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北陸の駅弁富山県 > 富山の普通のますのすし (14種類・3枚収蔵)
Ekiben at Toyama Station in Toyama Pref.
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JR西日本 北陸新幹線・高山本線 富山(とやま)駅 2007年10月6日訪問  Googleマップ
JR-West Toyama Station

駅名標 駅舎 駅構内

 東京駅から北陸新幹線で約2時間。富山市は日本海の富山湾に面した、富山県の面積の3割を占めるの県庁所在地で、人口約42万人の城下町。かつて市内を流れる神通川のサクラマスを使った押寿司の郷土料理「ますのすし」が、鉄道の開通で駅弁となり全国に知名度を広げ、富山と駅弁を代表する商品として君臨する。1899(明治32)年3月20日開業、富山県富山市明輪町。

ますのすし(1,300円) 2013年11月23日に大船駅駅弁大会で購入
 
2004年度JR西日本「駅弁の達人」
Masu no Sushi

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 駅弁としては1912(明治45)年に登場した、今や駅弁の範ちゅうを超えて富山の名物となった、非常に有名な駅弁。こうやって富山駅でない場所でも簡単に購入できるが、例えば北海道・函館本線森駅の「いかめし」などの著名な駅弁と異なり、富山駅でもしっかりたくさん販売する。円形の薄い木桶に、笹の葉に包まれたマスの押寿司がぴったり収まる。

 かなり量が多い駅弁なので、同行者と分けて食べたい。これを2段に重ねた、つまり分量が2倍の「ますのすし(二重)」や「ますぶりすし重ね」というバージョンもあり、これをひとりで楽に平らげることができれば、テレビの大食い選手権の予選突破も近い。日持ちがする駅弁であり、おみやげや持ち帰りにも最適。普通の駅弁はだいたい、製造後4時間ないし8時間で売り止めるが、こちらは製造後20〜30時間が一番の食べ頃という。2004年度JR西日本「駅弁の達人」対象駅弁。

 富山市を流れる神通川の下流域では昔から、この駅弁のようなマス寿司を作り食べる食文化が存在した。これが鉄道の開通により駅弁となり、レールに乗って現在の全国的な知名度を獲得したという。鉄道がなければ、という仮定はあまりにも現実性に欠けるが、明治時代から、あるいは少なくとも戦前から駅弁になっていなければ、マス寿司が富山の名物と広く認知されることはなかったかもしれないし、あるいは資源の枯渇により食文化そのものが消滅していたかもしれないと思う。2008年7月現在で市内には約30軒のマス寿司屋があるという。

 価格は購入当時で1,100円。2006年8月から原材料の高騰を理由に1,300円へ値上げ。おそらく他社の同種製品も同価格に値上げされていると思う。

※2015年2月補訂:写真の更新
※2008年7月補訂:考察を追記
※2006年8月補訂:価格改定を追記
※2004年10月補訂:写真の更新
※2004年5月補訂:「駅弁の達人」情報を追記

【北陸新幹線富山(とやま)駅】1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
【株式会社源】富山県富山市南央町37−6 TEL:076(429)3100
 http://www.minamoto.co.jp/
【掛紙】ますのすし(1,400円) 2016年5月22日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Masu no Sushi

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 2016(平成28)年5月21日頃の調製と思われる、富山駅弁のパッケージ。伊勢志摩サミットの開催を記念して、仙台駅から小倉駅まで11種類の駅弁について、パッケージに駅弁名の英文表記とほぼ共通のロゴマークを印刷し、東京駅の駅弁売店で販売した。価格と中身は通常版と同じ。
【掛紙】ますのすし(1,300円) 2004年7月31日に富山駅コンコース駅弁売店で購入
Masu no Sushi

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 2004(平成16)年7月30日の調製と思われる、富山駅弁のパッケージ。上の3年前と同じに見えて、パッケージを開けるための穴が塞がり、そこに調製元の赤いロゴマークが入る違いがある。また、同年のJR西日本の駅弁キャンペーン「駅弁の達人」の実施に伴い、その応募シールが直接印刷されている。
【掛紙】ますのすし(1,100円) 2001年8月12日に上野駅コンコース売店で購入
Masu no Sushi

