banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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ロコモコ(320円)2013年4月30日に長崎港の売店で購入
Locomoco

掛紙 外観 中身 中身 中身

五島列島などへの船便が発着する長崎港の、ターミナルビルの売店で売られていたお弁当。電子レンジ対応の白い容器に、白御飯、ハンバーグ、鶏唐揚、目玉焼き、千切りキャベツ、福神漬を詰めたお惣菜。ハワイの丼ものの名前が付いているが、内容からして関係なさそう。JR長崎駅の駅弁屋の調製であったため、買って船内で食べてみたが、長崎や駅弁の味はしなかった。この売店に、駅弁や空弁や港弁らしきものはなかった。

販売駅
長崎港ターミナルビル 1995(平成7)年10月完成 長崎県長崎市元船町
調製元
膳菜屋本店 長崎県長崎市丸尾町7−1 095(818)1800

JR九州 佐世保(させぼ)駅2005年10月27日訪問Googleマップ
JR-Kyushu Sasebo Station

駅名標 駅舎 駅構内

博多から特急「みどり号」で2時間弱、佐世保線の終着駅で松浦鉄道との接続駅。佐世保市は九州東部の長崎県北部で瀬戸内海に面する人口約25万人の港湾都市で、造船と軍港で名高いほか、テーマパークや食文化で観光客も集める。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋が2014年7月に撤退し、翌2015年8月に別業者が参入している。1898(明治31)年1月20日開業、長崎県佐世保市白南風町。

【終売】南蛮あごめし(750円)2005年10月28日に佐世保駅改札外駅弁売店で購入
Nanban Ago Meshi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

長方形の発泡材容器に木目調のボール紙ふたをかけて、割箸を載せて青い掛紙を巻いてセロテープで留める。中身はアゴの身とだしを含んだ混ぜ御飯に、アゴの身と卵を載せるもの。アゴとはトビウオのこと。掛紙に「あごだしで有名な」とあるように出汁が取れる魚なので、2003年に食べた時は御飯にも身にもとてもダシが利いている感じがしたが、2005年ではそこまでいかない軟らかな味と感じた。

2003年1月購入時点で700円、2005年10月購入時点で850円。2006年10月時点で中身を変えて750円。九州駅弁ランキングでの駅弁名は「平戸南蛮あごめし」。第7回九州の駅弁ランキングに向けて、2010年10月までにリニューアルされ、価格が1,150円になった模様。調製元の閉店により、2014年7月限りで終売した模様。

2001年12月に高架化が完成した佐世保駅はホーム上やコンコースに売店がなく、駅弁売店は改札外コンコースの、高架下商業施設へ続く廊下に面するテナントのひとつ。意識して探さないと見失いそうだし、販売実態が駅弁らしくない気もする。駅前の整備はまだこれから。

※2014年12月補訂:終売を追記
※2012年2月補訂:リニューアルを追記
※2006年10月補訂:価格改定と内容変更を追記
※2006年1月補訂:写真の更新・価格改定を追記・解説文の一部改訂
販売駅
佐世保線 佐世保(させぼ)駅 1898(明治31)年1月20日開業 長崎県佐世保市白南風町
調製元
株式会社 松僖(しょうき)軒 長崎県佐世保市三浦町1−10 0956(23)6721

【終売】あなごめし(900円)2007年3月21日に京王百貨店九州物産展で購入
Anago Meshi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

穴子駅弁の分布地図からぽつんと離れて存在する、半世紀の歴史を刻む無名駅弁。他の駅弁と共通の長方形発泡材枠容器に、昭和の昔のデザインであろう掛紙をかけて、箸袋を置いて十字にしばる。中身は穴子炊込飯の上を刻み穴子と刻み海苔とだし巻き卵スライスで覆い、酢の物などを添えるもの。

九州駅弁名物のかしわめしの、鶏を穴子に代えたイメージ。味のゆるさは宮島口その他の瀬戸内海沿岸と比較されると厳しいが、こういう中身はむしろ九州を主張していて地域色を感じる。駅弁催事ではなく地元で仕事をする駅弁。調製元の閉店により、2014年7月限りで終売した模様。

※2014年12月補訂:終売を追記
販売駅
佐世保線 佐世保(させぼ)駅 1898(明治31)年1月20日開業 長崎県佐世保市白南風町
調製元
株式会社 松僖(しょうき)軒 長崎県佐世保市三浦町1−10 0956(23)6721

【終売】高菜べんとう(1,050円)2005年10月28日に佐世保駅改札外駅弁売店で購入
Takana Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

佐世保駅の名物駅弁二種のうちの、もうひとつ。正方形ふたつ分の長方形容器を掛紙で包む。中身は半分が高菜古漬油炒めと鶏そぼろと錦糸卵を対角線で2:1:1に敷いた御飯で、もう半分は煮物や焼き魚や玉子焼などのおかず。

高菜で千円以上もするの?と価格で損をしそうな、上等幕の内弁当。高菜の古漬は地元の名物だそうだが、高菜は九州各地で名物な気がするし、高菜古漬そのものも「長崎県名物」「佐世保名物」と二種の接頭語が併用されている。調製元の閉店により、2014年7月限りで終売した模様。

※2014年12月補訂:終売を追記
※2006年1月補訂:写真の掲載
販売駅
佐世保線 佐世保(させぼ)駅 1898(明治31)年1月20日開業 長崎県佐世保市白南風町
調製元
株式会社 松僖(しょうき)軒 長崎県佐世保市三浦町1−10 0956(23)6721

