banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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パレオランチ(1,000円)2016年10月16日にELパレオエクスプレスの車内販売で購入
Paleo Lunch

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秩父鉄道のSL列車「SLパレオエクスプレス」の車内で販売されるお弁当。市販のボール紙の製惣菜弁当容器に、蒸気機関車の写真と、SL列車の編成図や停車駅やキャラクターを描いた掛紙を巻く。中身は白御飯にSL形の海苔と太陽の梅干を載せ、トンカツ、エビフライ、ウインナー、焼き鮭、煮玉子、ポテトサラダ、スパゲティ、ミニハンバーグ、ごぼう、カップゼリーなどを詰める、少し大人の味を持つお子様ランチ。

SLパレオエクスプレスは、1988(昭和63)年3月19日から5月29日まで開催した地方博覧会「さいたま博覧会」に合わせて、大井川鉄道と国鉄山口線に次ぐ国内三例目の蒸気機関車本格復元運行として、同年の3月15日から秩父鉄道の熊谷駅〜三峰口駅で運行を開始したSL列車。埼玉県吹上町立吹上小学校で1973(昭和48)年から保存されていたC58形式363号機を、JR東日本の大宮工場で動態復元した。今も同じ区間で一日あたり1往復が、主に3〜12月の土休日に運行される。列車の名前は、秩父鉄道の沿線で1975(昭和50)年と1981(昭和56)年に化石が発見された、約1,500万年前の海獣「パレオパラドキシア」にちなむ。

なお、SLパレオエクスプレスの牽引機は、よく故障する気がする。2012(平成24)年には広瀬川原車両基地内で脱線し、半年ほど動かなかった。ここのSLには予備車がないため、通常であれば列車ごと運休するものだが、秩父鉄道は貨物輸送のため多くの電気機関車(EL)を保有しており、ここではSLをELに付け替えて、列車名を「ELパレオエクスプレス」に呼び替えて、同じ客車と時刻で運行する。今回の訪問日も朝にSLが故障してしまい、来て乗ってみたら「EL」化。その際は指定券や整理券が払い戻されるが、列車そのものは通常運行。現場では手慣れたもので、車内の録音放送でもちゃんと「EL」を名乗っていた。

SL列車は北海道から九州まで各地で乗れるが、EL列車はJRブルートレインの全廃により、今では富山県の黒部峡谷鉄道や、JR東日本高崎支社のSL列車が高崎駅以南に来る時くらいにしか見られず、むしろこちらが珍しい。ここのEL列車は上記のとおり、年に数度あるかないかの臨時列車を除き、SLの故障で突然に現れるものであるから、ますます珍しい、貴重な存在である。

販売駅
秩父鉄道 熊谷(くまがや)駅 1899(明治32)年11月8日開業 埼玉県熊谷市桜木町
調製元
立石食品 弁当センター 埼玉県熊谷市石原3−161 048(521)2226
販売元
株式会社 秩鉄商事 埼玉県熊谷市曙町1丁目1 048(525)2283

【終売】パレオエクスプレスSLべんとう(700円)2005年1月13日に京王百貨店駅弁大会で購入
Paleo Express SL Bento

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上記のSL列車弁当「パレオランチ」の、2005(平成17)年時点での姿。当時の弁当名は「パレオエクスプレスSLべんとう」と長く、分かりやすかった。価格は300円安いが、中身はたいして変わらない。予約は団体のみ、秩父鉄道の子会社である秩鉄商事での取り扱い。

※2016年10月補訂:新版の収蔵により解説文を移動し簡略化
販売駅
秩父鉄道 熊谷(くまがや)駅 1899(明治32)年11月8日開業 埼玉県熊谷市桜木町
調製元
立石食品 弁当センター 埼玉県熊谷市石原3−161 048(521)2226
販売元
株式会社 秩鉄商事 埼玉県熊谷市曙町1丁目1 048(525)2283

メンコロカツサンド(550円)2016年10月16日にELパレオエクスプレスの車内販売で購入
Men-koro-katsu Sandwich

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秩父鉄道のSL列車「SLパレオエクスプレス」の車内販売で、2013(平成25)年の運転シーズンからの発売か。SLパレオエクスプレスの走行写真の掛紙を巻いた、市販のサンドイッチ向けプラ製惣菜容器の中に、埼玉県深谷市の銘柄豚「花園黒豚」を使う、「メン」チカツや「コロ」ッケやハム「カツ」のサンドイッチを収める。

いずれの具も柔らかい味と香りと口当たりを持つが、ここまでは見た目も内容も普通の惣菜サンド。この商品は、透明なふたを開けるとパンとマーガリンが香り、食べるとパン生地にほのかな甘さを感じた。こんな体験は、駅弁でも惣菜でも初めて。調製元は熊谷市内のパン屋さん。

