西武鉄道の時刻表「西武時刻表」を紹介します。
池袋線特急がすべて001系電車「Laview」に統一され、快速急行停車駅の見直し、Sトレイン運転区間の小手指駅への延長、秩父鉄道線直通列車の飯能駅打ち切りなどを実施した、2020年3月14日ダイヤ改正の時刻を収録。西武時刻表創刊30号記念特集として、全巻の表紙を並べた企画ページを設けました。
深夜の池袋線と平日朝や土休日昼の新宿線で特急レッドアローを増発し、池袋線や新宿線で待避駅や接続駅の見直しによる所要時間の短縮を実施した、2016年3月26日ダイヤ改正の時刻を収録。西武バス時刻表の添付の有無は不明です。西武時刻表の新刊が3年も出なかったのは初めてです。
東京メトロ副都心線と東急東横線との相互直通運転開始により池袋線・有楽町線列車が横浜方面へ乗り入れ、特急レッドアローが東村山に停車した、2013年3月16日ダイヤ改正の時刻を収録。巻頭カラーでは横浜エリアに加えて東急東横線・大井町線・田園都市線沿線の観光地も掲載。西武時刻表が東急の情報を掲載するとは、時代が変わったものです。西武バス時刻表は引き続き、別冊で添付されています。
池袋線石神井公園・練馬高野台間の複々線上り部分完成と石神井公園駅の2面4線化に合わせて、池袋線での運転間隔均等化や乗継の改善、通勤準急の廃止、日中の新宿線の種別の特急・急行・各駅停車への統一と快速急行・拝島快速の廃止などを実施した、2012年6月30日ダイヤ改正の時刻を収録。西武バス時刻表は別冊で添付または配布されたようです。
池袋線や新宿線での平日朝夕の運転間隔調整や、新宿線快速急行の新所沢・本川越間各駅停車化などを実施した、2011年3月5日ダイヤ改正の時刻を収録。西武バス時刻表は別冊で添付または配布されたようです。
特急レッドアローで、夜の「むさし」1本の「ちちぶ」化と、池袋発と西武新宿発の時刻統一、平日夜の新宿線や国分寺・新所沢間直通電車の増発などを実施した、2010年3月6日ダイヤ改正の時刻を収録。西武バス時刻表は別冊で添付または配布されたようです。
池袋線・西武有楽町線と東京地下鉄副都心線との相互直通運転を開始し、池袋線通勤準急の練馬停車、「拝島快速」の新設、日中の国分寺・新所沢間列車の本川越延伸などを実施した、2008年6月14日ダイヤ改正の時刻を収録。
時刻表も大規模改定。サイズがB5判に大きくなり、本文の文字も大きくなり、バス時刻表の掲載がなくなり、ページ数は半減、価格は150円の値下げ。西武バス時刻表は別冊で添付または配布されたようです。
土休日夜間の「むさし」1往復を「ちちぶ」化し、新宿線で平日日中の快速急行が狭山市と東村山に停車し、平日日中の多摩湖線を増発した、2007年3月6日ダイヤ改正の時刻を収録。
西武特急レッドアローの発車時刻を揃えたり、池袋線や国分寺線などで若干の増発が実施された、2005年3月17日ダイヤ改正の時刻を収録。本文が二色刷に変わり、といっても特急レッドアローの時刻に赤い網掛けが追加されただけですが、表紙で見やすさ向上をアピールしています。表紙の写真やイラストに鉄道車両が登場しないのは、西武鉄道の時刻表では初めてでしょうか。
池袋線練馬・中村橋間全線の高架複々線化が完成し、特急「ちちぶ」「むさし」「小江戸」の増発、池袋線に快速が登場し、日中の拝島線急行や国分寺・新所沢間直通電車が登場した、2003年3月12日の「ダイヤ改正号」です。本の体裁は全く変わっていません。
表紙はダイヤ改正の内容を反映し、左から特急ちちぶ、普通国分寺行、急行拝島行、快速新木場行の揃い踏み。イラストは都庁とサンシャイン60で新宿と池袋を表現し、川越や狭山湖や秩父と思われるものも描かれています。
池袋線中村橋・練馬高野台間の複々線化完成でスピードアップと有楽町線直通電車の増発と、新宿線に新たな「通勤急行」が登場し本川越・西武新宿間で所要時間を12分短縮した、2001年12月15日の「ダイヤ改正号」です。
表紙はその新しい複々線化区間の写真。沿線にぽつりぽつりとタワー型マンションやその建設用クレーンが見えるのが時代を反映しています。
新型通勤電車20000系がデビューした2000年3月29日の「ダイヤ改正号」です。どうやら前号から時刻改正のことをダイヤ改正と言い換えているのでしょう。時刻が最新のものに置き換わっている以外は、ページ数まで変わっていません。
平成10年3月26日の「ダイヤ改正号」です。時刻改正とダイヤ改正との使い分けは一般にはされなく、西武鉄道でどのような使い分けがされているのかは不明です。前号と比較して体裁にはほとんど変化がない割に価格は50円値上げ。物価が安定する中では異例とも言えますが、駅窓口や駅売店での販売でお釣りのやりとりが減る分、この価格はむしろ好ましいかもしれません。定価表示では一般的な「本体477円」表記が復活。本文では豊島線の掲載方法に変更が加えられています。表紙もイラストから写真使用に変わっています。
