banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
汽車客車客車客車客車客車客車客車客車客車客車

JR北海道 留萌(るもい)駅2016年11月5日訪問Googleマップ
JR-Hokkaido Rumoi Station

駅名標 駅舎 駅構内

旭川駅から函館本線と留萌本線を乗り継いで約1時間半。留萌市は北海道の北西部で日本海に面する人口約2万人の港町。昔はニシン漁、古くは石炭の積み出し、かつてはカズノコやタラコなどの水産加工業で栄えた。駅弁は2003(平成15)年8月から、駅そば屋で「にしんおやこ」1種類が予約販売される。1910(明治43)年11月23日開業、北海道留萌市船場町2丁目。

にしんおやこ(890円)2006年10月28日に港北東急百貨店駅弁催事で購入
Nishin Oyako

掛紙 外観 外観 中身 中身

2003(平成15)年8月30日に登場した、留萌駅約15年ぶりの駅弁。木枠の長方形容器に木目柄の紙ふたをかけ、さらにニシンと商品名を描く紙ふたを置いて、輪ゴムでしばる。中身は茶飯の上にニシン、カズノコ、かぼちゃ、山菜などを置くもの。2本のカズノコは太く、ニシンも分量十分。個人的に高価で正月に一度だけ少量が食べられるカズノコと、高級魚化した後のニシンしか知らないので、価格に割安感を覚える。風味も柔らかくしっかり。

ゴルフ場関係者の冬場の就業対策で設立されたという業者が、2003年1月にかつての駅弁屋である駅構内そば屋の営業権を譲り受け、駅弁大会に出せるようにと、留萌の味であるニシンとカズノコを使った駅弁を開発し、一日10〜20個を売り始めた。これが旭川の駅弁屋の手にかかれば、その営業力により駅や中身がなんであれ、現地販売個数を1〜2桁上回る量をさばけるであろう。開発者の目的はとりあえず達成されたのではないかと思う。

留萌は支庁所在地であり、北海道北西部の日本海側を代表する都市。しかし国鉄羽幌線の廃止や無料高速道路の延伸で、鉄道の都市間輸送や旅行者需要はなくなった。しかし留萌駅にはドライブインの機能があるのか、駅弁を駅まで買いに来る人はいるという。

販売駅
留萌本線 留萌(るもい)駅 1910(明治43)年11月23日開業 北海道留萌市船場町2丁目
調製元
有限会社 北海コーポレーション 北海道留萌市旭町1丁目1−6 0120-32-3190 http://www.ekiben.ne.jp/

にしんおやこ(890円)2016年11月6日に留萌駅の立ちそば屋で予約購入
Nishin Oyako

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身 中身

上記の駅弁を、現地で買ったもの。販売箇所である留萌駅の立ちそば屋に、駅弁の存在を示す掲示も案内も実物もないが、店員に「明日の何時に弁当を何個」と注文すると、これが買えた。前日までの予約が必要。駅や観光案内所やネット上で配布する留萌のイラストマップで、この存在を知ることができる。

容器も中身も価格も、上記の駅弁大会版とおおむね同じ。以前に食べたものより、2本のカズノコが薄味で柔らかい気がした。現物に調製の情報がなく、いつどこで誰が作っているかは分からない。

留萌駅は、かつて留萌本線が羽幌線を分ける駅であり、留萌市の人口は4万を数え、駅は石炭の積み出しや急行列車の旅客で賑わった。しかし昭和40年代に出炭が止まり、昭和末期に漁業や水産加工業が衰え、1987(昭和62)年3月には羽幌線が廃止された。留萌市の人口は半減し、鉄道や駅の利用者は一桁減り、2016(平成28)年12月に留萌駅から先が、その後に留萌本線そのものがなくなる見込みである。

販売駅
留萌本線 留萌(るもい)駅 1910(明治43)年11月23日開業 北海道留萌市船場町2丁目
調製元
会社名の記載なし 所在地の記載なし 連絡先の記載なし

かずのこ弁当(980円)2012年1月28日に阪神百貨店駅弁大会で購入
Kazunoko Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2008〜2009年の駅弁大会シーズンから各地のデパートやスーパーの駅弁催事で出回っている商品。これが上記「にしんおやこ」の後継なのか疑義駅弁なのか、データが不足し分からない。黒塗りで長方形の発泡材容器を、商品名を小さく描いた黒いボール紙の枠にはめる。中身は白御飯の上を模造葉と錦糸卵と菜の花醤油漬で覆い、カズノコを正油漬、白正油漬、めんたい味の3種で各1本ずつ並べ、ニシン甘露煮、ニシン昆布巻、大根桜漬を添えるもの。構造的に薄味のカズノコはおかずになりにくく、固めのニシンが良い仕事。しかし留萌駅に駅弁など存在するのだろうか。

販売駅
留萌本線 留萌(るもい)駅 1910(明治43)年11月23日開業 北海道留萌市船場町2丁目
調製元
有限会社 北海コーポレーション 北海道留萌市旭町1丁目1−6 0120-32-3190 http://www.ekiben.ne.jp/

【掛紙】とりめし(400円)調製年月日不明
Torimeshi

掛紙

1980年頃の調製と思われる、昔の留萌駅弁の掛紙。炭鉱はなくとも海産で賑わい、留萌本線が羽幌線を分けていた頃の留萌駅弁といえば、このとりめしであった。

販売駅
留萌本線 留萌(るもい)駅 1910(明治43)年11月23日開業 北海道留萌市船場町2丁目
調製元
古川立売商会 北海道留萌市栄町一丁目 (2)1099

JR北海道 増毛(ましけ)駅2016年11月6日訪問Googleマップ
JR-Hokkaido Mashike Station

駅名標 駅舎 駅構内

留萌駅から留萌本線で30分。増毛町は北海道の北西部で日本海に面する人口約5千人の港町。かつてニシン漁や北方警備、地域の行政や経済の中心として栄え、鉄道が通じた。駅前には当時の町並みや造り酒屋が残る。駅弁はないが、駅舎に入居する海産物店で弁当を販売していた。1921年(大正10年)11月5日開業、2016年12月4日限りで廃止、北海道増毛郡増毛町弁天町。

たこ親爺お墨つきやわらか煮(500円)2016年11月6日に増毛駅舎の海産物店で購入
Takooyaji Osumitsuki Yawarakani

掛紙 外観 中身 中身 中身

増毛駅で買えたお弁当。地元の水産加工販売業者の直売店が、2012(平成24)年4月から増毛駅舎に入居しており、この会社が売るタコ飯ないしタコ加工食品である模様。プラ製の容器に、タコ飯と紅生姜を詰めたお惣菜。小さく刻んだ柔らかいタコと、醤油飯の味を楽しめた。増毛駅は2016年12月4日限りでなくなるが、増毛駅の駅舎と敷地は増毛町へ無償で譲渡されるそうで、この商品も継続して売られる可能性があると思う。

販売駅
留萌本線 増毛(ましけ)駅 1921年(大正10年)11月5日開業 2016年12月4日限りで廃止 北海道増毛郡増毛町弁天町
調製元
会社名の記載なし 所在地の記載なし 連絡先の記載なし http://www.gurumefoods.co.jp/