banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 小田原(おだわら)駅2015年9月5日訪問Googleマップ
JR-East Odawara Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線で3駅35分。小田原市は神奈川県の南西部で相模湾に面する人口約19万人の城下町かつ宿場町で、戦国時代や江戸時代に歴史の舞台になった。駅弁は明治時代に国府津駅で創業した、東海道本線では最古の駅弁屋が健在だが、実態はJRや小田急の子会社が近隣のものを含めた駅弁を集めて売る。1920(大正9)年10月21日開業、神奈川県小田原市栄町1丁目。

【終売】お料理弁当(特選幕の内)(1,050円)2008年8月16日に小田原駅改札内コンコース駅弁売り場で購入
Oryori Bento (Tokusen Makunouchi) (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

市販のボール紙製折箱に調製シールを貼り、製造年月日と消費期限を書いたシールで留める。黒いトレーに入った中身は、日の丸御飯に鮭塩焼、鶏唐揚2個、玉子焼、サトイモとニンジンとタラの芽とカボチャの煮物、海老とタケノコとアナゴの天ぷらなど。

つまり中身は特製幕の内で、内容と価格は合っていると思うが、小田原の駅弁屋がこういう惣菜を駅弁売店で売るのは初めて見たので驚いた。夏休み期間の繁忙期で掛紙や容器が足りなかったか、仕出し向けを回してきたのだろうか。風味もなんとなく仕出し弁当風だった。現存しない模様。

※2016年9月補訂:終売を追記
販売駅
東海道本線 小田原(おだわら)駅 1920(大正9)年10月21日開業 神奈川県小田原市栄町1丁目
調製元
株式会社 東華軒 神奈川県小田原市西酒匂1−3−54 0465(47)1186 http://www.toukaken.co.jp/

【終売】幕の内弁当(1,000円)2002年12月21日に小田原駅地下通路駅弁売店で購入
Makunouchi Bento (end of sales)

掛紙 外観 中身

特殊駅弁が豊かな小田原駅で、なかなかお目にかかれない普通の幕の内弁当。断面が赤い黒塗りの発泡材容器に朱色の掛紙をかける。中身は俵飯にキンメダイの西京焼・蒲鉾・玉子焼で幕の内弁当の基本を押さえて、さらに海老天等の揚げ物に高野豆腐に椎茸等の煮物や鯵すり身という具合の、上品な駅弁。現存しない模様。

※2016年9月補訂:終売を追記
販売駅
東海道本線 小田原(おだわら)駅 1920(大正9)年10月21日開業 神奈川県小田原市栄町1丁目
調製元
株式会社 東華軒 神奈川県小田原市西酒匂1−3−54 0465(47)1186 http://www.toukaken.co.jp/

【掛紙】上等御辨當(?銭)調製年月日不詳
Joto Obento

掛紙

戦前の調製と思われる、昔の小田原駅弁の掛紙。入道雲が湧く大空のもと、ヨットの浮かぶ大海原に、抜群のプロポーションの女性が飛び込むデザインには古さを感じさせない。現代なら女性の胸をもっと大きく描くと思うが、巨乳が好まれるようになったのは戦後しばらく経ってからのことで、それまではむしろ、女性はさらしなどを巻いて小さく見せる努力をしたのだとか。

販売駅
東海道本線 小田原(おだわら)駅 1920(大正9)年10月21日開業 神奈川県小田原市栄町1丁目
調製元
株式会社 東華軒 所在地の記載なし 103番

【掛紙】おたのしみ弁当(100円)1962年3月31日調製
Otanoshimi Bento

掛紙

1962(昭和37)年3月31日12時の調製と思われる、昔の小田原駅弁の掛紙。掛紙に描かれているのは小田原城と梅の花か。

販売駅
東海道本線 小田原(おだわら)駅 1920(大正9)年10月21日開業 神奈川県小田原市栄町1丁目
調製元
株式会社 東華軒 神奈川県小田原市緑4−554 0465-5061

【掛紙】おたのしみ弁当(150円)1963年10月8日調製
Otanoshimi Bento

掛紙

1963(昭和38)年10月8日17時の調製と思われる、昔の小田原駅弁の掛紙。つまり東海道新幹線開業の一年前のもの。掛紙には小田原城、小田原提灯、駕籠が描かれているか。小田原提灯は折り畳みOKの携帯用提灯として、旅が徒歩であった時代に夜道で重宝されていた。

販売駅
東海道本線 小田原(おだわら)駅 1920(大正9)年10月21日開業 神奈川県小田原市栄町1丁目
調製元
株式会社 東華軒 神奈川県小田原市緑4−554 0465(22)8101

【掛紙】おたのしみ弁当(150円)1965年8月29日調製
Otanoshimi Bento

掛紙

1965(昭和40)年8月29日12時の調製と思われる、昔の小田原駅弁の掛紙。2年前の同名駅弁の掛紙を絵柄はそのまま、赤インクを青インクに変えただけのように見える。季節柄なるべく早く食べろ旨の注意書きは、今では一年中書かれて当たり前だが、この当時のここの駅弁では本当に季節柄で追記していたことが分かる。

販売駅
東海道本線 小田原(おだわら)駅 1920(大正9)年10月21日開業 神奈川県小田原市栄町1丁目
調製元
株式会社 東華軒 神奈川県小田原市緑4−554 0465(22)8101

【掛紙】特製おたのしみ弁当(400円)1975年7月3日調製
Tokusei Otanoshimi Bento

掛紙

1975(昭和50)年7月3日14時の調製と思われる、昔の小田原駅弁の掛紙。ふざけている要素は全くないはずが、大名行列の再現風景がなんとなくユーモラスに見える。

販売駅
東海道本線 小田原(おだわら)駅 1920(大正9)年10月21日開業 神奈川県小田原市栄町1丁目
調製元
株式会社 東華軒 神奈川県小田原市栄町1−2−38 0465(22)8101
催事駅弁

【終売】復刻版おたのしみ弁当(840円)2011年10月10日に東京駅「第14回東日本縦断駅弁大会」で購入
Fukkokuban Otanoshimi Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2011(平成23)年10月8〜10日に東京駅で開催された「第14回東日本縦断駅弁大会」で販売されたお弁当で、過去の小田原駅弁を復刻したものだという。経木折の形状を模した発泡材枠の容器に、51年半前の駅弁掛紙を刷ったもので包む。中身は日の丸俵飯にサワラ照焼、かまぼこ、玉子焼、アジフライ、海老天、シュウマイ、とりそぼろ、オレンジとチェリーなど。

一見してとても正統派の幕の内駅弁な普通弁当に見えて、おかずにシュウマイやとりそぼろを入れて小田原駅弁を主張。1960(昭和35)年5月25日の小田原城天守閣完成の絵柄と調製印を持つ掛紙は地味でも、復刻駅弁大会を彩る大切な存在である。

掛紙に描かれる小田原城の天守閣は、宝永3年(1706年)に再建され明治3年(1870年)の廃城で除却されたものの図面や模型を参考に、外観のみ復元して鉄筋コンクリート造で建てられたもの。東海道線のすぐ脇に建っているため、車窓からは見づらい方向に一瞬見えるだけである。中心市街地のシンボルとして半世紀を経て、耐震補強の必要性、周囲の高層建築物による景観問題、木造での復元を求める声など、様々な課題を抱えているように聞こえる。

販売駅
東海道本線 小田原(おだわら)駅 1920(大正9)年10月21日開業 神奈川県小田原市栄町1丁目
調製元
株式会社 東華軒 神奈川県小田原市西酒匂1−3−54 0465(47)1186 http://www.toukaken.co.jp/