掛紙

 2001(平成13)年8月11日の調製である、富山駅弁のパッケージ。この形と姿は、富山駅にこの駅弁がある限り、永遠に変わらないのではないかと思う。
ます乃寿し(1,100円) 2003年2月9日に川崎さいか屋駅弁大会で購入
Masu no Sushi

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外観 外観 中身

 駅弁屋でない業者さんが作る富山名物ますのすし。パッケージのデザインを除いて駅弁の「ますのすし」と価格も中身も同一であるが、こちらは中身がビニール袋に入っており、均質なマスの身はやや塩辛い気がした。この他に二重2,100円、特選1,500円と、駅弁と同じラインナップがある。

【有限会社味の笹義】富山県富山市小中160 TEL:076(429)0801
 http://www.sasayosi.com/

ますの寿し(1,100円) 2003年4月20日にパシフィコ横浜の旅フェアで購入
Masu no Sushi

掛紙
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 駅弁屋でない業者さんが作り、東海道新幹線のJRCPが販売する富山名物ますのすし。パッケージのデザインを除いて駅弁のますのすしと価格も中身も同一であるが、こちらは鱒寿司を包む笹の葉がとても薄く、きれいにはがすのが困難であるため、付属のナイフで笹の葉ごとざっくり刻む正しい食べ方しかできない。味は駅弁と比較して身が柔らかく飯がしゃきっとした感じがした。

【株式会社昔亭】富山県富山市上冨居1−5−8 TEL:076(451)0440

ますの寿し(1,100円) 2003年10月11日に富山空港ターミナルビル内売店で購入
Masu no Sushi

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 駅弁屋でない業者さんが作る、富山名物ますのすし。容器本体の構造の小異とパッケージのデザインを除き、駅弁のますのすしと同一と思って蓋を開け笹を開いたら、写真のとおり真っ白な酢飯が出てきて驚いた。添付のしおりを読むと、家庭で皿に移して食べることを想定し、マスの身を底に敷しているようだ。つまり、駅弁ではなく土産品。味は駅弁版に近い。旅行ガイドブックによると、納得できないものは売らない主義の業者さんだとか。

 富山空港の売店にはますのすしコーナーがあり、棚に何種類もの「ますのすし」「ぶりのすし」が積み上げられていた。羽田・富山間の航空路はJALの時刻表によると176マイルの距離であるが、これは直線距離での計測で実際には三千米級の山々を避けて迂回するため、所要時間は羽田・伊丹間278マイルと同等の60〜65分。

【株式会社川上鱒寿し店】富山県富山市丸の内1丁目2−6 TEL:076(432)5129

ますの寿し(1,100円) 2003年10月11日に富山空港ターミナルビル内売店で購入
Masu no Sushi

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 駅弁屋でない業者さんが作る、富山名物ますのすし。容器の構造は上記の天地反転ますのすしと同一、パッケージの構造はやはり他のますのすしと同一。中身も見慣れたもので、味も他と同じように良好。あらゆる面で平均点的で無難な感じで、パッケージやしおりのどこかに何か特徴的な一押しが欲しかったところ。

 富山名物ますのすしはかつて市内を流れる神通川のサクラマスを使っていたが、他の多くの地場産名物と同様、需要の拡大と供給の縮小により、製法や調味に伝統を残しながら、原料は北海道産や海外産のマス類を使っているそうな。近年は食品表示が厳しくなる一方なので、原材料名には「鱒(サケ類)」などと書かなければならない模様。

【株式会社 高田屋】富山県富山市丸の内1丁目 TEL:076(432)4774

鱒の寿し(1,260円) 2004年9月26日に京急百貨店地下食品売り場で購入
Masu no Sushi

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 駅弁屋でない業者さんが作る、富山名物ますのすし。パッケージは他と異なり上方だけが開く縦型、細めの竹が輪ゴムで蓋を押す容器の基本構造は他と同じで、中身は鱒が底に敷かれる反転型。味はかなり脂豊かな、または脂っぽい感じで、価格は珍しく横一線でない1,260円。添付のしおりと笹の上のビニールで食べ方を念押しする。

