banner 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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関東の駅弁茨城県 > その他の駅弁 (4種類・3枚収蔵)
Ekiben in Ibaraki Pref.
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千姫釜めし(1,300円) 2015年7月17日に調製元から予約購入
Senhime Kama Meshi

掛紙 外観
外観 外観 外観
中身 中身 中身

 これは駅弁ではなく、2008年頃から水海道のお祭りや関東鉄道のイベントなどで売られる、北水海道の割烹のお弁当。焼き物の釜に、弁当の名前を記した掛紙をかけて、ひもで十字にしばる姿は、まるで釜めし駅弁。中身は茶飯をエビ、サトイモ、うずら卵、シイタケ、とりそぼろ、ニンジン、ギンナン、タケノコなどで覆うもの。常温の弁当として特段の美味や特徴を感じなかったが、上品さを備えていたと思う。町おこし弁当か関東鉄道唯一の駅弁として、何かできないかと思った。調製元の割烹には、各種の釜飯がメニューにあるそうな。

 茨城県内で取手駅と下館駅を結ぶ関東鉄道の常総線は、古くは湖沼や荒れ地であり、後に水田や工場になった、鬼怒川や小貝川のそばの平坦な地域を南北に走る。水海道は江戸時代に両河川を結ぶ物流の拠点として栄え、昭和時代まで商業都市として地域に君臨した。今は水運や商業で栄えた時代をしのぶ建物が中心市街地に点在する、東京のベッドタウン。水海道市の市名も2006年の合併で失われた。

【割烹ふか川】茨城県常総市水海道森下町3796−5 TEL:0297(23)1919

【掛紙】千姫釜めし(1,300円) 2016年4月17日に調製元から予約購入
Senhime Kama Meshi

掛紙

 2016(平成28)年4月17日に購入した、水海道のお弁当の掛紙。容器も中身も価格も半年前と同じだが、掛紙をよく見比べると文字の形が異なる。掛紙を刷り直すくらい、よく売れているようだ。駅での販売はないので、購入には調製元の食堂へ出向くか、団体予約で届けてもらうか、これを売るイベントに行く必要がある。
牛めし(580円) 2011年4月29日に道の駅ごかで購入
Gyu Meshi

掛紙 外観 外観
中身 中身 中身

 茨城県猿島郡五霞町の新国道4号春日部古河バイパス沿いにある「道の駅ごか」で2010年6月19日から土休日限定で販売されているというお弁当。赤い発泡材のホカ弁容器に、商品名を書いたオレンジ色の掛紙を巻く。中身は白御飯の上を牛すき焼き肉とタマネギ炒めで覆い紅生姜を添える、ファストフードでおなじみの牛丼で、筋の利いた牛肉が昔懐かしいジャンクフード。道の駅のスナックコーナーに山積みな惣菜の中で、これだけが駅弁風の見栄えを持っていた。

 五霞町は茨城県の西端部、利根川と江戸川の分流部に位置する人口約9千人の町。太平洋に面する茨城県で唯一、利根川の右岸に位置するため、生活圏や交通網は現在の埼玉県の幸手市や久喜市の側を向いており、いわゆる平成の大合併の頃は埼玉県への越境合併の話も出ていたそうな。国道4号や駅はないが東北新幹線も町域を通過するため、北隣の古河市と共に茨城県という感じがしないエリアである。

【道の駅ごか】2005(平成17)年4月23日開設 茨城県 猿島郡五霞町大字幸主
【調製元の記載なし】所在地及び連絡先の記載なし

ひたちなか海浜鉄道 那珂湊(なかみなと)駅 2016年5月21日訪問  Googleマップ
Hitachinaka Seaside Railway Nakaminato Station

駅名標 駅舎 駅構内

 勝田駅から列車で14分。本社と車庫がある、ひたちなか海浜鉄道の中心的な駅。那珂湊は平磯や磯浜(現在の大洗)とともに、江戸時代に漁業や物流の港町として栄え、今も漁港と観光市場が観光客を集める。駅弁はないが、下記のまちおこし弁当が駅で売られたり、駅弁として紹介されることがある。1913(大正2)年12月25日開業、茨城県ひたちなか市釈迦町。

みなとの多幸めし(800円) 2011年8月29日に湊線車内で予約購入
Minato no Tako Meshi

掛紙 外観 外観
中身 中身 中身

 ひたちなか商工会議所と那珂湊料飲組合との共同開発により、2008年10月21日に那珂湊で開催された「第24回みなと産業祭」で登場した街おこし弁当。昭和30年代から三浜(さんぴん)地区(那珂湊+平磯+磯浜=現在の第三種漁港としての那珂湊の範囲)が日本一の生産地とされる煮ダコが主題。

