banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東海 浜松(はままつ)駅2015年9月5日訪問Googleマップ
JR-Tokai Hamamatsu Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線ひかり号で一時間半。浜松市は静岡県の西部で太平洋の遠州灘に面する人口約80万人の城下町で、2005年に2市8町1村を編入し、天竜の山奥まで市域を拡大。楽器やオートバイなどの工業でも、ウナギやミカンなどの農水業でも知られ、県庁所在地に負けない活力を持つ。駅弁は江戸時代に創業し明治時代からの駅弁屋が、新幹線ホーム上や改札外などで駅弁を販売。1888(明治21)年9月1日開業、静岡県浜松市中区砂山町。

JR東海 掛川(かけがわ)駅2015年9月5日訪問Googleマップ
JR-Tokai Kakegawa Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線こだま号で1時間45分。掛川市は静岡県の西部で太平洋の遠州灘に位置する人口約11万人の城下町で、全国有数の茶所であり、県内有数の工業都市でもある。駅弁は、1988(昭和63)年に新幹線の駅ができたことで、浜松駅弁の一部が売られるようになった。1889年(明治22年)4月16日開業、静岡県掛川市南1丁目。

うなぎ飯(1,750円)2014年4月6日に浜松駅の改札外の商業施設で購入
Unagimeshi

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

浜松駅の駅弁屋の店舗で、最も安かったウナギ弁当。持ち帰り弁当チェーン店向けの容器に、白御飯を詰めて、ウナギ蒲焼きを置き、タレ、山椒、大根桜漬を添え、調製シールを貼る。かつての駅弁を知る身にとっては、暴騰したウナギの分量が寂しい限り。購入時点で下記の「うなぎ弁当(赤ワイン仕込み)」(2,580円)と「M松うなぎ飯」(2,780円)も、販売は継続されているが、もはや浜松駅弁の主力ではなかった。

販売駅
東海道本線 浜松(はままつ)駅 1888(明治21)年9月1日開業 静岡県浜松市中区砂山町
調製元
株式会社 自笑亭 静岡県浜松市中区神田町518 053(442)2121 http://www.jishowtay.com/

浜名湖うなぎ弁当(1,500円)2014年4月6日に浜松駅の改札外の商業施設で購入
Hamanako Unagi Bento

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

浜松駅の高架下の商業施設で、駅弁屋の売店の隣の店舗で売られていたウナギ弁当。持ち帰り弁当チェーン店向けの容器に、白御飯を詰めて、ウナギ蒲焼きを置き、タレと柴漬けを添え、白い掛紙を巻く。上記の駅弁屋のウナギ弁当と、ほとんど同じものなのに、見栄えがやや駅弁らしく、ウナギはたっぷり入り、価格は安かった。味もサクサクで、すべての面で上記の簡易駅弁を上回る印象。調製元は漁協の直営店。訪問時点で駅弁屋を含め3社が、並んでウナギ弁当を販売していた。

販売駅
東海道本線 浜松(はままつ)駅 1888(明治21)年9月1日開業 静岡県浜松市中区砂山町
調製元
浜名湖養魚漁業協同組合 浜名湖うなぎ丸浜 静岡県浜松市中区砂山町322−4 053(454)2032 http://www.maruhama.or.jp/

うなぎ弁当(赤ワイン仕込)(2,430円)2012年9月17日に浜松駅新幹線上りホーム上駅弁売店で購入
Unagi Bento Aka Wine Jikomi

掛紙 外観 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2000(平成12)年に登場した、浜松駅弁のウナギ弁当の筆頭格。容器に白御飯を敷き、赤ワインで仕込んだというウナギの蒲焼きを載せて、タレ、山椒、わさび漬けカップを添えるもの。ウナギは確かにふんわり柔らかく、好評にも肯けるが、そのため従来の駅弁「うなぎ飯」は注文生産となってしまった。

浜名湖や浜松や静岡県は、もはや日本一のウナギの産地ではない。ここは第二次大戦後に産地として名を上げ、最盛期には国内の養殖ウナギの7割が静岡県産という時期もあったが、1983(昭和58)年に都道府県別ウナギ生産量の首位が愛知県に交代して以来、近年は愛知県と鹿児島県の一騎打ちである。静岡県は3〜5位あたりに付けているから、まだ上位に付けていることには間違いないが、年間の生産量からすると、愛知や鹿児島の4分の1程度に留まる。

それでも昭和の丸顔の新幹線に親しみ、駅や車内でウナギ弁当を食べた世代からすれば、浜名湖や浜松駅といえば、ウナギやその蒲焼きを想像せずにいられない。ただ、ウナギがあまりにも高騰し、ここの駅弁での価格が二千円を超えてしまったことから、現在の浜松駅弁の主力はウナギではないとも聞く。価格は登場時で1,200円、後に1,300円、購入時で2,100円、2014年時点ではなんと2,500円。2015年時点で2,430円。

