banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 盛岡(もりおか)駅2017年7月29日訪問Googleマップ
JR-East Morioka Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線で2時間十数分。盛岡市は岩手県の中部に位置する人口約29万人の城下町で県庁所在地。盛岡駅は東北新幹線から秋田新幹線が分岐し、東北本線、田沢湖線、山田線、花輪線列車、IGRいわて銀河鉄道線が接続する鉄道の要衝。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋2社が消え、東京資本の駅弁屋2社の支店も消え、今は仙台や青森県のものを売る。1890(明治23)年11月1日開業、岩手県盛岡市盛岡駅前通。

マジックパール・カル(140円)2008年5月8日に東北新幹線はやて号車内販売で購入
Magic Pearl Cal

掛紙 外観 外観 中身 中身

全国の駅売店やコンビニなどでおなじみの、味付ゆで卵。JRの駅のキヨスクや、東北その他JR東日本の新幹線では車内販売で売られるタイプは、味付ゆで卵を2個、食品表示ラベル情報を印刷した紙ナプキンに包んで、白いプラ製ネットに詰める。殻のどこにも穴が開いていないのに、半熟の中身に塩味が付いていることに、誰もが一度は疑問を持ったのではないかと思う。

こういう市販の味付ゆで卵は、1980(昭和55)年に登場したらしい。鉄道の高速化や所要時間短縮で、従来の塩付きゆで卵の需要が減少したため、岩手県の鶏卵業者がこれを開発、盛岡駅のキヨスクで販売を開始したという。

これがヒットして、今では属地性のない全国区の商品であるが、その元祖に敬意を表し、盛岡駅の駅弁として紹介する。このJR東日本の駅売店や車内販売で取り扱われる、味付ゆで卵の元祖である第一ポートリーファーム製のものは、しっとり濃厚な風味が人気で、味付ゆで卵は東京駅に限るという意見も聞く。

販売駅
東北本線 盛岡(もりおか)駅 1890(明治23)年11月1日開業 岩手県盛岡市盛岡駅前通
調製元
株式会社 第一ポートリーファーム 加工卵工場 岩手県盛岡市玉山区生出719 019(683)2623

味付ゆで卵(70円)2012年3月24日に長野駅コンビニで購入
Ajitsuke Yudetamago

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上記「マジックパール・カル」の、1個売りパッケージ。JR東日本エリアの駅のコンビニやキオスクで時々見掛ける。中身と味は同じで、添付のナプキンもプラ製ネットも同じもの。しかしなぜかこちらには、商品名の朱書きがなかった。

販売駅
東北本線 盛岡(もりおか)駅 1890(明治23)年11月1日開業 岩手県盛岡市盛岡駅前通
調製元
株式会社 第一ポートリーファーム 加工卵工場 岩手県盛岡市玉山区生出719 019(683)2623

【終売】お結び 岩手編(600円)2011年7月16日に新幹線やまびこ号車内で購入
Omusubi Iwate-hen (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2011(平成23)年7月9日に一日50個で販売を開始した東北新幹線車内販売専用商品。薄手の紙張り木製容器に、甘塩鮭の鮭おむすび、アワビとウニと海藻を混ぜた海鮮おむすび、豚肉で目張りした肉巻きおむすび、キュウリや山芋などの漬物である香の物を詰めたもの。腹に軽く小腹に重いお手軽派。調製元がNRE盛岡なので、盛岡駅弁のページに掲載する。他に「青森編」も存在する模様。半年ほどで終売か。

※2017年8月補訂:終売を追記
調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 岩手県盛岡市盛岡駅前通り1−48 019(623)4773 http://www.nre.co.jp/

【終売】北上鬼剣舞弁当(900円)2010年12月5日に盛岡駅「駅弁屋旨囲門」で購入
Kitakami Onikenbai Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

これは2010(平成22)年8月までに登場か。長方形の発泡材容器に木目柄のボール紙でふたをして、駅弁の名前と「おにけんばい」を描いた掛紙をかける。中身は茶飯の上にサーモン、うなぎ、鶏照焼、紅生姜、錦糸卵、小さなシイタケ、ニンジンなどをパラパラと散らし、サトイモなどの煮物とわさび菜おひたしを添えるもの。旅先では気にならないのかもしれないが、帰宅後に自室で食べたら見栄えが寂しい感じがした。2012年頃までの販売か。

