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 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR九州 鳥栖(とす)駅2017年2月4日訪問Googleマップ
JR-Kyushu Tosu Station

駅名標 駅舎 駅構内

博多駅から快速電車で約30分。鳥栖市は佐賀県の東端に位置する人口約7万人の宿場町で、幹線鉄道や高速道路が交わる交通の要衝で、工場や物流施設が立地する。駅弁は明治時代からの駅弁屋のものが、駅舎内と各ホーム上のうどん屋で売られる。1889(明治22)年12月11日開業、佐賀県鳥栖市京町。

かしわめし(700円)2004年11月9日に小田急百貨店藤沢店駅弁大会で購入
Kashiwameshi

掛紙 外観 外観 中身

駅弁のかしわめしといえば、折尾駅のものが最も有名ではあるが、1913(大正2)年に日本で初めて鶏飯駅弁を出したのは鳥栖駅のほう。内容はかしわめしそのもので、かしわ(鶏肉)と錦糸卵と刻み海苔で炊き込み御飯の上にストライプを描き、ショウガ等が添えられる。価格は購入当時で680円、2014年4月の消費税率改訂により700円。

鳥栖は福岡県と勘違いされやすいが、鹿児島本線はけやき平駅から肥前旭駅までが佐賀県である。もっとも、このあたりは福岡のベッドタウンになりつつあるうえ、鳥栖の隣で約50万人もの都市圏を構える久留米が福岡県であるため、仕方がない面もある。

※2015年8月補訂:値上げを追記
※2005年2月補訂:写真を掲載
販売駅
鹿児島本線 鳥栖(とす)駅 1889(明治22)年12月11日開業 佐賀県鳥栖市京町
調製元
株式会社 中央軒 佐賀県鳥栖市京町729 0942(82)3166 http://www.tosucci.or.jp/kigyou/chuohken/
催事駅弁

かしわめし(1,000円)2014年1月17日に京王百貨店駅弁大会で購入
Kashiwameshi

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2014(平成26)年1月の京王百貨店駅弁大会で売られた、鳥栖駅弁の復刻版。以後の京王百貨店駅弁大会や阪神百貨店駅弁大会でも売られ、博多駅での目撃情報もある。戦前の駅弁掛紙でデザインして、駅弁催事屋の記号も入る掛紙を使用。中身はかしわめしで、鶏スープで炊いた御飯にとりそぼろ、錦糸卵、刻み海苔でストライプを描き、山川漬としそ昆布を添えていた。駅弁とかしわめしは現役でも、容器と構成は今の鳥栖駅にないタイプで、中身は見た目で折尾駅にそっくり。その割には値段が、だいぶ高め。

販売駅
鹿児島本線 鳥栖(とす)駅 1889(明治22)年12月11日開業 佐賀県鳥栖市京町
調製元
株式会社 中央軒 佐賀県鳥栖市京町729 0942(82)3166 http://www.tosucci.or.jp/kigyou/chuohken/

かしわてりやき弁当(735円)2004年1月23日に阪神百貨店駅弁大会で購入
Kashiwa Teriyaki Bento

掛紙 外観 中身

焼麦弁當などと共通な正方形の発泡材容器に、レトロモダンでハイカラな鉄道風景を描いた掛紙兼用のボール紙のふたをかけて輪ゴム2本でしばる。中身は「かしわめし」の鶏フレークが鶏照焼に変わっただけで、その美味い味もそのまま。鳥栖焼売がひとつ付いている。ここに限らず、鶏飯に海苔を入れると味が引き締まる感じがする。

この駅弁はこの形では2006年頃に販売を終えたと思われるが、2011年3月の九州新幹線鹿児島ルート全線開業に伴い、サイズと価格を落とした「ミニかしわてりやき弁当」として、新幹線久留米駅の駅弁になっている模様。

※2015年8月補訂:現況を追記
販売駅
鹿児島本線 鳥栖(とす)駅 1889(明治22)年12月11日開業 佐賀県鳥栖市京町
調製元
株式会社 中央軒 佐賀県鳥栖市京町729 0942(82)3166 http://www.tosucci.or.jp/kigyou/chuohken/

【終売】鳥栖弁当(1,000円)2012年3月21日に博多駅改札外コンコース駅弁売店で購入
Tosu Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

九州新幹線全線開業記念駅弁22種のひとつとして、2011(平成23)年1月1日から8月31日まで販売。九州新幹線を走るN700系電車と800系電車を描いたボール紙の箱を使用、中身はかしわめしの周りを左下から時計回りに、大根なます、アサリ五目煮、牛肉味噌焼と昆布巻とゴマ蓮根、焼鮭と煮エビと山ごぼう、焼麦と玉子焼とかまぼこ、海茸粕漬、金山寺味噌のおかずで囲むもの。

佐賀県を代表する食材を使用したという。酒のつまみを充実させた「長崎街道焼麦弁当」という印象。鳥栖のかしわめしの柔らかさもなかなかいいぞとも思った。また、鳥栖駅以外で売られる鳥栖駅弁の新作としては珍しく、現地での販売も実見できた。

新鳥栖駅は九州新幹線の開業と共に、長崎本線の鳥栖駅と肥前麓駅との間に設けられた新しい駅。将来は九州新幹線長崎ルートあるいは西九州ルートが分岐する駅となる。駅前はまだ田畑であるが、区画整理事業が進められており、まずは九州国際重粒子線がん治療センターが立地する模様。駅の開業日から鳥栖の駅弁屋が在来線改札脇に進出し、駅弁のほか名物の駅うどんスタンドを構えている。

販売駅
鹿児島本線 鳥栖(とす)駅 1889(明治22)年12月11日開業 佐賀県鳥栖市京町
調製元
株式会社 中央軒 佐賀県鳥栖市京町729 0942(82)3166 http://www.tosucci.or.jp/kigyou/chuohken/

【終売】薩摩地鶏めし(750円)2001年12月2日に天王町サティ駅弁大会で購入
Satsuma Jidori Meshi (end of sales)

掛紙 外観 中身

2001(平成13)年の登場。天然記念物である薩摩鶏の血を2分の1以上引き、1年以上かけて飼育した地鶏を使用、味付け御飯の上に錦糸卵を添えて載せる。日本で初めて鶏飯駅弁を作った駅弁屋さんだけに味は確かで、価格が抑えられている点も嬉しい。ただし、鳥栖は薩摩ではなく肥前の国に属する。2006年頃に販売を終えた模様。

※2015年8月補訂:終売を追記
販売駅
鹿児島本線 鳥栖(とす)駅 1889(明治22)年12月11日開業 佐賀県鳥栖市京町
調製元
株式会社 中央軒 佐賀県鳥栖市京町729 0942(82)3166 http://www.tosucci.or.jp/kigyou/chuohken/