販売駅
秩父鉄道 熊谷(くまがや)駅 1899(明治32)年11月8日開業 埼玉県熊谷市桜木町
調製元
有限会社 サントノーレキムラヤ 埼玉県熊谷市桜木町1−31 連絡先の記載なし

汽車弁(1,000円)2016年10月16日にELパレオエクスプレスの車内販売で購入
Men-koro-katsu Sandwich

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もともとは、秩父農工科学高等学校と秩父鉄道や秩鉄商事が協力し、同校フードデザイン科の開発と横瀬町の業者の調製により、2014(平成26)年3月から鉄道イベントで、8月中はSL列車で販売したお弁当。今回購入したものは、当時と弁当の名称こそ同じだが、中身(12区画のなんでもまるごと弁当)、価格(1,200円)、調製元が異なるため、歴史は断絶している模様。

弁当の名前と秩父鉄道の車紋をデザインした真っ黒な専用ボール紙箱を使用。中身は白御飯にSL形の海苔と梅干を載せ、ハンバーグ、コロッケ、鶏唐揚、ウインナー、煮玉子、ポテトサラダ、スパゲティ、ごぼうなどを詰める、ハンバーグ弁当。同じ列車で販売される「パレオランチ」と、だいたい同じ。こちらは掛紙を用いず、ボール紙箱そのものを専用品としていた。

販売駅
秩父鉄道 熊谷(くまがや)駅 1899(明治32)年11月8日開業 埼玉県熊谷市桜木町
調製元
立石食品 弁当センター 埼玉県熊谷市石原3−161 048(521)2226

広瀬川原駅弁当(800円)2007年5月19日に秩父鉄道わくわく鉄道フェスタ会場で購入
Hirosegawara Eki Bento

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2005(平成17)年から毎年1回実施される、秩父鉄道の工場公開「わくわく鉄道フェスタ」の会場で売られる「駅弁」。ボール紙製の市販惣菜弁当容器に、イベント告知ポスターと意匠を合わせた、前年のイベント風景の写真を7点散りばめた大きな掛紙をかけて、セロハンテープで留める。今回の中身は日の丸御飯に鶏唐揚、エビフライ、肉団子、ホットドッグ、ウインナー、スパゲティ、きんぴらごぼう、玉子焼、焼たらこ、オレンジなどで、小学生にも向く洋食弁当。分量はたっぷり、味はしっかり。1日限り、500個限りの記念弁当なのに、掛紙も立派に刷られている。

秩父鉄道に広瀬川原という駅はなく、本来はひろせ野鳥の森・大麻生間にある車両基地。イベント当日だけそこに駅がある扱いにしているようで、駅名標が仮設され、臨時列車が設定され、きっぷも売っていた。会場は大変賑わっており、臨時列車は満員運行。普段は休日の午前中に満員電車など走るはずがないのか、沿線の方々がびっくり見ていたような。

販売駅
秩父鉄道 広瀬川原(ひろせがわら)駅 2005(平成17)年6月4日初開設 埼玉県熊谷市曙町1丁目1番地
調製元
立石食品 弁当センター 埼玉県熊谷市石原3−161 048(521)2226
販売元
株式会社 秩鉄商事 埼玉県熊谷市曙町1丁目1 048(525)2283

【終売】C58みそとん弁当(800円)2006年1月15日に京王百貨店駅弁大会で購入
C58 Misoton Bento (end of sales)

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2006(平成18)年3月18日に、秩父鉄道SL列車の車内販売でデビューし、その約2か月前に秩父鉄道熊谷駅の駅弁として京、王百貨店駅弁大会で販売された。上記「パレオエクスプレスSLべんとう」と同じく、熊谷駅で列車に積み込まれる。駅での販売はない模様だが、目撃報告はある。

発泡材枠にトレーを接着した長方形容器に透明なフタをして、蒸気機関車の顔の写真を載せた掛紙で割りばしごと容器を巻いて、セロテープで留める。中身は白味噌焼き豚肉と赤味噌焼き豚肉と、秩父地方の家庭で使われるというしゃくし菜の油炒めを白御飯の上に貼り付ける豚丼。インパクトと風味は並だが、埼玉県の駅弁というだけで希少価値がある。この弁当は2012年までの販売か。

※2016年10月補訂:終売を追記
販売駅
秩父鉄道 熊谷(くまがや)駅 1899(明治32)年11月8日開業 埼玉県熊谷市桜木町
調製元
立石食品 弁当センター 埼玉県熊谷市石原3−161 048(521)2226
販売元
株式会社 秩鉄商事 埼玉県熊谷市曙町1丁目1 048(525)2283