【株式会社吉田屋鱒寿し本舗】富山県富山市安野屋町2丁目6−6 TEL:076(421)6383
 http://www.masunosusi.com/
富山名産ますの寿し(1,575円) 2005年4月24日に西武百貨店池袋店物産展で購入
Toyama Meisan Masu no Sushi

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 駅弁屋でない業者さんが作る、富山名物ますのすし。おなじみの円筒形押寿司容器を、大きなパッケージでなく掛紙1枚で包むのでコンパクト。笹の葉とラップに包まれた鱒寿司は他社の商品と同じように見えて、マスの身が上下側面すべてに回り込んで酢飯を包むため、分量に頼らない食べ応えを感じた。

【味の黒部】富山県黒部市若栗3584 TEL:0765(52)5166

ますの寿し(1,100円) 2005年5月8日に松本駅改札そば駅弁売店で購入
Masu no Sushi

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 駅弁屋でない業者さんが作る、富山名物ますのすし。長野県の篠ノ井線松本駅弁の売店で販売されていた。形や中身は他と同じ。パッケージがトリコロール(青・白・赤)で、押寿司容器がベニア製なのかやや毛羽立っていて、マスの身はやや白っぽい。消費期限末まで待って食べたら、とろりとした風味と食感を楽しめた。調製元は立山への道路沿いにある観光バス御用達のドライブインか。

【株式会社立山あるぺん村】富山県中新川郡立山町日俣43−3 TEL:076(463)5065

ますの寿し(1,100円) 2006年9月20日に中央自動車道石川パーキングエリアで購入
Masu no Sushi

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 駅弁屋でない業者さんが作る富山名物ますのすしで、今回はなぜか中央自動車道の、しかも東京都に入った石川パーキングエリアで販売されていたもの。外観や容器の構造、中身やその見栄えや風味は、駅弁その他の富山名物ますのすしと、何ら変わることがない。パッケージ裏面の略地図は高速道路をしっかり描き、一方で鉄道はいい加減なので、高速道路のSAやPAで販売するための商品か。富山名物ますのすし収集は、まだまだ続く。

【小矢部サービスステーション株式会社(すし部)】富山県小矢部市浅地135−2 TEL:0766(61)4003

特撰ますの寿し(1,365円) 2007年5月12日に東名高速道路海老名サービスエリアで購入
Tokusen Masu no Sushi

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 駅弁屋でない業者さんが作る富山名物ますのすし。今回はさらに遠く、富山に縁もゆかりもなさそうな神奈川県・東名高速道路海老名サービスエリアで販売されていたもの。外観や容器の構造、中身やその見栄えは、駅弁その他の富山名物ますのすしと、何ら変わることがない。風味はだいぶぱさついていたが、手が汚れにくくてよいとも言える。

 2006年の駅弁版「ますのすし」の価格改訂により、他の同種商品も1,300円かプラス消費税に一斉値上げされているものと思われる。調製元はマス寿司屋というより、マス以外の富山の魚を押寿司にする技術に長ける寿司製造販売屋である模様。

【株式会社いそまさ】富山県射水市善光寺17−5 TEL:0766(84)6119
 http://www.success21.com/isomasa/
幻ますの寿し(1,800円) 2008年1月1日に松本駅コンコース駅弁売店で購入
Maboroshi Masu no Sushi

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 駅弁屋でない業者さんが作る富山名物ますのすし。いつもの富山のますのすしの容器を真っ黒なボール紙の箱に詰め、煽(あお)りの効いた商品名を記す。中身は底面にマスの身を敷くタイプの構造も、底面からはみ出して側面を回り上面の縁にまで現れるほど、身の分量は多い。そこから酢飯をパラパラにするほど脂が激しくしみ出ており、個性的というか、臭みがあるというか、それとも豪華なのか。

 調製元の所在地は富山県内の立山であるが、駅との関係では松本、信濃大町、白馬、南小谷と、長野県内の大糸線主要駅の売店へますのすしを卸している。この商品が富山県内で買えるかどうかは確認していない。