 タコ足とその煮汁で炊き込んだ茨城県産米の御飯の上に、恐ろしく柔らかいマダコ(季節によりミズダコ)煮物や、地元の鮭、豆腐、野菜などを配置する。醤油も地元産のものを使用。掛紙や容器や、鮭と飯とタコを除く中身は一定していない。月1,000食のペースで売れているという。

 通常は4〜10月の土日曜日の国営ひたち海浜公園か、みなと産業祭などの商工会が関係するイベントで買うことができるほか、調製を担当する商工会員の飲食店や弁当屋5社への予約により購入できる。つまり通常は駅で買うことができない弁当であるが、2009年4月29日にひたちなか海浜鉄道開業1周年のイベントで那珂湊駅での販売を実施したことで、駅弁としても紹介されるようになった。

【ひたちなか海浜鉄道那珂湊(なかみなと)駅】1913(大正2)年12月25日開業 茨城県ひたちなか市釈迦町
【デリカ七つ星】茨城県ひたちなか市湊本町4−10 TEL:029(263)6863

JR東日本 水郡線 常陸大子(ひたちだいご)駅 2014年9月21日訪問  Googleマップ
JR-East Hitachi-daigo Station

駅名標 駅舎 駅構内

 水戸駅から水郡線で約80分。大子町は茨城県の北端に位置する人口約2万人の宿場町で、袋田の滝や温泉や紅葉で観光客を集める。駅弁は昭和30年代の一時期に売られたらしい。1986年頃から駅前旅館が「しゃも弁当」を売り始め、21世紀に入りその存在が知られたり時刻表に掲載されるようになった。1927(昭和2)年3月10日開業、茨城県久慈郡大子町大字大子。

玉屋の奥久慈しゃも弁当(1,000円) 2016年4月15日に調製元で予約購入
Tamaya no Oku-kuji Shamo Bento

掛紙 外観
外観 外観 外観
中身 中身 中身

 駅売りの弁当としては1986(昭和61)年頃に登場。駅前旅館が自前の食堂で調製するお弁当であり、事前の注文により駅の改札口やホーム上での受け渡しができるようになり、さらに調製元が2002年度に日本鉄道構内営業中央会に加盟したことで、公式な駅弁となった。購入には事前の予約が必要。駅前旅館の食堂に行けば、その場で作ってくれたり、食堂で料理として食べることもできる。掛紙には、この地域の最大の観光名所である袋田の滝の写真が、背景として使われる。

 ホカ弁向けな発泡材の容器に白御飯を詰め、醤油・砂糖・酒・みりんなどで柔らかく煮たたっぷりのシャモで覆い、ささがきごぼう、炒り卵、漬物を添える。肉の締まりと甘めのタレ、予約販売によるほのかな温かさ、そしてふたが閉めにくいほどたっぷり入る分量により、食べた人の誰もがうまいと言う駅弁の逸品。

 奥久慈しゃもとは、1970年代に茨城県養鶏試験場が開発した、闘鶏用の品種「軍鶏(シャモ)」に名古屋コーチンとロードアイランドレッドの交雑種を掛け合わせた食用鶏。最初から人気があったわけではないようで、見向きもされないから駅前旅館が積極的に引き受けたとの振返りもあったと思うが、今では茨城県大子町の名物として、シャモ鍋やシャモ丼を提供する食堂や旅館が国道沿いに並ぶ。

【水郡線常陸大子(ひたちだいご)駅】1927(昭和2)年3月10日開業 茨城県久慈郡大子町大字大子
【玉屋旅館】茨城県久慈郡大子町大子718 TEL:0295(72)0123

【掛紙】玉屋の奥久慈しゃも弁当(950円) 2010年10月17日に常陸大子駅構内受取で予約購入
Tamaya no Oku-kuji Shamo Bento

掛紙

 2010(平成22)年10月17日に購入した、常陸大子駅弁の掛紙。8年前のものと比べて、調製元の電話番号の市外局番の桁数と、掛紙下部の注意書きに変化が見られる。容器と中身は、8年前も6年後も、まったく変わらない。
【掛紙】玉屋の奥久慈しゃも弁当(950円) 2002年8月15日に常陸大子駅構内受取で予約購入
Tamaya no Oku-kuji Shamo Bento

掛紙

 2002(平成14)年8月15日に購入した、常陸大子駅弁の掛紙。駅前旅館がこの15年ほど前から、注文生産により一日最大30個程度を販売していたという。この年に公式な駅弁となり、掛紙に駅弁マークが入り、市販の時刻表にもその存在が掲載された。
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2001年6月17日開設 2016年6月1日更新
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