banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 松本(まつもと)駅2008年1月1日訪問Googleマップ
JR-East Matsumoto Station

駅名標 駅舎 駅構内

新宿から特急で約3時間。松本市は長野県の中央に位置する人口約24万人の城下町で、松本城や開智学校の街から上高地や乗鞍高原の自然までの観光、精密機械などの工業、一体の拠点となる商業で栄える。駅弁は、国鉄時代からの駅弁屋であるイイダヤ軒の駅弁が、塩尻駅の駅弁とともに改札内コンコースやホーム上の売店で売られる。1902(明治35)年6月15日開業、長野県松本市深志1丁目。

山賊焼(760円)2015年11月22日に松本駅改札内コンコース駅弁売店で購入
Sanzokuyaki

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2003(平成15)年の発売。掛紙によると、駅社員が考案したという。白御飯の上に大きな鶏唐揚を載せ、ナガイモの天ぷら、マイタケ煮、山ごぼうの辛子味噌、わさび漬け、ゼリーを添える。油か脂が白く浮き、見た目にくどそうな鶏唐揚は、これが長野県中信地方の郷土料理である、鶏肉をニンニク入りのタレに漬けて片栗粉をまとい油で揚げた「山賊焼」。

掛紙に記されるとおり、山賊焼の命名の由来の一説が、鶏肉を揚げる→とりあげる→取り上げる→山賊になったものと言われているそうな。この山賊焼そのものは、油を吸うシートの上に載せたためか、意外に軽めで少々サクサク。それでもナガイモ2個まで揚げ物で、付合せの味付けもきつくしっかりして、健康への背徳を感じながら食べるところも駅弁の名前に結び付く。

販売駅
篠ノ井線 松本(まつもと)駅 1902(明治35)年6月15日開業 長野県松本市深志1丁目
調製元
有限会社 イイダヤ軒 長野県松本市中央1−2−3 0263(32)2319 http://www.iidayaken.co.jp/

月見五味(ごもく)めし(870円)2008年4月6日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入
Tsukimi Gomoku Meshi

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

1960(昭和35)年の登場。ふたに松本城の天守閣、側面に石垣の模様を入れたプラ製円形容器を、松本城その他の松本の風景を描いたボール紙の箱に入れる。中身は甘辛な鳥そぼろ御飯の上に各種の山菜や海老や錦糸卵などを載せ、うずらのゆで卵で満月を描くもの。味付けはややきついが、ファンの多いロングセラー駅弁。価格は購入時点で840円、2014年4月の消費税率改定により870円。

国宝で松本を代表する建築物である松本城は、天守閣に月見櫓(やぐら)を付設する珍しい構造で、これが駅弁のコンセプトにもなった。その他に市街には観光名所や名所でない味わい深い建築物がいくつもあり、そこに適度な通行人と賑わいもある。空店舗と老朽ビルと駐車場と道路不法占拠で構成され、治安上の不安さえ感じる多くの地方都市中心市街地とは対照的な、町歩きをしたくなる街に見えた。

※2015年1月補訂:値上げを追記
※2008年7月補訂:写真の更新
※2005年5月補訂:写真の掲載と解説文の全面改定
販売駅
篠ノ井線 松本(まつもと)駅 1902(明治35)年6月15日開業 長野県松本市深志1丁目
調製元
有限会社 イイダヤ軒 長野県松本市中央1−2−3 0263(32)2319 http://www.iidayaken.co.jp/

【掛紙】月見五味(ごもく)めし(820円)2005年5月8日に松本駅ホーム上駅弁売店で購入
Tsukimi Gomoku Meshi

掛紙 掛紙

2005(平成17)年5月8日調整の松本駅弁のボール紙パッケージ。3年後と比べて容器や中身は変わらないが、当時のパッケージでは松本城や風景の絵柄が版画風に平面状で描かれていた。

販売駅
篠ノ井線 松本(まつもと)駅 1902(明治35)年6月15日開業 長野県松本市深志1丁目
調製元
有限会社 イイダヤ軒 長野県松本市中央1−2−3 0263(32)2319

