banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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【終売】ぎんが食堂各駅停食弁当(1,980円)2013年1月17日に京王百貨店駅弁大会で購入
Ginga Syokudo Kakueki Teisyoku Bento (end of sales)

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2011(平成23)年12月にモニターツアーとして試行し、翌2012年4月27日から毎土休日の商品設定が始まった、IGRいわて銀河鉄道の旅行商品。ツアーを申し込んで、盛岡駅から指定の普通列車に乗ると、途中の3駅または6駅で一箱ずつの小箱を受け取り、この弁当が完成する。2013年1月の京王百貨店駅弁大会で、3駅バージョンの弁当が1,980円で実演販売された。

IGRの普通電車のセピア写真を印刷した紙箱の中に、駅名を書いてその電車の姿をした紙箱が3箱入る。それぞれに御飯とおかずが入る中身は、「盛岡」が茶飯、刻みクルミと味噌漬け大根、だし巻き玉子、鮭と枝豆蒸し、紫波きゅうり大葉巻き、信田巻き、「滝沢」がアユの甘露煮、みの干し南蛮、里芋じゅねみそ、干しシイタケ、サツマイモ甘煮、いんげん、シソの実ごはん、「いわて沼宮内」が岩手短角牛やわらか煮めし、岩手短角牛ミニハンバーグ、三陸産ホタテ甘露煮、野菜のやまと豚巻き、やまと豚ドイツソーセージ。デザートのマロンチーズの大判焼は奥中山高原駅と書いてある。

京王での売れ行きは残念ながら見た目で芳しくなく、催事場では見ても食べてもやっぱり、中身に見合わない価格設定と思われたのだろう。いわゆる整備新幹線の事業化と抱き合わせで、政治的に最重要級幹線鉄道を赤字ローカル線として背負ってしまった鉄道会社の、ユニークな取組から弁当だけ切り離されても魅力が出なかったのだとも思う。

この弁当というツアーも、最少催行人員10名、定員30名ないし40名で2014年6月現在で継続されているが、団体でも入らない限り催行決定が出ない模様。ということで趣味的には、現地でもまず手に入らない鉄道絡みの弁当が、ここで買えてラッキーだと思った。現地での実施も2014年限りか。

※2017年5月補訂:終売を追記
販売元
IGRいわて銀河鉄道 株式会社 銀河鉄道観光 岩手県盛岡市上田一丁目2番32号 019(654)1489 http://igr-t.jp/

銀河鐵道の夜便當(200元≒730円)2017年7月22日に台北市内「2017台灣美食展」での「第3回鐵路便當節(鉄道弁当祭)」で購入
Ginga Tetsudo no Yoru Bento

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2017(民国106)年7月21〜24日に、台湾の台北市内のコンベンション施設「台北世界貿易中心(台北世界貿易センター)」で開催された展覧会「2017台灣美食展」での「第3回鐵路便當節(鉄道弁当祭)」で販売された商品。日本の鉄道会社10社と、韓国、スイス、台湾2社の駅弁が、ここで展示販売されていた。

IGRいわて銀河鉄道の駅弁は、同社のIGR7000系電車が夜空を飛ぶ円形の容器に、酢飯を敷き、鶏肉、焼サバ、ごぼう煮、玉子焼、にんじん、たけのこ、きゅうり、しいたけ、れんこんなどを散らしたもの。ふたに「特別限定版 2017鐵路便當節」ともあるので、日本で売ることはないのだろう。IGRの「駅弁」はなかなか定着しないが、はたしてこのような駅弁の復活はあるのだろうか。

【終売】南部どり釜飯(880円)2008年1月14日に京急百貨店駅弁催事で購入
Nanbudori Kamameshi (end of sales)

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2007(平成19)年7月14日の登場。催事業者のジャパンフーズシステムと、岩手県陸前高田市のむらおこし第3セクターの陸前高田地域振興株式会社が共同開発した、道の駅「高田松原」で売られるお弁当。現地では土日に20個を売る一方で催事ではシーズンで2〜3万個を売るというし、調製も第3セクターではなく委託というから、現地での販売を繕った疑義駅弁の道路版だと見えなくもない。

碁石のようなつやと重さを持つ、駅弁より小柄な釜飯型容器にプラスティックのふたをして、割りばしと輪ゴムでふたを留めて、スーパーやデパートの売り場での見栄えを重視した構造だと思える、立ち上がり付きのボール紙の枠に収める。中身は茶飯の上にごっつい鶏肉がごんごん置かれ、玉子焼や梅干しもサイズが大きな、少量なのにパワフルなお弁当。1シーズンのみの商品寿命か。

旧建設省が世界に誇るヒットコンテンツ「道の駅」において、全国各地で何年も何度も様々な「道の駅弁」販売が試みられ、その成功や定着が全く聞かれない状況を考えると、この商品は現時点ではまだ、催事場で採算か知名度を上げるための商品だろう。後者が勝り現地で観光名物となれば、歴史が変わる。

なお、道の駅高田松原は2011年3月11日の東日本大震災により、高さ15mとも30mとも言われる津波に襲われて建物内部が流失したため、以後は休館が続いている。

※2017年5月補訂:終売を追記
※2011年9月補訂:休館を追記
販売駅
道の駅 高田松原 1993(平成5)年4月22日登録 岩手県陸前高田市高田町字古川28−5
調製元
陸前高田地域振興 株式会社 岩手県陸前高田市高田町字古川28−5 0120-256994? http://www.rikutaka.co.jp/

