空弁資料館ロゴマーク 旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
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羽田空港、鶏肉の空弁(10種類を収蔵)

 羽田空港(東京国際空港) 2010年1月29日訪問
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 日本最大の空港。1931年の開港時から東京の空の玄関口であり、第二次大戦中の軍用化、終戦後の米軍による接収と拡張、1952〜1958年の返還、1978年の国際線の成田空港(新東京国際空港)への移転、1993年のターミナルビル移転を経て、空港の拡張と拡充が今も続いている。
 空弁は1970年代頃には登場、焼売弁当が空港限定名物として親しまれたり、2002年12月には空弁ブームの火付け役「みち子がお届けする若狭の浜焼き鯖寿司」が登場したり、2004年12月の第2旅客ターミナルビル供用開始に合わせて全国初の空弁専用売店「空弁工房」が開業したり、空弁の世界をリードする地球最強の空弁空港である。

とりから から揚げ弁当(750円) 2012年7月15日に羽田空港第2旅客ターミナル売店で購入
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 2012年前半の登場か。牛乳パックのような耐水紙の容器の半分が白御飯、半分が鶏唐揚、そこにポテトサラダ、焼きそば、昆布、柴漬けなどを付け合わせるという、懐かしくはないが確かにシンプルで割り切った仕様。空弁売店で買える常温のホカ弁。

【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
【日本エアポートデリカ株式会社】東京都大田区羽田空港1−8−2 03(5708)7788 http://www.airdeli.co.jp/
羽田オリジナルチキン弁当(840円) 2008年5月6日に羽田空港第1旅客ターミナル搭乗待合室売店で購入
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 空弁ブームに乗り羽田空港でも売られていた、1964(昭和39)年に登場した東京駅伝統の駅弁「チキン弁当」が、2007年秋頃から空弁専用のパッケージを使用したバージョンに改訂。駅弁でも特有なバスケット型のボール紙製容器には、飛行機の上に乗ったニワトリのイラストや、BLUESKYの空弁マークが描かれる。

 2個のトレーに入った中身は、片方がケチャップライス、片方が鶏唐揚とフライドポテトに袋入りのドライフルーツなど。これは駅弁や従来品と変わらない。この懐かしい微妙な味は、こうやって近年に見直されている印象。

【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
【株式会社NRE大増】東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551 http://www.nre.co.jp/nre-daimasu/
てりやきチキン弁当(840円) 2007年7月1日に羽田空港の売店で購入
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 妙に分厚い発泡材の黒い長方形容器に、真っ赤な掛紙をかける。中身は白御飯の上に黒めでテカテカな鶏照焼を置き、ごぼう唐揚や春雨サラダに煮物などを添えるもの。分量も歯応えも味付けも、炭か焦げの香りも十分な鶏照焼が、ごはんのおかずになるし満足感を出す。

【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
【東京エアポートレストラン株式会社AS】東京都大田区羽田空港3−3−2 03(5757)8883 http://www.airport-restaurant.co.jp/
家庭の味 からあげ弁当(610円) 2007年5月12日に羽田空港第1旅客ターミナルJAL売店で購入
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 牛乳パック素材の耐水性紙でできた容器に空弁名を書いた掛紙を巻いて、輪ゴム2本で留めたうえで調製シールを貼る。中身は日の丸御飯の脇に鳥唐揚を盛り、キャベツを敷いてレモンを添えて柴漬けを置いた、飾り気のないもの。その見栄えや内容に加えて、ねっちょり柔らかい唐揚げの味や、ほんのり暖かみを残す状態での販売でも「家庭の味」を表現する。

 容器のせいでやや紙臭いが、分量があり価格は安く、こういうコンセプトが受け入れられれば好印象は間違いない。製造者は地元の大田区の惣菜弁当屋。ホカ弁が美しい空弁に変身した。

【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
【株式会社グローバルサンドカンパニー】東京都大田区中央3−20−11 03(3775)4774 http://global-sand.com/
羽田限定 鶏そぼろ(820円) 2007年5月12日に羽田空港第1旅客ターミナルJAL売店で購入
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 卵形で木目柄の発泡材容器に、商品名とJAL製空弁マークを書いた紙帯を巻き、セロハンテープで留める。中身は茶飯に鶏照焼、鶏そぼろ、玉子焼刻みを載せた御飯部が半分、鶏磯部揚、うずら卵、菜の花、タケノコなどの煮物などを詰めたおかず部が半分。