かつて東北本線の北上駅には3社の駅弁屋が入っており、そのひとつである伯養軒北上支店では「鬼剣舞弁当」を販売していた。今回購入した駅弁に使われる掛紙のデザインは、駅弁名のフォントこそ異なるが当時のものと同じイラストと似た意匠を使う。その点でもしかすると大変懐かしい駅弁と思われるかもしれない。もっとも、正方形の容器に味付飯を敷いて鶏肉や山菜を豪壮に散らした当時の内容と現在の内容はまるで異なる。

※2017年8月補訂:終売を追記
販売駅
東北本線 盛岡(もりおか)駅 1890(明治23)年11月1日開業 岩手県盛岡市盛岡駅前通
調製元
株式会社 ウェルネス伯養軒 盛岡支店 岩手県盛岡市下太田下川原11番1号 019(658)1014 http://www.greenhouse.co.jp/w-hakuyoken/

【終売】比内地鶏とりめし(950円)2010年12月5日に盛岡駅「駅弁屋旨囲門」で購入
Hinaijidori Torimeshi (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

2010〜2011年の駅弁大会シーズンに向けた投入か。強度のない発泡材枠の容器に透明なふたをして、広告宣伝と共にニワトリを写真とイラストで印刷したボール紙の枠にはめる。中身は茶飯の上をごぼう入り鶏そぼろ、鶏照焼、錦糸卵で覆い、ニンジンとフキとシイタケを添えるもの。味は駅弁として普通の鶏飯。しかし、パッケージで「磨き抜かれた逸品」とか仙台ホテル以来の伝統をうたう割には、イラストも容器もずいぶんと安っぽい。比内地鶏の盛岡駅弁というのも違和感がある。2014年頃までの販売か。

※2017年8月補訂:終売を追記
販売駅
東北本線 盛岡(もりおか)駅 1890(明治23)年11月1日開業 岩手県盛岡市盛岡駅前通
調製元
株式会社 ウェルネス伯養軒 盛岡支店 岩手県盛岡市下太田下川原11番1号 019(658)1014 http://www.greenhouse.co.jp/w-hakuyoken/

【終売】四季彩幕の内(1,000円)2008年5月9日に八戸駅新幹線改札内コンコース売店で購入
Shikisai Makunouchi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

盛岡駅の幕の内駅弁のNRE版。幕の内にしては小柄な正方形の発泡材容器に、春夏秋冬の背景を使うが地域性はなさそうな絵柄のボール紙でふたをして、ゴムでしばる。中身は半分がアサリ御飯、残りの半分がホタテや昆布や山菜などの煮物にアンズ、残りが有頭海老に鶏照焼に笹蒲鉾に玉子焼。

御飯の部分は季節による内容変更があるようで、栗バージョンの写真は見つけた。調製元の撤退と共に消えたかつての盛岡駅弁「南部季節弁当」が華麗に生まれ変わったような印象。地域性は濃くないものの、幕の内の範囲を飛び出した内容の個性と見栄えや風味の良さを感じられる。2014年頃までの販売か。

※2017年8月補訂:終売を追記
販売駅
東北本線 盛岡(もりおか)駅 1890(明治23)年11月1日開業 岩手県盛岡市盛岡駅前通
調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 岩手県盛岡市盛岡駅前通り1−48 019(623)4773 http://www.nre.co.jp/

【終売】藤原三代 金色の郷(1,000円)2005年4月10日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入
Fujiwara Sandai Konjiki no Sato (end of sales)

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平成17年のNHK大河ドラマ「義経」放送に伴い、2004(平成16)年12月23日に登場。9区画のプラ製トレーを付けた正方形の発泡材容器に、透明なふたをして掛紙で覆って輪ゴムでしばる。中身は岩手県産ひとめぼれの白御飯と焼きおにぎりに舞茸御飯、おかずはマス酒粕漬焼や「いわいどり」のつくねや折爪三元豚などに、デザートのごまだれもち。義経とこじつけない岩手の食材でいっぱいで、風味も良好。また、伯養軒の駅弁はお品書きの機能的な雰囲気に優れていると思う。2013年頃までの販売か。

※2017年8月補訂:終売を追記
販売駅
東北本線 盛岡(もりおか)駅 1890(明治23)年11月1日開業 岩手県盛岡市盛岡駅前通
調製元
株式会社 伯養軒 盛岡支店 岩手県盛岡市下太田下川原11−1 019(658)1014