banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR西日本 防府(ほうふ)駅2004年8月13日訪問Googleマップ
JR-West Hofu Station

駅名標 駅舎 駅構内

新大阪から新幹線と普通列車を乗り継いで約3時間。防府市は瀬戸内海に面する人口約12万人の都市で、かつては塩田による製塩業で、戦後は塩田跡地への工場誘致で工業都市として栄える。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋「木村寿軒」が手掛けていたが、2010年以降に撤退した模様。1904(明治37)年11月1日開業、山口県防府市戎町1丁目。

サービス駅弁当(550円)2010年3月21日に防府駅コンコースそば屋で購入
Service Ekibento (end of sales)

掛紙 外観 中身 中身 中身

購入時点で防府駅唯一の駅弁。名称は店舗外側掲示で「サービス駅弁当」、店舗内駅弁で「ニュー駅弁当」、調製シールで「お弁当」と異なるが、1種類しかないので混乱はない。スーパーの惣菜で使われるようなプラ製容器に、日の丸御飯、ハンバーグ、玉子焼、鶏唐揚、肉団子、こんにゃくなどの煮物、牛肉煮?、ひじき、きゅうりサラダが入っていた。感想を述べるような内容や風味ではない、弁当の日用品。

調製シールには引き続き「構内営業中央会会員」の文字が光る。しかしこれを駅弁と思う人は誰もいないと思うし、市販の時刻表にも掲載がなく、日本構内営業中央会やその西日本支部の公式サイトでもこの存在が無視されている。

この駅弁は、2016年3月時点で売られていなかった。終売時期は不明だが、木村寿軒のそば屋の経営は小郡駅弁当に移管され、同社の廃業によりジェイアールサービスネット広島の経営になった模様。

※2016年7月補訂:終売を追記
販売駅
山陽本線 防府(ほうふ)駅 1904(明治37)年11月1日開業 山口県防府市戎町1丁目
調製元
有限会社 木村寿軒 山口県防府市戎町1−8−10 0835(22)0165

特製お弁当(730円)2004年8月13日に防府駅コンコースそば屋で購入
Tokusei Obento (end of sales)

掛紙 外観 中身

防府駅唯一の駅弁。ボール紙の箱にトレーを入れる汎用の弁当容器を使用、これに掛紙の代わりか、JR西日本エリアの駅弁業者の公式サイト「駅弁図鑑」のパソコンと携帯電話でのアクセス方法を記す紙を挟むが、実は防府駅弁の情報はここに出ていない。

中身は昔懐かしい高級惣菜弁当、日の丸御飯に塩辛な焼鯖に冷凍物のミニハンバーグやチキンナゲットといった具合で、はっきり言ってあまりうまくない。同じく高架下に店舗を構えるコンビニで弁当を買ったほうがコストパフォーマンスも良い。

しかし、これを販売するうどん屋には壁のメニューに「お弁当」を掲げ、看板に記し幟を立てカウンターで毎日一定数が販売され、昼間の特急など都市間列車が来なく一日の利用者が一万人に満たない駅で、目の前にコンビニがあるのに駅弁が存続しているのなら、地域に根付いた名駅弁に数えられるべきかもしれない。なお、2010年3月現在で販売休止中だそうな。後に調製元の撤退により終売。

※2016年7月補訂:終売を追記
※2011年3月補訂:販売現況を追記
販売駅
山陽本線 防府(ほうふ)駅 1904(明治37)年11月1日開業 山口県防府市戎町1丁目
調製元
有限会社 木村寿軒 山口県防府市戎町1−8−10 0835(22)0165

【掛紙】上等御辨當(35銭)1930年8月?日調製
Joto Obento

掛紙

1930(昭和5)年8月の調製と思われる、昔の三田尻駅弁のとてもシンプルな掛紙。1898(明治31)年3月17日開業の三田尻(みたじり)駅は。1962(昭和37)年に現在の「防府(ほうふ)」に改称。調製元の木村は、現在の木村寿軒のことだと思われる。現在も盛業中だが、駅弁屋としては無名を通り越して無視されているような存在。

販売駅
山陽本線 防府(ほうふ)駅 1904(明治37)年11月1日開業 山口県防府市戎町1丁目
調製元
木村 所在地の記載なし 連絡先の記載なし