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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東日本 長野(ながの)駅 JR-East Nagano Station
2022(令和4)年10月訪問 GoogleMap「長野駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から北陸新幹線で約1時間半。長野市は長野県の北部に位置する、人口約37万人の門前町で県庁所在地。6〜7世紀からの歴史が伝わる善光寺が参拝客を集め、県庁や鉄道や銀行で商業が興り、1998年には冬季五輪が開催された。駅弁は1892年からの駅弁屋が2007年に撤退、東京駅の駅弁が売られた後に、県内業者の弁当が売店に入荷するようになった。1888(明治21)年5月1日開業、長野県長野市末広町。

信濃路幕の内弁当(1,000円)2011年6月19日に長野駅の新幹線改札内コンコースの駅弁売り場で購入
Shinanoji Makunouchi Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2007(平成19)年6月に長野駅へ登場。長野県やいくつかのイラストを描いた専用のボール紙箱を使用、黒いプラ製トレーの6区画に詰まる中身は、山菜おこわ、栗おこわ、サトイモや高野豆腐などの煮物、牛肉とシメジのしぐれ煮にサーモン味噌焼、エリンギのフライと鶏えごま揚、地鶏照焼と玉子焼とあんずシロップ漬。特殊駅弁と呼ばないまでも、幕の内の定義からはみ出した好印象。調製元は長野市内の給食業者だが、これに仕出し弁当や惣菜弁当の雰囲気はなく、駅弁としての姿形と風格を備えていると思う。価格は2011年の購入時で1,000円、2017年時点で1,100円。

※2017年10月補訂:値上げを追記
販売駅
信越本線 長野(ながの)駅 1888(明治21)年5月1日開業 長野県長野市末広町
調製元
株式会社 ちくま 長野県長野市篠ノ井小森428番地 026(292)0986 http://www.chikuma-f.com/

【終売】信濃の国食浪漫(1,100円)2011年6月19日に長野駅の新幹線改札内コンコースの駅弁売り場で購入
Shinano no Kuni Syokuroman (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身 中身

2009(平成21)年10月に長野駅へ登場。黒い正方形の容器に、おそらく信濃の名物を大量に描いたボール紙を巻く。黒いプラ製トレーの9区画に詰まる中身は、野沢菜おやき、豚角煮、サーモン味噌焼と玉子焼、ごま豆腐、高野豆腐とシメジ味噌和えと花ニンジン、日の丸御飯、野沢菜載せ御飯、野沢菜や小ナスなどの漬物、りんごのコンポートとあんずのシロップ煮。確かに信州が詰まっているし、おやきをそのまま駅弁に入れてくるとは驚いた。駅弁大会に出るほどではないが、旅先に置いてほしい山の味。2014年頃までの販売か。

※2017年10月補訂:終売を追記
販売駅
信越本線 長野(ながの)駅 1888(明治21)年5月1日開業 長野県長野市末広町
調製元
株式会社 ちくま 長野県長野市篠ノ井小森428番地 026(292)0986

【終売】信濃尽くし(900円)2011年6月19日に長野駅の新幹線改札内コンコースの駅弁売り場で購入
Shinano Zukushi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2007(平成19)年の夏までに発売か。野山を拙く描いた専用のボール紙箱を使用、黒いプラ製トレーに収まる中身は、白御飯に信州サーモン粕漬け焼き、信州産福味鶏の信州味噌田楽、信州サーモン入りの玉子焼き、信州牛のしぐれ煮と野菜の彩り、信州林檎のコンポートなど。コンセプトや使用食材のこだわりがあるも、内容は幕の内駅弁らしいもの。

この駅弁は調製元の破産により2012年3月30日までに終売となった模様。

販売駅
信越本線 長野(ながの)駅 1888(明治21)年5月1日開業 長野県長野市末広町
調製元
有限会社 吉美 長野県長野市青木島綱島519 026(284)1234

【掛紙】御飯(価格不明)調製年月日不詳
Gohan

掛紙

1960年代、昭和35年以降の調製と思われる、昔の長野駅弁の掛紙。長野市に市内局番ができた1960(昭和35)年頃より後のものだろう。ご飯とおかずが別容器の幕の内弁当の、御飯に付いていた掛紙だと思われる。文字以外には真っ白で何もない、駅弁に興味がなければ確実にゴミになりそうな紙切れ。

販売駅
信越本線 長野(ながの)駅 1888(明治21)年5月1日開業 長野県長野市末広町
調製元
株式会社 ナカジマ 弁当部 長野県長野市末広町 (2)2774、(2)4476、(2)6330

【掛紙】御弁当(100円)調製年月日不詳
Obento

掛紙

1950年代、昭和30年前後のものと思われる、昔の長野駅弁の掛紙。長野市に市内局番ができる1960(昭和35)年頃より前のものだろう。地域の名産と思われる食材が7点ほど描かれる。上の御飯の掛紙とセット品かと思ったが、電話番号の桁数が異なるので、そうではないようだ。

販売駅
信越本線 長野(ながの)駅 1888(明治21)年5月1日開業 長野県長野市末広町
調製元
株式会社 中島辨當店 長野県長野市末広町 2774番、4476番、6330番

【掛紙】お弁当(30銭)調製年月日不詳
Obento

掛紙

昭和10年代、1940年前後のものと思われる、昔の長野駅弁の掛紙。収集者は1941(昭和16)年10月12日の調製とみなしていた。善光寺への道と「信濃では月と佛とおらのそば」の俳句を描いた平時の掛紙に、国民精神総動員のスタンプと節米に関する記述を追加し、戦時の掛紙になった感じ。

販売駅
信越本線 長野(ながの)駅 1888(明治21)年5月1日開業 長野県長野市末広町
調製元
中島卯助 長野市末廣町 2774番

【掛紙】御辨當(30銭)1931年1月31日調製
Obento

掛紙

1931(昭和6)年1月31日の調製と思われる、昔の長野駅弁の掛紙。扇形を背景に、善光寺の本堂と灯籠らしきものを描く。他に刈萱堂(かるかやどう)、城山公園、川中嶋古戦場、戸隠神社を名所として並べた。

販売駅
信越本線 長野(ながの)駅 1888(明治21)年5月1日開業 長野県長野市末広町
調製元
中島屋弁当部 長野駅前 774番

【掛紙】上等御辨當(35銭)1929年6月5日調製
Joto Obento

掛紙

1929(昭和4)年6月5日11時の調製と思われる、昔の長野駅弁の掛紙。鳩と寺院と欄干と提灯が描かれているので、おそらく善光寺を表していると思うのだが確証はない。また、調製印が3つも押されているのは面白い。

販売駅
信越本線 長野(ながの)駅 1888(明治21)年5月1日開業 長野県長野市末広町
調製元
中島屋弁当部 長の駅前 774番