banner 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
汽車客車客車客車客車客車客車客車客車客車客車客車
ロビー(TOP)】  【ご利用案内】  【館長(管理人)】  【駅弁リンク集】  【お問い合わせ

ロビー(TOP)

駅弁展示室

北海道の駅弁
東北の駅弁
関東の駅弁
東京の駅弁
神奈川の駅弁
北陸の駅弁
中部の駅弁
関西の駅弁
山陽山陰の駅弁
四国の駅弁
九州の駅弁
海外の駅弁

談話室(掲示板)

情報展示室

駅弁入門
駅弁Q&A
駅弁ニュース
駅弁立売情報
駅弁関連書籍
館長の駅弁三傑
駅弁資料集


姉妹サイト

時刻表博士
まっこうくじらの
ウェブサイト


関連サイト

ウェブサイト「空弁資料館」
ウェブサイト
「空弁資料館」


北海道の駅弁北海道 > 花咲線の駅弁 (7種類・1枚収蔵)
Ekiben at Hanasaki Line in Hokkaido Pref.
←前は[厚岸駅その他の駅弁] | 次は[石北線の駅弁]→

JR北海道 厚床(あっとこ)駅 2004年4月19日訪問  Googleマップ
JR-Hokkaido Attoko Station

駅名標 駅舎 駅構内

 釧路駅から普通列車で約1時間半。厚床は根釧台地の南東部、根室市の西部に位置し、厚床駅は1989年まで根室本線が標津線を分けており、今もその駅前で国道44号(根釧国道)が国道243号(パイロット国道)を分けている。駅弁は「ほたて弁当」が全国最東端の駅弁として戦後長らく親しまれていたが、1990年代には駅売りがなくなり、2006年頃には駅近くの商店での販売も終わり、幻の駅弁となった。1919(大正8)年11月25日開業、北海道根室市厚床。

ビーフサンダーマウンテン弁当(930円) 2015年1月14日にさいか屋川崎店の駅弁大会で購入
Beef Thunder Mountain Bento

掛紙 外観 外観
中身 中身 中身

 2012(平成24)年夏の発売。JR花咲線(根室本線釧路駅〜根室駅)の観光列車「北太平洋花と湿原号」の運転に合わせて、同列車で観光ガイドを依頼された牧場主の牧場で開発し、列車の乗客向けに厚床駅で販売したお弁当。以後も内容に改良を加えながら、現地や予約により時々販売される。

 北海道産米ななつぼしのターメリックライスに、日本短角和牛のローストビーフを盛り、デミグラスソースをかけ、フライドオニオン、じゃがいも、にんじん、クレソンで彩り、追加のソースを添える。見た目も味も容器も、都会のデパ地下弁当のようにおしゃれで美しい。良い意味でローカル線、さいはて、駅弁らしくないお弁当。

【根室本線厚床(あっとこ)駅】1919(大正8)年11月25日開業 北海道根室市厚床1
【有限会社伊藤畜産 酪農喫茶GrassyHill】北海道根室市明郷101番地 TEL:0153(26)2181
 http://www.nemuro-footpath.com/gyuu/
【終売】ほたて弁当(500円) 2004年4月19日に厚床駅前の商店で購入
Hotate Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身

 1941(昭和16)年頃に登場したらしい、かつて史上最東端の駅弁販売駅であった厚床駅の元駅弁屋による幻の駅弁。薄手の赤いプラスティック製容器に古めかしい掛紙をかけてビニール紐でしばる。中身は甘味のある茶飯の上に刻み海苔と紅生姜とほぐし帆立貝柱を散らし福神漬を添えるシンプルなもの。価格は1978(昭和53)年頃からずっと据え置きの500円、掛紙の意匠は約三十年前頃から変わっていない模様。

 1992年の訪問では駅舎内売店にひっそり置かれており、少なくとも2000年頃までは国道沿いのコンビニや駅前食堂で販売されていたそうだが、現在は予約により元駅弁屋の自宅?で作ってもらえる、駅近くの商店や駅付近のコンビニに置かれている、そんなものはどこにもないなど、入手の方法に諸説が流れている。今回の訪問時には駅を出て信号を左折して左側に見える「佐々木商店」で取り扱いがあった。

 最盛期には一日約300個が売れてたという。少なくとも、1989年に標津線が廃止され、現在は一日約50名しか利用者がおらず、駅舎は根室交通のバス案内所となり鉄道の切符は購入できない現在の厚床駅の構内でこの駅弁が販売されることはないようだ。掛紙には公式な駅弁であった頃の姿が残り、いつまでも記憶に残る元駅弁。