平成9年3月12日の「時刻改正号」です。前号と比較して体裁にはほとんど変化がありませんが、定価表示が「本体437円」ではなく「税込」と変更されています。巻頭カラーと広告の増量で総ページ数が増加しています。
平成8年3月12日の「時刻改正号」です。西武鉄道の全線全駅全列車の時刻を、平日ダイヤは白紙で、土休日ダイヤは赤紙で掲載するほか、野球(西武球場)・競輪(西武園競輪)開催日の関連線区の時刻を緑紙で掲載しています。他には秩父鉄道の全駅全列車時刻表と接続他社線の駅時刻表、西武バスの高速バス時刻表と駅時刻表、巻頭カラーでは沿線ガイドやハイキングマップが掲載されています。
西武有楽町線の全通で営団有楽町線と練馬が結ばれた、1994年12月7日の改正時刻を収録。土休日の時刻が赤紙使用となり、連絡他社線時刻表に秩父鉄道の全線全駅時刻表が加わりました。
新型特急車両ニューレッドアローが登場した1993年12月6日の改正時刻を収録。巻頭カラーで路線図、沿線案内と広告、特急レッドアロー号の時刻表を掲載。白紙で平日の、黄紙で土休日の全線全駅全列車の時刻を、緑紙で西武園競輪開催日と西武ライオンズ球場野球開催日の関連線区の時刻を収録。白紙で連絡他社線の駅時刻表と西武鉄道の営業案内を、黄色紙で西武バスの駅時刻表と営業案内を掲載しています。秩父・軽井沢方面のバス時刻表は収録されず、無料の冊子が配布されることを案内。運賃表は巻末に綴じ込まれています。
西武時刻表の第11号(2)があるので、第11号も発行されたものと思われます。
西武時刻表の第10号です。
土曜日を平日ダイヤから休日ダイヤに移行して土休日ダイヤとした、1991年3月11日のダイヤ改正の時刻を収録しています。
1989年12月11日のダイヤ改正の時刻を収録。この号から大きさが約半分になり価格も下がりました。表紙はおそらく秩父線を行く普通列車。
西武鉄道の時刻表の第7号です。
西武鉄道の時刻表の第6号です。
1983年12月12日の改正時刻を収録。この号では野球開催日の時刻が収録されず、印刷の引換券を1984年3月15日から4月30日までに時刻表購入箇所で野球開催日時刻表に引き換える方式を採っています。その他の構成はほとんど変化がありませんが、1984年10月1日開業の西武有楽町線新桜台・小竹向原間が新たに仲間入りしています。定価は50円値上げの500円。
1982年1月18日の改正時刻を収録。巻頭カラーで路線図、沿線案内と広告、特急レッドアロー号と秩父方面の時刻表を掲載。白紙で平日の、赤紙で休日の全線全駅全列車の時刻を、白紙で西武園競輪開催日の、緑紙で西武ライオンズ球場野球開催日の関連線区の時刻を収録。白紙で秩父鉄道の時刻と新秋津・東飯能・拝島駅の国鉄線の駅時刻表と西武鉄道の営業案内を、黄色紙で西武バスの駅時刻表と営業案内を掲載しています。過去の記念乗車券の一覧が巻頭カラーページの一角を構成しているのが珍しいところです。
1981年3月9日ダイヤ改正の時刻を収録。時刻表のつくりは前年と変わらず、列車の増発により本文が10ページ増えました。今回の車両シリーズは401系電車とE−71形電気機関車。表紙写真は「第15高麗川橋梁(西吾野〜正丸間)を往く特急レッドアロー号」とあります。
1980年3月17日ダイヤ改正の時刻を収録。56ページの巻頭カラーはイラスト路線図や沿線レジャー案内に車両と記念乗車券の紹介に特急時刻表。全線全駅全列車の時刻表を平日・休日別に掲載し、競輪開催日の西武園発着およびプロ野球開催日の西武球場前発着の臨時列車の時刻を別掲します。他社線は秩父鉄道全駅全列車と国鉄接続駅の駅時刻表のみ。鉄道の営業案内と運賃表の後に、西武バスの営業所別駅時刻表に営業案内が約100ページも付いてきます。
西武秩父線開通10周年を記念して創刊された、西武鉄道の時刻表の創刊号です。表紙写真は紅葉の秩父線を行く特急レッドアロー。
鉄道とバスの路線図を折り込んでから巻頭カラー48ページで沿線案内と広告を掲載。全線全駅全列車の時刻を平日は白紙に、休日は赤紙に掲載しますが、それぞれ競輪開催日の時刻と、競輪開催日に変更する時間帯の元の時刻を青字で掲載し、その後に緑紙で野球開催日の臨時列車の時刻を掲載する点が他の時刻表にはないユニークなところ。あとは白紙で秩父鉄道と国鉄接続駅時刻表と営業案内、そして西武バスの駅時刻表と営業案内を約100ページも掲載。実用本位ながら意欲的な時刻表です。
特殊な時刻表