京成電鉄の時刻表「京成時刻表」を紹介します。
「モーニングライナー」「イブニングライナー」船橋停車、「シティライナー」廃止、深夜の上りアクセス特急1本の増発などを実施した、2015年12月5日(土)ダイヤ改正の時刻を収録。時刻表のつくりは変わりません。発行者が京成電鉄に戻り、巻頭カラーの広告ページが4ページ増え、総ページ数が2012年10月から続いた200ページから204ページへ少し増えました。
巻頭カラーページで京成線停車駅、首都圏路線図、スカイライナー・アクセス特急・モーニングライナー・イブニングライナーの時刻表、スカイライナー停車駅の駅一般図と広告を掲載。本文は「本線・成田スカイアクセス線・北総線」「金町線」「千葉線・千原線・新京成線」を平日・土休日別に、有料特急を赤文字にした二色刷りで前線全駅全列車の時刻を収録。巻末に鉄道営業のご案内、京成線駅一覧表、京成バス営業所一覧、京成トラベルサービス営業所一覧、時刻表発行記録を掲載しています。
「スカイライナー」朝の上り1本と夕方の下り1本の増発、「イブニングライナー」運転間隔拡大で1本削減と終電繰り下げ、平日「シティライナー」廃止、日中の本線〜都営浅草線列車の速達化、早朝深夜の成田空港駅発着列車の増発などを実施した、2014年11月8日(土)ダイヤ改正の時刻を収録。定価が10円上がり、発行者が変わりましたが、時刻表のつくりは変わりません。
消費税率引き上げに伴う運賃改定を実施した、2014年4月1日の改定運賃を収録。
最終上り「スカイライナー」の時刻繰り下げ、朝の羽田空港行快速特急の都営・京急線内速達化、夕方の快速の1本増発などを実施した、2013年10月26日ダイヤ改正の時刻を収録。時刻表そのものは、価格を据え置く一方で前回からページ数が3分の2になる大減便。本文の分量は変わりませんが、巻頭カラーページに広告を集約し、路線図と優等列車時刻表と駅構内図を残して他の情報を削除、京成バス時刻表を削除しました。
「スカイライナー」下り早朝便新設、東日本大震災以来ほぼ運休の「シティライナー」の1往復化、待避駅の整理による「アクセス特急」所要時間短縮などを実施した、2012年10月21日ダイヤ改正の時刻を収録。
成田スカイアクセス(京成成田空港線)の開業に伴い、スカイライナーの経路の変更とスピードアップ、本線の有料特急「シティライナー」と成田空港線の無料特急「アクセス特急」の新設などを実施した、2010年7月17日ダイヤ改正の時刻を収録。
時刻表も大規模に改正。独特の判型を捨ててB5サイズに拡大し、1991年3月から続いた巻頭カラーページのページ数の別立てをやめました。土休日時刻の赤紙と営業案内の緑紙の使用をやめてすべて白紙を使い、一方で本文を二色刷りにして有料特急の時刻を赤文字にしました。判型の拡大を文字の拡大に活用したため、ページ数の削減は15%ほどで済んだほか、内容の構成も変わりません。京成時刻表伝統の「時刻表発行記録」も健在です。
土休日の新京成線との直通運転列車を増発した、2009年2月14日ダイヤ修正の時刻を収録。
千原線ちはら台行き最終列車の時刻繰り下げ、日中の上野・京成津田沼間の普通列車のオール6両編成化などを実施した、2007年12月2日ダイヤ修正の時刻を収録。巻頭カラーで自動券売機の案内を増強し、鉄道の営業案内を巻末部から巻頭カラーと本文の間に移動し、高速バス路線がまた増えたため、時刻表のページ数が14ページほど増えています。
スカイライナーが早朝の下り2本を除き船橋に停車、日中に20分間隔で新京成との相互直通運転を千葉中央駅まで拡大し、特急の京成佐倉・京成成田間各駅停車化と平日朝夕の「快特」新設などを実施した、2006年12月10日ダイヤ改正の時刻を収録。本線の増発や新京成線ページへの京成千葉線時刻の掲載(直通列車に限る)、高速バス路線の増加で、時刻表のページ数が増えましたが、価格を据え置きました。
早朝の上野発成田空港行スカイライナー、夜の成田空港発上野行スカイライナー、夜の上野発成田空港行イブニングライナー各1本を増発した、2005年10月2日ダイヤ修正の時刻を収録。表紙のスカイライナーの写真を上下とも差し替えましたが、時刻表のつくりは変わっていません。
「モーニングライナー」、「イブニングライナー」、エアポート快特、通勤特急を増発した、2004年10月30日ダイヤ改正の時刻を収録。表紙のデザインがまた変わりましたが、ユニークな本のサイズは変わりません。表紙下段の写真は2003年2月に登場した、都営浅草線直通対応の新型電車3000形。