 なお、2004年に釧路駅の駅弁業者が根室駅での駅弁販売を開始したため、駅弁最東端のタイトルが移動した。この元駅弁は調製元の都合で2006年夏前に終売となったという情報がある。

※2006年8月補訂:消滅可能性を追記
※2005年1月補訂:根室駅での駅弁販売開始を追記

【根室本線厚床(あっとこ)駅】1919(大正8)年11月25日開業 北海道根室市厚床1
【田中屋】北海道根室市厚床1−204 TEL:01532(6)2006

【掛紙】ほたて弁当(500円) 1988年4月2日調製
Hotate Bento

昔の駅弁掛紙

 1988(昭和63)年4月2日の調製と思われる、昔の厚床駅弁の掛紙。2004年購入のものと同じデザインで、印刷のかすれまで同一形状である。
JR北海道 根室本線 根室(ねむろ)駅 2007年6月15日訪問  Googleマップ
JR-Hokkaido Nemuro Station

駅名標 駅舎 駅構内

 釧路駅から列車で2時間強。根室市は北海道の最東端で太平洋に突き出る人口約3万人の港町で、第二次大戦までは北方領土の玄関口であり、戦後は水産業と盛衰を共にした。駅弁は2004年に釧路駅の駅弁屋がキヨスクへ弁当を卸し始め、駅弁の最東端記録を更新したが、2010年に駅弁ごと釧路へ戻ってしまった模様。1921(大正10)年8月5日開業、北海道根室市光和町2丁目。

山森のパン(135円) 2007年6月15日に根室駅改札外駅舎内キヨスクで購入
Yamamori No Pan

外観 中身

 菓子パンになり損ねたような柔らかくほんのり甘いパンの間に、カステラになり損ねたような柔らかくほんのり甘い生地が、クリームと共に挟まれる駅売りパン。訪問時に駅弁2種と併売されていた。価格以上のボリューム感があり、甘い物好きなら腹の足しに、そうでなければ汽車旅のおやつに。根室高校御用達のパン屋である模様。

 根室を終着駅とする鉄道路線は、名前こそ威風堂々「根室本線」であるが、釧路より東側は時刻表上でも現地でも明らかにローカル線。そんな全国各地のローカル線の旅での楽しみのひとつに、駅のキヨスクで売られる地元ベーカリーのパンがある。新製品と新風味に追われる全国チェーンや都会の業者と異なり、時を止めて地元と共に生きる味が、なぜかキヨスクと仲が良い。

【根室本線根室(ねむろ)駅】1921(大正10)年8月5日開業 北海道根室市光和町2丁目
【株式会社山森製パン】北海道根室市弥生町1の52 TEL:0153(23)4082

【終売】花咲かに釜(940円) 2007年1月29日に阪神百貨店駅弁大会で購入
Hanasaki Kani Kama (end of sales)

掛紙 外観
外観 中身 中身

 2004年9月に根室駅史上初の駅弁として下記「花咲かにめし」と共に登場。陶製の釜飯駅弁容器にプラ製のふたをして、駅弁名や路線図にハナサキガニを描いたボール紙を巻き、テープで留める。中身はカニ炊込飯の上にハナサキガニフレークと錦糸卵に刻んだ生姜と椎茸を混ぜて敷き詰め、着色した茎若芽を添える。「花咲かにめし」と容器が違うだけで同じ味、毒々しい着色ワカメさえなければ、雰囲気も良い商品。現地版はプラ製容器を使う模様。

 なお、根室駅での駅弁販売は2010年に終了した。この駅弁は釧路駅で2012年まで要予約商品として生き残っている模様。

※2013年7月補訂:終売を反映
※2012年5月補訂:販売現況を追記

【根室本線根室(ねむろ)駅】1921(大正10)年8月5日開業 北海道根室市光和町2丁目
【株式会社釧祥館A】北海道釧路市北大通12丁目2−7 TEL:0120-32-3190
 http://www.ekiben.ne.jp/
花咲かにめし(980円) 2006年10月28日に港北東急百貨店駅弁催事で購入
Hanasaki Kanimeshi

掛紙 掛紙 外観
外観 中身 中身

 2004年9月に根室駅史上初の駅弁として上記「花咲かに釜」と共に登場。釧路の駅弁屋が調製元であり、容器の構造や外観は釧路駅弁と同じもの。中身は醤油飯の上の3分の1をイクラと錦糸卵で覆い、残る3分の2をハナサキガニの味付けほぐし身とタケノコを混ぜて覆う。