安曇野ちらし(850円)2008年1月1日に松本駅改札内コンコース駅弁売店で購入
Azumino Chirashi

掛紙 外観 外観 中身 中身

木目調のボール紙容器に経木のふたをかけて、おそらく信州の名産品のシルエットをいろいろ描いているであろう掛紙で覆って、ひもで十字にしばる。信州安曇野の春をイメージしたという中身は、御飯の上に錦糸卵、サーモン、菜の花、椎茸、姫竹、大葉、紅しょうが、タラの芽天ぷら、レンコンなどを載せ、クルミと金山寺味噌とそば寿司などを添えるもの。

存在も風味も似合わない酢漬けサーモンを除き、信州を感じる雑多丼。掛紙も内容も風味もなんとなく野暮ったい、昭和の、あるいは田舎の雰囲気。それだからこそ旅情と郷愁が醸し出され、そして地元や地域に親しまれる。エキナカや駅弁大会では出せない駅弁の味わいがここにある。価格は購入時点で820円、2014年4月の消費税率改定により850円。

※2015年1月補訂:値上げを追記
販売駅
篠ノ井線 松本(まつもと)駅 1902(明治35)年6月15日開業 長野県松本市深志1丁目
調製元
有限会社 イイダヤ軒 長野県松本市中央1−2−3 0263(32)2319 http://www.iidayaken.co.jp/

安曇野釜めし(850円)2002年11月24日にどこかで購入
Azumino Kamameshi

掛紙 外観 外観 中身

松本駅の釜飯駅弁。陶製の釜飯容器に木のふたをして掛紙をかけて濃緑の紙ひもでしばる。中身では茶飯の上に合鴨やうずらの卵に加え、たっぷりの山菜で内陸都市をアピールする。価格は購入時点で820円、2014年4月の消費税率改定により850円。

※2015年1月補訂:値上げを追記
販売駅
篠ノ井線 松本(まつもと)駅 1902(明治35)年6月15日開業 長野県松本市深志1丁目
調製元
有限会社 イイダヤ軒 長野県松本市中央1−2−3 0263(32)2319 http://www.iidayaken.co.jp/

地鶏めし(870円)2013年9月30日に松本駅改札内コンコース売店で購入
Jidori Meshi

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

平成に入ってからの発売か。白御飯を鶏そぼろと錦糸卵で覆い、鶏照焼、シイタケ、紅生姜を載せ、無農薬葉野菜を詰める。柔らかな鶏飯と鶏肉の雰囲気と、駅弁では珍しい生野菜の使用は、駅弁としてはとても個性的で、どこにでもありそうな「地鶏めし」という名前で済ませるにはもったいない。掛紙の「4月10日は駅弁の日」「駅弁浪漫」「彩りさわやか」「無農薬新鮮野菜添え」のいずれかも、駅弁の名前の一部だろうか。価格は購入当時で840円、2014年4月の消費税率改定により870円。

販売駅
篠ノ井線 松本(まつもと)駅 1902(明治35)年6月15日開業 長野県松本市深志1丁目
調製元
有限会社 イイダヤ軒 長野県松本市中央1−2−3 0263(32)2319 http://www.iidayaken.co.jp/

かやくめし白樺だより(950円)2001年10月28日に品川駅コンコース駅弁大会で購入
Kayaku Meshi Shirakaba Dayori

掛紙 外観 外観 中身

白樺の木肌を刻んだ美濃焼を容器に利用、その中身はキノコ御飯の上に、すべて県内産で揃えたという、ワカサギ甘露煮・山ごぼう・野沢菜・アンズなどが載る。醤油味がきつい感じがした。松本は空港を擁する長野県中央部の城下町で上高地への玄関口。価格は購入時点で920円、2014年4月の消費税率改定により950円。

※2015年1月補訂:値上げを追記
販売駅
篠ノ井線 松本(まつもと)駅 1902(明治35)年6月15日開業 長野県松本市深志1丁目
調製元
有限会社 イイダヤ軒 長野県松本市中央1−2−3 0263(32)2319 http://www.iidayaken.co.jp/

信州あずみ野物語(1,080円)2013年9月30日に松本駅改札内コンコース売店で購入
Shinsyu Azumino Monogatari

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2008(平成20)年10〜12月のJRグループの観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン」の実施に向けて、同年4月26日に発売。掛紙にはこの駅弁で使う信州の食材がイラストで載る。中身は安曇野産の牛肉による牛丼、レタス、ニンジンやシイタケなどの煮物、マイタケ天、リンゴのレモン煮、ベニマス南蛮煮、パブリカ、わさび漬など。ざらっと渋く煮た牛肉煮を含め、内容の割にはあっさりさわやかな感じ。価格は購入当時で1,050円、2014年4月の消費税率改定により1,080円。