スカイライナーの早朝下り2本を除く全列車を成田停車とした、2003年7月19日ダイヤ修整の時刻を収録する、京成時刻表史上初のハイフン付き号数を持った改訂版です。同日の京急ダイヤ改正による一部列車の列車種別や京急線内発着時刻の変更もサポート。2003年3月の延伸開業で押上駅に乗り入れた営団半蔵門線の駅時刻表と運賃表を掲載したことなどで、ページ数が10ページ増えていますが、体裁は前号と全く同じで、表紙の写真も同一です。
新種別「通勤特急」「快速」を新設し、急行の押上・京成高砂間への縮小と羽田空港・成田空港間直通運転を廃止した、2002年10月12日ダイヤ改正の時刻を収録。同年10月27日の芝山鉄道東成田・芝山千代田間開業による相互直通運転開始の時刻も収録されています。
京成押上線荒川橋りょう架替工事の完成で八広駅に追い抜き設備が設けられたことによる、2001年9月15日の京成・京急・都営・北総ダイヤ改正の時刻を収録しています。青砥線で平日朝ラッシュ時の特急の所要時間が短縮されました。また、北総開発鉄道に初めて登場した特急の時刻も収録しました。
外観の変化が乏しい京成時刻表らしくなく、背表紙や表紙のデザインが3号連続で変更されています。また、前号まで平日・土休日の時刻表毎に記されていた索引が一冊一括で振られるようになり、時刻の検索が少し容易になりました。伝統の時刻表発行記録は、時刻表の最終ページから本文の最終ページに移動しましたが健在です。
北総公団線印西牧の原・印旛日本医大間の延伸に合わせた2000年7月22日のダイヤ改正時刻を収録。羽田空港行列車の増発、平日朝ラッシュ時の特急の所要時間短縮、千原線の終車延長と北総・公団線直通列車の一部の行先変更を実施しました。
2000年の20号ということで、表紙の雰囲気がガラリと変わりました。ただし中身の雰囲気は本文使用の白紙がクリーム色系から灰色系に変化した程度で、以前と変わりません。新たに京急線京急蒲田・羽田空港間の全列車両端駅のみの時刻表が登場しました。
京急線ダイヤ改正に伴う行き先等の一部変更が実施された1999年7月31日のダイヤ修正の時刻を収録。従って収録される時刻にはほとんど変更がありませんが、印刷が大日本印刷から「JTB時刻表」と同じJTB印刷に変更されています。デザインについて表紙は少々、背表紙は大きく変化が見られます。
京急線羽田空港駅開業に伴うダイヤ修正で成田空港・羽田空港間直通特急が登場した、1998年11月18日のダイヤ改正時刻を収録。本文では成田空港発着の特急に飛行機マークを新たに付けました。
大きさが縦241ミリ、横118ミリというA版でもB版でもない不思議な大きさに変更されていますが、本文に横浜・川崎・羽田空港発着時刻、都営浅草線と千葉線、千原線の全駅と北総・公団線の主要駅の時刻を本線のページで一括して収録するためのサイズと思われます。これで自社線はひとつの表にまとまり、持ち歩きには不便になりましたが時刻の検索がしやすくなっています。高速バスのページは白紙使用になりました。表紙はVol.16に続いて他社線駅名を表示した自社車両の写真です。
Vol.17発行とVol.18発行との間に、千葉急行電鉄の破綻に伴い1998年10月1日から千葉中央・ちはら台間が京成千原線となりましたが、時刻表では特に触れられていません。
1997年10月4日のダイヤ修正時刻を収録。一部列車の発着時刻・行先等の変更のみの修正なのでダイヤにほとんど変化がありませんが、時刻表には変化があります。巻頭カラーの沿線案内がちょっぴり充実し、本文には従来は掲載されていなかった都営浅草線の線内列車についても全列車掲載となったため、その分だけ総ページ数が増加しています。価格は消費税率改定が実施されたにもかかわらず据え置きで、実質値下げです。
1996年7月20日のダイヤ改正時刻を収録。同年4月27日に開業した東葉高速鉄道(西船橋・東葉勝田台間)に対抗する意味で、朝ラッシュ時の通勤特急の所要時間を最大5分30秒短縮し、大和田折り返しの普通をうすい折り返しに変更することで大和田・勝田台・うすい間の普通を倍増。一方で船橋口の混雑緩和により朝ラッシュ時の東中山発着の急行が廃止されました。また、朝6時台の成田空港行スカイライナーが増発されました。
書名が「京成電車時刻表」から「京成時刻表」と変化しています。表紙の車両は行先に「西馬込」を表示していますが、西馬込は都営浅草線の駅。自社時刻表の表紙で他社線の駅名を出すのは珍しいことですが、京成の時刻表では珍しくありません。
1995年7月20日京急ダイヤ改正に伴う直通列車行先変更と、同年9月1日の改定運賃を収録した、1987年6月以来約8年振りの改訂版。大手私鉄各社が一斉に12枚綴りの昼間専用回数券と14枚綴りの土休日専用回数券を発売したのが、この運賃改定です。
北総・公団線千葉ニュータウン中央・印西牧の原間と千葉急行線大森台・ちはら台間の延伸開業に伴う、1995年4月1日のダイヤ改正時刻を収録。他には朝の上野行スカイライナーが全列車成田停車に変更され、特急が増発されました。