 弁当に向かないカニを根室の水産会社と共同で苦労して弁当化したそうな。タラバその他の人気のカニにない雑味が素朴でいい感じ。現地では釧路で調製してはるばる120kmも輸送しているそうだし、催事販売品は北海道でない場所で作っている疑念はあるが、道内他駅のあからさまな疑義駅弁と異なり、根室で売るし根室らしいし根室を広められる実力派の駅弁だと感じる。

 地図や鉄道路線図を見る限り、駅弁があってもおかしくない根室駅に駅弁がなかったことは、少々不思議に感じられるかもしれない。しかし昔や今の時刻表を見れば分かるとおり、鉄道に根室本線と名前が付いていても、釧路以東の利用者は少ない。そして道内でも鉄道が主役であった時代は、駅弁は旅の途中で買われるものであり、始終着駅で買うものではなかった。駅弁業者の信念や努力と駅弁催事の甘い蜜が、21世紀に駅弁の最東端記録を更新したのではないかと思う。

 なお、根室駅での駅弁販売は2010年に終了した。この駅弁は釧路駅で要予約商品として生き残っている模様。

※2012年5月補訂:販売現況を追記

【根室本線根室(ねむろ)駅】1921(大正10)年8月5日開業 北海道根室市光和町2丁目
【株式会社釧祥館A】北海道釧路市北大通12丁目2−7 TEL:0120-32-3190
 http://www.ekiben.ne.jp/
【終売】花咲港のかに便り(1,260円) 2006年1月17日に京王百貨店駅弁大会で購入
Hanasaki Ko No Kani Dayori (end of sales)

掛紙 外観
外観 中身 中身

 2005年末頃の登場か。経木枠の長方形容器に透明なふたをかけ、カニをマンガでたくさん描いて中身が見える窓が付くボール紙の枠にはめて、割りばしをその窓に差し込む。中身は花咲ガニ炊込御飯の上に花咲ガニのフレークを散らし、イクラや椎茸や皮をあぶったサーモン2切れなどを添えるもの。

 駅弁催事用北海道駅弁で共通の箸袋や「0120-32-3190」に、疑義駅弁の香りを感じる。しかしこの駅弁は根室駅で普通に買える模様。おそらく京王百貨店での一日での実演販売個数は、根室駅弁の有史以来の通算販売個数を上回るのではないかと思うが、根室と駅弁の宣伝にもなるし、それでいい。味が風味を上回る、特徴的なカニ駅弁。現存しない模様。

※2013年7月補訂:終売を追記

【根室本線根室(ねむろ)駅】1921(大正10)年8月5日開業 北海道根室市光和町2丁目
【株式会社釧祥館】北海道釧路市北大通12丁目2−7 TEL:0120-32-3190
 http://www.ekiben.ne.jp/
疑義駅弁 【終売】花咲かに丼(1,260円) 2005年11月5日にユニーイセザキ店駅弁大会で購入
Hanasaki Kani Don (end of sales)

掛紙 掛紙 外観
外観 中身 中身

 根室駅弁を名乗る弁当のうち、催事用に登場したと思われる商品。円形の加熱機能付き容器を、コミカルに中身とカニと加熱方法を描いたボール紙の枠にはめる。中身は花咲ガニ炊込飯に生姜や椎茸や錦糸卵を混ぜた花咲ガニほぐし身を敷き詰めてグリーンピースで彩るもので、カニほぐし身と飯のマッチングで美味いカニ丼。

 開業以来駅弁のなかった根室駅で、釧路駅弁の釧祥館が2004年9月からキヨスク卸しの駅弁「花咲かにめし」「花咲かに釜」二種の販売を開始、史上最東端の駅弁販売駅となった。鈍行ばかり一日8往復、利用者一日約300人の駅で、よくぞ駅弁を売る気になったものだ。

 しかしその後は駅弁催事で「根室駅弁」が目に余るようになり、根室駅弁のブランドを得て内地の駅弁大会で稼ぐための進出なのだろう。稚内も旭川&富良野も釧路も根室も共通なフリーダイヤル「0120-32-3190」が、そんな駅弁を見分けるキーワード。現存しない模様。

※2013年7月補訂:終売を追記

【根室本線根室(ねむろ)駅】1921(大正10)年8月5日開業 北海道根室市光和町2丁目
【株式会社釧祥館A】北海道釧路市北大通12丁目2−7 TEL:0120-32-3190
 http://www.ekiben.ne.jp/
←前は[厚岸駅その他の駅弁] | 次は[石北線の駅弁]→

2001年6月17日開設 2015年12月5日更新
URL : http://kfm.sakura.ne.jp/ekiben/
Copyright (C) 2001-2015 まっこうくじら All Rights Reserved.