banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 新潟(にいがた)駅2010年7月24日訪問Googleマップ
JR-East Niigata Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から上越新幹線「とき」で2時間強。新潟市は信濃川の河口に位置する日本海に面した人口約82万人の港町で、水田や漁港から新幹線や空港までなんでもある日本海側随一の大都市。駅弁は国鉄時代からの新潟駅と新津駅と新発田駅の駅弁屋4社に加えてJRの子会社も進出し、共同売店で多種が揃う。1904(明治37)年5月3日開業、新潟県新潟市中央区花園1丁目。

えび千両ちらし(1,300円)2015年11月3日に東京駅駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Ebi Sensyo Churashi

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JR東日本のシニア向け商品「大人の休日」の駅弁として、2002(平成14)年3月に管内各地で15種類が発売されたもののうちひとつ。ボール紙製のパッケージには、駅弁の名前と食材のイラストを描いた絵葉書が埋め込まれ、そのふたを開くと「おしながき」が登場する。

中身は、新潟県産米の酢飯におぼろ昆布を敷き、甘くて厚めの玉子焼を貼り付け、えびそぼろを撒いたもの。具は実は飯と玉子焼の間に挟まれており、ウナギ蒲焼き、イカ一夜干し、コハダ酢締め、蒸しエビをていねいに並べる。知っていれば玉子焼をめくれば、知らなければ食べ始めた後に、主題が湧いてくるという仕掛け。味はもちろん、購入から空き箱処分まで長い間楽しめる製品構成の工夫がおいしくいただける。また、豪華な駅弁として東京駅で好評を博す。

駅弁屋の「三新軒」とは、県内最大のターミナル駅である新潟、信越本線・羽越本線・磐越西線が交わる鉄道の要衝である新津、羽越本線に新潟からの白新線が合流する新発田の駅弁屋が一緒になる際に、駅名の頭文字から付けられた。後に新潟と新発田が分離したが、2003年頃から新発田と無印本家の三新軒は経営統合をしている模様。その証拠に、移転後の新発田三新軒の住所が三新軒と同一である。

※2015年11月補訂:写真と文章の更新
※2015年9月補訂:値上げを追記
販売駅
信越本線 新潟(にいがた)駅 1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市中央区花園1丁目
調製元
株式会社 新発田三新軒 新潟県新潟市秋葉区新津本町1−2−43 0250(21)6220

【掛紙】大人の休日えび千両ちらし(1,200円)2003年11月16日に時刻表検定試験東京会場で購入
Otona no Kyujitsu Ebi Senryo Chirashi

掛紙

2003(平成15)年11月16日に購入した、新潟駅弁のパッケージ。このとおり「えび千両ちらし」は、2002(平成14)年3月の発売当時は、JR東日本のシニア向け商品「大人の休日」のひとつであった。

販売駅
信越本線 新潟(にいがた)駅 1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市中央区花園1丁目
調製元
株式会社 新発田三新軒 新潟県新潟市秋葉区新津本町1−2−43 0250(21)6220

柳がれい寿司(1,250円)2014年3月9日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Yanagigarei Zushi

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2013(平成25)年9月の発売か。酢飯の上を、新潟県の岩船漁港で水揚げされた柳がれいの素揚げ4枚で覆い、妙高ゆきエビの素揚げを載せ、赤カブ漬と甘酢生姜とレモン果汁を添える。つまりカレイ素揚げ丼という、他の駅弁にない珍品であり、これはうまい。酢飯でなく白飯で食べたかったとは思う。価格は2014年の購入当時で1,200円、2017年時点で1,250円。

販売駅
信越本線 新潟(にいがた)駅 1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市中央区花園1丁目
調製元
株式会社 新発田三新軒 新潟県新潟市秋葉区新津本町1−2−43 0250(21)6220

まさかいくらなんでも寿司(1,100円)2007年11月18日に時刻表検定試験東京会場で購入
Masaka Ikura Nandemo Zushi

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細長い長方形の木目調発泡材容器にフタを押し込み、駅弁名にマス、サケ、カニのイラストを添えたデザインの紙ぶたをさらにかけ、透明な帯をする。中身は酢飯の上に「ま」(マス)、「さ」(鮭フレーク)、「か」(カニフレーク)、「いくら」と錦糸卵をこの順番に敷き詰める。味はもちろん、ユニークな駅弁名のこの由来がパッケージにそれとなく書かれている点も、旅の印象に残るはず。価格は購入当時で1,000円、2009年時点で1,050円、2015年時点で1,100円。

※2015年9月補訂:値上げを追記
※2008年3月補訂:写真の更新と解説文の修整
販売駅
信越本線 新潟(にいがた)駅 1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市中央区花園1丁目
調製元
株式会社 新発田三新軒 新潟県新潟市秋葉区新津本町1−2−43 0250(21)6220