販売駅
篠ノ井線 松本(まつもと)駅 1902(明治35)年6月15日開業 長野県松本市深志1丁目
調製元
有限会社 イイダヤ軒 長野県松本市中央1−2−3 0263(32)2319 http://www.iidayaken.co.jp/

櫓膳(やぐらぜん)(1,080円)2005年5月22日に新宿駅コンコース駅弁売店で購入
Yagurazen

掛紙 外観 外観 中身 中身

松本駅の上等幕の内駅弁。2001年4月の新発売とあるが、同じ名前の駅弁は過去に存在していた模様。大きめの正方形なボール紙の容器には松本城が描かれる。中身は黒いトレーで松花堂風に4分割され、日の丸御飯にトンカツと鶏肉と焼鮭に、油揚げに長いもに金山寺わさび味噌に、キャベツ千切りにミニトマトに野沢菜などと、統一性や地域性はよく分からないが、盛り沢山な内容。価格は購入時点で1,050円、2014年4月の消費税率改定により1,080円。

※2015年1月補訂:値上げを追記
販売駅
篠ノ井線 松本(まつもと)駅 1902(明治35)年6月15日開業 長野県松本市深志1丁目
調製元
有限会社 イイダヤ軒 長野県松本市中央1−2−3 0263(32)2319 http://www.iidayaken.co.jp/

特撰西京焼き鯖寿司(600円)2008年1月1日に松本駅改札内コンコース駅弁売店で購入
Tokusen Saikyoyaki Saba Zushi

掛紙 外観 外観 中身 中身

竹皮柄の小柄なボール紙製の容器を使用。中身は直方体の角が立つ太巻きが1本入り、7切れにカットされている。具は酢飯に薄く薄く薄くサンドされており、それは商品名と調製シールの内容からサバであるのだろうが、ツナか鳥そぼろか何か分からないような分量と風味であった。

内容も調製元も属地不詳な商品であるため、とりあえず購入箇所である松本駅の駅弁として収蔵。実際は松本、白馬、信濃大町、南小谷と、大糸線沿線の主要駅売店へ富山名物のますのすしを卸す調製元の商品。

販売駅
篠ノ井線 松本(まつもと)駅 1902(明治35)年6月15日開業 長野県松本市深志1丁目
調製元
株式会社 あるぺん村寿し工房 大辻 富山県中新川郡立山町日俣43−3 076(463)5065 http://www.susi-ootsuzi.com/

【掛紙】アルプスべんとう(400円)調製年月日不明
Alps Bento

掛紙

1970年代の調製と思われる、昔の松本駅弁の掛紙。その名のとおり、掛紙には北アルプスの槍ヶ岳の写真を使い、中身の写真では白御飯が山型に詰められている。松本駅の駅弁なので、松本城も描かれる。

販売駅
篠ノ井線 松本(まつもと)駅 1902(明治35)年6月15日開業 長野県松本市深志1丁目
調製元
イイダヤ軒 長野県松本市中央1丁目2番6号 (32)2319

【掛紙】おべんとう(200円)1972年6月7日調製
Obento

掛紙

1972(昭和47)年6月7日13時の調製と思われる、昔の松本駅弁の掛紙。掛紙には地域を何も描いていないように見えて、松本城や安曇野の山々に雪や川に行楽の家族連れと、実はしっかり描かれている。調製印の位置や鮮明さも良い。

販売駅
篠ノ井線 松本(まつもと)駅 1902(明治35)年6月15日開業 長野県松本市深志1丁目
調製元
有限会社 イイダヤ軒 長野県松本市中央一丁目二の六 (2)2319

【掛紙】お好みべんとう(200円)1971年9月30日調製
Okonomi Bento

掛紙

1971(昭和46)年9月30日の調製と思われる、昔の松本駅弁の掛紙。昔も今も松本駅弁の掛紙に好まれる柄は、松本城と安曇野の山々。左上に「DISCOVER JAPAN」ロゴマークをひっそりと記載する。

販売駅
篠ノ井線 松本(まつもと)駅 1902(明治35)年6月15日開業 長野県松本市深志1丁目
調製元
有限会社 イイダヤ軒 長野県松本市中央一丁目二の六 (2)2319