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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

小湊鐵道 五井(ごい)駅 Kominato Railway Goi Station
2022(令和4)年10月訪問 GoogleMap「五井駅」

駅名標 駅舎 駅構内

千葉駅からJR内房線の電車で約20分の、小湊鐵道の始発駅。五井駅がある市原市は、千葉県の中央部で東京湾に面する、人口約27万人の工業都市。古代に国分寺が置かれ市が立ち地名となり、以後長らく農漁村であったが、戦後昭和に京葉工業地帯と宅地やゴルフ場が立地し変貌した。JR駅と小湊鐵道駅を結ぶ跨線橋で日中に様々な惣菜が販売されており、ここで売られる安い弁当が駅弁と紹介される。1925(大正14)年3月7日開業、千葉県市原市五井。

あさり弁当(500円)Asari Bento
2018年10月13日に五井駅の橋上通路の惣菜販売で予約購入 Oct. 13, 2018

中身
外観 中身 中身 中身

五井駅の駅弁。五井駅の小湊鐵道橋上通路で販売されている惣菜のひとつ。中身は紅生姜を添えたアサリの混ぜ御飯にひじきと、日替わりと考えられるおかずの数々。今回の購入時は焼サバ、カキフライ、オムレツ、切り干し大根、酢の物などが入っていた。これでたったの500円。小湊鐵道が公式サイトで紹介した、独特な形態の駅弁である。

※2019年1月補訂:写真を更新
販売駅
小湊鉄道 五井(ごい)駅 1925(大正14)年3月7日開業 千葉県市原市五井
調製元
やり田 千葉県市原市村上1178−3 0436(24)0715

かまとろ丼(450円)Kama Toro Don
2022年10月30日に五井駅の橋上通路の惣菜販売で購入 Oct. 30, 2022

中身
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五井駅で小湊鐵道が駅弁と紹介した惣菜のひとつ。円形の容器に白飯を詰め、マグロのカマで覆い、紅生姜を添える。姿は駅弁というよりは惣菜で、うまそうな見栄え。駅弁ではまずお目にかかれない部位は脂が乗り、味ではどんな魚駅弁にも負けない、デリシャスなお魚丼。

販売駅
小湊鉄道 五井(ごい)駅 1925(大正14)年3月7日開業 千葉県市原市五井
調製元
やり田 千葉県市原市村上1178−3 0436(24)0715

【終売】かまとろ丼(450円)Kama Toro Don (end of sales)
2014年11月16日に五井駅の橋上通路の惣菜販売で入手 Nov. 16, 2014

掛紙 中身
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上記の駅弁「かまとろ丼」の、2014(平成26)年時点での姿。容器はおそらく決まっていないのではと思う。白飯をマグロのカマで覆い、紅生姜と刻み海苔と桜大根を添えていた。うまい味は変わらなくても、見栄えでは2022年のものが良い感じ。

※2022年12月補訂:新版の収蔵で解説文を整理
販売駅
小湊鉄道 五井(ごい)駅 1925(大正14)年3月7日開業 千葉県市原市五井
調製元
やり田 千葉県市原市村上1178−3 0436(24)0715

あさりめし(300円)Asarimeshi
2022年10月30日に五井駅の橋上通路の惣菜販売で購入 Oct. 30, 2022

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小湊鐵道の五井駅弁で最も知られた存在だと思う。中身はあさりめし。味もあさりめし。見た目はお惣菜。五井駅弁の販売形態そのものが、駅の通路に置かれた簡易な惣菜店。値段も駅弁のそれでなく、惣菜にしても安価。これが地元や旅客に支持されて、この時点で20年かそれ以上、同じ姿で売られている。

販売駅
小湊鉄道 五井(ごい)駅 1925(大正14)年3月7日開業 千葉県市原市五井
調製元
やり田 千葉県市原市村上1178−3 0436(24)0715

【終売】あさりめし(300円)Asari Meshi (end of sales)
2004年4月9日に五井駅の橋上通路の惣菜販売で購入 Apr. 9, 2004

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上記の駅弁「あさりめし」の、2004(平成16)年時点での姿。容器は異なるが、中身は同じ。18年の差があるのに、値段も変わらない。当時は鉄道会社の公式サイトに駅弁としての商品紹介があった。五井駅のJR駅と小湊鉄道駅を結ぶ跨線橋が、まるでスーパーの惣菜売場のようになっており、そこに数種類の弁当が置かれ販売されていた。

※2022年12月補訂:新版の収蔵で解説文を整理
販売駅
小湊鉄道 五井(ごい)駅 1925(大正14)年3月7日開業 千葉県市原市五井
調製元
やり田 千葉県市原市村上1178−3 0436(24)0715