※2015年10月補訂:値下げを追記
※2014年2月補訂:写真の更新と説明文の整理
販売駅
東海道本線 浜松(はままつ)駅 1888(明治21)年9月1日開業 静岡県浜松市中区砂山町
調製元
株式会社 自笑亭 静岡県浜松市中区神田町518 053(442)2121 http://www.jishowtay.com/

【掛紙】うなぎ弁当(赤ワイン仕込)(1,300円)2011年4月17日に掛川駅新幹線改札内食堂で購入
Unagi Bento Aka Wine Jikomi

掛紙

2011(平成23)年4月17日に購入した浜松駅弁の掛紙。コンピュータグラフィックの香りがするデザインが販売開始から10年以上使われていた。そしてなんといっても、現在と価格が大きく異なる。シラスウナギの入手難により上がる一方のウナギ相場は、2012年に倍額のキロ4000円台へ高騰、鰻丼の価格も当然に上がり、老舗のうなぎ屋の廃業が相次ぎ、駅弁もこうやって高騰した。

販売駅
東海道本線 浜松(はままつ)駅 1888(明治21)年9月1日開業 静岡県浜松市中区砂山町
調製元
株式会社 自笑亭 静岡県浜松市中区神田町518 053(442)2121

【掛紙】うなぎ弁当(赤ワイン仕込)(1,200円)2002年3月16日に浜松駅改札脇駅弁売店で購入
Unagi Bento Aka Wine Jikomi

掛紙

2002(平成14)年3月16日に購入した浜松駅弁の掛紙。9年後のものとだいたい同じだが、値段が100円安いことと、当時は「濱松」ではなく「浜名湖」を名乗っていたことと、調製シールがなかったことがわかる。この時は中身に薬味も入っていた。

販売駅
東海道本線 浜松(はままつ)駅 1888(明治21)年9月1日開業 静岡県浜松市中区砂山町
調製元
株式会社 自笑亭 静岡県浜松市中区神田町518 053(442)2121

うなぎ弁当(1,200円)2008年7月26日に浜松駅高架下商業施設で購入
Unagi Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身

浜松駅の改札外高架下の商業施設で買えた、駅弁屋の商品ではないうなぎ弁当。うなぎ弁当に適した市販の赤いプラ容器に透明なふたをして、やや硬質な紙の掛紙で包みセロハンテープで留める。中身は写真のとおり、つまり鰻重。

中身の雰囲気は、こちらが軟派で駅弁は硬派。掛紙で「たれの力。」をうたう割には、その味は塩辛いだけと感じたが、駅弁と比較してウナギは柔らかいし、付け合わせのレベルの差はあるが価格も安い。既存の駅弁屋の売り場もこの商業施設では隣同士であり、この弁当も駅弁の仲間入りか、既存の駅弁が駅弁でなくなってしまったと考えるべきか。価格は2008(平成20)年の購入当時で1,200円だったが、現在はこんな安い値段ではないだろう。

販売駅
東海道本線 浜松(はままつ)駅 1888(明治21)年9月1日開業 静岡県浜松市中区砂山町
調製元
株式会社 浜名湖山吹 静岡県浜松市中区鍛冶町140 053(413)5511 http://www.yamabuki.co.jp/

【掛紙】うなぎ弁当(1,050円)2004年12月5日に浜松駅改札外コンコース売店屋台で購入
Unagi Bento

掛紙

2004(平成16)年12月5日に浜松駅で購入した弁当の掛紙。下記のものと容器や中身は同じであったが、掛紙のデザインはまったく異なるし、価格も150円安かった。調製元の所在地も異なるし、当時はコンコースに屋台を出して売っていた。

販売駅
東海道本線 浜松(はままつ)駅 1888(明治21)年9月1日開業 静岡県浜松市中区砂山町
調製元
株式会社 浜名湖山吹 静岡県浜名郡新居町中之郷511 053(594)1541

濱松うなぎ飯(2,630円)2007年8月12日に浜松駅高架下商業施設で購入
Hamamatsu Unagimeshi

掛紙 外観 外観 中身 中身

2006(平成18)年秋頃の登場か。経木枠のちょっと深めな長方形容器を、濃緑色でよく見るとファンシーな絵柄をちりばめた掛紙で包む。中身はタレ御飯の上に薄焼き玉子を敷き、ウナギ蒲焼きを2切れ置いて、わさび漬、ウナギ肝佃煮、奈良漬を添付するもの。