JR東日本 二戸(にのへ)駅2008年9月13日訪問Googleマップ
JR-East Ninohe Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線で3時間弱、新幹線とIGRいわて銀河鉄道との乗換駅。二戸市は岩手県の北端に位置する人口約2万7千人の城下町。駅弁は過去には一戸駅の駅弁屋が進出しており、新幹線開業後もコンビニ型キオスクへ輸送されていたが、現況は不詳。1891(明治24)年12月20日開業、岩手県二戸市石切所。

岩手短角和牛しぐれ煮弁当(1,029円)2017年11月4日に二戸駅の改札外待合室のキオスクで購入
Iwate-Tankaku-Wagyu Shigureni Bento

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2007(平成19)年10月に二戸駅で登場。長方形の赤い発泡材容器に透明なふたをして、商品名や認証マークを印刷した赤いボール紙の枠にはめる。中身は白御飯の上をささがきごぼうで覆い、牛肉煮でさらに覆い、玉子焼、ふき、漬物を添えるもの。

内容を書いて表せば普通の牛肉駅弁だが、肉の詰め方が公式写真よりもたっぷり、ていねいで、肉も赤身の柔らかさと控えめな脂肪分が上品な感じ。パッケージのデザインも中身や味に負けずに上品である。調製元は地元の古物商兼自動車部品業兼ホテル業兼惣菜屋兼スーパーマーケット。価格はかつて1,000円、2014年4月の消費税率改定により1,029円。

いわて短角和牛とは、岩手県農林水産部流通課の「いわて牛普及推進協議会」が定義する日本短角種の岩手県産牛の総称で、江戸時代の南部藩の時代からこの地にいた南部牛にアメリカのショートホーン種を掛け合わせたもの。冬を除き牧草地に放牧され、自然交配で子を産ませるという、赤身が勝る肉質も含めて現在の国内各地のブランド牛とはおおよそかけ離れた飼育方法を取るという。

※2017年11月補訂:写真を更新
販売駅
東北新幹線 二戸(にのへ)駅 1891(明治24)年12月20日開業 岩手県二戸市石切所
調製元
生内商事 株式会社(おふくろ亭)岩手県二戸市福岡字八幡下19−4 0195(23)8662 http://www.ohukurotei.com/

【掛紙】岩手短角和牛しぐれ煮弁当(1,000円)2011年5月2日に二戸駅改札外駅舎内キヨスクで購入
Iwate-Tankaku-Wagyu Shigureni Bento

掛紙 掛紙

2011(平成23)年5月2日に購入した、二戸駅弁の掛紙。上の6年半後と同じもの。二戸駅弁はメディアでもネットでもほとんど報告されないので、常に現況不詳な感じ。価格は消費税率5%の時代で、ちょうど千円だった。

販売駅
東北新幹線 二戸(にのへ)駅 1891(明治24)年12月20日開業 岩手県二戸市石切所
調製元
生内商事 株式会社(おふくろ亭)岩手県二戸市福岡字八幡下19−4 0195(23)8662

佐助豚かつ重(340円)2017年11月4日に二戸駅の改札外待合室のキオスクで購入
Sasukebuta Katsuju

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駅では2013(平成25)年頃の発売か。調製元は二戸に4店舗を持つ惣菜屋。見た目は今風のコンビニ弁当で、黒い発泡材トレーに透明なふたをして、商品名の紙帯を巻いて、ラップで包んでいる。中身は白御飯をロースカツの玉子とじで覆うもの。飯より量が多いのではないかと思うほど、肉と衣がたっぷり入り、B級の上くらいの肉の香りと柔らかさと、手作り感が印象的。この340円の商品は「小」で、分量のみやや多くした「大」は514円。

販売駅
東北新幹線 二戸(にのへ)駅 1891(明治24)年12月20日開業 岩手県二戸市石切所
調製元
生内商事 株式会社(おふくろ亭)岩手県二戸市福岡字八幡下19−4 0195(23)8662 http://www.ohukurotei.com/

【終売】蔵しっくかしわ飯(800円)2004年1月31日に横浜高島屋岩手催事で購入
Kurashikku Kashiwameshi (end of sales)

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2003(平成15)年10月2日の登場。木目色で内部を朱に塗った長方形の発泡材容器に透明蓋と掛紙をかけて輪ゴムで割箸ごとしばる。中身は雑穀入り炊込御飯の上に皮付きのみちのく赤鶏酒粕味噌漬焼を4個ほど置き、こんにゃくや鶏そぼろや舞茸や椎茸などで飯を覆い、デザートはりんご煮。すべて岩手県産品を使用したという「地産地消」がコンセプト。九州北部でないのに鶏を「かしわ」と呼ぶ点が珍しい。

この駅弁は、2001(平成13)年12月の東北新幹線延伸後の二戸駅に名物駅弁を作ろうと、地元の街づくり委員会と駅弁屋が共同で開発したもの。新幹線開業により二戸駅キヨスクで販売が開始された一戸駅弁に配慮してか、駅構内ではなく駅舎併設の物産センターで販売された。しかし二戸駅での販売は数年間で終わったようで、その後は盛岡駅でのみ販売された模様。2013年頃までの販売か。 ※2017年5月補訂:終売を追記
※2012年3月補訂:販売現況を追記
※2005年12月補訂:公式サイトの閉鎖に伴いURLを削除。調製元の名称・所在地・連絡先も変更された可能性がある。

販売駅
東北新幹線 二戸(にのへ)駅 1891(明治24)年12月20日開業 岩手県二戸市石切所
調製元
株式会社 伯養軒 盛岡支店 岩手県盛岡市下太田下川原11-1 019(658)1014