 製造者は現在も東京駅で駅弁を売る、かつての日本食堂。そのノウハウに空弁のコンセプトを注入した印象で、分量は少なめ、見栄えでかわいらしく、冷めてもおいしくしてある。添付のおしながきの書き方も、東京駅弁そっくり。価格は通常の駅弁1個分を取るので、内容に割高感はないがコストパフォーマンスは悪い。

【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
【株式会社NRE大増 東京店】東京都台東区東上野2−18−18 03(3810)7551 http://www.nre.co.jp/nre-daimasu/
美味日本 照り焼きチキン(680円) 2006年3月26日にダイエー横浜店駅弁大会で購入
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 2006年初頭の登場したシリーズものか。中身の写真が美しい小さな紙箱の中に、密封パックされた4切れの棒寿司が入る。中身はたくあんを芯に2切れは豚角煮、2切れは鳥照焼を載せて海苔を巻くもの。醤油入れのようなトレーが付くが、使用目的は不明。他にフグ&カニ、ふぐ&サバのバージョンがあるので、それと共通なのだろう。

 風味は悪くないが割高感しか感じないパッケージ。空弁は「みち子」の時点で属地性がないのは分かっているが、福岡空港で幅を利かせるふく鮨本舗三太郎のミニ棒寿司を、羽田空港の空弁として販売する感覚にはついていけない。同シリーズは福岡空港でも取り扱いがある模様。

【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
【株式会社ドゥイットナウ仕出し工房事業部】福岡県福岡市西区福重3丁目33−28 092(882)3305
鶏めしのおむすび(400円) 2005年7月2日に羽田空港第2旅客ターミナル空弁工房で購入
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 空弁屋としても人気の鶏繁がおくる、空弁名どおりの鶏飯おむすび。鶏飯を三角型に成形しただけのものを2個、プラ製トレーに入れて、おしぼりごと掛紙で巻く。味は当然に弁当タイプのものと同じ。空港以外の支店でも販売しているらしい。

【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
【株式会社鶏繁】東京都港区新橋2−9−17 03(3508)9532 http://www.torishige.com/
わがまま二色弁当(1,050円) 2005年7月2日に羽田空港第2旅客ターミナル空弁工房で購入
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 2005年上半期頃に空弁デビューしたと思われる新作。つまり上記の「あらびきそぼろ弁当」と「焼鶏寿し」を半分ずつ詰めた内容で、空弁名どおり二種類の風味をひとつで楽しめるため、今は鶏繁空弁の一番人気である模様。購入時には赤い専用紙袋が付いてきた。

【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
【株式会社鶏繁】東京都港区新橋2−9−17 03(3508)9532 http://www.torishige.com/
あらびきそぼろ弁当(840円) 2004年12月15日に羽田空港第2旅客ターミナル空弁工房で購入
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 羽田空港第2旅客ターミナル供用開始に伴い、2004年12月1日に空弁デビュー。小柄で細長い木目調の発泡材容器に、紙蓋をして割り箸ごと輪ゴムで留めて、空弁名を大書きした掛紙で包んでセロテープで止める。中身は御飯の上に粒が大きく粒状感がすごい胡麻混じりの鶏そぼろを敷き詰めるもの。

 コリコリサクサクとした鶏そぼろはクセになるし、駅弁その他のあらゆる鶏そぼろ弁当と一線を画す。新橋などのお店で人気の粗挽きそぼろを弁当にしたものだという。しかし「焼鶏寿し」の陰に隠れてあまり目立っていない。

【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
【株式会社鶏繁】東京都港区新橋2−9−17 03(3503)8654 http://www.torishige.com/
焼鶏寿し(1,050円) 2004年12月15日に羽田空港第2旅客ターミナル空弁工房で購入
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 羽田空港第2旅客ターミナル供用開始に伴い、2004年12月1日に空弁デビュー。小柄で細長い木目調の発泡材容器に、紙蓋をして割り箸ごと輪ゴムで留めて、空弁名を大書きした掛紙で包んでセロテープで止める。中身は薄く敷いた鳥そぼろ混じりの酢飯の上に、地鶏のもも肉とむね肉を無造作に見えるほどたくさん詰めるという、鶏肉づくしの空弁。

 食べ途中で鶏に飽きそうな内容で、そもそも酢飯と肉が合うのかとも思ったが、風味や食感に御飯との相性が良い感じで、飽きずに一気にいただける。調製元は新橋で人気の焼鳥屋だそうで、開業月の空弁工房で販売個数第2位を記録したという人気商品。

【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
【株式会社鶏繁】東京都港区新橋2−9−17 03(3503)8654 http://www.torishige.com/
2006年2月19日開館 2013年11月2日更新 URL:https://kfm.sakura.ne.jp/soraben/
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