車海老と秋刀魚の寿しあわせ(1,100円)2007年11月4日に小田急百貨店藤沢店駅弁大会で購入
Kurumaebi to Sanma no Sushiawase

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JR20周年記念駅弁の新潟駅版として、2007(平成19)年夏頃に登場か。その20という数字を派手に、しかもふたを二重にして窓開きで商品名を書くという凝りようで描く、なんともはじけたパッケージ。

小柄な長方形の発泡材容器に収まる中身は、酢飯の上にわさび菜を散らし、車海老のボイルとサンマの酢締め炙りで半分ずつ覆い、その隙間を刻み玉子焼とガリで埋めるもの。プリプリのエビとジューシーなサンマに、酢飯混入のワサビや上にかけた昆布でアクセントを付ける風味は実力派で、食べればファンになりそう。価格は発売時や購入当時で1,050円、2015年時点で1,100円。

※2015年9月補訂:値上げを追記
販売駅
信越本線 新潟(にいがた)駅 1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市中央区花園1丁目
調製元
株式会社 新発田三新軒 新潟県新潟市秋葉区新津本町1−2−43 0250(21)6220

万代押寿し(1,000円)2002年10月19日に品川駅コンコース駅弁大会で購入
Bandai Oshizushi

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長方形の木枠の中に中身を詰めて、ふたをゴムでしっかり押したものを、ボール紙製パッケージに収める。蓋を取ると中身は3分割され、笹の葉の隙間から具がチラリと見えるとおり、そしてパッケージ記載のとおり、たい(小鯛)・さけ(紅鮭)・えび(蒸しえび)の押し寿司が詰まっている。新潟駅弁は鮭と米が美味いが、この駅弁もそのとおりで、鯛と海老は添え物のようなもの。生笹の香りと共にいずれもおいしくいただける。価格は購入当時で920円、2009年時点で980円、2014年4月の消費税率改訂により1,000円。

1886(明治19)年に信濃川下流域の新潟町・沼垂町間に長い木橋が架けられた際に、よろず代までも新潟の発展へ寄与することを願って命名したという「萬代橋(よろずよばし)」が、いつしか「万代橋(ばんだいばし)」と呼ばれるようになった。焼失による掛け替えで1909(明治42)年に二代目となり、現在のものは1929(昭和4)年の三代目。1964(昭和39)年の新潟地震では、隣に架けられたばかりの昭和大橋が崩壊したのに、万代橋はほぼ無傷だったとか。

※2015年9月補訂:値上げを追記
販売駅
信越本線 新潟(にいがた)駅 1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市中央区花園1丁目
調製元
株式会社 新潟三新軒 新潟県新潟市中央区花園2丁目3−7 025(244)1252 http://www.niigata-sanshinken.co.jp/

小鯛寿司(1,050円)2002年3月24日に上野駅ホーム上駅弁大会で購入
Kodaizushi

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1951(昭和26)年の登場。ボール紙製のパッケージに入った八角形の容器の中に、皮も付いた鯛の握り寿司が7個とかんぴょうの細巻きが4個、本物の笹の上に乗っている。鯛寿司は吸い込む空気まで甘く感じられるほど強烈に酢が利いており、ここにも昔ながらの駅弁を感じさせた。かんぴょう巻きで口直し。価格は購入当時で920円、2011年時点で980円、2015年時点で1,050円。

※2015年9月補訂:値上げを追記
販売駅
信越本線 新潟(にいがた)駅 1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市中央区花園1丁目
調製元
株式会社 新潟三新軒 新潟県新潟市中央区花園2丁目3−7 025(244)1252 http://www.niigata-sanshinken.co.jp/

【終売】押寿し萬代橋(1,050円)2007年10月13日にユニーイセザキ店駅弁大会で購入
Oshizushi Bandaibashi (end of sales)

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名前と価格が異なるが中身が全く同じなので、上で紹介した「万代押寿し」のリニューアルではないかと思う。今回は酢飯の酢がとても強く、新潟米コシヒカリの風味はいずこへ。新潟米やコシヒカリの人気も近年は低落気味で、駅弁屋にとっても試練だと思う。2011年頃まで販売か。

万代橋は2004年に国の重要文化財に指定されたことを受けて、その名称を「萬代橋」に戻すと共に、創建当時の姿を意識したリニューアルをかけた。30〜50年経てば架け替えが当たり前の道路橋がこれほど長期の使用に耐える主因は、もともとこの橋には路面電車を通す計画があったため、それに対応する強度と幅員を持たせていたことにあると思う。電車は実現しなかったが、橋は後の自動車社会の到来で思わぬ効用を発揮した。

※2015年9月補訂:終売を追記
販売駅
信越本線 新潟(にいがた)駅 1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市中央区花園1丁目
調製元
株式会社 新潟三新軒 新潟県新潟市中央区花園2丁目3−7 025(244)1252 http://www.niigata-sanshinken.co.jp/