つまりシンプルな鰻重で、かつての「うなぎ飯」の復活だろうか。この価格だから見栄えや風味はまともだが食感は並、タレを添えず塩辛い鰻蒲焼にこの値段を払えるかどうか。ただ、見栄えではウナギの肉感がけっこういい味を出していた。購入当時は1,500円。その後のウナギの高騰を受けて2013年時点では2,300円、2014年で2,700円。2015年時点で2,630円。

浜松駅は2006〜2007年の高架橋耐震補強工事に伴う駅構内改装で、改札外コンコースや在来線改札内から駅弁売店が一掃され、高架下のデパ地下風商業施設へ移転してしまった。おそらく新幹線ホーム上には駅弁売店があるのだろうが、前記の販売形態であればただの街弁。他のウナギ蒲焼き業者2店と並んで、駅弁として見慣れていた商品を売っていた。

※2015年10月補訂:値下げを追記
※2014年2月補訂:値上げを追記
※2013年5月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 浜松(はままつ)駅 1888(明治21)年9月1日開業 静岡県浜松市中区砂山町
調製元
株式会社 自笑亭 静岡県浜松市中区神田町518 053(442)2121 http://www.jishowtay.com/

【終売】うなぎ弁当(白ワイン仕込)(1,200円)2003年5月18日に撮影
Unagi Bento Siro Wine Jikomi (end of sales)

外観 中身 ※写真提供:日本暇人協会会長さん

2001(平成13)年の登場。長方形の発泡材容器を使用。御飯の上に白ワインで仕込んだ浜名湖産鰻の蒲焼を、薄口のタレで仕上げて載せる。つまり上記「ふんわり赤ワイン仕込蒲焼きうなぎ弁当」の白ワイン版で、あちらは鰻蒲焼の色が赤黒いがこちらはクリーム色、そしてミニサイズの安倍川の本ワサビが樹脂のすりがねと一緒に入っている。見栄えは「赤」が良いが味は「白」が良いという噂。現在は販売されていない。

※2013年5月補訂:終売を追記
販売駅
東海道本線 浜松(はままつ)駅 1888(明治21)年9月1日開業 静岡県浜松市中区砂山町
調製元
株式会社 自笑亭 静岡県浜松市中区神田町518 053(442)2121 http://www.jishowtay.com/

【終売】浜名湖名産うな丼(1,200円)2003年1月25日に藤沢さいか屋駅弁大会で購入
Hamanako Meisan Unadon (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身

赤い薄手の樹脂製容器をボール紙の枠に入れる。中身は御飯に錦糸卵を敷いて鰻蒲焼を載せる、駅弁名どおりの鰻丼。駅弁大会で冷たい状態のものを購入し食べたら、御飯がパサパサで錦糸卵はゴワゴワ、メインの鰻蒲焼はゴム板を食べているよう。どうも美味しくいただくには電子レンジ等での加熱が必要なようで、蓋にもそれを勧めるシールが貼られる、冷めたら駄目な、駅弁らしくない駅弁。現地では他の鰻飯駅弁と同様、暖かい状態で販売されているものと思われる。2004年頃までの販売か。

※2015年10月補訂:終売を追記
販売駅
東海道本線 浜松(はままつ)駅 1888(明治21)年9月1日開業 静岡県浜松市中区砂山町
調製元
株式会社 自笑亭 静岡県浜松市中区神田町518 053(442)2121 http://www.jishowtay.com/

【掛紙】うなぎ飯(1,170円) 
Unagimeshi

掛紙

1916(大正5)年の登場。うなぎ弁当は駅弁としてでも日本全国で食べられるが、浜松の「うなぎ飯」は本場だけに格上。コクではなくキレのある鰻が、白飯の上にたっぷりのタレと共に載り、漬物類と共に鰻の肝の佃煮が添えられる。量は少なめで値段もそれなりだが、浜松を訪れる際にはぜひ買い求めたい。

販売駅
東海道本線 浜松(はままつ)駅 1888(明治21)年9月1日開業 静岡県浜松市中区砂山町
調製元
株式会社 自笑亭 静岡県浜松市旭町11−6 プレスタワー9F中区神田町518 053(442)2121

【掛紙】うなぎ飯(400円)1972年7月21日調製
Unagimeshi

掛紙

1972(昭和47)年7月21日の調製と思われる、昔の浜松駅弁の掛紙。調製印に加えて価格と「DISCOVER JAPAN」ロゴマークから、調製時期に関して疑いはないが、それがなければもっと昔の時代を名乗っても大丈夫そうな、古風なデザインの掛紙である。現在とは大違い。

販売駅
東海道本線 浜松(はままつ)駅 1888(明治21)年9月1日開業 静岡県浜松市中区砂山町
調製元
合資会社 自笑亭 静岡県浜松市旭町27番地 (53)8155