【終売】元祖レモンステーキ弁当(1,050円)2005年10月28日に佐世保駅改札外駅弁売店で購入
Ganso Lemon Steak Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2005(平成17)年の新作駅弁と紹介されるが、1990年代にも売られていた模様。長方形の発泡材容器に木目調のボール紙ふたをかけて、駅弁名と「願かけ牛」を描いた掛紙で包み、割箸ごと紙ひもでしばる。中身は白御飯の上に平戸五島牛焼肉を貼り付ける牛焼肉弁当。

レモンはソースの隠し味に使われているそうで、牛肉を食べてレモンの風味が感じられるわけではない。適度に締まって柔らかでタレや焼きの薫り高い牛肉の味は、佐世保駅弁で最も近代的で、名物駅弁になれると思う。

レモンステーキとは、この駅弁の調製元が営む食堂「れすとらん門」で、昭和40年頃に考案されたメニューであるという。厚切り肉ではなく日本人に合いそうなすき焼き肉を使い、レモンを使った醤油ベースのソースをかけたもの。地域の特産品によらないご当地グルメの中では、佐世保では佐世保バーガーに次ぐ支持を集めている感じ。

なお、2006年10月時点で、価格が1,100円に値上げされている模様。調製元の閉店により、2014年7月限りで終売した模様。

※2014年12月補訂:終売を追記
※2012年2月補訂:レモンステーキに関する考察を修正
※2006年10月補訂:価格改定を追記
販売駅
佐世保線 佐世保(させぼ)駅 1898(明治31)年1月20日開業 長崎県佐世保市白南風町
調製元
株式会社 松僖(しょうき)軒 長崎県佐世保市三浦町1−10 0956(23)6721

【終売】花ちらしずし(1,200円)2011年3月21日に佐世保駅改札外コンコース駅弁売り場で購入
Hana Chirashi Zushi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

平たい長方形の発泡材容器に木目柄のボール紙でふたをして、花色の小さめな掛紙を置く。半透明のプラ製トレーに収まる中身は、ボイルエビやマグロづけやシイタケやレンコンなどを使うちらしずしに、サバ塩焼、鶏照焼、筑前煮、揚げナスなど。単価の高そうな内容だが、佐世保らしさ、駅弁らしさ、豪華らしさが見えてこない。調製元の閉店により、2014年7月限りで終売した模様。

5年ぶりの佐世保駅では、改札内に佐世保バーガー屋ができ、駅弁売店は改札外高架下の場末から、改札口からも見える南北自由通路の真ん中にブースを構える形に改善されていた。地形の影響か軍需産業の賜物か、県庁所在地でもない地方都市としてはとても珍しく、人が歩き店が開き、中心市街地や商店街が生きて活きていた。

※2014年12月補訂:終売を追記
販売駅
佐世保線 佐世保(させぼ)駅 1898(明治31)年1月20日開業 長崎県佐世保市白南風町
調製元
株式会社 松僖(しょうき)軒 長崎県佐世保市三浦町1−10 0956(23)6721

JR九州 早岐(はいき)駅2005年10月27日訪問Googleマップ
JR-Kyushu Haiki Station

駅名標 駅舎 駅構内

博多から特急「みどり号」で約百分、佐世保線が大村線を分ける乗換駅。早岐は佐世保市南半分の中心市街地で、戦前からの鉄道の町。2000年以降も、かつての駅弁屋である西海軒が今も駅構内営業の権利を持ち、その本社で買える要予約弁当が駅弁と紹介されることがあったが、今はない模様。1897(明治30)年7月10日開業、長崎県佐世保市早岐1丁目。

ランチパック 桜餅風味つぶあん(136円)2011年3月21日に早岐駅コンビニで購入
Lunch Pack Sakuramochi Fumi Tsubuan

外観 中身

山崎製パンが日本全国で売る惣菜パン「ランチパック」シリーズのひとつで、見るからに九州限定、期間限定に見える商品。中身は商品名どおり、2枚のパンの間に桜餅風味のつぶあんが入っているもの。袋に九州新幹線のN700系電車の写真が印刷され、「JR九州承認済」の文字まで記されるため、参考として収蔵した。このシリーズの商品は、全国の駅構内のコンビニでもおなじみの商品である。

調製元
山崎製パン

【終売】和蘭陀(おらんだ)弁当(2,100円) 
Holland Bento (end of sales)

現在の早岐駅に駅弁はなく、これは早岐駅の元駅弁屋による予約制弁当。有田焼の器に中華おこわまたは大村寿司が入っている。入手には3日前までの予約が必要とされた。いつまで売られていたかは定かでないが、2003年6月に福岡県のテレビ番組には出ていた模様。

長崎への鉄道は現在の佐世保線・早岐・大村線経由で開業、後に現在のルートが開業した際に、肥前山口・佐世保間が佐世保線、早岐・諫早間が大村線となった。佐世保線は早岐駅で進行方向が変わる一方で直進すると大村線に入るため、肥前山口・諫早間を大村線、早岐・佐世保間を佐世保線と名付けたほうがすっきりすると思うが、昔も今も重要な軍港である佐世保を重視したのであろうか。

販売駅
佐世保線 早岐(はいき)駅 1897(明治30)年7月10日開業 長崎県佐世保市早岐1丁目
調製元
有限会社 西海軒 長崎県佐世保市早岐1丁目15−15 0956(38)3211