【株式会社あるぺん村(寿し工房大辻)】富山県中新川郡立山町日俣43−3 TEL:076(463)5065
 http://www.alpenmura.co.jp/susikoubo_ootsuzi/
ますの寿し(1,890円) 2013年1月27日に阪神百貨店駅弁大会で購入
Tokusen Masu no Sushi

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 駅弁屋でない業者さんが作る富山名物ますのすし。「北陸方面バスツアー」という不思議な枕詞で、大阪の百貨店の駅弁催事で売られていた。これは時には羽田の空弁になったり、富山の氷見だったり福井の小浜だったり、つまり売れれば名前はなんでもよいらしい。

 富山のマス寿司でおなじみの名前と形状のパッケージに、おなじみでない四角い木製押寿司容器が収まる。中身は単に四角いマス寿司に見えて、棒状の酢飯に身の厚いマスを180度巻いたものが、ぴったり整然と列べられていた。全体の分量は少ないが、身の割合とサーモンばりのジューシーさはなかなか。

【有限会社ピーエフディー 氷見若廣PO】富山県射水市海竜町5−5 TEL:0120-89-3844
 http://www.pfd-inc.jp/
鱒のすし(1,100円) 2003年10月11日に宇奈月駅観光売店で購入
Tokusen Masu no Sushi

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 トロッコ列車で有名な黒部峡谷鉄道の駅舎内売店で販売されていた富山名産ますのすし。宇奈月で製造販売されているそうなので、駅弁扱いとする。外観も中身も値段も他の富山の鱒寿司と何ら変わることがなく、脂の乗った赤黒いマスの身が特徴。パッケージの底面(裏面)には「宇奈月トロッコ電車」のイラストと簡単な路線図が描かれる。

 宇奈月や黒部峡谷鉄道は近年、観光客の減少に悩んでいるという。しかし今回の訪問時には、暦上の三連休とはいえ紅葉シーズンはほど遠い時期にもかかわらず、黒部峡谷鉄道の予約電話は永遠に話し中でつながらず、大手中堅の各旅行会社で切符を買おうにも所要時間は半日以上、宇奈月駅舎は観光客であふれ出札改札は大行列で、列車に身動き不能なほど乗客を詰めても午後の宇奈月行は全便満席、鐘釣や欅平は都会の主要駅と何ら変わらない満員状態で、宇奈月駅前は観光バスがぎっしり詰まり排気ガスが充満していた。入り込み客の数とその増加率だけで評価が下されてしまう日本の観光地の課題を、肌で感じてしまったところ。

【黒部峡谷鉄道宇奈月(うなづき)駅】1953(昭和28)年11月旅客営業開始 富山県下新川郡宇奈月町483−1
【やま茂】富山県下新川郡宇奈月町217−10 TEL:0765(62)1550,0112

鱒の寿し(1,300円) 2008年8月6日に立山駅観光売店で購入
Tokusen Masu no Sushi

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 立山黒部アルペンルートの富山側の起点である、富山地方鉄道立山線立山駅で販売されていた、富山名物ますのすし。調製元やパッケージに駅や立山との関連はなく、マスの身を底に敷くタイプであること以外は、駅弁と同じ構造と中身と価格。手に脂が染みるジューシーな味。

 日本が世界に誇る山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」は1971(昭和46)年の全通。観光客には黒部ダムや室堂平が有名で、パンフレットやポスターでもだいたいどちらかの写真が使われるが、標高2,450mは日本最高所である室堂駅、全国でここにしか残っていない無軌条電車(トロリーバス)、支柱間距離日本一、というより駅間に支柱がない立山ロープウェイ、駅を含め全線がトンネル内にある黒部ケーブルカーと、日本一や日本唯一の交通機関を堪能できるルートでもある。沿線は世界的な豪雪地帯でもあり、12〜4月頃は運休(通行止め)。

【富山地方鉄道立山線立山(たてやま)駅】1954(昭和29)年8月1日開業 富山県中新川郡立山町千寿ケ原2
【有限会社丸高寿し】富山県富山市水橋伊勢領88 TEL:076(479)0052

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2001年6月17日開設 2016年6月1日更新
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