本線宗吾参道・京成成田間に公津の杜駅が開業した、1994年4月1日のダイヤ改正時刻を収録。土曜日が平日扱いから休日扱いに移行し、土休日ダイヤが採用されました。Vol.12と比較して本文の体裁が大きく変更されています。平日ダイヤに白紙、土休日ダイヤに赤紙、連絡他社線時刻・営業案内・自社バスの時刻表に緑紙を使用、本文では北総・公団線と新京成電鉄が本文巻末から自社線扱いの一括掲載に変更、都営浅草線の時刻掲載駅が6駅から10駅に増えましたが、千葉線の時刻が本線・押上線・金町線とは分離され別ページでの収録となりました。また、スカイライナーと特急の時刻に網掛けがされました。
京急線羽田駅までの直通運転が開始された、1993年4月1日のダイヤ修整の時刻を収録。羽田駅は現在の天空橋駅で、京急線羽田空港延伸まではこの駅で東京モノレールに乗り換えて空港に行きました。
本線京成成田・成田空港間の空港第2ビル駅の開業に伴う1992年12月3日のダイヤ修正の時刻を収録。やはり前号の発行からわずか4か月半での発行で、この2年間に5回も時刻表が発行されたことになります。従来は本文と営業案内の間にひっそりと収録されていた沿線案内が巻頭カラーページに移動しました。
本線宗吾参道・成田間の線路変更に伴い、スカイライナー日暮里・成田空港間の所要時間が57分から53分に短縮された、1992年7月17日のダイヤ改正の時刻を収録。やはり前号の発行からわずか3か月半での発行で、私鉄時刻表としては驚異のハイペースでの発行でしょう。北総・公団線について、前号までの京成線直通列車のみの収録から全線全駅全列車の収録に変更されましたが、都営浅草線西馬込・泉岳寺間の区間列車の時刻が削除されました。
千葉急行線千葉中央・大森台間開業に合わせた1992年4月1日のダイヤ改正の時刻を収録。やはり前号の発行からわずか7か月です。この号から新京成電鉄が連絡他社線扱いから自社線並みの扱いとなり、全線全駅全列車の収録が開始されました。
1991年8月7日の千葉線幕張本郷駅開業に伴う千葉線のダイヤ修正の時刻を収録。前号の発行からわずか5か月しか経過していません。
成田空港駅が開業した1991年3月19日ダイヤ改正の時刻を収録。3月31日には北総開発鉄道高砂・北初富間が開業し、京成押上線を経由して都営浅草線への相互直通運転が開始されるなど、かなり大規模なダイヤ改正でしたが表紙はとてもシンプルです。
一部列車の8両編成化による輸送力増強が図られた、1989年7月30日のダイヤ修整の時刻を収録。時刻は少々の手直しだけでしたが、時刻表の表紙はぐっと渋く落ち着いたデザインに替わりました。価格は50円アップ。
モーニング・イブニングライナーの増発や一部の通勤特急の8両編成化などが実施された、1988年4月1日のダイヤ修整の時刻を収録。スカイライナーなど5種類の電車の顔がサイコロの5の目に配置され、「時刻表」のフォントがくだけた感じになった、コミカルな表紙です。
1987年6月10日ダイヤ改正の時刻を収録。とはいえその内容は「一部列車の発車時刻・行先の変更」と小規模だったようです。 この年の4月1日の、国鉄千葉駅前→京成千葉、京成千葉→千葉中央、センター競馬場前→船橋競馬場、葛飾→京成西船の駅名変更を反映。
1986年10月16日ダイヤ改正の時刻を収録。とはいえその内容は「一部列車の発車時刻・行先の変更」と小規模だったようです。
都営浅草線西馬込・成田空港間に新種別「通勤特急」が登場し、朝の上り通勤ライナー「モーニングライナー」が登場した、1985年10月19日のダイヤ改正の時刻を収録。この号から本のサイズが縦に3センチ、横に数ミリ拡大されてA5変形版となったため、活字が大きくなり時刻の発着駅表示駅が増えました。
夕刻の下りホームライナー「イブニングライナー」が登場した、1984年12月1日現在の時刻を収録。谷津遊園駅が「谷津」に改称されたのはその1週間前の11月24日です。「改訂版」と名乗るのに表紙写真が新色になった「スカイライナー」と、Vol.3とは見た目から異なり、他社なら号数を上げて発行するものと思われます。
1983年10月1日のダイヤ改正の時刻を収録。表紙は「成田空港」の行き先を掲げた特急電車の顔。京成では特急といえば料金不要の速達列車を指し、空港駅発着の全車指定席列車は「スカイライナー」です。
京成時刻表の第2号です。
京成時刻表の創刊号です。1981年10月1日ダイヤ改正の時刻を収録。表紙は離陸するJALのジャンボジェットと「スカイライナー」の写真ですが、当時の成田空港駅は現在の東成田駅、空港警備の都合上ターミナルから離れた位置に設置されたためバスへの乗換が必要で、利用は低迷していました。
特殊な時刻表