banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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極富士宮やきそば弁当(900円)2007年1月28日に阪神百貨店駅弁大会で購入
Kiwami Fujinomiya Yakisoba Bento

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2005(平成17)年11月14日に新富士駅と富士宮駅で登場した、史上初のやきそば駅弁。現地版は加熱機能付き容器を使用して980円で売られるが、写真は百貨店駅弁催事での実演販売版。竹皮柄の紙容器に焼きそばを詰めて錦糸卵を添え、その隣に笹の葉を敷いて桜海老おにぎりと煮イカと有頭海老を置き、ワサビ茎を付ける。

近年に熱い地域おこしB級グルメとして知名度を爆発させた富士宮のやきそば。そのコシのある麺が見事に再現され、暖かくても常温でもうまい。それに劣らず、やきそばの味を引き立てながら腹を満たす御飯等の追加で、弁当としての体裁も整える。

現地では人気の駅弁となっており、メディアでの紹介例も多い。しかしゼニに厳しい食いだおれの街で、やきそばへの900円の値付けは無謀だった。上記のとおり中身は単なる焼そばに終わっていないのに、折込チラシで主役を演じたのに、実演ブースは閑古鳥。催事場では全く駄目で、現地でこそ映える駅弁。

価格は発売時や購入当時で900円、2015年時点で加熱機能付き容器を使い1,000円。現地では通常、加熱機能付き容器のものが売られるようで、この写真のような加熱機能を持たない容器での販売は、駅弁催事での実演販売に限られる模様。

※2015年10月補訂:現況を追記
販売駅
身延線 富士宮(ふじのみや)駅 1913(大正2)年7月20日開業 静岡県富士宮市中央町
調製元
株式会社 富陽軒 静岡県富士市松岡1190 0545(61)2835 http://fuyouken.com/
催事駅弁

元祖!!富士宮やきそば(550円?)2007年3月18日に都筑阪急百貨店駅弁大会で購入
Ganso!! Fujinomiya Yakisoba

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駅弁がほとんど売られていない駅弁催事で、代わりに買った催事用富士宮やきそば。ネギやタマネギなどを混ぜて炒めた焼きそばに目玉焼きを置いて、桜えびをまぶして柴漬を添えて500円ちょっと。味は見たまま。掛紙記載の調製元情報は公式サイトのものと違うのだが、駅弁でないので詮索はしない。

焼そばは高くてこのくらいの価格だという固定観念を催事場で覆すのは、1社1駅弁の力では難しいといと思う。しかし、そばならともかく焼そばだけ容器に詰めても駅弁には見えないだろう。催事場では苦戦が続いていると見える上記駅弁「極富士宮やきそば弁当」の参考として収蔵。

調製元
有限会社 曽我めん 静岡県富士宮市上井出1394−2 0120-308-738 http://sogamen.jp/

鯵の押寿司(950円)2006年7月23日に静岡駅キヨスクで購入
Aji no Oshizushi

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静岡地区の駅のキヨスクで、幅広く売られているらしい駅売り商品。細長い発泡材容器に木目調の紙ぶたをして、割箸を置いて輪ゴムでしばり、掛紙を巻いてセロテープで留める。中身はアジの押寿司1本が、笹の葉を敷いて、レモンと生姜を載せて、醤油を添えて置かれるもの。味はまあまあ。雑なつくりに手作り感がある。

駅弁としての紹介例はないと思うが、シンプルな掛紙にシールでない調製印があるなど、所属駅が不明な点を除き、他の静岡県内各地の駅弁より昔ながらの駅弁らしい感じも受ける。東海道興津宿のシールが貼られ、調製元は静岡市清水区興津で旧東海道に面する割烹旅館。東海道本線興津駅の駅弁とするのが、ふさわしいか。

調製元
大和 静岡県静岡市清水区興津中町178 0543(69)0041

【終売】いずっぱこ桜弁当いろはにさくら(2,000円)2017年3月11日に伊豆箱根鉄道三島駅の台売りで購入
Izuppako Sakura Bento Irohanisakura (end of sales)

