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 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR北海道 母恋(ぼこい)駅2004年9月12日訪問Googleマップ「母恋駅」
JR-Hokkaido Bokoi Station


札幌駅から特急列車「すずらん」で約1時間半。母恋駅は室蘭の市街地に位置する小さな駅であるが、アイヌ語由来とされる当て字の地名を採った駅名で知られ、2002年には駅弁「母恋めし」が登場しヒット、駅弁ファンや街おこし関係者にも知られるようになった。駅弁は駅舎内改札外の小売店での販売。1935(昭和10)年12月29日開業、北海道室蘭市母恋北町1丁目。

JR北海道 室蘭(むろらん)駅2020年8月8日訪問Googleマップ「室蘭駅」
JR-Hokkaido Muroran Station


札幌駅から特急列車「すずらん」で約1時間半。室蘭市は北海道胆振地方で内浦湾や太平洋に突き出した、人口約8万人の港町。天然の良港に恵まれ、鉄鋼業や石炭の積み出しや交通結節点として大いに栄えたが、いずれも衰退し人口が半減した。母恋駅弁「母恋めし」が室蘭駅でも売られる。1897(明治30)年7月1日開業、北海道室蘭市中央町4丁目。

母恋めし(1,188円)
2020年1月21日に京王百貨店駅弁大会で購入
Bokoi Meshi


2002(平成14)年4月5日に登場した、室蘭市内約15年ぶりの駅弁。1987(昭和62)年の「第2回むろらん郷土料理コンクール」のアマ弁当部門で最優秀賞を獲得した創作弁当を、JR北海道と交渉し母恋駅舎内での販売を開始したもの。2004年の現地への訪問時には、駅舎内に観光小物と駅弁の売店ができていた。販売個数は2003年4月現在で一日20個、2008年7月現在で一日40個限定とされる。鉄道の駅に加えて道の駅でも販売される。

防水紙の成形容器を掛紙やチラシと共に和紙風の風呂敷で包む。中身は貝殻の有無でひとつずつのホッキ貝おにぎり、薫製卵、スモークチーズ、おつまみわかめ。表彰品かつ評判品だけあって風味も良好。写真のとおり中身のすべてがビニールで個別包装されているのは、食べ残しをポケットに詰めて持ち歩くためとも、個々のメニューの香りを他に移さないためとも紹介される。価格は発売時で840円、2010年時点で980円、2015年時点で1,058円、2017年時点で1,188円。

室蘭は道央太平洋側屈指の天然の良港で、石炭の積出港から港湾工業都市として発展したが、炭坑の衰退に加え札幌に近い苫小牧で湿原が掘割港と工業団地に開発されたので、その地位が脅かされがち。しかしその地形は昔も今も変わらず、母恋駅舎を背に半時間強まっすぐ登る眺望名所の地球岬からは、アイヌ語由来の当て字に負けない雄大な太平洋の眺めと強風を存分に浴びることができる。

※2020年6月補訂:写真を更新
※2020年5月補訂:値上げを追記
※2014年5月補訂:写真を更新
※2005年9月補訂:販売個数の更新
※2004年11月補訂:写真の掲載・解説文の全面改訂・調製元の情報を追記
販売駅
室蘭本線 母恋(ぼこい)駅 1935(昭和10)年12月29日開業 北海道室蘭市母恋北町1丁目
調製元
創作工房せきね(喫茶店ブロートン) 北海道室蘭市絵鞆町4−2−14 エンルムマリーナ内 0143(27)2777

【掛紙】母恋めし(980円)
2013年1月12日に京王百貨店駅弁大会で購入
Bokoi Meshi

2013(平成25)年1月12日に購入した、母恋駅弁の掛紙。上の7年後とほぼ同じ。当時は「ご安全で楽しい旅を!!」しおりがなく、中身のうちおつまみわかめが小茄子漬であった。

販売駅
室蘭本線 母恋(ぼこい)駅 1935(昭和10)年12月29日開業 北海道室蘭市母恋北町1丁目
調製元
創作工房せきね(喫茶店ブロートン) 北海道室蘭市絵鞆町4−2−14 エンルムマリーナ内 0143(27)2777

【掛紙】母恋めし(840円)
2004年9月12日に母恋駅観光売店で購入
Bokoi Meshi

2004(平成16)年9月12日の調製である、母恋駅弁の掛紙。当時の掛紙では、喫茶店が調製元の名前であった。

販売駅
室蘭本線 母恋(ぼこい)駅 1935(昭和10)年12月29日開業 北海道室蘭市母恋北町1丁目
調製元
ブロートン99 所在地の記載なし 0143(27)2777