房総ちらし(500円)Boso Chirashi
2022年10月30日に五井駅の橋上通路の惣菜販売で購入 Oct. 30, 2022

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正八角形の容器に白飯を詰め、錦糸卵、刻みシイタケ煮、アサリ、焼き魚、かまぼこ、カニかまぼこ、みょうが、紅生姜、大根桜漬を散らす。駅弁らしい商品名と、惣菜にしか見えない姿をした、五井駅弁で4番手くらいの存在。おおむねこの内容で、約20年に渡り駅の跨線橋で売られている。

販売駅
小湊鉄道 五井(ごい)駅 1925(大正14)年3月7日開業 千葉県市原市五井
調製元
やり田 千葉県市原市村上1178−3 0436(24)0715

【終売】房総ちらし(500円)Boso Chirashi (end of sales)
2014年11月16日に五井駅の橋上通路の惣菜販売で入手 Nov. 16, 2014

外観 中身
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下記の駅弁「房総ちらし」の、2014(平成26)年時点での姿。容器の形状が変わり、中身のホタテがアサリに、いかフライがカマボコに、レンコンが桜大根に変わっているが、誤差の範囲だろう。JR線と小湊鐵道との乗換通路で、賑やかにこのような惣菜が、売られ続けている。

販売駅
小湊鉄道 五井(ごい)駅 1925(大正14)年3月7日開業 千葉県市原市五井
調製元
やり田 千葉県市原市村上1178−3 0436(24)0715

【終売】房総ちらし(500円)Boso Chirashi (end of sales)
2006年5月14日に五井駅の橋上通路の惣菜販売で購入 May. 14, 2006

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上記の駅弁「房総ちらし」の、2006(平成18)年時点での姿。正八角形の容器に詰めた白飯を錦糸卵で覆い、いくつかの具を散らした惣菜であることに違いないが、当時はもう少し駅弁らしい姿を持っていたようにみえる。具はエビ、椎茸、いかフライ、ホタテ、ブリ照焼、紅生姜、酢レンコン、パック醤油。うまい御飯と手作り感たっぷりの錦糸卵だけで食が進む感じがした。

※2022年12月補訂:新版の収蔵で解説文を整理
販売駅
小湊鉄道 五井(ごい)駅 1925(大正14)年3月7日開業 千葉県市原市五井
調製元
やり田 千葉県市原市村上1178−3 0436(24)0715

カキフライ弁当(500円)Kakifly Bento
2023年11月15日に五井駅の橋上通路の惣菜販売で購入 Nov. 15, 2023

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五井駅で買えたお弁当。平たいプラ容器に、白飯、カキフライ3個、キャベツ千切り、ダイコンやニンジンなどの煮物、ひじき煮、きんぴらごぼう、玉子焼、かまぼこ、大根桜漬を詰めた惣菜弁当。上記の「あさりめし」などの五井駅弁と同じ姿をして同じ場所で売られるが、このカキフライ弁当が駅弁と紹介されたことはないと思う。実は千葉県でも牡蠣が獲れるが、それとこれの関係も分からない。今回の訪問では朝10時に訪れたのに、商品がこれと惣菜の1点ずつしかなく、五井駅弁の先行きに不安を覚えた。鉄道会社のホームページでの駅弁の紹介もなくなってしまった。

販売駅
小湊鉄道 五井(ごい)駅 1925(大正14)年3月7日開業 千葉県市原市五井
調製元
やり田 千葉県市原市村上1178−3 0436(24)0715

【終売】四季膳処華ごよみ(700円)Shikizendokoro Hanagoyomi (end of sales)
2001年10月6日に横浜鉄道の日フェスティバルで購入 Oct. 6, 2001

掛紙 中身
掛紙 外観 中身

私鉄の駅弁は情報が現地から外に出ないため、その把握は困難だ。これは横浜での鉄道フェスティバルの小湊鉄道ブースで購入し、係員が五井駅弁であると強調していたもの。中身は典型的な幕の内弁当であるが、駅弁にしてはずいぶんと汁気が多く、箸袋に記されるとおり、これは駅弁ではなく仕出し弁当なのかもしれない。JR五井駅に駅弁はないが、小湊鉄道の五井駅で弁当販売が実施されていることがあるのは事実らしい。

販売駅
小湊鉄道 五井(ごい)駅 1925(大正14)年3月7日開業 千葉県市原市五井
調製元
やり田 千葉県市原市村上1178−3 0436(24)0715