＲ線の全線主要駅と大都市圏を除く全列車の時刻と、主要な他社線やバス路線の時刻を掲載していました。全国版の時刻表としては最も小さく安かったため、一部旅行者に重宝されていました。
「ＪＲ時刻表」の弘済出版社が発行していた大判の時刻表です。ＪＲの新幹線と特急列車、航空の国内線、ハイウェイバスの時刻と運賃のみを掲載する、活字の大きなお手軽時刻表。１９９６年２月号で創刊された、ＪＴＢ「スピード時刻表」の対抗馬のようなものですが、こちらは淘汰されています。なお、過去に通常の「ＪＲ時刻表」をコンビニで販売することが何度か試行されたようですが、駅構内でない店舗では売れなかったようです。
旅行案内社が発行していた中判の時刻表です。日本全国の汽車や汽船の時刻や運賃と、旅行案内という旅の情報や特集を掲載していました。１９１５年１月の発行当時から大正時代まで国（鉄道省）が「公認」する、現在のＪＲ時刻表のような存在であり、以後は現在のＪＴＢ時刻表のような存在でした。戦況の悪化により廃刊。現在は古書や復刻版で入手できます。
「汽車汽船旅行案内」の旅行案内社が発行していた小判の時刻表です。日本全国の汽車や汽船の時刻や運賃を掲載していました。１９１７年の創刊で、戦況の悪化により廃刊。現在は古書で入手できます。
特殊な時刻表