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2017(平成29)年3月5,11,12,18,19日の5日間に、伊豆箱根鉄道三島駅と特急「踊り子」105、109号の三島田町駅〜修善寺駅の車内で、各日30個ずつを販売。伊豆箱根鉄道駿豆線沿線の3市1町と鉄道会社で構成する「駿豆線沿線地域活性化協議会」と静岡県が、地元食材を使用した駅弁をきっかけに伊豆半島や駿豆線沿線の観光地に足を運んでもらおうと、三島市内のホテルとともに開発した「駅弁」。続いて3月18〜20日と25,26日には「いずっぱこ桜弁当満開」が、伊豆長岡駅と修善寺駅と踊り子号で販売されたという。

7つのくぼみを持つ、透明な正六角形のプラ製容器をふたつ重ね、掛紙を巻いて、様々なチラシとともに紙袋に収める。中身は一方が桜おこわ、梅おこわ、白米、菜飯、桜海老ご飯、鯛ご飯で6個の手まり飯と漬物、他方にウナギ蒲焼や桜海老玉子焼や金目鯛や焼き菓子など、同じサイズのおかずが7個分。見栄えと香りがとてもおしゃれで、こんなに少量な弁当を、2000円で買おうと思う客の発掘が最大の課題だと思った。

伊豆箱根鉄道の駿豆(すんず)線は、静岡県内で三島駅と修善寺駅との間、19.8kmを結ぶ鉄道。路線図だけを見ればローカル線に見えて、時刻表だけを見れば東京駅から特急「踊り子」2〜3往復が乗り入れる観光路線に見えるが、実態は地元に根ざした都市鉄道。鉄道会社が新車で買った3両編成の電車が各駅停車で、通勤通学客などを乗せ、全線を40分弱で結ぶ。修善寺駅に名物の駅弁があるとはいえ、駅弁の需要や必要性はあまりないように見える。

販売駅
伊豆箱根鉄道 三島(みしま)駅 1934(昭和9)年12月1日開業 静岡県三島市一番町
調製元
株式会社 ひしやみしまプラザホテル 静岡県三島市本町14−31 製造者の連絡先の記載なし

JR東海 袋井(ふくろい)駅2005年7月30日訪問Googleマップ
JR-Tokai Fukuroi Station

駅名標 駅舎 駅構内

静岡から普通列車で約1時間。袋井市は静岡県西部で太平洋遠州灘に面した人口約9万人の宿場町で、農業や工業がさかんなほか、近年はサッカースタジアムや花火大会で知名度を上げている。駅弁は地元の結婚式場「さのや会館」が2004年に開発し、改札外駅舎内コンビニで販売されたが、2006年春までに駅売りがなくなった模様。1889(明治22)年4月16日開業、静岡県袋井市高尾字三門。

【終売】ふくろい遠州の花火弁当(1,000円)2005年7月30日に袋井駅舎内コンビニで購入
Fukuroi Ensyu no Hanabi Bento (end of sales)

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2004(平成16)年7月1日に登場した、戦後初と思われる県内JR駅新規参入の駅弁。といっても駅や鉄道会社に公式に認められてはおらず、駅舎内のコンビニの取扱商品のひとつという扱い。しかしファンやメディアからは駅弁と認識されていると思う。当初は団体予約を除き金土日曜日に一日5個が販売されていたが、後に完全予約制。全国観光土産品連盟推奨品。

駅弁のパッケージには見えない、花火大会の写真をふんだんに使った大きなボール紙箱に、二段重ねの円形発泡材枠容器を詰める。中身は下段が桜海老と錦糸卵と刻み海苔とシラスをまぶして花火に見せた御飯、上段が花火型にくりぬいた花レンコンやニンジンに、イイダコやコンニャクや玉子などでも花火を演出し、焼き魚や煮物やオレンジなどを添える。感想は「盛り沢山」の一言。

袋井の花火大会「ふくろい遠州の花火」は、実質1995年開始と歴史は浅いが、袋井商工会議所とその会員の強力なプロデュースにより、わずか十年程で静岡県一、全国屈指の大規模花火大会に成長した。近年は三万発の花火と35万人の人出で賑わう。

※2007年5月補訂:予約制化を追記
販売駅
東海道本線 袋井(ふくろい)駅 1889(明治22)年4月16日開業 静岡県袋井市高尾字三門
調製元
株式会社 さのや会館 静岡県袋井市上山梨1593−2 0538(49)0180 http://www.sanoya-kaikan.co.jp/